オーストラリアに自然はない

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オーストラリアに自然はない、なんて書くとびっくりする人が多いと思います。

オーストラリア=大自然

このようなイメージを持ってる人が多いのは間違いが無いと思います。でもね、私はそうは思わないんですよ。

私は東京は新橋に育ち、その後も東京の中を引っ越ししましたが、いわゆる田舎というものを知りません。自然の中で魚を追いかけ回したり、虫を捕ったり、野山を走り回って遊んだ経験もないんです。ですから、子供を育てるに当たって、大自然とのふれあいがある場所で育てたいなんてことを考えていました。

ところがですね、こちらで育ったうちの二人の息子達は蝉を捕った事もなければ、あぜ道みたいなところでドジョウを採った事もなければ、カエルやオタマジャクシを捕まえた事もないんですよ。オタマジャクシなんか数回見た事がある程度じゃないかなぁ。また、山で野いちごなんか食べた事もなければ、芋掘りさえ経験がありません。

私は新橋育ちとは言うものの、近くに日比谷公園があったり、浜離宮があって、昔は子供達の秘密の場所とかあってそれなりに探検したり都会の中の自然とのふれあいはあったんです。でもそんな私より、うちの子供達は自然を知らないんです。

では、コンクリートジャングルに育ったのかというとそうじゃなくて、我が家はウォーターフロントですので、裏庭の桟橋からマッドクラブ、黒鯛、キスなどは簡単に釣る事が出来ますし、ゴールドコーストの海岸も直線距離で3キロ程度、庭には50センチぐらいの大きなトカゲの家族が住んでいたり、プールにはもう何年も前からつがいのカモが住み着いていたり、自然らしき物はいくらでもあります。ゴルフに行けばコースにカンガルーが出てきたり、綺麗な鳥がいる公園もある。野生のイルカに餌付けができるようなところもあることはある。

でもね、ゴールドコーストにはそれしかないんですよ。

海と空と太陽と風。

一年中、それだけ。

では、車を飛ばしてどこかへ行こうとするでしょ?ところが車で5時間6時間飛ばしても風景はほとんど変わらないんです。どこへ行っても乾燥に疲れてぐったりしたユーカリの木があるだけ。ちかくに世界遺産に指定された温帯のジャングルがあるんですが、実際に行ってみると、え?なにこれ?って思いますよ。フレーザー島とて同じ。いわゆる我々が想像する、うっそうとしたジャングル、何か動物が今にも飛び出てくるようなところじゃないんです。こんな程度なら、東京都の中にもあると私は思いました。奥多摩なんか行ったら秘境がありますから。

オーストラリア大好きの宣伝マンみたいな人もいますから、彼らはきっと違う意見を言うだろうと思います。自然はいくらでもあると。凄い!と。でもね、この程度の自然なら日本にはもっともっと凄いのがあると私は思うわけです。

私の様なオーストラリアの印象を持っているのは決して私だけではなくて、先日飲み屋でワーホリの若い女の子と話をしていたときにもこんな話題になりました。彼女は東京は青梅出身でしたが、私の田舎の方が自然がいっぱいあります、って笑っていました。

つまりですね、自然が違うんですね。

飛行機でオーストラリア大陸を渡ると面白いんですが、延々何時間も下に見えるのは茶色の大地です。新聞をくちゃくちゃにまるめて、それから広げたような、そんな感じです。この大地は古い大地ですので、山らしい山が無いんですね。みんな風化しちゃってる。だから飛行機から見るとクチャクチャの皺だらけの大地にしか見えない。それと砂漠というか、いわゆる砂地の砂漠というんじゃなくて、荒野っていうんでしょうか、それが延々広がってます。内陸部へ車を飛ばした場合、20時間走り続けても風景は全く変わらないと言っても良いと思います。

グレートバリアリーフがあるじゃないかっていいますが、実際に行ってみるとわかりますが、珊瑚礁に囲まれたリゾートって数カ所しかないんです。リーフがあまりにも大きすぎて、その内海も巨大なんですね。で、ほとんどのリゾートはその内海に存在していて、回りには珊瑚礁がないのが普通です。ですから、そこの海で遊ぶなら、家の近所の綺麗な浜辺で遊ぶのと同じなんです。ではよくテレビで見る珊瑚礁を見るにはどうするかというと、水上飛行機やヘリコプター、あるいは船で何時間もかけてリーフの所まで行くことになります。

