「楽膳」って好きな店だけど・・・

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楽膳って、近年は日本人スタッフもいないらしいけれど、それにしてはしっかりしてますよね。大したもんだと感心しています。

私が楽膳に行くと注文するものは決まっていて「鶏カツ重」か「鶏カツ重セット」の一択です。もう何年もそれ以外のものを楽膳で食べたことがない。(笑)

今回はパブリカの楽膳で「鶏カツ重」(セットではない)を頼んだのですが・・。

いつもと同じで「美味しい」と思いました。価格も29リンギで決して高くはない。(1000円ぐらい)

ところがですね、「鶏カツ」がちょっと冷たいんですよ。これって驚いたし、豚のカツ丼でも「カツが冷たい」なんてのは聞いたこともないし、自分で経験するのは私の人生で初めて。

こんなことってあるんですねぇ。

なんで冷たいんだ?と考えてみると、「カツだけ揚げておく」んでしょうね。で、注文が入ると「ツユで煮て生卵でとじる」んでしょう。「煮る」からカリッと揚がっている必要はないのかもね。

確かにそれなら「時短」ですし、「合理的」なのはわかる。楽膳の客には「揚げたてとの違いがわかる客はいない」という前提なんでしょうね。私もわからないし。(笑)

でも「火がちゃんと通ったかどうか」ぐらいは確認するなり、確認をしなくても「どのくらいの時間温めれば良いか」なんてのはどんな素人でもわかりそうなもの。

食べるのをよそうかと思ったんですよ。それは「こんなのはありえないことだから」ということじゃなくて、火が十分に通ってないと「あたる可能性」があるから。

しっかりカツを見てみると、火はちゃんと通っているのね。でも「放置」したから冷たくなっているということ。(保温庫じゃなくて冷蔵庫かもですね)

これ、食べても大丈夫かなぁと、結構真剣に考えました。

昔は一緒に食事をした友人達があたっても私だけはあたらないほど「耐性」はあったのですが、歳を取ってからは胃腸も弱くなっているし、やっぱり怖いのね。

で、マレーシアって高温多湿ですから、「何でも駄目になるのが早い」んですよ。シチューやカレーでも「一晩放置」すると結構怖いし、必ず火を入れ直してから(冷まして)冷蔵庫にいれるという習慣がついています。

肉類は牛でも豚でも鶏でも「水で洗う」のも習慣になりました。特に鶏肉は「ヌメッ」としていることもあって、それって「雑菌が運動会をしている」と思いますし、水で洗うだけじゃなくて「湯通し」をするのもマレーシアでは良いことかもしれない。

またヨメさんは結構あたりやすくて、もう随分昔のことですが、ワンウタマのイオンの前で売っていた「焼き鳥」を買って泊まっていたワンワールドホテルで晩酌を始めたところ、「駄目だ、これ」と言って吐き出したのね。でもそれでもあたってしまって、2日間ホテルで寝たきりでウンウン唸っていました。それでマレーシア旅行が台無しになったこともあった。

私の姉もナシカンダーででしょうか。食べたカレーが「生ぬるい」と思ったけれど食べてしまったら「大あたり」だったり、やっぱりマレーシアって考えられないことが普通に起きる。

でも今回の「冷たい鶏カツ」も、鶏だけに怖いなと思ったものの、自分の「これは大丈夫だろう」という勘を信じて食べちゃいました。「揚げたカツを冷蔵庫にいれておいて、それを冷たいまま食べてたもあたらないだろう」という考え方。(笑)

でも、この日、後に買い物をしてから具合が悪くなって、慌てて帰宅したのもこれが原因だったかもしれない。

困りましたねぇ。

暇な時に「カツを揚げておいておく」なんてのは「合理的」だし、「考えついた俺は凄い」なんて思っているのかもしれないけれど、「その後のことは考えていない」のがマレーシアらしいと言うか、「マレーシアの飲食店の限界」みたいな気がしています。日本でも「カツだけ揚げておく」なんて店が存在するんだろうか。あったにしても「ちゃんと火を入れ直す」とかやるんじゃなかろうか。

またこれを考えたのが誰なのかが気になります。この店舗だけ、あるシェフの独断とも思えず、まさか「全店舗」で同じことをやっているのかもしれない。そう言えば、ワンモントキアラの「寿司ざんまい」(経営は楽膳と同じ)ですが、そこで食べた「鶏カツ重」が手抜きで恐ろしいことになっていたのを思い出すし、それは偶然ではなくてグループ全体で「徹底的な合理化、コスト削減」をやったのかもしれない。コロナ禍を乗り切るためには必要だったのかもしれないけれど、詰めが甘いと思うなぁ。

腕の良いマレーシアのシェフも間違いなくいますが、どこか大事なところで「間が抜けている」のかもしれない。かつての日本の職人の世界は非常に厳しかったけれど、その長い修業の内にいろいろ経験して覚えることは多かったのだろうと思います。

楽膳のスタッフに「冷たかったこと」を伝えようかと思ったのですが、やめました。もしかしたら「ただ冷たいだけ」とウェイトレスは思うかもしれないと想像しただけで言う気も失せたのね。このことは「大問題」だと私は思うのだけれど、その思いが共有できない、伝わらない可能性の方が大きいと思った。

ところで、マレーシアで食中毒になっても「自己責任」だと私は思うようにしています。自分の注意が足りなかっただけだと。「損するのは自分」なんだから、お店に期待もしないし、文句を言っても「あっそ。すいませんねぇ」みたいな態度を取られたら腹が立ちますから。(笑)

日本では簡単に「店は営業停止」をくらうけれど、マレーシアではそんなこともない様子。

しかし「カツが冷たい」なんて、日本でもどこでも私の人生で経験したことがないことを、マレーシアのそれもかなり信頼している「楽膳」でそんなことがあったのはがっかりでした。

我が家はマレーシアの屋台で食べるとか、ナシカンダーにも行かないのはそういうことが怖いから。

普通、そこまで心配する必要はないと思いますが、子供や年寄り、あるいは身体に問題がある人はやっぱり注意したほうが良いと思っています。

「生焼け」と「ぬるくなっている料理」には特に注意が必要かと。でもま、マレーシアは「生野菜」を食べただけであたるなんてことは聞いたこともないし、東南アジアではまともな方だとは思っています。

自分の家では「生タマゴ」を食べますし、「牛肉のユッケ」も作って食べますが、かなり「安全」には気を使っていて、外で食べるほうが怖いぐらいです。

気をつけないとですね~~~。

 
 
 
 

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