マレーシアの「現在と未来」「投資関連」はどうなっているのか やっぱりマレーシアに来て住んで良かった~

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私達家族が25年住んだオーストラリアはゴールドコーストからマレーシアに拠点を移したのは2016年ですが、その計画を建てたのが2008年。MM2Hビザも取ってマレーシアに渡ろうとしているときにリーマン・ショック。

これって私にしてみると「ロシアが突然ウクライナ侵攻した」みたいな「青天の霹靂」で、全てが狂いだしたし経済的にも大打撃を被りました。ですから実際にマレーシアに移るのは「棚上げ」になってしまいましたが、それなりにマレーシアウォッチングは続けてきました。

でも私自身はその時点でも実業を離れて時間が経っていましたし、ビジネスマンとしての視点からみたマレーシアのことはわからないし、「投資、トレード」を生業としていても、これまた「長期投資は債券投資、稼ぎの柱は短期投資の投機」であることから、やっぱり一般的な視点じゃないのね。

それは2016年にやっとマレーシアに渡ってきてからも同じで、中小企業のオヤジとして生きてきた割にはマレーシア経済、投資の世界の細かいところは全くわからない。もしかしたら「興味がない」と言っても良いのかもしれないけれど、私が持っているマレーシアに関する知識なんて「旅行者レベル」でしかない。

そもそもマレーシア国内の旅行も行ったことがないと言って良いほど行ったことがないし、ジョホールバルもマラッカも、リゾートであるランカウィも東海岸の離島にも行ったことがない。それはクアラルンプール内でも同じで、ペトロナススツインタワーもKLタワーも、ムルデカ広場もバツーケイブ、チャイナタウンにも行ったこともない。

そして外食も少ないし、良いお店を探すのが趣味なんてこともない。ゴルフもしない。というか15年ぐらい前にゴルフは一切やらなくなった。

そんな生活の何が楽しいのかと私も思うけれど、臭い言い方だけれど「愛する家族と同じ時間と空間を過ごしている」というだけで私は幸せだし、もしそれがなかったら他の何があっても幸せなんか感じないと思う。

だから私のマレーシアに関する知識も経験も「旅行者以下」というのが正解。知っているのは住んでいるモントキアラ周辺ぐらいなもん。マレーシアに来てから9年目に入るのにこんな程度。

ではどこからマレーシアの情報を仕入れているかというと、非常に狭い交友範囲の中の日本人、マレーシア人だったり、マレーシア在住の日本人のブログであったり、ユーチューブ。

それでも「マレーシアに全く興味がない」わけじゃなくて、特に経済的なことはやっぱり知らないで良いとも思えず、でも深いところまで知る必要があるとも思っていなくて、結構、あてにしているのがこういうマレーシア在住の経済系ユーチューバーだったりする。

私はこのユーチューバーは良いと思っていて、若いのにしっかりしているし、普通は言わないようなことでも「ズバっという」のね。

こういう人って本当に貴重で、多くは「スポンサーが見え隠れしたり」、「良いことばかり言う」とか、「当たり障りのないことしか言わない」のが普通で、「広告宣伝か?」と思うことが多い。そもそも今の時代のインフルエンサーって「広告宣伝の別働隊」みたいに私は感じているし、ユーチューブでもブログでもこういう人が増えたら良いなと思っています。

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マレーシアを拠点とした海外事業開発を形にする会社を経営しています。東南アジアスタートアップのエコシステム(生態系)にも深…

---(ここから先は毎度のジジーの戯言)---
 

私はもうジジーだけれどいわゆる定年退職して優雅に暮らしているわけでもなく、「仕事を持っている」わけですが、これも一般的な仕事とは大きく違って、また「投資」というとちょっとニュアンスが違っていて、いわゆる「相場」と呼ばれる世界の「値動きで利益を出す仕事」であって、どの産業が活況かとか、どの会社が伸びるかというのも関係ない。景気が良いか悪いかも関係ない。アメリカや日本、世界の株式市場が伸びようがクラッシュしようが関係ない。

これって目の前に広がる広大な海に小さな漁船で漁に出て、釣り糸を垂らすなり漁網を仕掛ければそれなりの漁獲高はあるのと同じ。また裏山に入れば四季折々の収穫物があるような、「自然の恵みの中で生きている」のと同じ。

でもそういう世界に浸っていると「どんどん馬鹿になる」というか「世の中の変化が全くわからない」ようになるし、直接の関係はないにしろ、世界の、アメリカの、日本の変化、状況は把握していたい。でもその視点はビジネスマンや企業家、投資家のそれとは違う。

ただ「債券投資」の比重が大きいので、債券に関する世界の動き、金融業界、金利の動き、そして為替には興味があるというか、それだけは何も知らないでは済まされない状態。

ま、そんな生き方だから、「何も知らない」でも生きていけるわけで、それは今後も続くはず。

無知でもバカでも年寄りでも生きていける世界があるのって有り難いと心底思う。

そしてそれが出来るのが「マレーシア」なのね。

なんだかんだ言ってもまだまだマレーシアの生活費は安いし、近年また物価上昇が激しいオーストラリアに比べたらもしかしたら生活費は3分の1ぐらいかもしれず、なおかつ我が家の収入にはマレーシアでは一切課税されない。これってすぐに所得税率が50%になるオーストラリアに比べると、同じ収入の場合、最低でも収入の半分、そしてそれ以上を貯蓄なり再投資に回せることを意味していて、その爆発力は半端じゃない。

