森永卓郎氏(経済アナリスト)が面白い & 投資に必勝法は無いけれど・・

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今回のエントリーも半端じゃない長文なので注意。m(_ _)m

でも結構大事なことを書いているつもり。そして自分でもがっかりするんですが、私にはこうやって長文じゃないとうまく説明できないんですよ。きっとバカでボケてもいるんでしょう。でもどうしても伝えたいことがあるのね。

長文が苦手な人は、読まないほうが良いと思います。ほんとに長いですから。

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近年の「株価が高い」「景気が良い」そして「インフレが凄い」根本的な理由は何かと言えば、私は「リーマンショック(海外では金融危機=ファイナンシャルクライシスという)が原因」だと思っていて、世界経済が崩壊しそうな時、各国は【お金を刷りまくってばら撒いた】じゃないですが、それが「効いた」のは間違いがなくて、その後、「お金を刷ってばら撒く」ことが【常態化した】。特にアメリカ。

これで景気が悪い、株価が安いわけがなくて、【見た目は良いように見える】のは当たり前。

また中国はリーマンショック時に「巨額の資金を内需につぎ込む」ことを決定して「不動産開発」「新幹線網の拡大」に注力し、それは世界を助ける一助ともなった。でもやり過ぎは続いて、今、大変なことになっているのは皆さん御存知の通り。

つまり、「今の世界はバブルである」と言っても良く、借金をしまくって体裁だけを維持していると考えるのはあながち間違いとも思えない。

面白いのはこの根本的なところに注目している経済アナリストがいて、それは獨協大学経済学部教授の「森永卓郎氏」。

ああ、あの変な人かぁと思う人は多いはず。昔から突拍子もない事を主張するので有名な人。彼は今、大きな病気を抱えていて、それでも頑張ってメディアにも出ていて、是非とも無理をせず、しかし彼の得意な「警告」は発信続けて欲しいと思っています。

「変な人」で有名な彼ですが、私は「耳を傾ける必要はある」と思っていて、だからこそメディアにも良く出てくるんじゃないですかね。

彼は「世界恐慌が来る」「日経平均は3000円になる」「新NISAに手を出すべきではない」と主張する。

この討論会の中でもそれを主張していますが、彼と「今どきの専門家」とのギャップが面白い。でも決して森永氏を馬鹿にして無視するべきじゃないと私は思う。だからこそ、こういう討論会にも呼ばれるんでしょう。

私がこういう討論を聞いて何を思うかは古くからの読者ならわかるはず。

多くの投資家は「来月どうなるか」「来年は?」「5年後はどうなるんだろう」ぐらいのことは皆が考える。ところがですね、長い間、この世界を見てその中で生きてきた私としては「10年コツコツ貯めたものが一瞬で壊れるようなことが必ず起きる」ってことなのね。そしてそれは株式市場じゃなくても仕事でも事業でも同じで、「築き上げたものが崩壊することは必ず起きる。それも長い人生では何度も起きる」ってことなんですよ。

皆がそれでやられるってことではなくて、「障害物競走」みたいなもので【参加者全員がそれを乗り越えなくてはならない】という意味。

それはこの30年程度の日本の歴史を調べても簡単にわかるはずで、どれほどの有名企業、優良企業が浮沈を繰り返して、そして消えていったのか。

これはそういうことを実体験したり、自分の目で見ない限り理解できないのね。だからそれがない若い人は「夢ばかり語る」わけで、それはそれで「怖さを知らないからこそチャレンジできる」から良いことだと思うんですよ。

でもその感覚で「株式の長期投資をしたらどうなるのか」ってこと。

そういう視点が上の動画を見ても、多くの専門家でさえもそういう視点がないのがわかるはず。この数ヶ月、数年のことしか考えていない。そして「予想」もその範囲内で「今の状況が続いたとしたら」という大前提があるじゃないですか。

それに警鐘を鳴らし、「その大前提が崩れる時が来る」というのが森永卓郎氏だと言ってもよいんじゃないですかね。

私もその考え方に近いものがあって、「このように予想をするから駄目」というのが私の立場。

私の父もかつては「相場師」と呼ばれる時期もあって、でも「二度の大敗」を経験したんですよ。何十年、調子良く利益を出していても、ある一瞬でやられるのね。調子良く利益を出しているときは(自信たっぷりですから)借金までして、友人知人に「儲けさせてあげる」なんてお金を預かってそれを運用していましたから、大敗した時の損失はとんでもなく大きくて、当然、借金を抱えた。

母や友人知人には土下座して謝り、許しを請うたのね。でもその借金はどうなったのかは、私は子供でしたしよくわかりません。

それで父は相場から足を洗って、輸出関連事業を立ち上げた。そして「相場に手を出してはならない」という家訓まで決めた。でもそんなことを聞く私じゃないわけで(笑)、私も若い頃から手を出していましたが、父は晩年になってから(私の影響もあったと思うのだけれど)再び相場を始めたんですよ。それも母に頭を下げて「金融資産のほぼ全てを注ぎ込んで勝負をしたい」と頼んで。

嘘みたいでしょ。でもなんとそれに母はOKを出したんですよ。「なんで?」と後に聞いたら、「自信を失ったままでは良くない。それを取り戻すチャンスを与えたいし、自信に溢れたお父さんであってほしい」と。へ~~と思いましたっけ。今思えば、母こそが相場師、勝負師みたいにも思えてきます。(笑)

