【投資関連】新たな投資戦略 [その1]

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私の年齢とともに劣化する脳みそと身体能力。これを無視することは出来ず、野球で言えば常にスタメン入りなのが【いつまでそれが続くのか】というのと同じで、「将来の身の振り方」を考えないとうまくないのはプロ野球の世界もトレードの世界も同じ。

それと「自分がプロ野球選手」だとして、「息子たちも同じ様にしたい」と思ってもなかなかそう簡単にはいかない。それどころか「それは無理」だという前提で考えるべきだろうと思うわけです。

ある意味、「初心者向け」で良い投資ってなんなんだろうというところから、初心に返っていろいろ調べている最中です。

その原点として「デイトレは特殊技能」であって、万人向きではないので「それを基本戦略の一部としては考えない」のを基本とするしかない。私は長男をトレーダーとして育て、売買ノウハウはなんとしてでも「子どもたちに残す」と頑張ってきましたが、その方針を変えないとならないのは間違いがない様子。だからといって「好きにすれば?」とは言えないわけで、【彼らに合った、彼らでも出来る事】を模索していくしかないと今は考えています。

ま、誰しもが考えるのが「長期投資」なわけですが、チャートアナリストでもありこの50年間、市場を見続けてきた私としては「この世界は【波】で構成されている」としか言いようがないのね。「良いことは続かない」し「悪いことも続かない」。これらの大きな波、小さな波をいくつも乗り越えた先に【将来がある】わけですが、それらの波を乗り越えて「そこそこの成果を上げた人」は意外に少ないのね。

いやいや結構いるんじゃない?なんて思うのは、プロ野球選手や世の中のタレント、俳優も同じで、「目立つ人はいくらでもいる」けれど、【それを目指しても駄目だった人たち】って何百倍、何千倍、あるいは何万倍も存在することを忘れてはならないと思うわけです。

また投資のプロや機関投資家、大企業も「長期投資をしているじゃないか」と皆が言う。

でも彼らが「どういう風に計画を練り、日頃何をしているか」を知らない。上辺だけを見れば「長期投資をしている」のは間違いがないけれど、【買った後は放置】なんてことは絶対にしていないことまでは頭が回らないのね。

少なくとも彼らは「短期売買、デイトレはしていないよね」というのはある意味正解である意味、間違いだと私は思うんですよ。でも私とてああいうビッグプレイヤーが実際に何を考えて何をしているのかは知らない。

でも彼らは「間違いなくヘッジはしている」のはわかる。

では「どういうヘッジをしているのか」ですが、これは簡単に理解できることじゃないし、先物やオプション、為替を組み合わせて最終的な「利益確保」をやっていて、そしてヘッジも入れた全体的なポジションは【常に変わっている】んじゃないですかね。でも素人に簡単にわかる世界ではない。また理解したところで「同じことが出来るわけではない」し、【同じことをする必要もない】と思うんです。それどころか「彼らは大きすぎて【出来ないことがある】」ところに私は注目しているんですよ。

そもそも彼らは何千億円、あるいはその上の資金を動かしていて、【彼らの動きが相場の流れを作ってしまう】わけで、「よし買おう、あれは売ろう」なんて我々みたいに簡単に動けない。また「年金を運用している」機関投資家もいれば、「顧客からお金を預かって投資をしている」巨大投資家もいる。ということはですね、まず彼らには【説明責任が常に付きまとう】のね。

つまり「顧客や上司を納得させる理由がない限りファンドマネージャーは動けない」わけで、「チャートが~~とか、勘で~~~、仲間内はみんな同じ様に考えている」なんて言ったら即刻クビになる。

また「XXXに投資するべき」という考え方を上司や顧客が理解したとしても、【そう動かなかった場合の対処は?】と必ず聞かれるんじゃないですかね。

まさか「その時には布団をかぶって泣くだけです」とか「私が責任を取って辞めます」なんてことで済むはずもない。(笑)

