ウクライナが攻勢に転じる、いや、もう始まったと、ウクライナ戦争の戦況が大きく変わりそうな昨今ですが、我々西側諸国の報道を見ていると「ウクライナが勝てるんじゃね?」みたいな雰囲気になっている。
本当ですかね。
ロシア側に近い考え方を持っている人たちは、いやいや、ウクライナは勝てないという論者も多い。
さて、どうなるのか。
私にはそんなことがわかるわけもないのだけれど、私が目にする情報は「西側が発信する情報が中心」であって、それのみが事実とは思えない。そもそも近代の戦争って総力戦、超限戦(ちょうげんせん、ハイブリッド戦と言って良くて【何でもあり】になっている。情報戦なんてのも当たり前で、真実をそのまま報道するなんてこともありえない。味方、自国民でさえも【勝つために騙す】のが当たり前だと思うんですよ。
そういう意味で、私達は「西側諸国の一員」であって、【偏った情報を得ている】と私は思っています。そして気持ち的にも【ロシアは絶対に悪い】【ウクライナが勝たねばならない】という思いが私にも強く、知らず知らず、ウクライナに都合の良い情報ばかり見るようになる。だから「実はロシアが優位だ」なんて話は「冗談言うな」「あり得ない」と思ってしまう。
私も【ロシアを勝たすわけには行かない】と強く思っていて、【力による現状変更は絶対に許されない】という立場を崩す訳にはいかない。
でもねぇ、やっぱり頭の片隅に「本当に悪いのは誰だ?」「誰がどんな作戦を練って今に至っているんだ?」という思いを消すことが出来ないんですよ。
そもそもウクライナ戦争はいつ始まったんですかね。
2022年の2月24日?
違いますよね。これはロシアがウクライナ本土に侵攻を始めた日であって、2014年には武力侵攻をしてクリミア半島を奪取した。その後は何もなかったわけではなくてドンバス地域では親ロ派武装勢力とウクライナ軍による戦闘は続いていて、多くの死傷者が出ていた。
私は「ウクライナ側の情報もいい加減だ」と思ったのは、テレビにも良く出ていたウクライナ人の【ナザレンコ・アンドリー】なんか酷いもんで、ウクライナにロシア系住民なんかいないとまで言い放った(虎ノ門ニュース)。当然、戦闘もないと。
そりゃ彼の祖国愛はよく分かるし、ロシアに都合の良い情報は全て否定するのもわかる。でもそういうお子ちゃまを情報提供番組に出すのは間違えているし、そういう傾向が多くのメディアに見えたので、こりゃちゃんと調べないとうまくないと思うようになりました。
ウクライナ内でロシア系住民と紛争がないなんて、良くそこまで言えると私は思っていて、では【ミンスク合意】ってなんだったのさってなるじゃないですか。これは主にウクライナ東部で行われていたかなりの死傷者が出ている紛争を解決するためにロシアとウクライナ、ドイツ、フランスの首脳が15年2月にベラルーシの首都ミンスクでまとめた合意。
そもそも紛争がなかったのなら、首脳が集まってこんな合意をするわけがない。そしてこの東部での争いを止めたいと言い続けていたのはプーチンなのね。
でもウクライナはその合意を守らなかった。そしてドイツのメルケルが「ミンスク合意は時間稼ぎだった」なんてことまでカミングアウトした。
これにプーチンがブチ切れるのは当たり前で、メルケルの発言はプーチンだけではなくて全世界が「嘘だろ?」と思ったはず。
なんだか、プーチンが始めたと言われる侵攻も、「なぜそれが起きたのか」をはっきりさせないと何もわからないと思うわけです。
そしてすぐにわかったのは「ウクライナのNATOへの参加意思がある」というところ。これって「ウクライナの自由だろ?」なんて言うのは、あの地域の歴史やややこしい関係を無視するからそう思うのであって、これって日本で言えば、沖縄が独立して、親中勢力が立ち上がり、中国の同盟国となって、沖縄には「日本各地を狙うミサイル(核含む)が配置される」のと同じことを意味する。