そして父は自分の人生を賭けた株式投資を再開。父は再び罫線を引き出して「チャート分析」を始めた。PCなんか使えないから昔の通り、大きな方眼紙で「手書きのチャート」を作るのね。

そして、また「大敗」したんですよ。

当然、この時の父の落ち込みようは半端じゃなくて、「茫然自失」ってこういう事を言うんじゃないかと思うような、そして「亡霊」みたいに痩せ細って精神的にもおかしくなって【妄言】までいうようになった。もちろん医者にかかりました。

寝たきりの日も多く、「ああ、オヤジはこのまま死ぬんだろうな」と誰しもが思うような状態。残念ですが仕方がない。どうしようもない。

ところがですね、ある日ある時、突然、我に返ったように立ち直ったのね。何がキッカケだったのか私には今でもわからないのだけれど、普通に戻ったんですよ。当然、「株、相場の話」はご法度で誰も父の前では話しませんでしたが、「何もなかったような生活」に戻った。

そしてその後、マレーシアに渡り老後を過ごし、今年、永眠したのですが、まぁ父の人生は本当に「相場は難しい」ことを体現したような人生。いや、「相場は怖い」というべきで、人生まで狂うし、その影響は家族や友人知人にまで広がることがある。

そんな二度も大敗した父ですが、彼の口癖は「相場は簡単。自分をコントールできれば」でした。

私がその父の言葉を実感し、理解し、同じ様に思うようになったのは20年ぐらい前ですかね。それまでは「大敗したのによく言うよ」と思っていました。でも自分でも苦労しながらあれもこれも試し、恐ろしい経験もしつつどうにか生き残って今があるわけですが、今は、父の言葉は【真実】だと思うくらい。

だから私はこのブログでも「欲望と不安に勝つのは難しい」「それをコントロール出来ないと勝てない」「最大の敵は自分の中に存在する」「深層心理は損する方にしか動かない」と書くわけです。

でもそのコントロールは【一般人には】本当に難しいことで(簡単にできてしまう人もいるから面白い)、だからこそ「感情を排除したルール、システムを作る事が何よりも重要」となるのね。「決めたルールに従って売買を繰り返すのみ」が正解だと私は思うし、「どうしよう。損切りして売ろうか、それともナンピンして買い増そうか」と悩むことそれ自体が【感情に支配されているケースが多い】から勝てないようになる。「自分の感情から離れてチャートを見て市場分析すればもう答えはそこに出ているはず」なのに。

私は相場が下落しても「ナンピン買い下がりをするべきではない」といつも書いていますが、これは「感情に支配されてそれをやるべきではない」という意味であって、冷静であることができるのなら、「ナンピン買い下がりもあり」なのね。でも一般的には「損切りはしたくない」「買い増しすれば取得平均単価も下がる」「値がちょっと戻るだけで損を取り戻せる」という【自分に都合の良い事しか考えないのが普通】だから、ナンピンはするべきではないと書いているだけなんですよ。

【悟りが開けるまでは、余計なことはするな】みたいな。(笑)

当然、私は凡人ですから、「絶対にナンピン買い下がりはしない」と決めているし、損切りをします。ただし、ポジションを大きくする予定が最初からあって、ピラミッディングをしている時、ナンピン買い下がりみたいになることはある。「安く買えればラッキー」なことはあるのね。

今回の大きな下げでも「自分が目をつけている銘柄が安くなったら買うチャンス」と考えて行動した人は多いかもしれない。でもそれって「下がって慌てて、損切りも出来ず含み損を取り返すためにナンピン買いをする」のとは全く違うわけです。

この違いがわからないで、「そうかぁ、こういう時には買っても良いんだ?」なんて思ってしまうのはただのカモ、飛んで火に入る夏の虫で、そういう人はいつか【必ず】痛い目に遭うのは断言しても良いと思います。その方法でどうにかなるなら、相場で損する人はいないのね。

また「安くなったら買おう」と思っていても、その時点で含み損が多かったり、レバレッジが掛かっていて「マージンコール=追証」を払わなければならない、あるいは「強制売買」されて大損が確定したり、そして実業の方も大きく変化して会社の倒産、リストラもある中で【買おうと思ってもお金がない。精神的に恐ろしくて手が出ない】となるのが普通。でも過去の出来事をチャートで見ると「なんだ、ここで買えば良いじゃん。簡単だ」と考えてしまう。でも実際にその時が来ると「買い増し」出来るのは「限られた人達」。

この辺も「投資額が小さい時には気にならない」から危ないんですよ。段々と経験も積み、利益も増えて、歳を取って「投資額が大きくなってきた」ときに同じようなことをやってるとうまくない。

ま、どちらにしてもこれから株式市場がどう動くのかはわからない。世界経済の動向も見えない。戦争だって起こるかもしれない。また今回のように「日銀の微々たる利上げ」がトリガーとなって日経平均は大暴落したり、またアメリカの重要指標の発表や、FRBを含む重要人物の発言で市場は大きく動く。

こんな中で「将来を予測する」なんて【絶対にできない】というのが私の立場。

だったらどうするか。

それは日経平均の暴落時にも書きましたが「下げ出したら売る」、そして「上げ出したら買う」、つまり「その時その時のトレンドを追う」ことのみがやるべきことだと考えるわけです。

