年末年始にシドニーに行く予定です。シドニーに住む次男坊夫婦に待望の赤ちゃんが生まれるからですが、またはっきりした日程は決まっていません。
でも行くのは決まっているわけで、ワクワクしているものの、どのくらい滞在経費がかかるか考えると(ケチな)私としてはゾッとするわけです。
日本のニュースを見ていますと、海外からの観光客が「日本では何でも安い」と大喜びしているニュースばかりですし、また「海外に出て働いている人たちの収入が高い」ことに関するニュースも多い。
私としてはやっぱり「オーストラリアで働く人達」の情報が気になってみているわけですが、いわゆるアルバイト生活でも月収50万円ぐらいの話はいくらでもあるわけで、こりゃ日本人がオーストラリアへ旅行に行くと「とんでもない物価に唖然とする」のは間違いなさそう。
私たちは2016年にマレーシアに、25年間住んだオーストラリアはゴールドコーストから渡ってきましたが、その大きな理由は「物価高」と「高い税金」だったわけです。
今はマレーシア在住ですからオーストラリアの税金は関係ないどころか【非課税】ですが、オーストラリアの物価に関しては当時より今はもっと上がっているわけで、恐怖さえ感じます。
ただラッキーなのは私たちは日本円を中心にして生活しているわけではなくて、2018年に豪ドルの生活から米ドル中心の生活に大きく転換したのが大正解で、今のドル高と金利高の恩恵を受けているということ。
私としてはマレーシアでも「物価を考えるときには円で考えることが多い」わけですが、それは「弱い通貨で考えるほうが無駄使いをしない様になる」からです。強い通貨で考えれば、「安いから買っちゃえ!」となるアホな性格なのはわかりきっているから。(なぜかヨメさんと息子は、豪ドルに換算して考える。その方がピンと来るのだそう)
でもシドニー旅行を円で考えると、目眩がしてくるはずですので、今回だけは「円のことは忘れて米ドルで考えよう」と思っています。
これを見れば、豪ドルは米ドルに対して安くなっていますから、オーストラリアのインフレのショックは少ないかもです。
豪ドル・米ドルの週足チャート
でももし日本円で考えると、この2年で豪ドルは50%は上がっているわけで、それプラスインフレですから、かなりの恐ろしさを感じるはず。だからこそ、オーストラリアで働き、豪ドルを得ている若者たちは「この世の春」を満喫しているんでしょう。
豪ドル・日本円の週足チャート
どちらにしろ、オーストラリア旅行の時には日本円で考えるのはやめにします。せっかくの旅行が暗くなってしまいそうだし、米ドルで考えてオーストラリアのインフレをものともせずにしっかり楽しみつつ、次男坊夫婦や生まれる子供のためにも使うものは使ってこようと思っています。
しかし私たちは本当にラッキーだと思います。
マレーシアに住むメリットをガッツリ享受している実感があります。収入には税金が一切掛かりませんし、それだけでも手取りが2倍になったのと同じですし、そしてマレーシアの生活費はゴールドコーストに比べたら間違いなく半分以下。そして「今のところ」は【マレーシアのインフレが凄いという感覚はない】ですから。そしてやっぱり2018年に【米ドル中心の生活に変えた】のが大きい。
かつて「マレーシアの物価は日本の3分の1」と言われましたが、今はもうそれを言う人はいない。でもオーストラリアから渡ってきた私達にすると、マレーシアの物価の安さ+収入に税金が掛からないことを考えあわすと「マレーシアの実質的な生活費はオーストラリアの4分の1以下」なんですね。今はそれプラス、米ドル高、金利高による収入増がありますから、ラッキーなんてもんじゃありません。
マレーシアリンギット・米ドルの日足。
ま、世界の動向を見つめつつ鈍い頭なりにいろいろ考えながらやっていますから、それなりの成果が出ないと困るわけですが、それにしてもラッキーだったと思います。今、幸運であることを「見えないなにかに感謝したい」と思っています。
でもその幸運の上に胡座をかくことなく、この幸運を一族の将来、日本の将来の為になるように利用しようと思っています。ですから私の「ケチ度」にはもっと拍車を掛けるつもり。今がチャンスですから。(笑)
マレーシアには本当に感謝しています。過去を振り返っていろいろ考えてみても、「マレーシアに拠点を移す」以外の選択をしていたら、今の我が家は四苦八苦していたであろうことは間違いがありませんから。
有難う、マレーシア。
そしていつも見守ってくれている「何か」に感謝しています。m(_ _)m
でも正念場、本当の勝負どころはこれからだと思っていて、来年から始まるであろう大きな激動の世界で、どうにかうまく泳ぎ切る方策を練っています。
でも「欲望と不安」があれば【必ず負ける】のは日頃の投資やトレードも同じで、「常に冷静であること」が重要で、そしてそれが一番難しいことなのはわかっていますので、やっぱり「精神鍛錬」に注力しようと思っています。
来年はもう70歳になりますが、まだまだ小僧みたいなもの。でも小僧は小僧なりに「門前の小僧」になったつもりで頑張ります。
ああああ、久しぶりにこの曲を聞いて、自分に発破をかけましょうかね。
「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」
そして死ぬまでこの曲を聞きながら走り続けようと思う。その原動力は「家族への愛」。そしてそれは「祖国日本への愛」と繋がる。どういう結果になろうと「俺達の為にオヤジは走り続けた」という姿を残したい。それは私の母が私に見せてくれた背中と同じ。
来年は70歳。心機一転、まだまだ頑張りますっ!!