第3の投資方法を実践してみたい

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投資ですが、何を基準にするかで大きく分けると2つに分けられると思うんですよ。

一つは「ファンダメンタルズ」で、これは王道と言われる見方で、その会社の財務諸表を見たり業界の動向、世界の動きを見ながら投資をする。

もう一つは「テクニカル」で、私が基本とするのはこれ。値動きには本当に様々な要因があるわけですが、「それらを全て含んでいるのが値動き」だから、【値動きを重視する】という考え方。

そこで「第3の投資基準」と言われるものがある。

それが「メタトレンド投資」で、たとえば歴史的に言えば、「これからは自動車の時代だ」「カラーテレビは全世帯に普及する」とか、「皆がパソコンを持つ時代が来る」「これからはスマホ」だと、そういう「次に来る大きな変化」を先読みしてその業界、トップ企業に投資をするという考え方。

今、「AIに投資をする」のはその考え方ですよね。でも実際には「その企業は赤字続き」だったりファンダメンタルズから見た基準では「投資不適格」だとしても【次の時代を読む】とそれば投資対象としてOKみたいな。

ただこれも難しくて、新たな産業には多くの新規参入組がごっそりいて、「誰が生き残るかわからない」のね。それは「EV(電気自動車)」もそうで、世界がEVに舵を切ったのは間違いがないにしろ、EV関連会社は中国の新規参入組をいれると軽く「数百社」に達するし、もうすでに倒産したり、撤退、廃業したり、統廃合が行われていて、【EVの時代は来る】のは間違いないにしろ、「どの会社を選ぶのか」で天と地の差が出てしまう。

そういう業界なのはわかったうえで、「次世代の産業に投資するノウハウ」もあるわけで、それが「メタトレンド投資」。

面白そうだと思いませんか。やっぱり「次の時代を考える」のってワクワクするし、まさにITやAIでも株価が何十倍、百倍になる銘柄もあるわけで、【そういう投資を自分の投資の基本とすることは不可能】だとしても、それこそが「投資の醍醐味」だとも思うわけです。

中島聡氏というコンピューター技術者をご存知だろうか。1960年生まれだからパソコンの黎明期に活躍した人で、NTTからマイクロソフトに移籍し、「Windows95の父」と呼ばれる人で、「ドラッグ&ドロップ」や「右クリック」をWindowsに実装した経歴を持つ有名な人。

彼は技術者としてだけではなくて、「投資」に関しても優れていて、学生時代に自ら開発したCADソフトを売って(あの当時に)1億円を手に入れたり、創業した会社を売って数百億円の利益を得たり、「アップル」「NVIDA」「テスラ」の製品を使い、愛し、将来性があると見て投資もして成功してきた人。

夢があって羨ましいと思いました。

かつては私も「投資とはそういうものだ」と思っていた時期もあったのに(半世紀も前のこと 笑)、いつのまにかそれは理想論でしか無いと「職人、サラリーマンのように毎日の仕事としての投資」を考えるようになってデイトレーダーをやっているわけですが、これは本当に職業であって、そこに「楽しみ」があるかというと【無い】のね。

だから彼の話を聞いていると、「夢を取り戻したい」みたいな気がしてきます。でもそれは「投資」とは私は考えていなくて、「夢を追う」一つの方法という位置づけ。余裕資金を別枠にして「メタトレンド投資」にも手を出してみたいと思う。

でも私は「買ったら放置」なんてことはもうやりたくても出来ない身体になっていると言って良くて(笑)、「上昇トレンドだけに乗る」方法になると思う。あるいはそこそこ長い間やってきた「金(ゴールド)投資」と同じ様に、現物、あるいはETFなりのファンドを保有し、下げ波動の時には「繋ぎ売り」という昔からある方法(両建て)を取るのも良いと思う。