そして下落した時に「買い出動もしない」。「ナンピン買い下がり(買い平均値を下げる)もしない」。それは「落ちてくるナイフを掴むな」という非常に大事な相場の格言通りで「大怪我をすることも非常に多いから」なのね。でも「当たると大きいし、満足感は半端じゃない」からやめられない人も多い。当然、プロ級のスキルが有る人は別。

でも「上がりだしたら買い」なわけです。でも当然、「また下げだしたら売る」ことを繰り返すだけ。

ただし、これは「トレンド重視の考え方」があるからそう考えるだけで、全く違う考え方、手法でトレードする人も多いのね。

面白いなと思ったのは、最近メディアにも出てくる「88歳の現役トレーダー」がいるでしょ。彼は「逆張りが基本」だから、私と全く逆のことを考えるのね。

彼は「下げたら買い」「上げたら売り」で、私の「下げだしたら売り」「上げだしたら買い」という戦法とは全く違う。

ここで注意が必要なのは、彼は何十年の経験の中で、「逆張りで勝つノウハウ」を持っているってこと。これって初心者にはとんでもなく難しいことで(私も出来ない)、それがわからず、「真似してみよう」なんて思うと地獄まで連れて行かれる時が来るのは間違いがない。

ちょっと話が飛びますが、「青汁王子」って知ってますよね。若くして成功し、今では有名なユーチューバー。彼が今回の下げで大損したらしいのね。20億円ぐらいかな。で、「もうお金がない。駄目だ。どうにもならない」とユーチューブで嘆いています。

一体何があったのか動画を見てみると、この話は本当なのか?と思うようなわけのわからないことをやっているのね。株の現物を大量に持っていたのだけれど、それを担保にお金も借りていたらしく、なおかつ信用取引で他の銘柄も買っていた様子。

そこで大暴落が来て、慌てた彼は「安値で叩き売って損切りをした部分もあり」「持ち続けて追証がきたものもあり」、会社のお金を個人口座に入れてそれが動かせない状態でパニック状態。10億円以上の損失が出た様子。

でも彼の話を聞いていると、アホみたいな超初心者なのか、それとも話題作りのための作り話なのか(ユーチューバーはこれを良くやる)と思うほどメチャクチャ。辻褄が合わないと感じる部分もある。以前にもビットコインで大損して、そしてまた多額の資金を投入して買って、でもその話題は途切れてどうなったのかはわからず。(私が知らないだけかも)

ま、本当だとしてもあまりにも初心者というかメチャクチャなのがわかると思います。彼はSNSの利用で注目を浴びてそれで儲けること、そして物品販売の才能は凄いと思うけれど、相場、トレードに関してはド素人だと思うし、「学ぼうとしていない」のが私は気になるところ。こういうのを「ギャンブル」と呼ぶのね。投資とは程遠い。

このブログの読者にとって、青汁王子を反面教師として見てみるのは良いことかもしれない。超初心者でもお金があるとこういうことをやってしまうのは日常茶飯事だから。

でも「どうにか復活できました」なんていう【次のストーリー】はもう用意されているような気もしています。そもそもこの動画の時点で日経平均は大きく戻しているのに、それに言及していないのも変。でもま、復活すれば「青汁王子良くやった。やっぱり凄い」と思うファンは増えるはずで、ユーチューバーはそういう「カリスマ性」を作り上げて【維持すること】が何よりも重要なのを知っているのが青汁王子。

話は戻って、ではダボ流の「上がりだした時」「下がりだした時」、「トレンド」をどう見るかが重要で、それは「チャート分析」で考えるわけです。チャートに出ているグラフは誰がなんと言おうと、「それだけが過去と現在の【真実】」なのね。でもそこから「未来は見えない」んですよ。

でも「トレンドは続く」という【物理法則に乗る】のね。ただし、「トレンドはいつまでも続かない」のも事実で、だからチャート分析に精通する必要があると思っています。

これを書いている今日は8月18日ですが、その時点での日経平均の日足。これは一つの単純なチャート設定の例ですが、こういうチャートから「過去と現在の動きを重視し、トレンドとその変化、そして近未来を考える」わけです。

上は多くの人が見る「日足」ですが、実際にこれを売買するとしたら、私の場合は「4時間足を重視する」のはいつも書いている通り。売買すべきポイント。今回で言えば、「逃げるべきポイント」、「買いに入るポイント」がなんとなく見えませんかね。

ただ分析の手法、動きの読み方は「分析者の数だけある」と言って良くて、どれが良いというより、「自分に合う方法」を見つけるのが重要だと思っています。私はトレンドを重視して「方向と力の強さ」を見ますが、それは多くの考え方の一つでしかなくて、これがベストということもない。

日経225 4時間足

だから「極論」を言えば、世界の情勢などの「ファンダメンタルズは無視する」ということ。

でも私は「いつか市場価格はファンダメンタルズの結果に収束する」とは考えます。でもその「ファンダメンタルズの分析が恐ろしいほど難しい」のね。考えるべき要素は多くあるし、それは常に変化するし、どれにどれほどの重きを置くかで、最終的な「予想」は大きく変わる。

例えば「イランがイスラエルを攻撃する」と予想する人達も少なくないわけで、そうだとしたら、「株式市場に投資することそのものが危ない」ことになるし、空売りをして、円を買うのが正解、それしかないということになってしまうじゃないですか。

そもそも世の中の専門家、エコノミストでもストラテジストでも、大企業でも機関投資家のようなビッグプレイヤーも「それぞれ見方が違う」じゃないですか。

そういう人達が「売りだ、買いだ」と【戦いの結果が今の値】なわけで、私達は一体どうすれば良い?