あるいは「株式市場は大波乱に陥る」と読んだところで、「全て売却することも出来ない」。あまりにも市場への影響が大きいし、【キャッシュにしてからそれをどうするのか?】という大きな問題がある。私達みたいに、「定期預金にしようか。いや社債を買っておこう」なんて考えたとしても、「何千億円という莫大なキャッシュ」を定期預金にしてくれる銀行はないし、その莫大なキャッシュが社債に流れたら「社債は暴騰してしまう」んじゃない?ということは「利回りが下がる」わけで、「世の中の金利と大きく乖離してしまう」ような売買はできない。つまりそんなことをしたら「売り側に利益を与えることになるだけ」のはずだから。

じゃぁ、「国債を買い増すか」という手もあるわけで、私は知らなかったのですが、国債を含む債券市場って「株式市場よりも大きい」んですってね(要確認)。かつて、ロシアや中国がアメリカ国債を売っているとか、日本が買い支えているとか言われていましたが、「それで金利が大きく変化するのが見えることってなかった」んじゃない?それだけ大きな市場だということでしょう。

あるいは、ポートフォリオを組み替えて、「不動産投資を増やそう」とかなるのかもしれない。不動産の世界も巨大で、数百億円程度のキャッシュは簡単に飲み込んじゃうじゃないですか。

また銀行などは「リスクが大きな投資はできない」という【建前】があるじゃないですか。また「立場上出来ないこともある」じゃない?年金や保険の「基金」を運用している巨大機関投資家も同じでしょう。日本の日銀だって同じ。

じゃ、どうするかというと「ヘッジファンドに投資をする」という【隠れ蓑がある】と言われている。

たとえば「通貨危機」って何度かあったじゃないですか。イギリスもやられたし、アジア諸国もやられた。ジョージ・ソロスが有名ですが、通貨に狙いを定めて「大きな売り仕掛け」をしたヘッジファンド軍に【誰が資金を提供したのか】ということにも考えをめぐらさないとならないと思うわけです。「え?俺は関係ないよ」なんて三菱UFJがシカトしているなんてこともあるかもしれない。(笑)

私はああいうプロの世界って魑魅魍魎が闊歩する世界で、表向きの顔と真の顔とにギャップが有る世界だろうと思うし、「ジョージ・ソロスが悪の権化」みたいな言い方も「作られた虚像」かもしれなくて、真実は見えてこない。

ま、そういう「美しくまともな表向きの顔、考え方」は世の中に広まるわけですが、【それを理解すれば投資がうまくなる】と信じているおっちょこちょいが多いとも思うんですよ。「経済を勉強すれば投資がうまくなる」と信じている人も少なくない。「為替が動く原理」を理解していれば為替の動きがわかるだろうとか。

私は「チャート分析が基本で、ファンダメンタルズを重視はしない(無視もしない)」考え方を持っています。理由は簡単で、「値動き、つまりチャートに出てくる変化のみが参加者の総意であり真実」だと思うから。でも「値動きはファンダメンタルズにいつか帰結する」という考え方を持っていますが、それは「いつか帰結する」という意味であって、「今じゃない」と思うのね。

つまり「値動きは参加者の心理と力関係で決まる」と思っていて、その背後にあるのは決して事実ではない「思惑があるのみ」という考え方を持っています。

要は「企業の業績が良いから株価が上がるのではない」のであって、「市場参加者がその株価は今後上がるだろうと考えて買うから上がる」のね。だから「有望な企業」でも市場参加者が気にしなければ株価は上がらない。

【株式投資は美人コンテンストと同じ】という考え方がありますが、私もその通りだと思っていて、【本当にきれいな人が優勝するわけじゃない】のね。ま、美人コンテストも多くの判定基準があって「美人度だけで決まるわけじゃない」のはわかっていますが、では「美人度だけで判断したら誰が優勝するか」と言い方を替えても良いと思います。

