水晶鶏って面白くて不思議な料理だと思います。
私は鶏肉が大好きですが、「胸肉」だけはこの世に存在しないほうが良いと思うほど嫌いです。(笑)
当然、ササミも嫌いですが、胸肉より良い、美味しいとは思っています。
でもその大嫌いな胸肉やササミも【水晶鶏】として食べると美味しいと思う。パサパサ感は皆無だし。タンパク質は多くてカロリーは少ないし健康的にも良いんじゃないですかね。
調理は簡単。コストはめちゃ安い。バリエーションは色々で、こんな料理って他には頭に浮かばないくらい。
調理方法は、それこそ【鶏肉に片栗粉をまぶして茹でるだけ】でこんな簡単な料理は私は他に知りません。
また鶏肉を最初にマリネして味をつけたり、それこそソースは無限にあると言っても良くて、和風、中華風、洋風にと自由自在。
水晶鶏をグーグルで検索すると様々なバリエーションが出てくる。
私が今回作ったのは、「ササミ」で「和風」にしてみました。
ササミはいつものように「まず流水で洗う」ことをします。これはマレーシアに来てから付いた癖で、マレーシアは日本のように生産者も流通業者も販売店も気を使っているとは思わないし、ヌルヌルのことも多く【雑菌が繁殖しているであろう】という前提でいつも考えるようにしています。
でも流水で洗うだけで実際に味も変わるのね。これはどんな肉でも魚でも同じ。また「塩水に短時間浸けておく」とか「日本酒もそれに入れる」とか、「熱湯をかける」「熱湯で短時間茹でる」とか、その時その時、必要だと思ったことをします。
和食で言う「塩水洗い」「振り塩」「湯通し」と同じだと思っています。
そして今回はお酒と白だし、塩コショウを弱くして一晩寝かせたものに【片栗粉をまぶして茹でる】だけ。すぐに氷水に入れて冷やし、ソースは「ポン酢(旭ポンズ)、ごま油、ゴマ」だけで、三つ葉をあしらってみました。和風です。でも三つ葉よりネギ、シソの方が良かった感じ。
これだけでなんでこんなに美味しいのかと思う。
いつもソース、タレは一種類しか作りませんが、何種類か作るのもありで、「塩ダレ」なんてのも最高ですね。豆板醤とかコチュジャンを使ってアジアンテイストにしたり、その時にはパクチーが良い仕事をしてくれたり。
まだ洋風の食べ方ってしたことがありませんし、ハーブを効かせて美味しいエキストラバージンオイルで食べるとかも良いのかもね。
実はササミを(間違えて)たくさん買いすぎまして、実はこの水晶鶏の後に、「低温調理で海南チキン風」にしたもの、「普通の唐揚げ」にしたものもあります。
こんなササミのオンパレードでもなぜかササミは飽きないんですよ。不思議。(でも好きにはなれない 笑)
ごっそり買ってしまったササミですが、全部で20リンギ(600円)もしなかったはず。
これほどコスパの良い素材ってあるのかと思うくらい。我が家3人で、3回分の食事のメインの素材のコストが600円って・・・・。(笑)
こういうコスパが良い食事を挟むからこそ、たまに何か変わったものを食べられるんですよね。
今、狙っているのが「日本産の生牡蠣」の食べ放題。(笑)
そろそろ岩牡蠣も出てくる季節ですし、息子は岩牡蠣を食べたことがないと言っていますし(オーストラリアでは日本以上に生牡蠣を食べる習慣があるけれど大きな岩牡蠣はない)、赤ん坊の頭ぐらいの大きさがある岩牡蠣を手に入れて息子を驚かせてやろうか、そんなことを企んでいます。(^_^)v
私も息子二人もオーストラリア時代からビュッフェに行ったら気が狂ったように生牡蠣を食べるタイプの変人だから久しぶりに食べ放題をやってみたい。(上品なホテルの場合はそれはしない 笑)
ヨメさん?山育ちのヨメさんはそもそも「ナマモノ」を殆ど食べない人で、でも貝類は好きで、生牡蠣も食べる。でも普通の牡蠣を2個も食べれば満足する普通の人。
あの頃を思い出したいなぁ、なんて思ったり。