これを黙って見ていろ、自由だろ?なんていう方がおかしくて、そもそもソ連が崩壊したのにもかかわらずNATOはなぜ東へ東へとロシアを追い詰めるように広がろうとするのか。そりゃ「ロシアの脅威があるからだろ?」というのは正しいにしても、ではロシアはどう考えるかも非常に重要じゃないですか。
ロシアってそもそもとんでもない国だという印象を私は持っています。特に1945年8月9日に日ソ中立条約を破棄して、満州、樺太、朝鮮半島に突如進軍。アメリカによる原爆投下は8月6日に広島。8月9日に長崎。ソ連は150万人の部隊を送り込み、満州は壊滅状態。原爆が投下され、8月15日に天皇のポツダム宣言受諾による太平洋戦争の終結宣言があった後もソ連の進軍は止まらず歯舞・色丹・国後・択促の4島を占領。挙句の果てに日本兵の捕虜をシベリアに送って強制労働をさせた。
でもま、日本では8月15日が終戦記念日だけれど、これは「降伏します」という宣言日であって、戦争終結日ではないというのが世界の見方なのもわかるんですよ。国際法的には9月2日に連合軍に対する降伏文書に日本代表が署名した日が終戦日となるわけで、8月15日以降も進軍を続けたソ連が糾弾されるべきかというのは私にはわからない。世界的には終戦記念日は8月15日ではないのね。9月2日がVictory over Japan Dayと言われる。
当時日本は、日ソ中立条約もあるから、ソ連に間に入ってもらって連合国と和平交渉を画策していたなんて話もあるくらいの間抜け。現実的にはアメリカはソ連に参戦を願い出ていたし、ヤルタ会談では戦後の日本をどうするかの話し合いまでされていた。でもま、連合軍とすればそれも当たり前だし、戦後、北海道がソ連に取られることも無かったのはラッキーだったと私は思うぐらいです。朝鮮半島、ドイツの様に国家が大きく分断されることはなかったのだから。
ソ連、ロシアって非常に印象が悪くて「まともに付き合う相手ではない」と私は思うんですよ。
でもロシアの歴史や、今までどんなことを経験してきたか、それはウクライナも含めて、半端じゃなくややこしい歴史があるし、【他国に侵略された】経験があるわけで、それはナポレオンでありヒットラー。この独ソ戦は史上最大の戦争で、犠牲者はソ連兵が1470万人、ドイツ兵が390万人である。民間人の死者を入れるとソ連は2000〜3000万人が死亡し、ドイツは約600〜1000万人である。(Wikipedia)
またウクライナとの関係もややこしくて、日本で言えば「江戸と京都」の関係みたいにも思えるのね。我々の一般的な感覚の「二国間の争い」とは違うものがあって、そしてそれに西側も関与していて本当にややこしい歴史がある。2014年に奪取されたクリミア半島も元々はロシア領。
私は正直なところ、ソ連、ロシアは感情的にも好きになれない。
でもプーチンがずーっと主張し続けてきたことは理解できるんですよ。「俺たちを放っておいてくれ」ってことなのね。西側から見れば、「お前たちこそ余計なことをするな」となるのだけれど、ロシアが持っている本質的な劣等感とか、抹殺される危機感というのは私には理解できるんですよ。そりゃ、「あんな国は潰してしまえ」というのもわかるけれど、それを言い出したら、イスラム教とキリスト教との歴史的な大戦争も、近代のISIS、アフガン戦争も「どっちもどっち」になってしまうんじゃないですかね。
私は反グローバリズムですし、「各国が各国の生きる世界を保つ」のは良いことだと思っていて、【俺の基準で世界を統一する】なんてのはアレキサンダー大王やジンギスカンの様なとんでもない世界制覇を目指す独裁者の考え方にしか思えないわけです。
皆さん、一度でもプーチンの演説を聞いたことがあります?