そういう点で「誰が優勝するかを当てようとする」場合、私達は「誰が美人かな?」という見方をする。そして「フィンランド代表でしょう」とか「いやいや、今年のタイ代表はかなりの美人だ」なんて好き勝手なことを言う。これも「それぞれの好き嫌いがある」わけで、【美人度に確かな基準があるわけじゃない】から、当てるのは簡単ではない。

それでも「当てようとする場合」はどうするか。

そもそも判定を下すのは「審査員」であって、我々ではない。

ということは「審査員のみが結論を出す参加者」であって、【彼らが誰を選ぶかのを、彼らの立場で考える】しかないじゃないですか。

つまり「株式投資も同じ」なのはこの点であって、「理屈ではなくて」【市場参加者が何を考えているのか知る】ことが一番重要だということでしょ。

そして株式市場の参加者はいろいろで、規模もバラバラ。ビッグプレイヤーが考えたことと違うことを私達雑魚が考えたところで、市場はその方向には動かない。ところが、雑魚も多く集まれば「ビッグプレイヤーより大きな動きを作ることもある」のも間違いがないのね。でも「雑魚が集まって作った動きは、そのうちビッグプレイヤーに【狩られる運命にある】」と私は考えます。彼らは資金量だけではなくて、「半端じゃなく膨大で正確な情報と、天才級の頭脳を持った専門家がいる」ことを忘れてはならないと思っています。

そしてビッグプレイヤー達は「手の内を私達に見せることはしない」のであって、逆に「こうすれば株式投資で利益が出ます」という【世の中の論調を作ることには加担する】のね。当然、証券会社もコンサルタントも【私達雑魚から儲ける】ことによって利益を出しているわけで、決して「私達の利益と彼らの利益とは一致しない」という真実を見る必要があると思います。

でも雑魚が儲けることが出来なければ、顧客は減って彼らの売上も減るわけだけれど、【ではどうやったら雑魚が儲かるか】を彼らは教えない。というか知らない。【知ってるなら自分たちで儲ける】に決まってるじゃないですか。でも彼らは「あの手この手」を使って【雑魚から儲ける方法は知っている】のね。だから「これからは株式投資だ」なんて声が高まった時こそ、【私達は注意をすべき時】だというのが私の考え方です。そして過去にもそういうことは何度もありました。

そもそも【株は安い時に買って高く売って初めて利益が出る】という大原則があるじゃないですか。でも彼らは「株が安い時に株を買いましょう」とは言わない。ま、「言っても誰もそれに乗ってこない」のが現実だからでしょうし、「株は高くなっているからこそ、株を買おうという声が広く浸透する」のは長い歴史の中から彼らはよーくわかっている。(暗号資産も同じでしょう。とんでもなく高くなったからこそ【俺も買おう】という人が次々に出てくる)

だから「今がチャンス」なんでしょう。証券会社もコンサルタントもインフルエンサーも「今がチャンス」と考えているはず。でも私達雑魚が儲けることが出来るかどうかは関係ない。「そんなことはありません。皆さんに儲けてもらいたい一心です」という人達もいるとは思いますが、そしてそういう本音を持つ人達も業界の中にはいるとは思うけれど、【雑魚たちが盛り上がっている時がチャンス】なのは間違いがなくて、「雑魚も儲かれば良いのに」と思っているにしても、それは「彼らの自分の中に正当性を持ちたい」という願望の表れでしか無いのかもしれない。そもそも【私達の利益と彼らの利益はイコールではない】ことに変わりはない

私は思うんですよ。証券会社もコンサルタントもインフルエンサーも【私達雑魚が利益を出した時のみ、彼らにも利益が出る】ようにしたら良いのにって。でもそんなことを主張すれば「あはは、そんなの無理無理」って言うんじゃない?なぜか?【彼らは私達が簡単に儲けることはないのを知っているから】でしょう。

でもま、「顧客に儲けを出せないコンサルタントはいつか消えていく運命にある」のは間違いがないと思っていて、私も販売手法コンサルの経験がありますが、「手付金は安く、成功報酬はしっかりもらう。現場に私も入る」ことをやっていました。これがコンサルのあるべき姿だと思っていたから。