私達みたいなド素人は「誰の意見を聞くか」ぐらいしか選択肢がないじゃないですか。

でもそれって「どの競馬の予想屋の話を聞くのか」と同じことでしかないのね。

だったら「そもそも予想なんかしない方が良い」という結論に私は達したわけです。

私にとっての「真実」は「市場の過去の値と、現在の値のみ」なわけで、それの変化から「近未来を読む」ことしか出来ない。

だから年末には円相場がどうなっているかとか、アメリカのインデックスはいくらになっているかなんて、全くわからないし、わかろうとする必要も予想する必要もない。

ところがですね、世の中には「予想しないと生きていけない人達」がいるわけです。

私も若い頃は貿易関係の仕事をしていましたが、「為替の変化」を予想せずに、「扱う商品やサービスの売買価格を決めることは不可能」なのね。いくらで売れば利益が出るのか、いくらで買ったら損が出るのかは「為替の変化で決まる」と言っても過言じゃない。

例えばある製品を日本からアメリカに輸出するとする。価格は米ドルで決める。まず相手に「見積書」を出す時に、「米ドルは日本円でいくらと決めるのか」が問題。そして商談がまとまり、注文を受けたにしても、それを輸出し、相手がそれを受取り、そして自分が「輸出代金を受け取る」わけですが、【それはいつ】なんですかね。

もしそれが「半年後」だとしたら、「半年後のドル円相場を予想しないとならない」ですよね。これを読み間違えたら「大損する」し、逆に動けば「為替差益の方が大きい」なんてことも起こる。(現実的には予約をしたり先物を売買する)

じゃ、余裕を持って・・なんて考えても、それじゃ競合他社に負けるかもしれないし、買い手も「そんな価格じゃ買えない」となるじゃないですか。

だから「為替変動を読む」のは嫌でもやらないとならないし、間違えたら大変なことになるわけです。

これが世の中の常ですから、専門家も評論家も全員が「それぞれの予想とその理由」をメディアでも話す。これは株価も同じで、世の中には何百億、何千億という巨額の投資を行う大会社や機関投資家が存在する。生命保険会社もそうだし、政府の「年金資金の運用」を仕事とする機関投資家もいる。

彼らは「それなりのパフォーマンス」を出す必要があって、またリスク回避も考えないとならないから、株式、インデックス、ゴールド等の商品や国債、社債とありとあらゆる金融商品の「値動き」を予想して分散投資をする。なおかつ先物やオプションを駆使して「ヘッジ」もする。

それが世界の主流で、相場の世界のビッグプレイヤーですから、自ずとメディアではそういう話になるのが当たり前なのね。

だから私達、個人、ド素人もそれと一緒になって、ああじゃこうじゃと悩む様になるし、それがあたり前のことと信じてしまう。そしてそれを勉強して、「日経平均はこう動くだろうし、為替はこうだ」なんて話をすれば、「凄い。なんでそんなことがわかるの?」なんて言われて鼻高々になる。

でも勝てない。(笑)

そういう人ってこの業界にはゴマンといるのね。それだけ「予想は難しい」ということでもあるし、【売買テクニックがない予想は意味が無い】のね。

こういう世の中の常識から出ましょうというのが私の提案だし、こういう予想の根元をぶち壊すような「森永卓郎氏」はホイッスルブロワーで、その存在は非常に重要だと思うんですよ。

日経平均が1万円を切るとか、世界恐慌が必ず来るとか、「そんな馬鹿な」と思いたいけれど、彼の主張には「一理ある」のは誰にでもわかるはず。

だったらどうするのか。

聞きたくないことは聞かないことにするのを選ぶ人が世の中の大半ですが、「それが起きるかもしれない」と【想定】して作戦を練るのは重要じゃないんですかね。

あんな動きがあっても悩むこと無く「心の平安を保ちながら投資をする」方法ってあると思うんですよ。

「私は平気だよ」という人もいるでしょう。

でも多くの人は「資産の大きな部分を投資」していたり、今回の下落で「年収の何倍」もの含み損を抱えた瞬間を想像してみてください。

「やっぱり駄目だ~~」と安値で叩き売った人も多いかもしれません。恐怖と不安に支配されると「地獄まで連れて行かれる」ように感じるし、もっと大きな損失を想像すると我慢ができないのが普通の人の心理だと思います。

それなのに、今、日経平均は「大きく戻った」ことから、「慌てて売ってしまった俺はつくづく馬鹿だ」と余計落ち込んでいる人も多いかもしれない。そして「もう相場には手を出さない」と決めたかもしれない。

