【投資・トレード関連】なぜ「大波乱」は【デイトレーダーにとっては大チャンス】なのか

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

今回の話も「長話」ですが、もし投資・トレードで悩んでいる人がいたら、「ちょっと考え方を変えるだけ」で全く違う人生になるという私の体験を元にしていろいろと一生懸命書きましたから、是非、耳を傾けて頂きたい。私も30年前に私みたいな五月蝿いジジーと知り合っていたらもっと違う人生があったと思うし、いや助言をくれた人たちはいたのですが、私は自分のやり方に固執して長い無駄な時間を過ごしました。ま、それの反省というか悔しさと言うか、「ほんのちょっと考え方を変えるだけ」なのにどうして早くそれに気が付かなかったと悔やんでいるのは間違いがない。だからもし、私の長話、無駄話の中から「たった一人の読者でも何かひらめきがあったらいいなぁ」と思って書いています。

-----------
 

株式でも先物でも商品相場でも「毎日、上だ下だと大きく動く」時があると困る投資家が多いのが普通。当たり前ですよね。買うべきか売るべきか、上がるのか下がるのかの「自分の考え方」「自分の予想、計画」がグチャグチャになるわけですから。

でも「日足で見た大きな乱高下はデイトレーダーには大きなチャンス」だと前にも書いたことがありますが、今回の動きがまさにそれだったので、説明します。

例としてはNASDAQ 100 E-miniの先物の動きで見てみます。

「買ったら売らずに持ち続ける」というタイプではなくて、買う(ロング)も売る(ショート、つなぎ売り)もその時の流れを見ながらするタイプという前提です。

トランプが異常な政策をだして、世界に激震が走り、「ヤバそうだ」と思っていたら【大きな下げ】でやっぱり持ち株は売ろう、いや積極的に「ショート(空売り)」しようなんて思って売ったら、「次の日に大きく上がった」ので「含み損を抱えた」状態で、【こりゃ思ったほど酷くないのか】なんてショート玉は損切りし、新たに「買い(ロング)」で入ったら、「また下げだした」みたいな動き。

こういう後手後手に回ることって結構あるのね。

相場って「他人より早く動き出さないと駄目」なのはわかっているのに「マーケットの動きをしっかり確認してから出撃」をするタイプだとこういことが良く起きる。実はそれはデイトレでも同じで、「タイミングが外れる」と【買えば下がる、売れば上がる】ことが続くこともある。だから【初動を見て決断する】のが非常に大事なんだけれど、なかなか自信がないから出動が遅れる。値動きは波を作りながら動いているけれど、これをやると「山で買って谷で売る」なんてことは誰でも経験すること。

ましてや今回みたいに「上下幅が大きい」ととんでもないことになる。

私は今回の動きを見て思い出したのは2016年のトランプ新大統領が生まれたときのこと。あの時は「ヒラリーで確定」と皆が思っていて上げている時に「トランプ当選」のニュースが出て大暴落。こりゃ大変だと思ったら、なんと「トランプも良いじゃん」と流れがガラッと変わって大きく上がりだした。また311の東日本大震災のときの為替もそうで、「日本はもう駄目だ」と【円安に動いた】のは一瞬だけで、それどころか「大きく円高に動いていった」(リスクオフの動き)のね。

そういう「一般の考え方とは全く逆の動き」が起きることもかなり多いし、ましてや「値幅が大きかったら大損害」となる。

だから「乱高下しそうなときには手を出さずに静観する」と決める投資家、トレーダーも多い。実は私もそのタイプで、ジェットコースターみたいに動きそうな時は「それに乗るのは難しい」と思っていますから、まず手を出しません。その後、落ち着いてトレンドが上でも下でも安定してきたら出撃するという考え方。

