日銀保有ETF、9月末時点で評価益46兆円ですと。凄いですねぇ。
9月末時点で 簿価37兆円・時価83兆円、評価益は46兆円
[東京 10日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は10日の衆院予算委員会に出席し、日銀が保有している上場投資信…
でもそれって「絵に描いた餅」でしかなくて「利食い」「利益確定」させなければ意味がない。「まだまだ行ける」なんて思っていると、「含み損が出る」なんてことも起きるかもしれない。
そういう判断って誰がするんだろうか。それとも「ルールは決めてある」んですかね。最初から決めたルールがないと「何も出来ない」のが官僚の世界だろうし、たとえ「10%だけ利食いする」にしてもあちこちから「売るな」「もっと売れ」とそれはそれは凄いプレッシャーが掛かりそう。
ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイなら「ウォーレン・バフェットの考え方で動ける」にしても、日本の場合はどうなるんだろう。
でも「10%を利確する」なんて噂が出ただけで株式市場は大荒れになるんじゃなかろうか。10%と言えども時価83兆円の10%の8兆3000千億の【売り圧力】ですもんね。
私にしてみれば、「83兆円、全て利食いして、仕切り直し」で【46兆円の余剰資金を得る】のがベストだと思うけれど、そんなことは絶対に不可能。
そもそも日銀のETF買いも「買い支えるのが目的」であって、【利益を出すのが主目的とは思えない】わけで、このまま放置なんでしょうねぇ。そしてある日ある時「利確しておけば・・」なんてことになるのはすべての投資家に起きる普通のことで、日銀も同じなんでしょう。
「外国為替資金特別会計」も190兆円の規模があり、含み益は数十兆円と言われている。でもその利益が確定されて「一般会計への繰り入れ」は微々たるもの。
これも「利確しよう」なんてことになったら「円を買う」ことになるから【とんでもない円高になる】んでしょう。でも「円高の理由がそれ」だというのが市場がわかれば、その後、「大きな円安に戻る」のだろうと思う。
日銀が持つETFと外為特会の「含み益」は少なく見積もっても50兆円は超えているはずで、でもこれを利確するのは簡単ではないし、市場も大混乱するにしても、それは「一過性の風」でしかなくて、すぐに市場は平常に戻ると思う。それから仕切り直しで日銀も外為特会も「莫大な原資は持ち続ける」のだから、そこからまたスタートすることに大きな問題があるとは思えない。いや、問題があるにしても「50兆円を超える資金を政府が持つ」ことの意味はとんでもなく大きいはず。
でもそれは「一般の投資家から利益を奪う」ことになるわけで、【そもそも日銀がETFを買うのは何のため?】の議論が大爆発するんでしょう。
「新NISAで株の高値を国民に買わせて、日銀は利食いするのか」と騒がれても良いと思うのだけれど、その矢面に立って責任を取れる人はいないんだろうと思う。
でもそれが出来たところで、「どう使うのか」で国会は大荒れするんでしょうねぇ。結局、思うようには使えないことに変化はないのかも。で、政府の借金をこれで埋めましょうなんてところで落ち着いたなんてね。
でもそれでも「放置してみているだけ」より良いと思うし、全てではないにしろ「利確をしていく」という方向性は大事だと思うなぁ。
そういう意味でも、高市氏がやるべきことは「解散総選挙」だと私は思っていて、「高市政権に任せる」という【民意】が確定しないと、今の時点でもしょうもない議論を国会でやっているわけで、日本が実際に前に動き出すには「解散総選挙を急ぐ」必要があると思っている私。
そして今の「組閣」も、総裁選の「お礼」があるし、高市氏が本当にやりたい人事、政策の実現と実行をするためにも「解散総選挙」が必要だと思う。特に今話題になっている「衆議院議員の定数削減」なんて今やることとは思えないし、これは「中選挙区制に戻す」議論も間違いなく出てきて、簡単に決着するとは思えない。「年度末に自動的に決まる」にしても、だからこそこれに膨大な時間が取られるであろうことは目に見えていて、日本が決断し行動するべき物事の優先順位を考えると、「衆議院議員の定数削減」は後でも良いし、「自民党が数でも優位に立つのを急ぐ」必要があるんじゃないですかね。