こうやって大きな下げって10年に一度ぐらいは来るのが普通で、そういう時に大損して相場の世界から去っていく人は多いのね。

つまり残っている人は「利益を出している人たちばかり」かもしれなくて、そういう人たちの話を聞いて、「おーーし、俺も頑張ろう」なんて釣られてしまう人がいつの時代にも出てくる。特に「相場が上がっている時」はなおさらで、株価が低迷している時には「株式投資?馬鹿じゃないの?」という話ばかりが広がるのね。そして世の中が盛り上がってくると、「遅れちゃならない」と【平気で高値を掴む】のね。株は「安い時に買って高い時に売るしか利益を出す手段はない」のに。(空売りはここでは考えない)

「持ち続ければよいのだ」というのは「安値を買っていた人達が言う言葉」であって、「高値に飛びついても良いんじゃない?」とは言わない。

でも儲けることばかり考えている人は、良いことばかり考える。

それもしょうがないと思うんですよ。それは「誰しもが通る道」だから。

でも続けている内に「ハッと気がつくことがある」はずなのね。でもその気付きがいつ起きるのかはわからない。起きないままの人も多い。

不安がある人は、まず恐ろしいことをいう「森永卓郎氏」を無視せずに耳を傾けるのが良いと思います。

そしてそれを「原点」とするのね。そこが出発点。

「そういう事も起きる」という前提で、何をすべきかを考える事が重要だと思います。

そして、いつも紹介している「石原順氏」の考え方を是非取り入れてみて欲しい。

彼はファンドマネージャーでもあって、そして(私のように)「ファンダメンタルズを無視する」こともない。彼は【ファンダメンタルズで投資対象を選ぶ】、でも彼は【売買ポイントを決めるのはチャートで、そのサインを重視する】のね。ここが大事なポイントで、「買おうと決めたらタイミングを待つこともせずにすぐ買って、そのまま持ち続ける」なんて馬鹿なことはしない。

私は彼の考え方がベストだと思っています。かつて私は企業分析が得意な次男坊が銘柄を選び、売買タイミングを見るのが得意な長男とが力を合わせる時代を夢見ていたのをブログに書いたことが何度かありますが、それと石原氏がやっているのは同じこと。

何を買うかとか、将来どうなるかとか、そういうことを考え、予想する前に、「基本中の基本を知る」のが重要だと思います。

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毎週火曜日の夜に配信予定 ホットトピックに対する見解やニュースの裏側を現役ファンドマネージャーの石原順さんが解説します。…

こういう彼の考えを理解しないままで、世の中に数多くある「売買手法」「チャートの読み方」「ファンダメンタルズの考え方」そして「予想」をいくら勉強しても無駄だと思う。

砂の上に何を建てても崩れる。私はそう思っています。

「だから私は株式には手を出さない」という人も多い。それはよく分かるし、私も株式(インデックス含む)の長期投資は一切しません。でも昔は資産のかなり多くの部分を株式の長期投資に回していた時期もあります。

一切、株式やインデックスの長期投資を止めたのはいつだったでしょうか。良く覚えていませんが、2001年の911NY多発テロの時には「株を持っていないで良かった」と思いましたし、当時はすでにデイトレをやっていましたから、1990年代にはもう株はやっていなかったかもしれない。でもゴールドコーストに移住したのは1991年で、それから起業もして頑張って働いていましたし、いつ株式の長期投資を止めたのか、またビジネスも売却してトレード専業になったのはいつのことか、なぜか正確な記憶がありません。

ただ、長期投資としての「債券投資」は昔からやっていて、当初は日本企業の転換社債でしたし(利回り7%ぐらい)、その後は豪ドル建ての社債で(利回り7~10%)、マレーシアに2016年に渡り、2018年にすべての資産を米ドルに替えてからは米ドル建ての債券専門(利回り6~7%)。

なぜ債券投資が続いたかと言えば、私は債券投資と言っても「定期預金」みたいな考え方で「償還まで持つ」のが普通なのね。だから「何年後にはいくらになるか。それまでにいくらの利益があるか」は【買った時点で決まる】わけで、その発行体が危険な状態にならない限り「値動きや世界経済の動きで悩むことは一切ない」から続いたわけです。

我が家ではそれを「裏庭に埋める」という言い方をしますし、このブログでもそういうふうに書いたことは何度かあります。つまり【裏庭に埋めて忘れてしまっても、いつの間にか増えている】という意味で、投資したものがどうなっているのか、今の値は?経済の見通しは?とか、そういうことを一切考えないで放置してきました。

そして「それなりのリスクを取る」方法ですから、利回りは年間7%~10%を確保できる期間は結構長かったです。だから株式投資の様に金額が大きくなると「毎日ドキドキする」ようなこともないし、毎日値動きをチェックしつつ世界の動きを考える必要もなかった。

でも欲をかきすぎて昨年、クレディ・スイスのAT1債(利回りは10%だった)で、我が人生初の大損失を出してしまったこともありました。でも長い目で見れば、それ以外の大きな問題は【30年以上一度も無かった】わけで、今後も、そして私がいなくなった後も債券投資をダボ家の基本とするのは息子たちとも決めています。

でも7%で回ったところで、税金や生活費があるわけで、「それだけでは決して面白くはない」のね。そしてそもそも「その元金をどう稼ぐのか」というのが重要なポイント。

だからダボ家には「デイトレを中心とした短期売買」が必要となるし、本来はそれが「本業」なのね。それで稼いだものは裏庭に埋める(債券投資に回す)と言う考え方で、それはサラリーマンでも商店でもなんの事業でも同じ考え方。

