「楽膳の話」の追加

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一つ前の「楽膳」の話の追加です。

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しかし問題は、あれだけ好きで良いと思っていた楽膳だけど、もう行きたいと思わなくなったこと。

でも「もう一度だけ」は試そうとは思う。

また冷たかったらどうするか?

「冷たいから作り直してくれ」と言うのが一番かな。

そういえば、前にも作り直してもらったことがあったっけ。楽膳だか寿司ざんまいだか忘れたけれど、やっぱり同じ「鶏カツ重」だった。その時は何が悪かったんだっけ。忘れた・・・・。

あああああ、寿司ざんまいだった。

その時は「作りたてじゃないから美味しくない」と言ったんだった。そうしたら「作り直しましょうか?」というのだけれど、なぜか私が恐縮して、「これはこれで良い」と断った。「作り置きじゃなくて、注文時に揚げてもらうことは可能か?」と聞いたら「出来ます」というから、次回からちゃんとやってくれて美味しいのならそれで良いと思ったのね。

それと、ウェイトレスいわく「1時間半前に揚げた」とシェフが言っていたと。

もし今度行ったら、「新しく作ってくれるなら注文する」と言おう。

こういうことまで気を使わないとならないのがマレーシア。(笑)

こんな話を聞いたこともなければブログで読んだこともない。

みなさん、全く問題ない、平気なのか?

それも不思議。

う~~む、それとは別に「作り直してもらった」こともあったっけ。そして他の有名でそこそこ評判も良かった和食店だけれど、注文した「海鮮丼」が臭うし不味いし、前にも美味しくないと思ったものもあって、その時は「一口食べただけで、何も言わずにお金を払って店を出た」こともありました。その店は最近、閉店しけれど、だろうなぁと思うだけ。

私は私の人生の中でこういう経験ってマレーシアでしかしたことがないんですよ。

プロ意識の欠如。食の安全に対する意識が低い。これって日本ではありえないレベル。

だから近年、私は屋台でも食べないし、ナシカンダーにも行かない。アルバイトが調理しているようなフードホールにも行かない。ローカルのマーケットで買い物をしないのも同じで、安全基準、衛生基準がどうなっているのか、それが守られているのかもわからないから。

ま、そんな事を気にしたら東南アジアで生きていけないわけで、もう私みたいな年寄りは構わないけれど、小さなお子さんがいる家庭は気をつけたほうが良いと思うなぁ。

マーケットで買うと「安い!新鮮!!」と言う日本人が多いけれど、どうしてそうやって手放しで喜べるのかが私には理解不能。でもスーパーの商品なら大丈夫とも思わない。なおかつスーパーでも衛生的にどうなのかは、魚や肉類のキッチンを見ていると常に思うこと。

そう言えば、楽膳と同じ経営のワンウタマの【蔵(くら)】でのこと。この店は楽膳より高級路線だけれど、寿司カウンターに座って驚いた。眼の前のネタが入っているショーケースが汚いなんてもんじゃないのね。ましてやそれは座っている私の眼の前にあるわけだから、気になるし、食べていてもなんだか気持ちが悪くなるのね。こういう衛生観念の店で寿司や刺し身を食べられるか?

何か言うべきじゃなくて、もう来なければ良いだけとは思ったのだけど、眼の前にそういう汚いものが鎮座しているわけで、我慢できずに一言、言ったんですよ。「このショーケースが非常に汚いけれど、キレイにしたほうが良いと思うよ。生モノを扱っているのだから気をつけないと」と。

するとローカルの寿司職人がコノヤローと思ったんでしょう。機嫌悪そうに「ちゃんと毎日キレイにしていますっ」という。

でもショーケースが多少汚れている程度の状態なら私も何も感じないわけで、そもそも「彼のキレイだと思う基準が狂っている」のだと思ったし、「水で流してはいるけれど、布巾で拭いていない、乾拭きもしていない」のだろうと思いました。水垢みたいなシミみたいなのがガラスのあちこちに目立つんですよ。寿司カウンターの客の眼の前にあるショーケースがそれですよ。

もちろんそんな汚いショーケースを見たのは生まれて初めてだったし、職人がそういうのなら、店もちゃんとアドバイス、管理、チェックもしていないということだと思ったので、私はその後、あえて何も言いませんでした。でもその汚さを目の前で見ながら食べるお寿司も刺し身も半端じゃなく不味く感じました。