でもそれは「デイトレの場合に限る」のね。

デイトレの場合は「1-2時間の間に世界情勢は変わらない」わけですが、「重要な指標発表、重鎮の話」が出ると、「数秒の内にとんでもなく大きな動きになる」のが普通。そしてどう動くのかは「指標や重鎮の話の内容による」から、事前に予想はしても「その通りの値動きになるかどうかはわからない」のね。だからその時に「すでに予想した方向へ出撃して、その指標の発表や重鎮の話を待つ」なんてのは【ギャンブルそのもの】でしかないわけです。この動きって「ほんの数秒で大きく動く」事が多いから、それを確かめて出撃するには遅すぎるし、逆に事前の自分の予想で出撃していて「発表時に、あ、間違えた」なんて思っても逃げられない。「注文時には損切りの逆指値注文を必ず一緒に入れる」のはお約束ですが、一瞬で大きく動くとその逆指値とは大きくズレた値で約定するから結構怖い。だから私は「乱高下しそうな時には何もせずに静観する」ようにしています。

でもそういう動きが好きであえてその動きを狙う人たちもいる。

なぜか。

私が思うにそういう人たちはギャンブル依存症か、運用資金が小さいからだと思っていて、勝っても負けても数万円~数十万円ならギャンブルを楽しむようにトレードできるんでしょう。でももしもいつか自分も大きくトレードするようになって、そういう動きで数百万、数千万も損する可能性を考えたら馬鹿らしくてできないんじゃないですかね。これって重要な点で、トレードの手法はいろいろありますが、「今、利益を出す」ことは重要だけれど、【大きくなった時には危なくて使えない手法】だといつか【大きな壁】にぶち当たるか、精神的におかしくなるかどちらかだと思う。これは「長期投資も同じ」で「買ったら持ち続けるのだ~」なんてのも失敗しても傷は小さいからそんな気楽なことが言えるんじゃないですかね。投資の神様と言われるウォーレン・バフェット(ハサウェイ)だってそんなことはしないわけで、実際に「皆がまだまだ上がる」と言っていた矢先に「大量の持ち株を売却、利確して現金比率を大幅に上げた」のはなぜ?

ところが、今日、話しているのはナスダックの日足の話し。こうなるとデイトレとは全く話が変わってくるんですよ。

日足を見て売買する人は、この動きに振り回されて当たり前だと思う。特に「大きく動く時にはその反動も大きい」のが常だから。

ところがこういう動きをデイトレで使う「時間軸」で見ると全く違うように見えるってこと。「とんでもなく大きな、そして嬉しいトレンドが入れ代わり立ち代わり出てくる」のね。

たとえば15分足だと、「大きな波が来ては引いて、また繰り返される」のがわかるはず。普段、こんな大きな上下動ってないわけです。

デイトレーダーもいろいろで数分で勝負するトレーダーもいれば、1時間2時間は持つトレーダーもいて、それぞれ「見るチャートが違う」し「売買手法も違う」のが普通。

では私が見ている「100ティック足」でこの動きを見るとどうなるか。

いつもと同じチャートの設定でこの動きを見ると「上下に収まりきらないほどの大きなトレンド」となって出てくる。

しかもこれは日本時間の4月11日05:00から11:00ぐらいまでの時間帯で、アメリカ人達も「もう今日の取引はおしまい」と家に帰る、寝る時間帯でもこれほど動きが大きい。この時間帯は「メインの株取引はもう終わってから」の時間帯ね。

では大きく動いた日本時間4月10日02:20頃の動きはどうだったかというと、これ。いつものチャートの設定だと入り切らないどころじゃない「大津波」みたいな波だったということ。

当然、この設定では値動きは見えないわけでY軸の価格設定を変えます。いつもは10ポイント幅ですが、その10倍の100ポイント幅にしないと収まらない。

10倍の100ポイント幅ということは、一コマ分、勝っても負けても先物がたった1ロットで2000ドルの動きとなります。いつもの設定だと一コマ1ロット200ドルで「何コマ抜けるか頑張る」わけですが、日足で見た「大きな乱高下」は、デイトレの100ティック足でみると、たった28分間でこれだけの大きな波が連続して来ていることになる。そしてこういう動きが毎日20時間以上続くと想像してみてください。2つ上に出したチャートはアメリカ人さえも「もう寝よう」という時間帯で、いつもなら「一番値動きが少ない時間帯」でもあれだけ動くということ。

