なんで楽天なのかですが、以前、【楽天の債券が高利回りだ】と書きましたし、もしかすると買った人もいるかもしれず、また気になる読者もいると思いまして・・・。
楽天の債券に関して書いたのはこれ。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 私はこのブログに時々、【債券】のこと…
このブログを書いた時点(2022年11月19日)で、楽天の既発債ですが、こんな利回りだったんですね。
◯ (既発)ユーロ建永久劣後特約付社債 楽天グループ クーポン:4.25% 利回り:13.051%
◯ (既発)米ドル建劣後特約付社債 楽天グループ クーポン:5.125% 利回り:12.758%
楽天の新発債でもクーポンの利率はかなり高く、楽天が資金繰りに苦労していたのはミエミエ。
利率が高くても借りないとならないし、また業績も落ちていましたから、既発債も値下がって利回りが高かった。
私としては、「利回りが良いから買う」なんて単純なことを考えたらうまくないですよ、という意味でその時のブログを書いたわけですが、世の中には「利回りに目がくらんでしまう人」も少なくなくて、「リスクがないところに利益はない」なんて自分を納得させてしまう人も多いはず。ま、私もその口ですが。(笑)
では「楽天の債券が紙くずになるのかどうか」なんて誰にもわかりませんし、多くの投資家が楽天の債券を保持しているのは間違いがなくて、「利回りが極端に良い=危ない会社」と決めつけてしまってはならないと思っています。
さて、楽天グループは2月14日、2022年12月期の決算を発表し、過去最大となる3728億円の純損失を計上したことを発表しましたが、これをどう考えればよいのか。
巷では楽観論が多いと感じます。
例えばこんなニュース。
ホリエモンの解説。
私は楽天の債券を持っていませんが、似たような「投資不適格」と言われてもしょうがないような債券を保持しています。
この辺の読みは簡単ではなくて、何を重視するかで考え方も変わってくるわけですが、私としては「全体としてのポートフォリオをしっかり考える」のを前提として、中には【ハイリスクハイリターン】のものも混ぜないとなかなか全体としてのパフォーマンスは上がらないので、積極的にリスクを取ることも必要だと考えています。
中には債券投資を【銀行の定期預金に入れる】のと同じ様に考えて、「高利回りだと飛びついてしまう」ケースもあると思いますが、そこのところはやっぱりきっちり考えるべきですよね。
「永久劣後債」ってどういう債券なのか、そういう事も知らずに手を出すのはやっぱりうまくないですし。