アメリカのインフレが凄いと言われるようになってから随分経ちますが、不動産が酷いことになってるようですね。特にニューヨーク。
金利もどんどん上がっていますから、住宅ローンで買うのも出費が凄い。金利分だけで、日本なら家が買えてしまう。
とりあえずは賃貸と思っても、家賃も凄い。たった14平米でまともに住めるとは思えないような部屋でも30万円超え。
こんなことが起きるんですねぇ。
でも動画の中のアメリカ人が言っているように、過去には年利18%みたいな時代もあったし、住宅ローンの金利が7%なんて聞くと「嘘だろ?」と思うけれど、日本だって銀行の預金金利が7%だった時代もあるわけで、あんな時代にローンを組んでいた人はどうだったんですかね。
日本はバブルが弾けて30年。今の現役世代で「金利が高い時代を経験」した人はほとんどいない。デフレ、金利安が当たり前の日本が定着している中で、これから日本にもインフレが来たらどうなるのか心配です。
またインフレも景気が良くて【需要が大きいインフレ】ならまだ良いと思うんですよ。活気があって収入も増えるから需要も大きくなるわけですが、今回の日本みたいに【コストプッシュ型のインフレ】ってどうにもならないと思うんですよ。エネルギーを含む経費が増大し、仕入れコストも上がっているから「売値に転嫁するしか無い」なんて、これって「人件費の削減」をどこでもしたいわけで、でも労働者不足があるものの労働市場に光が見えるとは思えず。外国人を多く入れる方向に動いていますが、これって日本の労働者との仕事の奪い合いになる。
それなのに政府は「増税路線」を取るようで、日本は今まで以上に厳しくなるんじゃないですかね。
ここからは毎度の与太話。m(_ _)m
「自分で稼ぐことが重要」だと【投資を推奨する】ようになっていますが、それでどうにかなるならそもそも貧乏人はいない。これって「政府が匙を投げて、国民に自分で稼げ」と言い出したのと同じだと私は思うんですよ。
プラスアルファを求めるための「投資」なら、うまく行かなくても自己責任であきらめも付くけれど、【足りない部分を補うための投資】なんて「貧乏人が宝くじを買う、賭場へ向かう」のと同じだと思う私。ましてや「精神的に切羽詰まって行う投資がうまくいくはずがはない」のは古今東西、同じなはずで、政府も専門家も投資を勧める人たちは「投資は自己責任」という言葉をもう用意しているとしか思えず。
「投資をするかしないか」ではなくて、「どう投資をするのか」が重要なわけだけれど、経験もない、まともに勉強もしないトーシロが、「プロたちがしのぎを削る世界」で勝てるとも思えず。
いやいや、多くを望まず「インデックスファンド」を徐々に増やしていけば大丈夫だ、なんて人が多いのにびっくり。これって「株式市場はいつか上がる」という大前提に立っているわけで、確かに下手に個別株を買った売ったするよりかは良いとは私も思うけれど、所詮【売買タイミングはわからない。運任せ】なのは同じこと。
でも私は思うんですよ。
投資って1にタイミング、2にタイミング。3,4が無くて5にタイミングだと。
つまり株式だろうが商品だろうが、仕事とて同じ。あるいは国家の繁栄、衰退も【大きな波が必ず起こる】わけで、「トレンドを見る能力」が多少あればどうにかなると思うんですよ。
【投資とは波乗りと同じ】なわけで、【波を無視しない】でいればどうにかなるはず。
投資、トレードが難しいのは【欲が全面に出てくると、その波でさえ見えなくなる】ってことだと私は思っていて、相場、トレードの難しさはそういう自分をいかにコントロールするべきかってことだけかもしれない。
それでも911や311みたいなことが世の中では起きるし、リーマンショックと同じような危機的なことも起きるのはこの数年の世界を見ていれば誰にでもわかることで、そして10年、20年掛けて積み上げたものを一瞬にして失うことさえある。私の感覚だと「10年に一度は必ず大きな災難に合う」と思っていて、「そういう災難にあっても問題ない状態をいかに維持するか」が重要なのであって、【調子が良い時にうまく儲けること】ばかり考えていると七転び八起きではなくて「七転八倒」となり、いつか表舞台から消えるしかなくなる。