それとも「解散総選挙を先送りするべき重大な理由」ってあるのだろうか。いろいろ想像は出来るけれど「自民党が大きく躍進することはない」のかということも含めて、私にはさっぱりわからず。
高市氏は「まだまだ新参者」だと政治家も世間も見ているし、彼女もそれはわかっているような動きに見える。
だからといって「小泉さんや安倍さん」みたいにリーダーシップを取ろうとしたらどうなるのか、それも私にはわからず。
日本にはグズグズしている暇はないと思うんだけど・・・。
話は変わって、最近「中国の武力による台湾制圧」の【時期は近づいている】という専門家が増えているのが気になっています。それは「最近の高市発言」とは関係なくて、習近平の「独裁の維持」のためにも「そろそろ」という話し。
そんな時に出てきた「高市氏」だから、そりゃ徹底的に「高市つぶし」をやるだろうし、振り上げた拳を簡単には降ろさないと思う。でも「レーダー照射」なんてまたバカなことをやるし、やることなすこと「安っぽいヤクザ」に見えてきます。だからこそ「暴走する」かもしれず、しかし中国が私達にとって「まともな国」になる時が来るとは思えず、日本の地政学的にも難しい立ち位置なのを含めて、日本の将来が全く私には見えてきません。
私は、中国は中国の玄関の真ん前ある「大きな壁」を絶対に壊したいと思っているはずだと思うし、それは未来永劫変わらないだろうし、手始めは「台湾」で、沖縄さえも彼らの視野に入っているはず。でも「サンフランシスコ条約は無効だ」とか、頓珍漢な国だと思うけれど、それをあえてこの時に言及するのに「沖縄は日本の領土ではない」と言い出したのも含めて、習近平の考え方が見え隠れしている。これも私は「中国向けの発言」「人気取り」「根回し」だと思っていて、日本や世界だけを相手にしているのなら、「ニコニコ笑い続けて、ある時に豹変する」のが一番有効なのは間違いがないのに、それを習近平がやらないのは私達にとって良いことなのかもね。
習近平にしてみれば「台湾の武力制圧」も国民の大きな支持が必要で、そういう雰囲気も醸成せずに「虎視眈々と準備し、ある時本性を表す」なんてことをしたら、「なんで今は平和でうまくやっているのにそんな無謀なことをするのか」と民意は一気に「習近平を引きずり下ろせ」と動いてしまいますもんね。
習近平が毛沢東と並ぶレジェンドになるために残された時間は「2年もない」とのこと、そのチャンスを逃せば「習近平は口だけの男」としてトップの座を降りなければならない時が来る。
そんなご時世だからこそ「含み益を利確する」大きなチャンスだし、それを使って日本もやるべきことを早く進める方が良いと思うなぁ。そしてそのための最初の一歩が「解散総選挙」だと思う。
私は「相手を混乱させること」も重要だと思っていて、それには「国民さえも騙すこと」が必要で、それが出来る中国は羨ましいと思うくらい。
日本も「核武装議論を始める」「核シェアリングがよい」とか「アメリカの原潜を譲り受けるべき」とか、「ロケットはあるのだから、それに核廃棄物を乗せれば核ミサイルと同等だ」なんてトンデモ理論が出てきても良いと思うし、そりゃ国民も大騒ぎになるだろうけれど、私はそれが「日本の国防、戦争抑止に働く」と思う。「これは単なる議論だ」と国民が納得するかもしれないし、しかし「海外へのインパクトは非常に強い」からやるべきだと思う。
世界はどうも「日本は核ミサイルを持っている」と疑う国が結構あるそうで、また「持とうと思えばすぐに持てるのは間違いない」と言われていて、でも日本政府は「核装備はない。核ミサイルもない。そうする考え方は一切ない」と「主張し続ければよい」。そして「非核三原則は守られているのか」という質問には「守られていると信じている」と答えるだけで十分で、「いや、日本に寄港する原潜や空母が核を持ち込んでいるんでしょう」という質問にも「それはないと信じている」と言い続ければ良いし、と同時に「核シェアリングの構想があるようだ」とデマを流し、それをまた否定するとか、自作自演でもそういうプロパガンダは私はやるべきだと思う。
でもそういうことはしないのが「日本の良さ」なのかな。
という風に国民にも海外にも「思わせてきた」のが日本の本当の凄さかもしれず、うまくやってほしいなぁ。