だから、「大波乱は大チャンス」(デイトレーダーに取って)なわけです。ただし、非常に重要な点ですが「もしも逆張りをするタイプ、ましてや損切りがちゃんと出来ないととんでもない大負けをすることがある」のは注意が必要で、表舞台から消えていく人たちはその手の人達が圧倒的に多い。少なくとも「買って持ち続ければどうにかなる」なんて世界じゃないのは簡単にわかりますよね。

またほんの数分数十分で何千ドルも動くのにビビる人には、このE-miniではなくて「Micro E-mini」もあってそれはサイズがE-miniの10分の1だから、より小さな資金でチャレンジ出来る。例えば証券会社によって違うのだけれど、「Micro E-mini」なら1ロットの保証金の最低額は100ドルとか。でも当然、最低でもその5倍以上は口座に保つ必要がある。常に勝てるわけじゃないから。(笑)

それと先物、CFD、FXにしても「レバレッジを掛ける」のが普通だから、【逃げ足が遅い】のは致命的で、ボーッとしていると口座の資金の全てを失うなんてことが簡単に起きる。特に「損切り」は一番最初の最初に覚えるべきことだと言っても良いかもしれない。でもこれは何年何十年経験しても難しいのね。だから「考えたり悩んだら駄目」で【機械的に損切りする】しかないと思う。

「勝つことより生き残ることを優先する」のがお約束で、損切りは出来ない、下がればナンピン買い下がりをしたり、「利益が出るまで待つ」なんてのは、それで億単位の利益を出してきたFXトレーダーの話もブログに書いてきたけれど、私は彼は「ギャンブラー」だとしか思わないし、またギャンブラーの素質があるとも言えて、何億も稼いだ反面、何億も損した経験もしっかり見るべきで、普通の人がそれを真似たら「かなりの確率で早い時期に退場となる」のが普通だと思う。当然、私はそういうやり方はしないし、やろうと思っても絶対に無理。なんせ小心者のビビり屋ですから(笑)。でもそういう性格を治す必要はないと思っていて、そういう性格に合う手法もあるのね。

また今の私の手法はそういう彼の「良いところ」を見て、そして「悪いところを排除」して今までの私の手法と合体させた手法で、それが出来たのはそのギャンブラー気質のデイトレーダーのおかげでもあって、私は彼には本当に感謝しています。彼は毎日の自分のトレードをリアルタイムでユーチューブに出しているし、その時その時、何を考えてどう行動をしたかの説明をするのね。その動画を私は数百時間分は見て、彼の「長所欠点を洗い出す」ことをしました。「大きく負ける時」でもそれを公開しているから、「どうやったらそういう時に負けを小さくするか」を徹底的に研究して、それがわかりやすいチャートを作ったのね。「何をすべきか」は重要だけれど「何をしてはいけないか」はもっと重要で、それがパッとチャートを見た瞬間にわかるチャートが出来た。

それと一つ気がつくはずですが、日足を見て売買する人たちは「ニュースを見る」「トランプの発言を聞く」「各国の対応を見る」「専門家の解説を聞く」などして、【自分の方針を決める】のが普通ですが、では上に出した28分間の中の値動きって「どう読むのか」不思議だと思いませんか?28分間の時間で、世界情勢も経済環境も「全く変わらない」のですから。

ではどうやって「買う、売る」を決めるのかですが、これもデイトレーダーそれぞれ考え方も手法も違うのですが、私の場合は「値動きの方向と強さ」を何よりも重視します。それは「買い方と売り方の力のぶつかり合いであり、その変化」を重視する考え方。だから「事前」に【今日の自分の予想も計画も無い】んですよ。

当然、「大きな流れ」も重要だから大きな時間軸での「動きの方向、その強さ」は見ますが、それは「今まではどういう動きだったか」を頭に入れるだけで、「それを理由にこれからの自分の方針を決めることはしない」のね。だって、過去は過去、例えば5時間前は5時間前でしかなくて、「今は今の買い方と売り方の戦いがある」わけで、当然、【今の方向性とその強さ】を何よりも重視してトレードします。日足では「大きく動いた一日」でも私のチャートで見ると下げも上げも大きな、そして利益を狙える嬉しいトレンドが何度も一日の中で繰り返されている。