「車の両輪」という考え方で、どちらが無くてもうまくない。

そういう意味で、もしも今回の株式の動きを見て、「こりゃ怖い、難しい、無理だ」と思う人がいたら、「債券投資を真剣に考えたらどうか」と思うのですよ。

我が家みたいなリスクを取る債券投資ではなくても、しっかり勉強すれば下手に株式やインデックス投資をするより「安定して、恐怖とは無縁で利益を狙える」かもしれない。

もしそう思う人がいたら、これまた何度も紹介しますが、この人の知識は全て学ぶつもりで彼の動画を全てしっかり見て欲しいのです。

光明は見えるはずなのね。

そして忘れないで欲しいのは、今回書いた「森永卓郎氏が発する警告」です。

もしも日経平均が1万円を割る。世界大恐慌が来ると仮定しても、「債券投資はその発行体が倒産しない限り元金も利益も確保できる」ケースが多いということ。これは「リスクの取り方」でいろいろなケースがあるのですが、「ガチガチの安全運転」で行く方法もあれば、我が家みたいにリスクを取る方法もある(利回りは良い)し、それの組み合わせも当然、考えるわけです。

何を選び、どう売買し、リスクはどうなっているのか、リスク分散はどうするべきか、そんなことも彼の動画を見ればかなりのことがわかるはず。

YouTube

※週2回(木曜19時と日曜19時)で更新予定! 投資商品を一切売らない独立系ファイナンシャル・プランナーの「ヨウヘイ」…

そしていつも書いていることですが、このブログの過去記事を読んだことがない読者もいるはずだから書いておきたいことがあります。

短期売買、我が家は「デイトレ」が本業となっていますが、これの利点を書きます。

◯ 世の中に何が起きても、ポジションがある時間は短く、それ以外の時間に何が起きても関係ない。

◯ 好きな時間を自分の都合で選べて、一週間でも1ヶ月でも気分が乗らなければ何もしないだけのことで、高額を投資する長期投資のように毎日相場の動きが気になることはなく、旅行に行くのにPCを持参して相場チェックをする必要もない。精神的に非常に優しい。

◯ 少額から始められる。我が家のデイトレで使う資金は全金融資産の20分の1以下です(レバレッジは掛ける)。でも回転が非常に良いので、勝てるようになると「年間で考えるパフォーマンス」は簡単に長期投資のそれを超える。

◯ 回転が良い。つまり売買回数が多いので、「売買テクニックの習得には最適」で、チャートの読み方にしても「長期投資で何年も掛かる経験を数日、数週間で得られる」。

◯ ポジションを持っている時間は常に値動きを見ているので、もし世の中に大事が起きてもすぐにそれがわかる。何が起きたかわからないにしても関係者や第一報を受けたトレーダーは必ず売買するので、相場がまず動く。そしてそれは「トレンド」として出てくるので、それにいつものように乗れば良いだけ。そしてその後にツイッターなどで「何が起きたのかがわかる」ような流れ。メディアにニュース速報が出る頃には「トレーダーとしての最初の勝負はもう終わっている」のが普通。これも安心感に繋がる。

◯ トレード対象は「買いも売りも同じ」に出来ることが多く、「買うことしかしない株式やインデックス投資」とは違う能力が身につく。それは長期投資にも有用なスキルで、「何を買おうか」だけじゃなくて「何を売ろうか」という視点が出来る。これは「持っている株の売るタイミングを見る」とか、「空売りをして下げを取る」とか、市場がどんな動きをしても「利益を狙うスキルが身につく」ようになる。つまり「下げに恐怖を感じなくなる」という非常に大きな変化が起きる。

◯ 長期投資は「投下資本が大きくないと利益額も少ない」ことから、資本が少ない人には妙味もないし、もし自分が金銭的に問題がある立場に追い込まれた時に、「長期投資で復活することはまず不可能」だけれど、短期売買なら小資本から出来るし、回転率が半端じゃないのでそこから復活することも可能。私はここが非常に重要だと考えています。お金、資産はただの紙っピレ、計算上のものでしかなくて、世界にいつどんな事が起きて、それが無くなるかなんて誰にもわからない。でも戦争や大災害が起きても証券取引所、商品取引所が無くなることはなく、世界のどこに住んでいてもトレードを始めて復活することが出来る。でも「ネット取引が無くなる」としたらどうにもならない。ただ取引所さえオープンしていたら、手書きのチャートをつかったにしても「売買手法は同じ」で、どうにかなる。つまり「短期売買スキル」は、私は「サバイバルスキル」でもあると思っているわけです。

こんなところでしょうか。

ところでトレーダー一家としてのダボ家の近況ですが、ダラダラやっていてもしょうがないので、「80日間 ダボ流デイトレ強化チャレンジ」なるものを始める最終調整をしているところです。

次男坊は(初心者のくせに)そこそこ安定して利益を叩き出していますが(8桁トレーダーペースに乗った)、考え方や手法がダボ流とは全く違うので、「まずはダボ流を習得して欲しい」という意味でも3人をdiscordで繋ぎ、同じチャート、同じ売買システム、同じルールで始めることにしました。

これの細部を公表するかどうかはまだわかりません。そもそもほとんど読者の反応がないことを書き続けているブログですし(でも読む人はそれなりにいる)、「自分の売買手法が確立していない人にはそもそも無理」ですから書いても意味がないと思っています。