でもなぜか投資の世界にそういう方法を取るケースは多くない。やっぱり「簡単に儲かることはない」からじゃないですかね。

私がなぜこういうことをブログに書き続けるかと言うと、「こんな単純なことに気がついていないにわか投資家が多すぎる」と感じているからであって、実は私の息子たちもそうなんですよ。

まず「出発する時点で理解しておくべきことがある」のだけれど、それを伝えるのは簡単ではないのね。

正直なところ、世の中の人達が「カモになる」のはまさに自己責任でしょうがないと思うんですよ。そして【損する人たちが多ければ多いほど、私の本音としては良いと思っている】んですよ。私は【この世界はゼロサムの世界】だと思っていて、「誰かが損するから、誰かが儲かる」のであって、「皆が儲かることはあり得ない」という考え方です。ただ株式市場の場合は、「パイそのものが大きくなっていけば、皆が儲かることは起きる」と思いますが、「パイが小さくなる出来事は10年に一度は起きる」わけで、【株式市場は大きくなり続けるという前提】で考えるのはあまりにも危険だと思っています。

そういう事が起きると「倒産、破産も、そして自殺、家庭崩壊も起きる」のは私も見てきました。実際に私の父がかつて相場師で「二度の大敗」を経験しています。運良く破産することはありませんでしたが、二度目の失敗の時には父は心身ともに酷く落ち込みまして「このまま死ぬんだろうな」と家族皆が思ったくらい。

やっぱり「波がある」のがこの世界でしょう。

だから私達に必要なのは「波に乗る技術」であり「波から逃れる技術」だと思っているわけです。そして「将来は経済が良くなって株式市場も拡大を続ける」という【甘く、あまりにも自分に都合の良い考え方を持つべきではない】と思うし、「必ず景気は循環する世界」なわけで、【景気が悪くなり、株価が下がり続ける時でも利益を出せる技術が重要】だと考えています。かつての日本みたいに20年間も日経225が下がり続けて5分の1にまで下落する中で「下げ続けているのだから、利益が出なくてもしょうがないよね」なんて言えないわけです。霞を食って行きているわけじゃありませんから、どうにか利益を出さないとならない。ここが非常に重要だけれど、上に書いた巨大な機関投資家、銀行、生保などには「かなり難しいこと」なのね。彼らは「災難から逃れること」は考えても、まさかそれで利益を出すことは道義的にも難しいんじゃないですかね。

これは政府日銀も同じで、「株を買い支える」ことはしても、「株式市場がクラッシュする時に【空売りを仕掛けて儲けました】」なんてことは世間が絶対に許さない。

でも私達は空売り、つまり「ショートから入る」ことも出来るし、FXと同じ様に買う、売ることが出来る。大手のプロや機関投資家が「先物をショートすることもある」のは【ヘッジ目的】であって、「叩き売って相場の下げで利益を狙う」ことはしない。もしそんなことをしたら、「株式市場はただの賭博場、カジノだ」ということになって、民心は離れ、「株式市場」という本来の機能、経済の基盤が壊れる大惨事となる。

でもヘッジファンドは違うのね。「高すぎる」と読めば売りを仕掛けてくるし、「下げている時にもそれを加速させるようなことはする」わけで、【チャンスがあれば買いもするし売りもする】。企業を買収しても、育てること無く分解して売却したり。だから「ヘッジファンドはハゲタカだ」なんて言われる過去があったわけですが、私達が学ぶべきことって「ヘッジファンドの考え方」の中にあるのかもしれない。

それともヘッジの仕方も学ぼうともせず、「Buy & Hold」で地獄まで付き合いますか?って話なんです。

つまり、世の中には3つのタイプがあるのね。

1 巨大な資金を動かし、「ヘッジをしながら長期保有をする」機関投資家、年金・保険の基金などを運用をするタイプ。
2 巨大な資金を動かし、「買いでも売りでもしながら目先の利益を追求する」ヘッジファンド型。
3 小さな資金で「ヘッジはせずに長期保有をする」個人投資家。