その動きの方向も強さも「刻一刻と変化する」わけで、その変化に合わせて私は売買するだけ。

ここで是非考えてみて頂きたいのは、私の場合は上に出したように28分間の中の動きで「方向と力」を見るわけですが、それって実は「1日」でも「1週間」「1ヵ月」でも同じことだってこと。

値動きを決めるのは「買い方と売り方の力関係」と、その「変化」でしかないのね。これに「時間は関係ない」わけです。デイトレと長期投資の違いは、その「力関係の変化」を短い時間軸で見るか、長い時間軸で見るかの違いがあるだけ。

今の毎日の値動きを決めているのは「トランプでもない、専門家でもない、経済評論家でもない」、それらは「キッカケ」にはなるけれど、それら諸々を考えて「買い方と売り方は動く」わけで、そしてその結果として「値が決まる」のはデイトレだろうがスイングだろうが、長期トレードだろうが同じこと。

違いますかね?

この「原点」に気がつくと、「自分の予想、予測、計画なんて無力、全く関係ない」ことがわかるはず。

良く「株式投資は美人コンテストと同じ」と言われますが、これが何を意味しているかと言うと、私達は並ぶ美しい女性達を見て「誰が一番かな?」なんて考えますが、そんな自分の思いは全く関係なくて、「審査員達の多数決で決まる」だけのことで、もし優勝者を当てようとするならば、「審査員達の嗜好を含めた投票の数を予想」するしかない。つまり、投資だとしたら「買い方と売り方の力関係を見るしか無い」ということになる。

値動きは「買い方と売り方の力関係のみで決まる」し、それは「刻一刻」「1分」「1時間」「毎日」「毎週」「毎月」でも同じ様に「変化を続けている」でしょ。だから重要なのは「買い方と売り方の力関係を見ることのみ」と言って良くて、予想、予測は買い方も売り方も、その中でも皆がバラバラに真剣に考えて売買を決めて、その結果が「値動きとして出てくるだけ」なのだから、自分もそういう参加者と同じ様にああじゃこうじゃ考えて資料も集め、専門家の意見を聞こうが、それは何万、何千、あるいは何十万人が「皆が好き勝手にやっていることと同じ」じゃないですか。

そして「予想が当たった、外れた」と皆が大騒ぎしているだけのことで、「当たったから凄い」とか「外れたから違う専門家の話を聞こう」とかって「的外れ」なのがわかりますよね。それって「競馬の予想屋」と全く同じじゃないですか。でも面白いことに「多くの人は【赤信号、皆で渡れば怖くない】と思う」のね。だから有名な解説者の話を聞いたり、皆が「これだ!」という考え方を真似てしまう。これも問題で、相場参加者の80%は負けると言われる世界なのに「皆と違うことをするから勝てる」ことに気がついていない。

【間違いの無いことはたった一つだけある】のね。それは「今、自分の眼の前にある値動き」ということ。

でもねぇと思う人は、上にも書いた「デイトレ」を思い出してください。28分間の変化の中で「何を根拠に売買する」んですか?

それがわかると「デイトレも長期投資も基本は全く同じ」だと気がつくはずなのね。

ところがですね、業務で売買する人は全く事情が変わってくるのね。

例えば貴方がトヨタの社員でUSD/JPYの動きを見ているとする。そして半年後に「新たな車種をアメリカに投入する」としましょう。さて、その車をいくらで輸出すればよいのか。販売価格は?当然、「将来の為替動向を予想する」わけで、この読みを大きく外したら大損するじゃないですか。かと言って「幅に余裕をもたせる」と「高く設定するしか無い」ことになって、それは商売じゃない。

貿易関係はもちろん、海外との取引がある場合は常に「為替動向を予想するしかない」し、貴方が「そんな半年先のことはわからない」なんて言ったら即刻クビになる。あるいは貿易に関係なくても「常に仕入れ価格と販売価格は状況によって変わる」わけで、「将来の予想ができない」と仕事にならない。

