前にも私流の「トレード対象の選び方」を書きましたが、さきほど、読者の方のコメントにレスした内容は重要だと思いましたので、本文の方にも書くことにしました。
他の方々も、トレード対象を決める場合に気をつけておいたほうが良いことがあります。
「自分はどの程度の利益が欲しいのか」というのを忘れちゃ駄目なんですね。
なぜかと言うと、前にも書きましたが「勝ちやすい動きをする(自分の手法に合う)銘柄」って世界を見渡すと見つかると思うのですが、「出来高が少ないケース」も多々あるのね。基本的に「成行注文でも値が飛ばない」のは非常に重要で、出撃、撤退、損切りにしても「値が飛ばずに簡単に約定する」銘柄じゃないと泣きを見ることが増えるわけです。
そして誰でも最初は1ロットから始めると思いますが、段々うまくなってロットを大きくすると【簡単に値が飛ぶ】なんてことも起きるのね。
つまり、「利益を段々と大きくすることは不可能」となる。あるいは限界が近かったり。
ですから、「ロットを大きくしても大丈夫な銘柄」でないと【将来性がない】ことになります。
「将来性が無くても、まずは勝つことから始めたい」と多くの人は考えるはずですが、どの銘柄も「癖」があるわけで、乗り換えって意外に難しい。「また初めからやり直し」と考えても良いくらい。
だから「この銘柄ととことん付き合っていけそうだ」という銘柄を選ぶのは大事だと思います。そんな銘柄を3つ4つ持つことが出来たら良いんじゃないですかね。
私が銘柄選びをするときには、一分足(平均足)で「これならどうにかなりそうだ」というのをまず探します。そして出来高を見て、【成行注文でどのぐらいのロットまで大丈夫か】を見ます。そして次に、平均足を外して見て細かい動きの癖を見て最終判断をします。
値動きって「時間帯によっても大きく変わる」のが普通ですから、【何時から何時までの動き】というふうに区切って、それを「全く別の銘柄として考える」のも重要だと思います。
たとえば2つのチャートを出しますが、どちらがやりやすいですか?
自分がやりやすい銘柄、やりやすい時間帯を選ぶのが重要で、「どうやってUSD/JPYを攻略するべきか。E-mini 500は?」と考えるのは後先が逆だと思います。
でもUSD/JPYでもE-mini500でも時間帯によって動きが見やすいケースもあるから、その時間を狙うとか。
私は間違いなく、上のチャートのような動きをする【銘柄・時間帯】を選びます。
もし【日足】で上のような動きをする銘柄があったら、中期で狙うのも良いですよね。でも私は小心者で「ポジションを持つ時間とリスクは比例する」と考えますから、よっぽどじゃないと手を出しません。また「平気で手を出せる程度の投資金額」だと妙味がないのね。