ChatGPT(AI)ってそんなに凄いのか? 息子と私との考え方の違い

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ChatGPTを含むAIを利用する人はどんどん広がっているし、私も結構頻繁に使います。

でも私は「検索の代わりにAIを使う」って感じでしか無いし、最近は「Google検索」をしてもAIの答えが表示されるようになりましたよね。

やっぱり半端じゃなく便利だし、作業効率はかなり上がる。

でもねぇ、こういうと語弊があるとは思うけれど、「ChatGPTってバカじゃないか」と思うことも結構あるんですよ。

私の使い方が悪いとは思うのだけれど、ChatGPTが返してくる答えって「当たり前すぎる」のね。結局、今までGoogle検索をして得ていた「答え」が【早く出るようになっただけ】と思うことが多い。それってAIで言われる「ハルシネーション(事実と異なる情報や、存在しない内容をあたかも真実であるかのように出力する現象)」があるってことじゃなくて、それはそれで大問題だけれど、ChatGPTも所詮、ネットを検索して「答えを探してくる」だけに思うんですよ。

つまり、「世の中で標準として言われる答え」を返してくるだけ。

当然、「自分が知らないこと」を調べている内はそれで十分なんだけれど、自分も詳しい分野を深堀りしようと思っても「当たり前のこと」しか返してこないのね。これに関しては「高橋洋一教授が、俺はChatGPTより凄い」と自慢することがあるけれど、その理由もわかるような気がするわけです。

今回、カイワレ大根を栽培するにあたって、私がかつて「水耕栽培オタク」だった頃に使っていた裏技も使ったんですよ。それは「過酸化水素水(オキシドール)や重曹を添加する」という方法。

これを息子に話したところ、「嘘でしょ?」という。そりゃそうで、栽培にオキシドールや重曹を使うなんて「常識」はないし、どちらもそれらは「作物にとっては劇薬」と言って良くて、「成長の妨げになる」と考えるのが普通。

息子は水耕栽培に興味があるわけじゃないけれど、趣味で「水生生物を育てる」のが好きで、それは「極小のエビや虫」だったり、「水生植物」だったりで、彼の部屋には水槽がいくつも並んでいて、当然、水質にはこだわりがあってPHじゃ、塩分濃度じゃ、酸素濃度じゃと考えながらやっている。

そういう彼にしてみると「過酸化水素水(オキシドール)や重曹」なんてのは絶対に使ってはならない薬品となるのね。常識的にはそのとおりだと思う。

でも私はそれを使うわけで、息子は「絶対に駄目だ」と言い張る。そして「その証拠」として【ChatGPTに聞いて返ってきた答えを長々と私に見せる】んですよ。ちなみに息子は私よりChatGPTを使い慣れている。

私としては「それは正しいと思うよ。でも俺は使う」と言った。「なんで駄目なのがわかっているのに使うのか。親父は狂ってる」と息子。(笑)

ここが「常識を信じて生きる若い息子」と「常識を否定して他人とは違う道を探して生きてきた私」との違いなのね。またそれは「ChatGPTを全面的に信じてしまう」のと「そもそもあてにしていない」という違いもある

「常識は重要」だと私も思うけれど、自分の進路を考える時に「常識に囚われてしまう」のは駄目だと私は思っていて、【なんで自分の一生を常識に合わせて生きないとならないんだ?】と思うし、【常識通りに生きたら、うまく行っても常識の範囲内のことにしかならない】のね。

やっぱり「他人とは違う視点で生きる」のが重要だと私は私の人生で学んだことだし、まさに仕事はそれが重要で、「違う視点から見る」ことをしないと自分が一歩前に出ることなんか出来ないのね。特に私は「零細企業のオヤジ」として生きてきたし、世の中には大手も中小企業も、そして優秀な人達はゴマンと存在していて、「彼らと同じことをしていたら自分は簡単に潰される」わけで、「彼らとは同じ土俵で戦わない」ことが重要と考えてきました。

「他人とは違う。ユニークであること」って非常に重要で、それなくして自分の生きる道は無かったわけです。「変人と言われるようになって、やっと一人前」ぐらいに私は考えています。(笑)

これは仕事だけじゃなくて趣味でも同じで、「視点を変えて見る」のは非常に重要だし、「面白い」のね。なんせ「前人未到の道」「常識には無い道」を歩くのですから、「その先に何があるのかワクワクするどころじゃない」のね。当然、「的外れ」のことも多いけれど、「大当たり」だったりすることもあるし、それがやっぱりなんとも言えなく面白い。