それがいつのことだったかもう忘れましたが、それから「蔵」には行っていません。

蔵って良い店だったんですよ。良く行ったし、昔はカウンターに日本人のちゃんとした板さんがいたのね。腕もあるし客あしらいも上手い人。だから彼が蔵を辞めて他の店に移った時には、私達もその店に行くようになったし、そしてその後、彼は独立して自分の店を持った。当然、我が家はその店に通うようになってもう何年も経った。ただ、今は我が家からは遠いのでしょっちゅう行くことは無くなりましたが、その発端は「蔵」だったわけです。

でももう蔵には行かない。今は「改善している」かもしれないけれど行きたいとは思えない。蔵はダイショーグループという楽膳や寿司ざんまいと同じグループで(正直屋も同じ)、楽善や寿司ざんまいには「大いに問題がある」のが最近になってよく分かるようになったので、蔵だけが良くなっているとは思えないのね。

ワンウタマに行くと(移転した)「蔵」の前を通ることがよくありますが、もう行こうとも思わないし、昔のことも思い出さない。我が家とは全く関係もない、縁もない、将来的に行くこともない店になってしまいました。

もったいないですよね~。ポテンシャルはある店なのに運営がまともにできていない。でもまさにそれが「マレーシアの飲食店の限界」みたいに思うようになりました。当然、お金持ちが行くような店は別としてですが。

ま、そんなこんなで、マレーシアの安全基準や衛生観念にはいつも不安を持つ私です。

日本なら農薬や、魚介類の養殖物(結構多い)は同じく成長ホルモンや他の薬品の使用基準、濃度や含有量の検査もされるけれど、マレーシアのそれはよくわからない。中国や韓国から輸入された食品が問題になることがあるけれど、マレーシアってどうなんだ?

日本では保健所もかなりうるさいし、店舗の営業許可を取るのも簡単じゃない。でもマレーシアを見ているとああいう厳しさがあるとは全く思えない。

みんなが平気で食べているのだから大丈夫だって?

ま、それはそれで良いとは思うし、真剣に考え出すとマレーシアでは生きていけないのも間違いないですもんね~。そしてそんな状態でもマレーシアは東南アジアの中では良い方かもしれない。

食あたりも同じで、ある程度のリスクは許容するしか無いんでしょうね。

そういう意味でオーストラリアは安心でした。そもそも国民全員が「健康オタク」みたいな国で、消費者が細かいことにうるさいなんてもんじゃないのね。日本人より細かくてうるさい。そこまで拘る必要があるのか?なんて私は思っていたくらい。

いや、実は日本も甘い方で、農薬の使用基準そのものは中国の方が厳しいと聞いた。

それが守られているかどうかは別の話だけど・・・。

どちらにしても「見えないところに危険が隠れている」のは間違いがなくて、そんな事を考えないで生きるほうが幸せだとは思うけれど、家族のことを考えたらそれは責任放棄と同じだと思う私。子どもたちだって「パパとママに任せておけば安心」だと信じているんだから。

でも私は「賞味期限」に関しては気にしない方で、期限切れを売っていたと腹を立てることもないし、気になるならそういう商品は買わなければ良いだけのこと。ましてや自分で知らずに買って、後で気がついてお店に文句をいうなんて、冗談だろ?と思うくらい。

でもそれもまた、昔グアムに住んでいた頃(50年前の話ね)、「全ての商品が期限切れ」みたいな島だったから慣れちゃったのかもね~。缶詰も古くて「錆びている」「膨れている」なんてのもスーパーで売っていたっけ。

そうそう、面白かったのは、グアムってアメリカ軍の島みたいなところなんだけれど、軍関係はそういうことに厳しくて、「廃棄所」に行くと期限切れの缶ビールがケースに入ったまま山積みになっていたり、ありとあらゆる食品の期限切れ、卵のパックの中の一つが割れていたらそのパックごと廃棄処分だったり、その手のものがごっそり捨ててあったのね。

私がお世話になっていた家のグアム人のパパさんは、毎日その廃棄所に行く(許可がないと入れない)のが日課で、私も無料の期限切れのビールを飲んだり、いろいろ食べたりしていましたっけ。最初はまさか廃棄処分されたものだなんて知らなくて、「嘘だろ?大丈夫か?」と思ったけれど、それも時間とともに慣れてしまうのね。でもその代わり「安全」に関しては敏感になったと思う。なんせ「廃棄処分品」ですから。

私はホームレスになってもどうにか生きていけるかもしれない。(爆笑)

 

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