会社をやめて独立するのも同じ。FIREも同じで、私は「思ったようにはならず、撤退した人たち」のほうが世の中には多くいると思っています。でも書籍にしてもネットにしても「良い話」しか出回っていない。
【良い話は自慢げに話す】【失敗した話には口をつぐむ】のが普通で、またやる気がある人達は「良い話ばかり聞こうとする」のが普通。
こういう人たちを「カモ」だと考えるプロやハイアマは多いわけで、こういう「カモをどう食うか」を考えてみるのも良い勉強かもね。それは当然、「カモを食う」ためではなくて、「カモとして食われないため」に大事なこと。
とにかくやる気がある人は「トレンドを見る方法」を覚えて、「トレンドに乗る、降りる方法」を学べば良いんじゃないですかね。
まさに「波乗り」で、多くの人たちが海で波乗りを楽しむのと同じ。サーフボードを買って、ボーッと海に浮かんでいればどうにかなるなんてことはありえない。
でも「君子危うきに近寄らず」なんて考えていると、これまたいつか退場させられることになるはず。
日本では長い間のデフレだったから、「お金を使わずに溜め込んでいる」ほうが良かった。
でもインフレの時代に入ったら「どんどん貧しくなる」のは間違いがないのね。でもインフレの時代を生き抜いた人たちはもう少なくなってきているから、【インフレの怖さを日本人は知らない】と言っても良いはず。
私のような世代はインフレの時代を知っていると言っても、「知らないうちに収入も上がって、家も買えた」レベルで、あの当時の「年老いた金持ちがどうなったか」は知らないのね。
月収が2,3万円の頃って、100万円は大金だったんですよ。1千万円の貯金があるなんて聞いたこともなかったし、1000万円のキャッシュも見たこともなかった。建売住宅が1000万円以下で買えた時代。
そんな当時の金持ちが「私には十分、資産がある」なんて思っているうちにどうなったのかは、簡単に想像がつくはず。
「不動産持ち」は凄いことになったけれど、これからの日本の不動産の将来の読み方は、当時とは全く違った考え方が必要だと思う私。
とにかく、厳しい時代に入ったと思います。
かつては「普通に働いていればよかった」のは間違いがないのだけれど、もうすでに「普通に働いていたら生き残るのが難しい」時代に入っている。現役世代で「今はどうにかなっている」レベルでも【いつか働けなくなるときが来る】わけで、年金もあてに出来ない将来に焦点を当てて考えないと本当に大変なことになるのは、近年の「多くの老人」を見ればすぐにわかる。
だからといって、世間の風潮に乗って投資をすれば良いなんて、そう簡単には行かないのも世の常で、
人の行く 裏に道あり 花の山
これこそが古今東西、変わらぬ真理だと考えることが重要かと。
個別株が良いのか、インデックスか。それとも金投資か?なんて悩むことすら私は馬鹿げていると考えていて、【投資対象は何でも良い】と思うくらい。
その理由は簡単で、【上げ続けるものは無い】【どんな投資対象でも浮き沈みがある】という原点があるから。
つまり「上げている時には買う」「下げ続けている時には売る」という、基礎中の基礎を重視するしか無いのね。もし上げトレンドも下げトレンドもわからないとするなら【投資をしない】か、あるいは【トレンドを見る方法を学ぶ】か、2つに1つしか無いんじゃないですかね。
でもトレンドを見るのは決して簡単ではないし、「わからない」と思ったら【何もしない】という行動に徹するべきなのね。トーシロってこれが出来ないから、「下げてるなぁ」と思いながらも持ち続ける。逆に上がっていると「そろそろ下げるかもしれない」という不安から逃れられずにすぐ売っちゃったり。
難しいと思うから難しいという面もあると私は思っていて、「今、上がってる?下がってる?」と何もわからない中学生に意見を求めても、【チャートを見るとそれなりにわかる】のね。
例えば、日経225の1970年から今までの動き。
それぞれの時点で「上がっているか、下がっているのか、全くわからない」と思いますか?