中島聡氏はメルマガもやっているので購読してみようと思う。

彼の対談を見ても、彼が必ずいうのは【次に絶対にロボットの時代が来る】ということ。いわゆるヒューマノイド型の「汎用ロボット」ね。

このヒューマノイド型のロボットの時代が必ず来ると思うのは私も同じ考えで、それに関しては何度もブログに書いてきました。

このヒューマノイド型のロボットって非常に使い勝手が良くて、今までは「決まった作業をするロボットの時代」だったじゃないですか。大きな売上がある「産業ロボット」もそう。でもそういう「使い道が決まっているロボット」ではなくて、「ヒューマノイド型の汎用ロボット」が出てくると、「機能別ロボットを作らなくても良い時代」に入ると思うのね。つまり、世の中は「人間が働くのを前提として多くのインフラが作られている」から、そのままの状態で【操作をヒューマノイド型ロボットにさせれば良い】ケースはかなり多いことになる。

アマゾンの配送センターだけで「数十万台」の需要があるという。

ゴールドマン・サックスが試算しているヒューマノイド型ロボットの将来の需要。

これから出てくる「自動車の自動運転」も同じで、それをするには「それ専用の自動車を作る必要がある」わけだけれど、「高性能の汎用ヒューマノイド型のロボット」の時代になれば、普通の車をそのロボットに運転させればよいとなる。これはほぼ全ての産業においても同じで、「専用の機械を新たに開発する必要がない」ケースも多いはず。

当然、個人用も同じで「掃除」「料理」「洗濯」「介護」「子どもの世話」などが出来るロボットなら、それぞれの仕事の専用ロボットは必要なくなる。「ルンバ」の様な掃除ロボットもいらない。

ま、ロボットは一つの例でしかないけれど、これからの時代、新しい技術が開発され、新しい製品、産業も生まれてくるであろうことは間違いがなくて、そんなところへ投資ができたら面白いと思う。

ただその判別は素人には難しくて、やっぱりIT業界で生きてきた中島聡氏だからこそ「見極めること」ができるわけで、彼とて異業種の将来がわかるわけもない。つまり、私みたいな中途半端な生き方をしてきた場合には「どの業界のこともわからない」ということになる。(笑)

でもそれはそれで仕方のないことで、でも「目の付け所」は中島聡氏から学ぶことは出来ると思う。

彼はあちこちで対談をしているし、自分が投資するポートフォリオも公開しているらしい。それらを見るとちょっと今までの技術者とは違うのはすぐにわかるし、私としては彼は技術者というより「投資家」の色が濃いように見える。というか年齢的にもそういう歳になったのでしょう。資金もごっそりあるようだし。またホリエモンと対談しているのを見て面白いと思ったのが「何に投資するべきかはわかるけれど【いつ売るべきかがわからない】と言っていた」のね。これはホリエモンも中島氏も同じ。

これは「非常に面白い発言」だと私は思ったし、このブログの読者で株式投資などに興味がある方は「買うタイミング、売るタイミングが何よりも重要」なのはご存知だし、そのタイミングを見る手法をお持ちの方も多いと思う。

つまり中島氏やホリエモンが「推奨する銘柄、分野」があったとしたら、慌ててそれを買うこと無く、「売買対象としてリストに入れる」だけで良くて、「買いシグナルが出たら買う」「売りシグナルが出た売る(あるいは繋ぎ売りをする)」ことをすれば彼らより良い結果が出る可能性は十分にある。「買い推奨銘柄」でも「下げトレンドの時には空売りするのもアリ」だろうと思う。

たとえば中島氏がイチオシのテスラにしても、きっと彼は今の半値以下に下がった下げ相場で売ることはせずに、「買い増しする」ことを考える程度だろうと想像できる。でもこのブログの読者なら「買いサインが出たら買う。もし売りサインが出たら売る」という単純な考え方のほうが良い成績が出るのはわかっているはず。

テスラの日足。

最近、この手の「ヒューマノイド型のロボット」に関する動画も増えてきている。

何か面白そうな話が出てきたら、またブログに書きますね。

 

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