日本やオーストラリアも含めて、マレーシア以外では私達家族が今のような生活、資産運用はできないと思う。

それは「お金儲けに四苦八苦する必要がない」という意味でもあって、運良くその状態が作れた後に【次に何が出来るのか】が楽しみです。それはお金を湯水のごとく使うことでもないし、贅沢三昧が出来るということでもなくて、「資本主義のヒエラルキー」「搾取と隷属の構造」「上下関係がはっきりしている世界」「格差が大きな世界」から影響を受けないことを意味していて、そういう人たちが作るコミュニティーはどうなるのか、それはまずは家族からなわけですが、「本来私達が追うべき理想社会」があるような気がしています。

昔からブログにちょっと書いたことがある、私の最終目標である「平民の逆襲」がそれで、それはマレーシアに住むからトライできることでもあると考えています。

またお金儲けって私には本当に難しくて、山あり谷ありの生活を長年続けてきたわけですが、常に考えていたのは「恒久的なお金儲けの方法は無いのかどうか」ということだったんですよ。悪い時もあれば良い時もあるけれど明日が見えない生活ってあまりにもストレスフルだし「どんな時代でもどんな環境でも利益を出せる自分でありたい」のが長年の夢だった。

で、たまたま見つけたのが「相場の世界で行う短期的な投機だった」のね。まさにこれって上にも書いたような「自然の恵みを頂戴する」のに似ていて、【常に存在する値動きそのものから利益を出す】という「風力発電、潮流発電」みたいなもの。だからこれのスキルアップに全精力を傾けてきたし、息子たちにもどうしても伝えたいことでもあるわけです。

これが私がなぜ20年以上もこの「デイトレを含む超短期売買だけに没頭していたのか」の種明かしです。「経済の動向にも左右されずに安定して利益を出す方法はこれしかない」ことに気がついたから。「株式市場、あるいは商品先物市場」という【常に波が立つ大海原が存在するだけで十分】なのね。

ちなみにこの世界に大手は入ってこない、これないのね。小さな漁場に大型船団が入ってこないのと同じ理由。ただ売買の考え方は「ディレクショナル(相場志向)型投資戦略を持つヘッジファンド」と似ているかもしれない。

それも今、生活コストも安く、自分が稼いだものを自由に動かせるマレーシアに住むからトライ出来るのね。「活かさず殺さず」の国にいたら、慌ただしい人生を送るだけで終わってしまう。日本みたいに社会保障がしっかり機能してるわけでもない国で税負担率が50%に達するって、豊かに暮らせる方がおかしいと私は思う。せめて北欧の国々やオーストラリアみたいに「政府が国民の方を向いている」のがわかって「落ちこぼれは出さない」という明確な方針があるのであれば、「共同体」として皆が協力するのはわかるけれど、そうじゃないのなら「全ては自己責任でも自由がある国」に住もうと思うのは当たり前だと思う。でもそれが「祖国を捨てる」ことであってはならないし、アイルランドがそうであったように「祖国の危機」の時には、世界に散らばった多くの同胞が馳せ参じて祖国を支えるなんて未来を私は夢見ています。祖国が沈みゆく時に国民も一緒に沈むべきとは思わないし、「祖国のためにこそ逃げて生き延びる」という発想が重要なのを教えてくれたのが「ユダヤ人の歴史」だと思う。

「楽しい」だけじゃなくて【自分や家族の生き方を根本的に変えるチャンスがある】のがマレーシアで、マレーシアにはホント感謝しています。マレーシアに出会えて良かった。

今までは、マレーシアに渡ってくる定年退職者が非常に多かったけれど、これからはFIREした若者や投資やトレードで生活する人たちがどんどん増えるのだろうと思う。

というか、それはもう始まっている。

10年後はどんな風になっているんだろう・・・。

トランプがアメリカを、そして世界を変えようとしているしそのスピードはとてつもなく早い。でもそれは私には「改善」ではなくて「破壊」にも見える。

その手法は私が知っている限り「共産革命」に似ていて、全てを壊して新たなものを作り上げるようにも見える。その張本人が共産主義者ではなくて自由主義者であるところに皮肉な歴史の大転換みたいなものを感じています。

日本も大きな変化の渦に巻き込まれているように思うし、いったいこれからどんな将来に向かって進むのかも全く想像もできないでいます。

でもどんな世の中になっても生き延びなければならないし、また生きていればそれでよいわけもなく、新たな世界の中の新たな自分や家族、そして思いを同じくする人たちのコミュニティーがどう育っていくのか。「幸せ」とか「繁栄」が強者による押し付けの価値観に成り下がるのか、あるいは自分の「諦めの上に立つ幸せ、繁栄」なのか。

そんな程度の世界を夢見て生きてきたわけでもないし、そんな世界に生まれたくて生まれてきたわけでもない。

もちろん「サファリパークの中に飼われて衣食住が満たされていれば良い」なんてのもまっぴらごめん。

2025年は「変革の年」、「成長と再生の年」と言われる。もう2月になったけれど、まだまだ「自由」「開放」を求めて歩み続けたいと、この気持ちを新たに、そしてしっかり持って進みたいと思う。そしてその道筋を子どもたちに見せたい。

 

 

 

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