でも結果ぐらいは書きましょうかね。興味を持ってやる気を出す人が増えたら嬉しいですから。

「やっぱりやらない方が良い」という結果だったりしてね。当然、そうなることもありうる。(笑)

でもそれはそれで「どこに問題があるのか」は80日間の3人の膨大な売買データから見えてくるはずで、そこからまた私達はスタートします。

80日チャレンジの結果が良くても「検証」「反省会」は非常に重要で「たまたま利益が出た」ようなトレードを排除しないといつになっても上手くなりませんから。「出るべきところで出て、どうして負けたのか」が一番重要で、その実データは多く欲しいくらい。(笑)

今日書いたことは「私はそう考える」というだけのことで、これがベストかどうかはわからない。

ただ息子たちには、まずはダボ流の考え方、手法を【基本のキ】として理解し実践するのを義務付けています。いろいろとあの手この手を考えるのは、「その後」の話。

特に、上に紹介した「石原順氏」の考え方は非常に大事で、それなくしては投資もトレードも危険だし、安定した「勝ち」を狙うのは不可能だと思っています。だから息子たちとはいつも彼を話題に出すし、ちゃんと動画を見ているかしつこいように確認しています。そして本当に理解しているかどうかのチェックも頻繁にしています。長男は私と長くやっていますので問題はなさそうですが、理論派の次男坊はたまに「頭で考えただけの自己流」を「確率的には~~」と主張したり、まだまだ頓珍漢なことをいうところがあるので注意して見守っています。

投資やトレードに興味がある方は、私のいうことなんか聞く必要は無いにしても、「石原順氏」の考え方は取り入れたほうが間違いないと思います。

そして債券投資に興味があるならやっぱり上に紹介した「ヨウヘイ氏」の知識は全て吸収するぐらいに学んだら良いと思います。

そういう基本がなくしてあちこちから情報を集めたり、投資やトレード手法を学んでも無駄だと思います。混乱するばかりで結果は出ない。これは誰しもが通る道で私もそうだったんですよ。また「誰の言う事を基本とすべきか」も最初の頃ってわからないのね。だからあちこちから情報を仕入れてどんどん頭でっかちになるだけ、なんてことも起きる。

チャート分析を学ぶにしても「なぜそれが大事なのか」「分析して何を見るべきか」の基本がわからないと「チャート分析オタク」になるだけ。きっと「早く上手くなりたい」のと「早く儲けたい」と、それで頭がいっぱいのはずですが、「急がば回れ」で、「基本の考え方」を是非、石原順氏から学んでほしいと思います。

でも彼は決して到達点ではなくて、通過点でしかないのね。だから基本的な考え方は彼から学び、そして「自分に合う手法」はその上に自分で作るしか無い。その自分の土台として「石原順氏」の考え方を持てば、まず間違いないと私は思っているし、彼を超える考え方を私は知りません。

というか、20年でも30年でもこの世界で実戦での経験を積んで悔しい思いも積み重ねた結果「あのような考え方」になるのかもしれない。私も40代に彼の考え方を持っていたら違う人生があったろうと思いますが、その当時は私はその考え方の良さに気が付かなかった。

私は随分、遠回りをしたと思いますし、それと同じことを息子たちにさせたくないのね。でも経験を積まないとああいう考え方の良さがわからないのかもしれない。

今日もdiscordで3人で話をしていたのですが、彼らは「小銭で遊ぶようなトレードをしているうちはどんなやり方でもどうにかなる」にしても、「額が大きくなってくると恐怖と不安が前に出て勝てなくなる」ということも知らないのね。

で、その時に「これじゃ駄目だ」と気がついても、それじゃそこからまた振り出しに戻っちゃうんですよ。つまり「障害が必ず要所要所で出てくる」わけだから、最初からそれを避けるのが簡単な手法、考え方でコツコツ経験を積み上げるのが重要となる。この辺を全く理解できないのは普通のことで、だからうまくなるのに10年、20年という時間が必要になるんじゃないでしょうか。

だから私は息子たちに「とにかくあの考え方を取り入れろ」と強制しているわけです。あれが「基本のキ」なのだと。

例えばですね、A地点からB地点に行くのに「多くの道がある」とします。当初はどの道を選ぶべきかがわからないのね。そしてどの道を選んでもそれなりに進めるわけですが、途中で障害物があったり、道が舗装されていない、細くなるなどそれぞれに特徴がある。

だったら「この道」を通れば、途中から積載量が増えてもスピードを上げても大丈夫という道を選んだほうが良いんじゃないかということ。

それすなわち、トレードの考え方、手法の違いがあるのと同じで、そんな違いがあるのか?と思うでしょうが、そういうのがあるのは10年でも20年でもやっているとわかるようになるのね。そして、途中途中で「大暴落」も経験して怖い思いを何度もする内に、「それを避ける方法」を模索するようになるし、そういう方法があることにも気がつく。

次男坊がやっているのは暗号通貨で現物(スポット)と先物の動きの違いを見つけて出撃するという、決してアービトラージじゃないのですが、ひとつの「アノマリー、規則性」があるのに気がついた。

