オーストラリア経済の行く末

きよ店長さんにオーストラリア経済の見通しについて書いてくれと頼まれたのを忘れていました。

オーストラリアの景気が良くなったなぁ、と実感しだしたのはシドニーオリンピックの後でしょうか。不動産価格の値上がりが顕著になりました。今となってはオーストラリアの物価が安いなんてイメージはどこかへ吹っ飛んでしまったようで、あれもこれも高くなったと感じることばかりです。また、昨今の原油の高騰ですが、国土ばかり大きなオーストラリアは流通費が他国より多く掛かる様で、燃料費の値上がりは即、商品価格に影響するような感じがしています。

で、この好景気がどこまで続くのか。為替はどう動くのか。

そんなの私にわかるわけ無いじゃん

ってのが答え。www

相場で儲けるという観点で、景気や為替はどうなのかという質問だと思うのですが、前の記事にも書きましたように、将来の予想、予測をする必要は全くないというのが私の基本姿勢です。それどころか予測をするから儲けるのが難しいと考えています。予測ははずれて当たり前ですから。

もし、私が貿易関係の仕事をしているとします。で、3ヶ月後の為替の予測をするかしないか。しなかったら馬鹿だと思います。その予測が当たる当たらないは別にして、代金決済が行われるであろう時期にどうなっているか全くわからないでやっていたらあまりにも危険すぎますよね。で、一定のレンジを想定しながら、ヘッジを考えたり、先物予約をしたり、いろいろやるのが当たり前。

もし、私がテレビのニュース番組で市場経済のレポートをするエコノミストだとします。今後の為替の動向に関して

そんなのわかるわけないでしょう

と答えたら即刻クビ。www

現状がどうなっているかの分析、そしてその延長線上にある未来予測を科学的に、論理的に説明出来なかったら仕事になるわけがない。

普通の人たちはこういう貿易産業、あるいはテレビに良く出てくるエコノミストやなんとか経済研究所の主席研究員の話を聞いて、なるほどと納得してみたり、今後はそういう動きをするのだろう、とか考えるのだろうと思います。そしてそれ関係の書籍、新聞、そんなのを読みあさって、自分も将来を見極めようとするんじゃないでしょうか。

予測無くして儲けることが出来ない

こういう風に信じているわけですね。でもそれは大間違いで、予測する必要はないというのが私の考え方であることは前にも書きました。輸出産業にとって円高は命取りになりますし、輸入は逆。この為替は日本企業の生命線を握っていますので、皆がいろいろ予測しながらやっていますが、相場で儲けるのを前提にした場合、将来のある時点でいくらになっているかわかる必要があります?ないでしょ?上がるならば買う。下がるならば売るだけのことで、上がろうと下がろうとどうでもいいわけで、儲けはどうなっても出せるわけです。

★ 動きのベクトルはその方向を維持する傾向がある
★ 同じ方向へ動き続けることはない

この相反する傾向が相場にはあるわけですが、これを理解した上で、少なくとも過去と現在はわかるわけですから、今、進んでる方向が持続するという前提で自分のポジションを組むようにしています。これも実際には未来予測となるわけですが、私はこれを未来予測の範疇とは考えていません。あくまで現在の方向を見ることが中心で、未来のある時点の価格予測とはまるで違います。

現在の動く方向がいつ変わるであろうかという未来予測もしません。それもまたわかるわけがないですから。それは神の領域であって、どんなに素晴らしい頭脳と完璧な情報があったとしても未来はわかるはずがないという前提で考えています。

いつ変わるかわからないけれど、変わったときに、変わったことだけわかれば十分なはずです。ではそれをどうやって読むかということになりますが、これはこれで多くの手法があり、これなら間違いが無いなんて事もないはずです。ただ、為替にしても商品にしても指数先物にしても動きのパターン、傾向というのがあるんですね。もちろんそれは過去の動きであって、将来どうなるかはわかりませんが、歴史は繰り返されるという前提で、その商品らしい動きを見せるケースが多いと私は考えます。

トレンドブレイクの考え方は人それぞれ、また商品の癖があると思いますし、いくつかの指標を組み合わせて考えるのが一般的だと思いますが、少なくともこれの見方は、将来の数値予測よりは簡単だと私は考えるわけです。

たとえば為替ですが、何円まで行くだろう、そしてその後反転するだろう、なんてことは私には絶対にわからない。しかし今現在、上がっているのか下がっているのか、ヨコヨコのレンジ内で往来しているのかぐらいはわかります。そしてそれで十分だということ。