私は「まっとうなことを言っている」と感じるぐらいです。「私達は私達の価値観を重視し、その中で生きていく。邪魔をしないで欲しい」と、世界に懇願しているようにも聞こえます。でも「抹殺される恐怖」を常に持ち続けている国で、抹殺されないような対策も取るわけですが、それは西側から見れば「戦いを挑んでいる」ようにしか見えない。これは冷戦時代もそうで、ソ連は本当にアメリカを潰して世界制覇をねらっていたのかどうかは疑問。
そもそも経済力、国力を考えても世界制覇を出来る国だとは私には思えないんですよ。でもまマルクス、レーニン、スターリンという人物がいて「共産主義革命を推し進めていた」のは間違いがなくて、世界にコミンテルンがはびこったのも事実で、これは「内部から崩壊させる」方法を取るから危ないなんてもんじゃない。でもソ連は崩壊し、ロシアになってからは彼らも変わったように私は思うし、今現在の脅威と言えば中国共産党。
つまりですね、プーチンを敵に回すより、プーチンはナショナリストだから「彼らの居場所を確保する」ことによって、本来は「中国包囲網の一員」として使えるはずなのね。私はトランプ氏も安倍さんもそういう風に見て、プーチンと接していたはずだと思っています。3人共、反グローバリズムの共通点がある。でもそれを完全にぶち壊したのがバイデンの民主党。
お得意の人権だ、自由だ、民主主義だと理想論を振り回して、【俺の言う事を聞け】と世界に迫る。これじゃロシアだけじゃなくて中東も、つまりBRICSだって背を向けて当たり前じゃないんですかね。そして民主党って昔から戦争大好きな集まり。「理想を押し付ける」のと「戦争で儲ける」のが合体している勢力。
今回のウクライナ戦争にしても、戦争屋さん達がどれほど莫大な利益を得ているか、想像を絶すると思います。
そもそも、バイデンは「プーチンはウクライナに侵攻するつもりだ」と2022年当初には宣言していたじゃないですか。そしてここの大事なところは「アメリカは兵隊を送らない」と聞かれもしないことを言い続けていたこと。これって「プーチンさん、いらっしゃ~~い」と呼び込んでいるのと同じで、私としては「プーチンを罠にかけて叩き潰す」計画があったとした思えないんですよ。そして「参戦はしない」、つまり「ウクライナがどうなっても構わない」という意味に私には聞こえました。
「ウクライナが焦土化しても良い」ということ。そもそも、誰しもがウクライナはすぐに降伏するだろうと思っていたわけで、バイデンはウクライナが勝たなくてはならないという考え方がないのは明らかだと思うんですよ。
でもロシアは叩き潰して、分断して【利権を手にする】と考えていたように見えるわけです。これってイラクやリビアと同じ。
このロシアを叩き潰したい人たちが民主党政権にごっそりいるのもわかる。ま、これを言い出すと陰謀論になりますが、「ウクライナ系ユダヤ人」がキーワードで、これで民主党政権内部を見てみると「なんだこれ?」というのも見えるはずなのね。
どうも私には「プーチンを悪者にして叩き潰す」「利権を取る」「戦争で儲ける」という思惑が見え隠れするのが気になるんですよ。これは他の国に対してもやってきたこと。
ただ一つ大きな問題がある。
それはロシアは核保有国であるということ。
私はどうにかウクライナに勝ってもらいたいと思っていますが、「ロシアが負けることはない」という考え方もあると思うんですよ。それは「ロシアが負けることを悟った時には最終兵器をかならず使う」と思うから。
プーチンが戦術核をウクライナに使う可能性が言われていますが、私は昨今の動きを見ていますと、ポーランドがあの地域での勢力を伸ばそうとしているのははっきり見えていますし、歴史的に見てもポーランドってしたたかな国で、ヨーロッパの小国と見たら大きな間違いがあると思っています。今、ウクライナを積極的に応援していますし、武力の充実化も急いでいる。なんでポーランドが?って思うわけで、そこの視点も忘れちゃうまくない。
これは昨今のロシア内の小国の動き、あるいは中国がロシア周辺の小国を取りまとめていることからも、各国が「終戦後」を見据えて動き出しているじゃないですか。そしてそのキーワードは「脱ロシア」。
私は、プーチンが核をポーランドに打ち込む、あるいは西側の先導役をしているイギリスに打ち込むことも起こりうると思っています。
アメリカ国内にも、そもそもプーチンを追い詰めるなと主張してきた専門家、重鎮は多いわけで、「ロシアの言い分も受け入れて停戦する必要性」が話し出されている。
それと機密文書が漏洩したじゃないですか。21歳のアメリカ軍人でしたっけ?あれもペンタゴン内部の「ウクライナが勝てない可能性を無視するな」という【現実派】のリークだという専門家もいる。若造の軍人が簡単にアクセスして持ち出せる内容ではないと。
私達は皆、「早く停戦して欲しい」と願っているし、「しかしロシアに勝たせてはならない」と大多数が思っているはず。