それに従ってどうにか利益を出していますが、では将来ロットを大きく出来るのか、他のトレード対象でその手は使えるのかと言うと問題があるのね。

だから、例えばS&P500の4時間足チャートを見させて、「さて、買うべき?売るべき?様子を見るべき?」と聞いてもわからないんですよ。つまり、次男坊のやり方は汎用性がないってことなのね。これじゃいつか行き詰まる時が来るのは明白。

でも「今のやり方で利益が出ているんだから良いじゃないか」と言う。

でもそういうことばかりやっていると、ある日ある時、「障害にぶち当たる」。その「アノマリーが起きなくなることもある」わけで、もっと利益を出したくても「ニッチな世界」だから大きくなれない。そしていつか「違うことをやろう」と思えば、またゼロからのスタートになるわけです。

こんなことを続けているとすぐに5年、10年経っちゃうんですよ。私もそういう道を歩いてきたからよく分かる。そりゃ経験は無駄にはならないけれど、最初からそれなりの道を選んでいれば、短期間に伸びることが出来るはずだと私は思うわけです。

だから「とにかく今はこの基本を覚えろ」と押し付けしているわけです。その後、そのまま進んでも良いし、やっぱりそれぞれ好き嫌い、やりたいことがあるのが普通ですから、後からそれをやれば良い。

その他、Nobu塾のNobuさんも私は推奨していますが、彼から学ぶ前に「土台としての石原順氏の考え方」を持つ必要があると思います。

そして市場の動きを見るのには「レバナス一本リーマンさん」「モハPチャンネルさん」をいつも紹介していますが、彼らの情報も【トレーダーとしての基礎】がない限り役に立たないと私は思う。それはその基礎がないと「彼らの情報をどう使うべきか」がわからないはずだから。要は、投資やトレードで重要なのは「売買のタイミング」で、それは自分で考えないとならないってこと。

たとえば、レバナス一本リーマンさんは警鐘を鳴らすことが多いですが、「そろそろ危ないぞ」というときに、「値は上昇している」としてもそこで売っちゃいますかね。あるいは「チャンスだ」という時に、値下がりが続いているのに買い向かいますか?

それじゃただのアホなわけで、彼らの情報を【一つの想定】として自分の中に入れておいて、その読み方に自分は賛同できて、そして「そうなる動きが見えた時」が【行動するべきタイミング】なわけで、そのタイミングの見方がわからなければどうにもならないのね。

それはNobu塾のNobuさんも同じで、かなり具体的な想定をいくつか彼は提示するけれど、ではどのタイミングで売買するかはやっぱり自分で考えるしか無いのね。

そして彼がたまに見せる「彼の実際の売買譜」を見ると、「ええ~、こんな細かい売買をしているんだ?」と思うはず。でも本当に大事なのはそこなわけで、動画の中の彼の売買譜を画像で取って、彼が売買したポイントを自分のチャートにプロットして、彼がどういうタイミングで売買しているのかをちゃんと見ないと駄目なのね。それで初めて「彼の手法の実態」が見えてくるわけです。

それもせずに、売買譜の「損益の金額」のところだけを見て、Nobuさんは凄い、Nobuさんの真似をしようなんて思ったって無理に決まってるじゃないですか。やっぱりチャート上にプロットした売買タイミングを見て、Nobuさんはどんな動き、どんなインジケータの動きを「トリガー」として見ているかを考えないとならない。それがスタートじゃないんですかね。

それとですね、ユーチューバーでAkiさんという人がリアルタイムでトレードを公開していますよね。自分の手法が決まってきたらああいう動画を見るのも非常に参考になるのね。他人のトレードを見るのは非常に良いことで、「自分との違い」を考えながら見ると、「なるほどね~」なんて思ったり、「反面教師」として参考になることもあるから面白い。(笑)

どちらにしても「基本のキ」として「石原順氏」の考え方を自分の中に取り込むのは重要で、最初の一歩だと思います。

私は彼から学んだわけじゃないですが、ある日、偶然彼の動画を見て、「同じ考えの人がいるんだ」と驚いたのね。でも彼が売買タイミングを見るというチャートと私のチャートとは設定も使い方がまるで違うし、彼はデイトレはしない「スイングトレーダー」でその点も私とはまるで違う。

でも基本の考え方は同じ。

私の話は長いだけで理解不能で、疲れることも多いはずだけれど、彼の動画は見れば簡単に理解できるはずで、彼のファンダメンタルズに関する考え方もすぐわかるし、だから私は彼の動画をオススメするわけです。私のことなんか忘れてしまって問題ない。(笑)

このクソ長いだけのブログを読む時間があったら、「石原順氏」の動画を多く見たほうが遥かに役に立つはず。

本当にそう思うんですよ。なぜなら、私が皆さんに伝えたいことを彼はわかりやすく伝えているから。私は皆さんに彼の存在と彼の考え方を持つことの重要性を伝えらればそれで私の役目は終わりでOKってこと。

YouTube

毎週火曜日の夜に配信予定 ホットトピックに対する見解やニュースの裏側を現役ファンドマネージャーの石原順さんが解説します。…

ま、私のブログは、「たまにあのだらだらした長文も読んでみたい」と思うことがあれば遊びに来てくれればそれで十分です。(笑)

大事なことは、「貴方が望むように勝てるようになること」。そしてそれはダボ家も同じ。

頑張ってくださいね。ダボ家も親子3人で頑張ります。(^_^)v

 

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