また貴方が顧客の莫大なお金を預かって運用していて、「来年のことはわかりませんねぇ」なんて言ったらやっぱりクビ。また自分が実際に売買した「理由」を上司や顧客に「説明する責任」があって、「チャートを見たら売るしか無いでしょう」と言ったらやっぱりクビで、「上司や顧客が納得する経済的にも合理的な理由」を常に考えないとならない。

ところが私達は「ちょっと半年休む」なんてことも出来るし、「明日は明日の風が吹く」なんて言っても全く問題ないし、そういう【自由度がある】というのはとんでもないアドバンテージであることを理解する必要がある。でもそれに気が付かずに「業務で売買する人たちと同じ立場で悩む」のね。でもそれはメディアでもそういうプロの目線で解説するのが常識だから、「予想が何よりも重要」と信じ込んでしまうのだろうと思う。で、「競馬の予想屋」みたいなことを繰り返してしまうから「流れ、変化に乗れない」のね。プロは予約をしたり先物やオプションを使って「ヘッジ」をするのが当たり前だけれど、なぜか「予想だけはプロの真似をする」けれど、ヘッジに関しては何も考えないのが素人の特徴。

例えばこのチャートですが何のチャートかわかりますかね。これは金(ゴールド)の1分足ですが、ある日の30分間の値動きでこんなチャートを見てデイトレするトレーダーも多いはず。

ではこれは?

これは同じく金(ゴールド)の週足で、約10年間の値動き。

つまり、考えるべきことは同じってことだと思うのだけれど違いますかね。でも上に書いたように、業務で売買する人は「ある将来のある時点でいくらぐらいになっているか」まで予想をしないとならない。だから「難しい、難しい」というのは神様じゃないから当たり前だけれど、私達は「今の方向性とその力だけ」見ていれば良いし、それが変化したら「買いから売り、売りから買いへ変化出来る」し、「動きがよくわからない」時には【何もしなくても問題ないし】、「わからない時には何もしないで休む」のが鉄則なのね。でも業務で売買する人たちは「わからないから休む」なんてことは絶対にできない。

理屈も予想も予測も関係なく「値は勝手に動いていく」わけで、その値動きは「買い方と売り方のその時その時の力関係で決まる」のは全ての売買対象、全ての時間軸も同じだと私は思う。

「下手な予想は意味がない」と言われる、「相場のことは相場に聞け」と言うのもそういうことなのね。

私だったら雨が降ったら傘をさす。もし雨が降っても傘をささない人(でも傘は持っている)がいて、その理由を聞いたら「予想は晴れだったから」「いつか晴れるから」と言う人はいますかね。あるいは雨も降らないのに傘をさす人を私は見たことがない。

「天気予報は重要」だし、「自分で天気の予想をするのも良い」でしょう。でも【実際に傘をさすのかささないのか】を決めるのは天気予報でも自分の予想でもないじゃないですか。

【何よりも重要なのは今、雨が降っているのか降っていないのかだけ】であって、私はその【現実のみを重視】して傘をさす、ささないのかを決めるだけです。そして「いつ降り出すか」「いつ雨が止むのか」も考えません。そんなことは、考えてもわかることじゃないから。予想することは出来ますが、そもそも予想する必要がないじゃないですか。それとも傘をさして歩いている人たちは「もうすぐ止むはず。いや、もうちょっとか。傘をさすのをやめようか、どうしよう」とか考えながらさしているんですかね。

私達が傘をさす行動は「エキスパートそのもの」じゃないですか。何も考えなくても傘をさすべきかどうかわかるんですから。

でも「雨にもいろいろある」のね。ザーザー降りもあって、こりゃ大変だなんて思っていると「南国の雨」みたいに一過性だったり、すぐ止むだろうなんて思っても3日降り続けたり、にわか雨もあるし、やっとやんだと思ったらまた降り出したり。