これは今、注目されている金(ゴールド)も同じで、日本では円安もあって「金が高騰している」という報道を良く見かけます。
でも米ドルで見るとこういう動き。上がりっぱなしということではない。
ビットコインも同じ。上がったり下がったりする中で、【大事なのは売買するタイミング】でしかないのがよくわかるはず。
将来のことは誰にもわからない神の領域だと私は考えていますが、少なくとも「過去と現在」はわかるし、【今の時点】でも上に動いているのか下に動いているのかわかりませんかね。また「上がっているとも下がっているとも言い難い動き」も当然あるわけで、【判断がつかない時には何もしない。ポジションを持たない】のが鉄則。
もし全くわからないと思うなら、投資には手を出さないほうが賢明だと思うし、「多少はわかる」と思うなら、次に「いつ出撃するか、いつ撤退するか」の手法を学べばオッケイ。
でも面白いもんで、「頭でわかっても、行動するのは難しい」のね。
投資やトレードの難しさってここにある。
だから「こういう時には買う」「こういう時には売る」と【ルールを最初に作っておく】わけです。その時その時、考えるから【欲望と恐怖に負けてしまう】事が起きる。
それには「ルールを作る」事が重要で、【ルールには必ず従う】のがお約束。だから世の中で「システムトレードが重要」だと言われる。
ではどういうルールを作ればよいのか、そして覚えることは色々あるわけで、そういう興味が出てきたら、私のこのブログの過去ログを見てください。きっと参考になることを見つけられるはず。
「それで勝てるようになる」とは言いません。ただ「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」という考え方はなくなるし、「黙って持ち続けていればどうにかなる」なんて【運頼み】からも出られるはず。
そして「上げていても、下げていても利益を出せる」ことに気がつくはず。「株は買ってキープするべきものだ」と誰が決めたんです?今の時代、「買うことも売ることも同じ」で、どちらから始めても利益を追求できる。為替を売買したことがある人は、このことは簡単に理解できるはずですが、株式となるとインデックスにしても【買って保持するべきもの】と信じている人が多い。でも景気が悪くなれば「インデックスを売り続ける」という投資方法もあるのを忘れてはならないのね。「下がると利益が出るインデックス・ファンドもある」ってこと。
これは「金(ゴールド)」やビットコインの様な暗号通貨も同様で、【下げている】と思えば「売りから入って下げで利益を出すことが可能」だということ。
だから世の中が不景気になっても怖くない。どんな時代でもチャンスが有るということ。ここが「不動産投資」と大きく異なるところで、不動産投資の場合、価格が下る中で利益を出すことは不可能。
「持っていないものをどうやって売るのか?」と思う人もいるでしょうが、基本的には「持っている人から借りて、市場で売る」というシステムが出来ているのね。そして「後で買い戻して、借りていたものは返す」というシステム。
でも世の中では「売ることを推奨せずに買うことばかり言う」。なぜだと思います?皆が買って売らずに保持してくれるのが「市場にとっては何よりも嬉しいことだから」なんですね。「値が上がり続けることが善」だという世界だから、「売りから入ることは推奨しない」わけです。でも実際は為替と同じで、買うのも売るのも同じ。
もしも投資やトレードを学びたいと思うとするなら、ユーチューブの「Nobu塾」がオススメです。
良く理解できなくても、彼の動画を見続けていると「大事なポイントがわかるようになる」のは間違いがないと思います。ただ、彼は超短期トレーダーですが、もし長期トレーダーだとしても「考え方は同じ」だと思います。けっして超短期トレードが良いと言うことではないのは、お間違えのないように。
どちらにしても、「インデックスファンドでも買って放置しておけばどうにかなる」なんて考え方だけは持たないほうが良いと思います。もしそれでどうにかなるなら、「世界から貧困はなくなる」ことをお忘れなきように。