前のエントリーで書いた「日本の利上げでアメリカ株は下がる件」に関しての補足です。
わかりやすい図と説明を書きます。
動画の中にも出てきますが、この図が重要なところ。
◯ 2022年より前は「ナスダックの動きはアメリカ10年国債の利回りと連動していた」(水色の丸)グレーライン(ナスダック)と黒ラインの動きを見る。
◯ 2022年より後は「ナスダックの動きは日本の十年国債の利回りと連動していた」(緑の丸)グレーライン(ナスダック)とグリーンラインの動きを見る。
つまり、アメリカの金利が下がると株価は上がるというのは2022年より前(水色の丸)は正しかったけれど、2022年より後(緑の丸)はアメリカの金利が上がって本来は株価は下がるはずなのに上げた。そしてその動きは「日本の国債の利回り」と連動した。つまり2022年以降のナスダックは「日本からの資金流入(円キャリートレード含む)で上げた」と考えることが出来る。
この考え方が正しければ、日本の利上げで日本からの資金流入(円キャリートレード含む)は減少し、ナスダックは下がると予想できる。
早ければ1月24日に、「日本の利上げ」がアナウンスされるはず。でも上げても0.25%でしょうし、ナスダックが連動しても大きく下げるとは思えない。ただ利下げが今年3度行われるとそれなりに下がるのかもしれない。というか「そういう将来が見えていれば、撤退を早く決断する」のが世の中の常識でしょう。
これはアメリカの金利も関係していて、アメリカが利下げが行われれば「金利差は縮小する」わけで、それは「円キャリートレードの減少」を意味するしそれはナスダックの下落に結びつく。しかしアメリカの金利引下げは「アメリカ株の株高要因」となる。
ややこしいですね~。
ところで、この「日本の利上げでアメリカ株は下がる」というのは私の考えではなくて、前のエントリーで紹介した「石原順氏の解説動画」のいちばん重要なところ。
私としてはどうなるのかさっぱりわからず。またアメリカ株式は持っていないし、上がっても下がっても関係なし。Nasdaq100 e-miniのデイトレはこれも上がっても下がっても関係なし。上でも下でも「大きなうねりが出れば嬉しい」だけのこと。
石原順氏の動画。
前のエントリーを読んでいない人は読んでみてください。
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