歳を取ると本当に物忘れが酷くなりますね。
人の名前はもちろん、モノの固有名詞もわからなくなるのね。頭の中ではちゃんと見えているのに名前が思い出せない。本当に簡単な「野菜の名前」も思い出せなくて酷いなんてもんじゃありません。
だから会話の中でも【あれ】とか【それ】とかが増えるわけですが、近年、それの多さには驚くばかりです。
で、私がその言葉を口に出すと
ヨメ 「アレじゃわからないわよ。なによ~」
と間髪をいれずに言うんですよ。
ダボ 「今、それを言おうとしているんだから、煽るなよ」
と言っても駄目。私が「あれ」「それ」というと【必ずヨメさんは文句を言う】ようになりました。(┰_┰)
昨日のことです。ヨメさんと一緒に並んでPCのモニターを見ながら、スーパーからデリバリしてもらう商品を選んでいたんですよ。
ヨメ 「あれは冷蔵庫にまだ3つあるから、買わなくてもいいわよ」
ダボ 「あれってなんだよ」
と言ったらヨメさんは激怒。
ヨメ 「あんただって、いつもあれ、あれっていうじゃないの!」
ダボ 「いつも煽られる気持ちはわかるだろ?お互いに【あれ】と言ってもせっつかないようにしようぜ」
なんて言っても後の祭り。
買い物途中なのにヨメさんは怒って席を立ってしまった。私には平気で言うのに、自分が指摘された時はブチ切れる。困ったもんだ。
そのゴタゴタに息子が気がついて
息子 「ま、女性はそれが普通だと思うよ。諦めな」
ですとさ。
ということで、私の辞書から「あれ」「それ」という言葉を抹消することにしました。
その代わりになんて言う?
「え~~と」「あの~~~~」?
そして、ヨメさんが「あれ」なんて言っても、反射的に「あれってなんだよ?」なんて言わずにジッと我慢をすることに。
でもそのうち、ヨメさんは「え~ととかあの~なんて言わないで、さっさと言いなさいよ」とブチ切れるんだろうなぁ。
我が家の鬼にも優しいころがあったのに・・・ (┰_┰)
しかし面白いと思うのは、「10年一昔」と言うけれど、この写真を撮った40年前のことがついこの間のように思い出すということ。写真を撮った状況や、後ろに見える【柵】や【ギター】の手の感触さえも思い出します。