私が狙うのは第4のタイプです。

4 小さな資金で「ヘッジをしながら長期保有をし、短期の買い、売りもしながら臨機応変で流れに乗る」個人投資家。

実はこの第4の方法が取れるのも、この20年の市場の変化があったからで、それまでは個人投資家って3番が普通だったのね。私が株式投資を始めた昔は「空売りをするのは人に非ず」「株を買えば株主で、株主は企業を愛し、さらなる企業の発展を後押しすべし」という考え方が普通だったんですよ。だから「短期売買で目先の値上がりを取る。下がりそうなら売る」なんてのも【お前って最低な人間だな】なんて言われた時代。いや、「そういう決めつけが変わりつつある時代」というべきかな。

ですから私の時代よりもっと前の時代の相場師だった父は「空売りが大好き」でしたし、まさに世間の評価は「まともな仕事もしないギャンブラー、博打打ち、最低な人間」だったわけです。「相場師」という言葉には「強い軽蔑」が含まれている時代でした。今の「トレーダー」も同じかもしれない(笑)。ましてや父は失敗しましたから、「落ちぶれた野良犬」の烙印を押されたようなものだったはず。ま、父は「もう二度と相場には手を出さない」と母に土下座して謝り、当時流行っていた「弱電関係の輸出業」を始めたわけです。でも私の影響で歳を取ってからまた相場に手を出して(金融資産の全てを投入)、再び惨敗。(笑)

私達雑魚がこれからどうするべきかですが、時代の変化とともに様々な投資方法が解禁されている今、それを利用しない手はないと思うのだけれど、それを伝えるのは簡単ではないのね。

良いんですよ、巷の人たちがそんなことを知らずに3番の投資家に固執するのも全く問題がなくて、上にも書いたように「カモが増えるのは良いこと」なんですから。上げ相場の時にはニコニコ大騒ぎをして、暴落したら泣くなり、財産の多くを失おうと、私には全く関係のないこと。自己責任の世界だから好きにやれば良いと思います。

でも私としては、私の息子たちには「まず、この世界の基本中の基本、大前提にあるものを知ってもらいたい」と思うわけです。「俺の好きなようにやる」というのであれば、【ダボ家の資産には一切触らせない】です。と同時に、何の縁があるのかわかりませんが、このブログの読者にもそれが伝わったら良いなと思っています。

さて、具体的に、「今までの私とは全く考え方が違う長期投資を基本とした、しかし【ヘッジ】も加えた投資方法」に関しては次の機会に書こうと思います。ただし「チャート分析がある程度出来る」のが大前提となります。

出来ることなら今これを読んでいる方々にわかってもらいたいことは一つ。

「人の行く 裏に道あり 花の山」

これは相場の格言として古くから言われてきたことです。

相場の世界って「参加者の8割は損をする」と言われている世界なのはご存知ですよね。つまり巷のそこらで言われているような方法では「負け組に入る可能性が高い」ってことなのね。だからプロやハイアマが利益を出せるのかもしれない。

「いやいや、だからこそ余計なことはしないで、インデックスファンドに投資をするんですよ。過去の実績を見てください」という?

過去の実績って、どの国のどの時点の実績なんですかね?

世の中の多くの一般投資家が大損をして世界中がパニックになったことなんか知らない?日本は20年間も下がり続けて高値から5分の1にまで下がったのを知らない?そこから立ち直るまでにさらなる10年が掛かったことは?