私の手法だと

★ 損切りは素早く
★ 利益の確定はゆっくり

この二つが大前提になります。そして基本中の基本は

★ トレンド追従型
★ 逆張りは絶対にしない。(ナンピンも逆張りの一種)

実際にはトレンド方向で、小さな波を狙って逆張りで出撃・撤退をしますが、トレンド追従型であるという基本に変わりはありません。

将来、為替がいくらになるかなんて神の領域に踏み込んで予測する必要もないと思います。今の動きの方向に乗るだけ。

株も同じだと思います。業界新聞を読み、四季報とにらめっこをし、業界の早耳筋から情報が入ろうとも、自分が誰よりも早く売買出来るはずがないんですね。自分が知ったときにはみんなが知った後だと考えるべきで、情報集めに目の色を変えるのは馬鹿げていると思います。

そんな情報が自分には無くても、チャートを見ていれば何かが起こっていることはわかるはずです。何が実際にあったのか、その内容はわからずとも、何かが起きたことはわかる。それで十分だと私は思うわけです。また、良い会社なのに株価は安く放置されていると考えたにしても、それは自分がその会社のマイナス要因を知らないから安く放置されていると考えた方が正解。もし、本当にその会社の株価が安く放置されているのなら、誰かが買い出すはずです。そしてその行動は株価に現れてくる。それを確認してから自分も動けば良いのではないでしょうか。

また、株でも為替でも、値頃感で動く人が多いのには驚きます。安いから買っておこうかとか、高くなったから売ろうかとか。ところが一般的には相場の動きはその考えの逆に動くんです。

安い物はまだ下がる。高い物はもっと高くなる

安い物は売りたたき、高い物は買い上がる。儲けるのがうまい人はこれをやっていると私は思っています。

予測しない方が良いという意味がおわかりになりますでしょうか?評論家になることと儲けることとは全く違うってことです。ひとつ大事なことを書いておきます。

当て屋になるな

という言葉があります。将来の予測と言えば聞こえはいいですが、丁半博打、サイコロや競馬競輪と相場は違うんです。何の目が出るのか当てる必要はないということ。当てようとするから負けるんです。ここはしつこく書かせてもらいます。

今後の為替の見通しは?日経平均は夏頃にはいくらになりますか?なんて質問に嬉しそうに答えている人は、評論家としての自分に酔っているだけで、実は競馬の予想屋と同じだし、実際にその手の人が儲けているとは私には思えません。

それとオマケですが、大衆は常に損をするという言葉があります。これって非常に面白くて、その通りだと思う場面は何度も体験しました。世の中が良くなったとみんなが言い出す頃には要注意。もう駄目だと言い出したら買い時。これが大事なのは、実は自分の心もそう動くって事なんです。自分が動くべき時こそ、自分に取っては動きづらい時なんですね。もう駄目だ、売ろうと思ったときが実は買い時であるとか。またその逆も同じです。または、もうそろそろ良いかと思うときにはまだ駄目であったり、まだ大丈夫と思ったときにはもう駄目であるとか、面白いように相場は人間の心理の逆に動く。

今日も私の好きな格言を書いておきます。

もうはまだなり まだはもうなり

だからこそ、

人の行く 裏に道あり 花の山

なんですねー。自分は常識的な人間であるという自覚がある人は相場に向いてないかもです。 www

相場に対する考え方も手法も、参加する人数分だけ種類があると思いますが、私は上記のような考え方で、この世界でどうにか生きながらえることが出来ています。明日の私の運命は、相場と同じくどうなっているかわかりませんが・・・・

これはマネーゲームだと切り捨てる方も多いと思います。確かにマネーゲームだろうと思いますし、私は儲けるのと同じぐらい、これに参加するおもしろさを感じています。まさしく私にとってゲームかもしれません。

為替においても、原油においても、実需の売買ではなくて、マネーゲームに向かった莫大なお金が相場を動かしているという現実を見た場合、それが良いの悪いの言う前に、そんな世界でも儲けて生き続けることが私の責任だと考えています。批判しながら指をくわえて見ていることが出来る性分じゃありません。

とは言うものの、私にかつて

製造業こそが男の生きる世界だ

と言ったある先輩の言葉が忘れられません。お金そのものが商品になっている現在ってやっぱり変と言えば変。しかし、かつて世界の工場といわれたイギリスが衰退していった後、彼らは金融の世界で生き残ることができた。今の日本、製造業が衰退した後に残るのはなんなのか。観光立国の日本なんて姿は見たくないし、何があるのか気になる今日この頃・・・・

輸出する物と言えば、老人・・・? まさかねぇ。

     
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