これまでも「リンギットという通貨の問題点」「私がリンギットを持ちたくない理由」を何度か書いてきましたが、その辺を【AI】にまとめてもらいました。
マレーシア・リンギット(MYR)を売買する際の「規制」と「問題点」
マレーシア・リンギット(MYR)は、米ドルや円のような完全に自由な「国際通貨」ではありません。マレーシアの中央銀行(Bank Negara Malaysia – BNM)によって、厳格な資本規制(Capital Controls)の網の下に置かれた、「管理された通貨」です。
この規制を理解しないままリンギットを取引しようとすることは、ルールを知らずにチェスを指すようなものであり、知らず知らずのうちに「王手(チェックメイト)」をかけられてしまう、極めて危険な行為です。リンギットを売買する上で、絶対に知っておくべき「規制」と「問題点」を、3つの主要な障壁に分けて解説します。
【第一の障壁】オフショア(非居住者)市場の不在 —「国外での自由な取引」の禁止
これが、全ての規制の根幹となる、最も重要な原則です。
- ルール:
マレーシア国外において、リンギットを原資産とする金融デリバティブ取引(ノン・デリバラブル・フォワード – NDFなど)を行うこと、および、リンギット建ての貸付を行うことは、固く禁じられています。 - 何を意味するのか?
世界のFXブローカーも、リンギット(MYR)を、投機目的の証拠金取引の対象通貨として提供することは、原則としてできません。リンギットの自由な為替取引は、マレーシア国内の、認可された金融機関を通じてのみ行うことが許されています。 - なぜ、このような規制があるのか?
これは、1997年のアジア通貨危機の痛烈な教訓に基づいています。海外のヘッジファンドによる通貨攻撃の悪夢の再来を防ぐため、「国外の投機筋が、我々の通貨を自由に攻撃するための『武器(金融商品)』を、一切与えない」という、強力な防衛壁を築いたのです。
【第二の障壁】実需原則(Underlying Transaction)—「取引には、正当な理由が必要」
では、マレーシア国内であれば、自由にリンギットを売買できるのか。答えは「No」です。
- ルール:
非居住者(外国人や海外法人)が、マレーシア国内の銀行でリンギットの為替取引を行う際には、その取引の背景に、「実需(Underlying Transaction)」、すなわち、正当な経済活動の裏付けがあることを、証明しなければなりません。 - 「実需」とは何か?
貿易決済、直接投資、証券投資、不動産購入などがこれにあたります。 - 何を意味するのか?
単に「これからリンギットが上がると思うから」という、純粋な投機目的で、銀行に両替を依頼することは、原則としてできません。取引の目的を問われ、契約書などの証明書類の提示を求められるのが一般的です。
【第三の障壁】送金・両替の制限 —「自由な持ち出し」の制限
マレーシア国内から、海外へリンギットの現金を物理的に持ち出す、あるいは送金する際には、金額に上限が設けられています。
- 現金(Cash)の持ち出し: 1人あたり、25,000リンギット相当額まで。
- 海外送金: 一定額を超える送金には、バンク・ネガラの許可や、資金の源泉を証明する書類が必要となります。
【結論と問題点】
| 問題点 | 具体的な内容 | あなたへの影響 |
|---|---|---|
| 1. 投機的な取引が、ほぼ不可能 | オフショア市場が存在せず、国内取引は実需原則に縛られるため。 | デイトレードやスイングトレードといった、短期的な為替差益を狙う取引は、リンギットでは行えない。 |
| 2. ヘッジ手段が、極めて限定的 | 為替予約やオプションといった、高度なヘッジ商品へのアクセスが、非居住者には非常に難しい。 | マレーシア国内のリンギット建て資産(不動産など)の為替下落リスクを、金融商品でヘッジすることは困難。 |
| 3. 流動性と透明性の低さ | 取引が国内市場に限定され、投機的な資金が流入しないため、市場の厚みがなく、スプレッドも広くなりがち。 |
最終的な結論:
マレーシア・リンギットは、アジア通貨危機の教訓から、国外の投機筋による攻撃を防ぐための、厳格な「鎧」をまとっています。そのため、非居住者が投機目的で自由に売買することはできず、全ての取引には「実需」という正当な理由が求められます。これが、リンギットが国際的な投資・ヘッジ対象として扱われにくい、最大の問題点です。
とまぁ、こういうことがありますので、私は【マレーシアリンギットは必要最低限しか持たない】と最初から決めています。「持たない方が良い」というより、【持つなんて論外】と強く考えています。
【ヘッジが出来ない】というのが【最大のリスク】だと私は考えていて、また「安いから買っておこう、高いから売っておこう」ということも【キャッシュでしか出来ない】のは大問題。また【市場が限定的】で【世界に門戸を開いていない】から、【コストも高い(スプレッドが大きい)】し、【流動性にも問題がある】と考えています。ですから私にとっては【リンギットは限定的な地域通貨】でしかない。本当に残念だけれど、仕方がない。
だから「主要通貨は他の通貨にする」し、でも「リンギットは生活上絶対に必要」だからある程度のプールを持ち、為替変動を見ながら【多く交換する、少なく交換する】程度のことしかしていません。またやっぱり【世界は広い】わけで、【リンギットで資産運用するとパフォーマンスが低い】というのも大きな理由。
私の主要通貨は「米ドル」で、こんなチャートを見ながら「必要なリンギットを買うタイミングや量を調節する」ことしか出来ません。
FXがあればなぁと本当に思う。また「オプションもない」のも残念で、リンギットが「普通の通貨」なら【為替の売買で利益さえも狙える】のにと思う。でも不思議なのはリンギットはこういう規制が多い通貨だし、マレーシアには「マレー優遇措置」もあるのに、どうして【TPP】に入れるのか私には理解不能。
いつの日か、リンギットが世界市場に解放される時が来るのを楽しみにしていますが、あの「通貨危機」のジョージ・ソロスみたいなハゲタカに狙われることもあるのかもしれない。ヘッジファンドにしても「マレーシアの規模」って大きすぎず小さすぎず「コントロールが比較的簡単」だなんて考えているのかもですね。
「規制が多い通貨」というのは【マレーシアにとっては良い】とは思うけれど、私みたいなのには「近寄りがたい通貨」となる。
【箱入り娘には手を出すな】ということかと。(笑)




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