でもこのまま行くとどうなるのか。
それを「感情を抜きにして」「冷静に考えてみる必要がある」じゃないかと。
こんな討論も「先入観無しで」聞いてみるのも良いと思います。
この討論会には私が一目も二目も置いている【用田和仁(元陸上自衛隊西部方面総監 陸将)】【山口敬之(ジャーナリスト)】【ロバート・D・エルドリッヂ(エルドリッヂ研究所代表)】が出席しているので興味深いです。
ウクライナには西側の武器がどんどん入り、ロシア軍にはまともな武器もないと言い切るのは大げさで、最近、頼りのハイマースも防御体制(ジャミング)が出来てピンポイント砲撃ができなくなっていることも報道されていないと。
用田和仁元陸相が問題提起をしている。私も西側諸国はこれに答える義務があると思う。
それと「アメリカ国内の問題」も私は大きく関係していると思っていて、そしてその根っこはかなり深い。その元凶は私は「理想論に酔いしれている民主党」だと思っていて、私達が重視している【民主主義】【自由主義】【個人主義】の【終焉】を感じるんですよ。
民主主義、自由主義が重要だというのは私達の共通の考え方だと思いますが、そこにメスを入れて考える必要がある時代に来たと感じるんです。
民主主義とは【誰でも同じ権利がある】じゃないですか。そして【誰しもが自由に考え行動する】ことが許される。そして【個人の権利自由も重視する】となったら、【なんでもありの時代に突入する】ってことじゃないんですかね。
その規範になるものってあるんでしょうか。
LGBTQに関してもそれを感じるんですよ。理屈で考えていけば、「皆が自由。皆が平等。好きにすれば良い」となるわけですが、先日、このLGBTQの次なるものがあるというのを聞いてゾッとしたんですよ。本当に人の趣味、興味っていろいろで【動物や無機質な機械を恋愛対象と、セックス対象とする人たち】も存在しますよね。そして【小児性愛者】も。
この「小児性愛者」も世界では「人身売買」「売春、買春」に関係しているのは明らかで、あの獄中死した大勢の少女の性的人身取引罪で起訴された米ヘッジファンド経営者ジェフリー・エプスティーン、そしてバイデンの息子。バイデン自身もその傾向があるのは行動から見えるし、これの世界的広がりはハンパじゃないですよね。日本人でも東南アジアへ行って「子供を買春」するなんて話はたまに耳にする。
バイデンの息子のハンターの部屋。絵をよーく見てください。どういう趣味を持っているのかがよくわかる。
下の画像ですが、【フェイク画像である】とご指摘をいただきました。その可能性の注意書きも書かず掲載してしまい、誠に申し訳ございません。
オヤジのバイデンもなんかおかしい。
こういう癖を持った人って見たことあります?
こういう「小児性愛者」もですね。【個人の自由、権利として認めよう】という動きもあると聞きます。嘘みたいでしょ?
LGBTQとはそのはじめの一歩でしか無いという考え方もある。
結局ですね、皆が自由で、好きにする権利があって、誰もが一票を投じる権利がある民主主義社会。これの終焉が見えてきたというふうに私は近年感じるんですよ。
SDG’sにしてもESGにしても、異常なほどの「環境保護主義」、「脱炭素社会」にしてもそうで、「高邁な理想」としては私も理解できるのですが、【現実を無視した行き過ぎた感】あるのね。太陽光発電もそうで、「素晴らしいの一点張りで、環境破壊の問題点は無視される」なんてバカ丸出しじゃないですか。また「電気自動車」ばかり推す世界もそうだし、「レジ袋廃止」なんてのは私は【アホの極み】だと思うんですよ。「環境保護の考え方を養う」なんて全世界の人間をバカか子供のように扱うのかと思う。その前に「ゴミはちゃんとゴミとして捨てる」のが先でしょうよ。
でもそれさえも出来ないバカな人間が多いから、「まずはレジ袋を禁止しよう」って、なんだか幼稚園の保護者会での話に聞こえてきます。
SDG’sはそれの究極の考え方にも思えてきて、SDG’sという決め事を作らないとどうにもならない人、企業、国って最悪じゃないんですかね。つまり「人なり企業のあるべき姿を学ぼう、理解しよう」というのではなくて【決め事で押さえつける】という【支配者が奴隷を管理する考え方】でしかないと私は思うんですよ。なんでもかんでも「法律で決めていこう」というのと同じ。
最近、SDG’sの虹みたいなバッチをスーツに付けていたり、「持続可能な社会を・・・」と小池都知事が喜びそうな言葉を使うのが流行っていますが、私としては「はやりのファッションに拘る若者」のイメージしか無くて、「軽いな~~~」みたいな感じさえするんですよ。【皆が反対できない、高邁なことを推し進めるボクってかっこいいでしょ?】みたいな。その合言葉が「持続可能な社会」みたいな。でも実体は「新たな問題を作り出して、利権を得る」のが裏に見え隠れする。これは脱炭素も同じ。でもSDG’sは世界の流れだから、「馬鹿臭い」と思っても「重視してます」という格好を皆がつける。