つまり、オーストラリアの自然とは大きさであると言えると私は思っています。日本にはあの大きさは無いけれど、種類で言えば、北はオホーツクから南は沖縄の珊瑚礁まで、日本にすごい種類の自然があるんですね。そしてそれらが簡単にアクセス可能な距離にある。こちらは広さだけは半端じゃないですから、簡単にその場に行く事ができない。身近ではないということですね。それと、手つかずの自然という意味ではオーストラリアは凄い。単純計算で日本の人口密度の200分の1ぐらいですから、人の手が入っていないところだらけ。でもねー、見渡す限りの荒野や砂漠を見て

大自然だ~~~~~~

って思いますかね。うーむ、思う人もいるでしょう。私も最初は凄いと思いました。でも、何もない空間を見て大自然だって思うのってなんか変だと感じるようになっちゃいました。やっぱり我々日本人が感じる自然というのは

これが関係してるんですね。水があれば草木が育つ。草木があるから動物も生活できる。これがまさに日本の自然であるし、日本人が感じる大自然なんだろうと思います。ところが、乾燥大陸であるオーストラリアには水がない。つまり木もないし、動物もそれなりという事になるんだろうと思います。水がないところに命を感じる事はありません。

こんな話をオーストラリア人に行ったら、よーし、じゃぁお前にオーストラリアの大自然を見せてやろうという事で、家族3組で四駆に乗ってキャンプに行ったんです。まぁ、行けども行けども見えるのはユーカリの木ばかり。それもジャングルじゃないわけです。わかりますよね、イメージ。森でもない。いわゆる林という感じでしょうか。それが延々続くわけです。7時間ぐらい走ったでしょうか

ついたぞ~~~~~~~

と、彼。私が周りを見渡しても我が家の近所にあるユーカリ林とあまり変わらない風景なんですよ。

ほら、見てごらん、滝がある

彼が示す方を見た私はひっくり返りそうになりました。日本じゃこれを滝と呼ばない!二本の川が交わるところに落差があることはあるんですが、落差の高さは約1メートル。そしてそれぞれの川の幅は約50センチ。その川を私は川と呼ぶ事さえはばかりました。

旅の前に、彼がそこの川に行くと海老がたくさん捕れるから捕ろうという話しになっており、私は釣り道具から、セルビンのような物、蟹を捕る仕掛けとかいろいろ用意していったんです。でもそんな物が使えるような川でも何でもありませんでした。なんせ川の深さは10センチもありませんから、その仕掛けを沈める事さえできません。釣り道具も車から降ろしませんでした。

ちょっとした広い場所を見つけ、そこでバーベキューをしましたが、家の裏にある空き地みたいな感じの場所でした。子供達をその川で遊ばせましたが、すぐに飽きてしまって帰ってくるし、そこでキャンプをする気にもなれず、話し合いの結果、帰る事にしました。帰りの車の中では、また7時間の間、誰も話しもせず、運転手以外は寝ていましたっけ。

オーストラリアを紹介するテレビでは凄い風景がたくさん出てきますし、もちろんそういうところはありますが、ではそれが家の近所にあるわけでもないし、行くとなれば何十時間車に乗るとか、飛行機で行かないとどうにもならないわけです。海外旅行と同じです。日本だって北のオホーツクから南の珊瑚の海まで、すぐに行けないのは同じですが、少なくとも、日本には生活環境の回りに大自然がるんですね。水があって、森があって、山があって、動植物が溢れてる。そしてそれらは四季によって変わる。素晴らしいと思います。砂漠は一年中砂漠で年に4回見に行こうなんて思いませんから。

日本こそ自然に溢れた国だと思います。私は東京住まいでキャンプが好きでしたが、2時間も走れば山でも海でも大自然はいくらでもありました。種類が豊富なんですね。しかし、ここオーストラリアにあるのは大自然と言う名の海と何もない広大なそして乾燥した荒野が広がるだけ・・・・・・・・・

あ~~~~~~~、飽きた~~~~~~~~~

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