私達の生活は「通信」に大きく依存していますが、データのやり取りで起こる【遅延】が問題になることって結構あるんですよね。
一般の生活には関係ないかもしれませんが、ほんのちょっとした「遅延」があるだけで、広域のシステムはちゃんと動かないことが起きる。
例えば、自動車の自動運転や中央管理システムが車の動きを制御する時代になっても、遅延が大きかったら危なくてしょうがない。また近年、医療の世界でも「遠隔治療・手術」が出てきましたが、これも同じで、遅延が命取りになるかもしれない。
実は私の様なトレーダーも、スキャルパーはその遅延が気になるのね。
人間がトレードを操作する場合は、大きな問題とならないかもしれませんが、コンピューターで売買を制御する自動売買システムや、かなり前から稼働している「HST(高速取引)やHFT(高頻度取引)」の場合は遅延が大きかったら全く使えない。だからコンピューターは「証券取引所のすぐ近くに設置する」のは常識。
一般的なトレーダーも、「データをデータプロバイダから得る」「証券会社に売買指示を出す」という2つの接続がありますが、ここでも必ず遅延は起きている。それが自分の成績にどれほどの影響があるかは別にしても、複数のデータベンダーからデータを取り、並べてみたら動きに差があるのを確認して、こんなに違うのかと驚いたことがあります。
そして馬鹿にできない規模のゲームの市場もそうで。対戦ゲームが活況ですが、PCの処理速度だけじゃなくて、通信の遅延が大きいと【勝てない】ということが起きる。だからゲームオタクやプロゲーマーはかなりのお金をかけてその改善を常に考えているのね。
でもその遅延が小さくなれば、環境は大きく変わる。
そんな光通信をHTTが開発したとのこと。
楽しみですね~~。世界の「距離」の概念が変わってくるんじゃないですかね。
技術の発展って本当に面白くて興味がありますが、自分にはもう将来の大きな変化を自分の目で見れないかと思うとちょっと残念です。50年後なんて凄いことになっているんでしょうね~。
しかし私達一般の中に浸透してきた通信も私が若い頃は300bpsというとんでもなく遅いスピードで、電話の受話器にカプラーなるものを装着して「ピーピロピロピー」なんてやっていたのがついこの前のような気がします。
そしてやり取りして表示されるデータは英数文字と精々カタカナで映像どころか小さな画像さえやり取りはとんでもなく難しかった。それを比べると今は天と地の差があるわけですが、同じ様なスピードで進化するんでしょうか。
この目でその進化を見てみたいです。
そんななかで、これだけは絶対に自分で利用したいと思う技術があります。
それは「ヒューマノイド型の多機能ロボット」。いつか一家に一台という時代が来るのは間違いがないと思っていますが、私が生きている間にそれが起きるのかどうか。
こんなロボットに介護されるのが私の夢。(^_^)v