このホリエモンの話は、的をついていると感じます。
かと思えば、カリフォルニア州では950ドル以下の窃盗は「軽犯罪」としたらしいじゃないですか。またニューヨークでは「重犯罪を犯すのはそれなりの理由があるからだ」と犯罪者をすぐ釈放したり、アメリカって間違いなく狂いだしている。そしてそれが起きているのは「民主党優位の州や都市」だという。治安の劣化は酷いもので、Walmartという大きなスーパーがありますが、商売にならないのでシカゴから撤退した(要確認)とのこと。
本当にアメリカでは「分断」が起きている様子。
トランプ人気をバカにする人たちは多いけれど、共和党、保守層の多くはこういう動きにもう嫌気を感じていて、「トランプに大鉈を振ってもらいたい」と考えているんじゃないかと私は思っていますし、アメリカの異常さは日本にも間違いなく伝わってきているし、それを率先しているのが左派の運動家であり、アメリカのことは何でも言うことを聞くし、首相官邸で親戚を集めて宴会をやった中心が岸田本人だとバレたアホなやつ。でも詰め腹を切らされたのが息子。「やってられね~」と辞表を書いたという噂もまんざら嘘じゃないかもしれない。
私はこれらの世界の変化の根底にあるのが【宗教の否定】があるからじゃないかと思っています。アメリカでも敬虔なキリスト教信者は減りつつあると聞いていますし、【善悪】【価値観】がおかしな方へ行ってしまっていると感じています。そして宗教を否定する「共産主義の蔓延」。私は中国人をバカにする気はないのですが、宗教を否定する社会に住んでいると「大事なことはなにか」という考え方が希薄になって「俺が良ければそれで良い」になるのは当たり前だと思うんですよ。
私自身はXX教とかYY宗を信じているということはないのですが、宗教心は結構強い方で、【万物に精霊は宿る】と考えているし、【お天道様は全てお見通し】だと思っていて、その目線で自分を、生活を、社会を、将来を見るくせが付いています。そして大事なことは「善」だと皆が知っている。
そしてこれって、「日本人特有の考え方」かもしれないと思っていて、「日本人は宗教心が薄い」と言われますが、それって大間違いで、「心の奥深いところ、身体の隅々まで見えないものの存在を意識している」んじゃないかと思うくらい。これがまさに神道であって、【教えそのものは必要ない】のね。万物に感謝しろなんて言われなくても、万物を慈しむ思いがあって、山頂からの日の出を見ればおのずと手を合わせたくなる人種。「生きる」「食べる」ということは【他の生命を頂くこと】だと誰しもが理解して「頂きます」と感謝しながら食べる。
私は日本人が優れているとは言いたくないけれど、そういう根本に大事なものを持つことを当たり前として生きてきたのが日本人であり、日本の文化伝統だと思うんですよ。民主主義も同じで、そんな概念も言葉も無いころから、【厩戸皇子(聖徳太子)によって作られて施行された日本初の憲法で、17条からなる法文】の中に民主主義の真髄を見ることが出来る。
LGBT法案も、そんなものは必要ないと考える人が日本人に多いのは、そんな法案を作らなくても「体の隅々にまであるべき規範、どう対処すべきかが染み付いている」からだと思っています。LGBTを排除し、見下す文化そのものが日本にはない。
日本の縄文時代の遺跡からは「戦闘具、武器の類」が出土しないと皆さんご存知でした?
日本は神々の住む国とは言いたくないけれど、日本人はそういう不思議な歴史と伝統、文化のなかで生きてきた。
私はそういう日本を大事にしたい。
アメリカでは民主主義の終焉みたいなことが言われているけれど、私にしてみれば、【戦い奪うことしか考えてこなかった民族】は、ま、そんもんなんだろうなと思ったり。でもその危機は日本にも間違いなく伝播してきてる。
私は昨今のアメリカの理想論ばかり押し通す陳腐な政治家や運動家、SDG’sじゃ脱炭素じゃと、それらを新たな宗教の様に信じる人達は【病んでいる】ように思えるのです。
でもこういう時代が来るのを見抜いていた賢人がアメリカにいたと、「伊藤貫氏(国際政治アナリスト)」
これを見て、私が昨今感じている「何かがおかしい違和感の正体」はこれなのかと思いました。
とにかく、世界は大きく動いている。でもその中で日本は日本の考えを持ってどこへ向かうかという意思がない。これって日本が戦争に負けてアメリカの属国になったときに決まった将来なのかもしれないけれど、私はこういう日本には全く期待はできない。でも変えようとする努力はするにしても自分には一票の投票権しか無い。だから有望な政治家や若者を応援したいと思う。
そして日本は世界で一番好きで大事な祖国だけれど、一緒に沈もうとは思えず。
こういう世界とはちょっと距離をおいて生きていける集団、場所を早く作らなくちゃと焦っています。(笑)