実は私は子供の頃からそういう風に考えるタイプで、それは私が生まれ育った実家の商売にも関係していたと思うんです。実家は新橋で飲食業をやっていましたが(祖母が戦後の焼け野原の頃に始めた)、これがちょっと変わった業態なんてもんじゃなくて、テレビで何度も紹介されたり、寅さんの「男はつらいよ」の映画の中で使われたり、閉店時には店から新橋の駅の近くまで50メートル以上客待ちの列ができてニュースでも扱われたような店。つまり「ユニークで競争相手はこの世の中に一軒も存在しなかった」ってことなのね。でも時代の変化と共に「その業態を維持できなくなって閉店」となりました。祖母=母=私のヨメさんと繋がる予定でしたが、母の代で閉店。

「栽培に過酸化水素水(オキシドール)や重曹を使う」のも同じで、一般的ではないのは間違いがないのだけれど、「実際に使われている」のも間違いがない。でもそれは「邪道」と思われることがあるにしても「そこに有効性がある」と考えて使う人も、プロを含めて存在する。

でも息子みたいに「常識に囚われている」とそれを否定する側に立ってしまうし、ChatGPTがその「裏付け」を延々と説明するわけですよ。

私も長男の言わんとすることはよく分かるのだけれど、「お前、そんなつまらない生き方をしても面白くないじゃないか」と、ある「学術論文」と「特許」があるのを息子に見せたんですよ。

息子は「へ~~~~」と関心していましたが、それに興味を持つタイプじゃない感じ。

【過酸化水素水(オキシドール)や重曹は点滴、ブースターショットみたいなもんだ】と説明して、当然、それは「常時使うわけでもないし、当然、分量を間違えれば逆効果、あるいは効果もない」なのは間違いがないのね。でも現実的に農業や漁業(養殖)でもありとあらゆる薬品や添加剤は使われているし、それは加工工程も同様で、「一般常識では想像もできない世界」なのは間違いがないじゃないですか。

でも「ある瞬間、うまく使えば有効に働く」わけで、これってまさに「私達が薬を飲む」のと全く同じこと。あるいは「健康食品を食べる」のも同じ。でも素人が何も考えずに「良いらしい」と思うだけで使い方もわからず使えば逆効果になる。

問題は「ChatGPTはそこまで突っ込んで調べて教えてはくれない」ってところ。あまりにも「常識的なこと」しか返ってこない。

多分それも「聞き方」によるのだとは思うのだけれど、どう聞いたら「一般的ではない、面白そうなこと」が返ってくるのかが私にはわからない。

これは「投資」や「トレード」も全く同じで、「チャート分析」や「売買手法」をChatGPTにどう聞いても「初心者丸出しのつまらないこと」しか返ってこないのね。

「役に立たないなぁ」と思うのだけれど、【それで良かった】とも思うんですよ。

自分が長い時間を掛けてやっと見つけた「特殊な考え方、手法」や「裏ワザ」みたいなものを簡単にChatGPTに裸にされたら困りますもんねぇ。

昔々の大昔にChatGPTが存在していて「地動説と天動説」に関して聞いたらどんな答えが返ってくるのだろうかと思ったり。

もしも一般的な答えを求めたら「天動説が正しい」と答えるのだろうと思うけれど、「星の動き方」を詳しく入力して「ここから何が考えられるか」と聞けば「地動説の可能性」を答えるのだろうと思うけれど、そもそも「まさかと思うことは聞かないのが人間」だと思うし、「どう聞くべきか」がわからないと【ChatGPTは便利なツール】で終わってしまうのだろうと思う。

でも「使い方次第」なのは間違いがなくて、どういう情報やデータを使わせるか、そして「そこから推測をさせる」のはすでに可能なはずで、うまく使えば「誰も気が付かなかったこと」がごっそり出てくるような気がするのね。

そして「それの検証」もChatGPTは出来るはずで、私としては「もっとChatGPTと簡単に会話ができるようになる」のが楽しみです。

ChatGPTを相手に延々と「ブレーンストーミング」をやってみたいです。

ChatGPTは「未知の世界に連れて行ってくれる」のは間違いないと思うから。

で、「自分には想像もできなかった世界」に足を踏み入れてみたら、なんとそこには「すでに先駆者がウジャウジャいた」なんてのが現実なんだろうと思う。

私達はそういう世界で戦わないとならないんですよね~~。

そこらに転がっている「常識的なこと」をやっていてもどうにもならないのは「投資」「仕事」「研究」「趣味」もみんな同じだと思う。

 
 
 

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