それは相場の動きも同じで、それらをどう見るのかの難しさはやっぱりある。でも原点は「雨が降ったら傘をさす。天気が良ければ傘はささない」だけのこと。

でもこの天気も「業務で予想する必要がある人たち」は多くいるし、天気予報士はまさにそうだし、大きなタンカーや大型漁船団も天気予報を無視して運行は出来ないし、建設現場やイベント業も「天気の予想をせずに業務を進めることは不可能」ですよね。でも私達は「雨が降ったら傘をさす」「天気が良ければ傘をささない」という非常に単純な考え方で生きていける。

また傘をさすエキスパートでも相場に関してはとんちんかんなことをする。中には「雨が降っても関係ない。私は傘をささない」と言う人も世の中には多くて、「私もそうしてみよう」なんて真似をしてずぶ濡れになってから悩む人もいるのが相場の世界。最近の株の下げで泣いている人たちの大半はそういう人たちじゃない?でも「いやいや、必ず天気になるのだからまだまだ大丈夫」と虚勢を張る人も多い。過去には同じ様に考えて何十年も「元値にさえ戻らない」経験をした人がごっそりいるのに。でもま、子供や孫も入れて50年後、80年後でもプラスになればよいという人も実際にいて、先日、コンサルタントで「子供の世代も計算にいれるべき」というのに驚いたこともありました。

私だったらそんな馬鹿げたことは絶対にしないし、そもそも我が家の今の長期投資の柱は「債券投資」ですが、これは「利回りの良い定期預金」みたいなもので、今の時点でも年利5%以上で回すのは難しくはないし、「利益確定の投資」だから良いと思う。それで10年20年運用すれば元金は確実に増えるわけで、株式の長期投資で「持ち続ける」みたいに「運を天に任す」ことをする必要がない。でも「リスクが有る債券」もあって、私は去年、クレディ・スイスのAT1債で人生最大の大損をしたこともある。でもま、株だって80%以上下がることは過去になんどもあるわけで、「株なら安心」なんてのは私はカルト宗教と同じだと思う。

好きにすれば良いことですし、雨に濡れようが濡れまいが自分の人生に大きな違いがあるとは思えないけれど、相場の場合は「それで将来が決まる」と言って過言じゃないわけで、雨を単なる雨と考えずに「身体をも溶かす酸性雨」だと考えて、濡れない方法を常に考えるのは良いと私は思う。

また「降り続けている」のにニタニタ笑う人達も世の中には多くて、そういう人達は「雨が降っても利益を出す方法」を知っている人たち。あるいは「ヘッジの方法」「空売り、つなぎ売りの技法」を習得した人たち。

「自分は今、人生の大事な岐路に立っている」と思って、いろいろ考えてみるのは良いと思います。

私はいつも岐路に立っていると思っていて(笑)、常により良い道があるはずだと探し続けています。それへの挑戦は一生続くし、その結果が何よりのたのしみです。

ま、人生いろいろで、好きなようにするのがベストですね。

でも二人の息子たちには「生き残るにはデイトレしか無い」と言い続けていますし(笑)、今になれば彼らも私と同じ考え方になって頑張っています。

でも決して簡単だとは思わないし、多くの人に勧めようなんてことは一切考えない。でもま、チャレンジ精神が旺盛で負けず嫌いなら人生の一時期をこれに賭けてみるのは良いと思う。デイトレで培った技能は長期投資にも同じ様に使えるのだから。というか、そういう将来も考えて「手法を構築する必要がある」のね。

勝つ方法って色々な考え方があるけれど、「その方法では負けた時のリスクが大きい」なんてケースもあって、それだと「危なくて大きく育てることが出来ない」のね。遠くない将来に必ずその手法だとビビるようになったり、ストレスが溜まったり。だから「ストレス無くいつまでも続けられる手法で、長期投資にも使える考え方」が重要だと私は思うし、それを中心に考えて今の手法も構築しました。

でもやっぱり「好き嫌い」「合う合わない」ってのがあって、なかなか簡単にはいかない。

今、悩んでいる方々には「必ずブレイクスルーはある」と思うし、頑張ってほしいです。

 

 

 

 

 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へ