私達には「将来はわからない」のね。それは「神の領域」だと私は思うんですよ。それをあたかも「わかったような言い方をする」のには、私はどうしてもとんでもない危険を感じるんですよ。【良いことが起きることのみを夢見て生きる】のは人類が誕生してから今でも変わらない【希望】だとは思います。それこそが「ポジティブティンキングだ」というおかしな人もいる。でも私は「ポジティブに撤退をする。諦める」ことも重要だと思うのだけれど、それをネガティブ思考だという人も多いのね。「当たって砕けろ」が好きな人って結構世の中には多い様だけど、私は「砕けたくない」のね。(笑)

私は思うんですよ。良いこともある、悪いこともある。そういう時代の変化に対応できる自分でありたいって。

つまり「投資で何よりも重要なことは【波乗りの技術である】」と思うわけです。一番嫌いなことは【赤信号、皆で渡れば怖くない】ということ。確かに「怖くない」のは間違いはないと思うけれど、「安全か?」という視点がそこにはない。これが問題なのね。

「人の行く 裏に道あり 花の山」

これは非常に奥が深い言葉だと思っています。他人の真似事でどうにかなるほど世の中は甘くないんじゃないですかね。当然、「ダボのやり方、考え方も駄目」ということも考えていただきたい。

貴方の歩く道は「貴方が切り開くべき」だということで、誰かに「道を教えてもらった」だけでは【花の山には到達できない】と考えるべきかと。投資もトレードも「個人の資質に依存する」わけで、他人のスーツを着ても自分には合わないのね。ウォーレン・バフェット研究を続けたところで同じことは出来ない。もしバフェット氏は凄いと思うのであるなら、バフェット氏が率いる投資会社「バークシャー・ハサウェイ」に運用を任せるべき(可能なら)。

あるいは、「バークシャー・ハサウェイ」社の株式を買っておけば、将来安泰ってことになりますね~~~。

誰よりも深くバフェット氏を理解している「天才級の専門家」が運用しているんですから。

BRK B株 日足

彼と彼の投資パートナーはもう「高齢である」ことが気になる人が多い様子。でも彼らの考え方を身に着けて、彼らを誰よりも知る「運用者達」がごっそりいるんじゃないですかね。当然、経験もばっちりで頭の良さは天才級の人たち。少なくとも「バフェット氏は我が師匠なり」と書物で研究を重ねた程度の巷の雑魚投資家よりは優れているだろうと私は考えています。

つまりバークシャー・ハサウェイ社の運用実績を超えるのはまず無理と考えるのが妥当じゃない?

上に出したチャートは「バークシャー・ハサウェイ社のB株」と呼ばれる株。この株はどれほど収益を出していても「配当がない」のね。彼らは配当を出さず、「全て運用に回す」という考え方。そして当然、バークシャー・ハサウェイ社は「超優良会社」として認知されている。

だから真面目に考えても「BRK.B」を買うのは良いと思うし、彼らはS&P500インデックスより「成績は良い」と言われている。

この辺の話ってネットを探すといろいろ出てきますが、どうもバフェット氏、そしてその考え方を引いているバークシャー・ハサウェイ社って「損失を抑えるのがうまい」のがわかる。これって意外な点だと思うのですが、そういう意味でもBRK.Bを買うのは、S&P500のインデックス投資よりは良いのかもしれない。

BRK.Bの週足を見てみましょうか。

凄い伸びですよね。右端の数値を見てください。

じゃ、これにS&P500の動きを重ねてみましょう。黒線がそれです。

スケールは「変化率の%」で両方とも合わせてあります。

どう思います?重ね方が悪いのかもしれませんが、「え?」と私は思いました・・・・。

おかしいなぁ・・・。

ちょっとチャートをいじってみたのですが、チャートの一番左の値を「始点とする」みたいで、表示期間を変えると雰囲気がかなり変わります。

でも下のチャートのように、バークシャー・ハサウェイ社ってやっぱり凄いじゃんとも思える。

ただし、「配当がない」ことを考慮する必要があって、インデックス投資を考える人は「配当、分配金ももらう」のが前提じゃないですか?私はその辺がまだわかっていませんが、そうだとした場合、このチャートの見え方もそれなりに考えないと駄目ですね。

またバークシャー・ハサウェイ社は海外にも投資をしているはずで、日本の商社を買うとニュースになったこともある。だとしたら、株価の動きがアメリカのS&P500とほぼシンクロする意味がわからない。

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