ヨメさんからの要求

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「買って欲しいものがあるんだけど・・・・」

ヨメさん(ヨメさんに限らず女性)からのこの言葉ほど怖いものは無いと思います。出来ることなら一生聞きたくないと思うのは私だけじゃないはず。

その恐怖の言葉が昨日久しぶりに出てきました。

「え?な、なんだよ・・・・・・」

ドキドキしながら何が欲しいのか聞いたところ。

「望遠鏡が欲しいの」

えええーーーーーーーー、望遠鏡?世の中に望遠鏡を欲しがる女性がいるなんて想像したこともありませんでした。

一体何に使うんだと聞こうと思いましたが、すぐにわかりました。

私たちが借りているコンドミニアムは見晴らしが良く、遠くにはゴールドコーストのテーマパークであるシーワールドや、6スターホテルであるベルサーチ、そしてリゾートと言っていいくらいの規模のシェラトンホテル、大型ヨットやクルーザーが並ぶハーバー、そしてなんだかわけのわからん催し物をいつもやっている広場など、見ていても飽きません。

乾癬が酷くて外に出ることを嫌うヨメさんとしてはいつもテレビ(日本の番組か韓ドラ)を見るか、外をボケーーっと眺めるのが楽しみ。

だから望遠鏡が欲しい理由はすぐにわかりました。

でも望遠鏡なんか買ったことがないし、どんなものがいくらぐらいするのかもわからず。で、久しぶりに一緒に買い物へ行ったついでに私がたまに遊びに行くカメラ屋に寄ってみました。そこに望遠鏡を置いていたのは知っていましたから。

望遠鏡をのぞくなんて久しぶりでした。ただ安物は写真で言うパープルフリンジ(被写体の周りに紫の光が出てぼやける)とか、ピントがイマイチうまく合わないのがわかっていましたのでメーカー品の、しかし安いものを探しました。

で、買ったのがこれ。ニコンの望遠鏡。10倍です。90ドルほどで思ったほど高くありませんでした。

子供の手のひらに乗るぐらいの大きさですが結構見えるもんですね。

つい先ほどもこの望遠鏡を取り合いながらあちこち眺めていました。今までは遠くの海に浮かぶヨットもそのヨットが見えるだけでしたが、さすが望遠鏡で見るとそのヨットの上で何をやっているかが見えるので結構面白いです。

うちのヨメさんほどわがままな女性は少ないと思っているのですが、どういうわけかアレが欲しいコレが欲しいってのが無いんです。ブランド物のハンドバッグ、服、靴の類も一つも持っていませんし、指輪もかつて泥棒に入られて全部持っていかれましたが、その後、買ってくれとも言いませんし、オーストラリア人の友達にもらった多分1000円ぐらいの指輪を大事にするようなタイプ。

でも若い頃はスタイリストだったので良いもの悪いものに関してはかなり五月蝿く、私はいつも安物買いの銭失いなんですが、歳を取ったらそれなりの格好をしろといつも怒られています。変な女です。

価値観が違うのでしょうね。私とはまるで違うタイプで、かつてポルシェに乗ったときに、何!この小さな車。後ろの座席にはまともに乗れないし!なんて怒り出すし。

そうそう、昔、こんなことがありました。

我が家はいつも喧嘩ばかりしておりまして、別れ話なんか今まで何度出てきたかわかりません。そしてある日のことです。別れ話の途中でヨメさんがお金のことを言い出したのです。

「別れるとなったらちゃんともらうものはもらうからね」ですと。

この言葉も絶対に聞きたくない言葉なのですが、

「おう、そうだな。そりゃそうだろうな。で、いくら欲しいんだよ。」と聞いたところ

「そうね・・・・。50万は欲しい。」ですと。

「50万ってドルか?」

「違うわよ、50万円よ。」ですと。

これを聞いてずっこけたなんてもんじゃないです。笑い転げました。

「お前、今時50万円じゃマンション一つ借りられないんだぞ」

「だって~~~~3nadg0k ojahaa’i’akknmzj!!」で話は終わり。

喧嘩をしても漫才みたいな夫婦です。

思い出しついでですが、こういう変ったヨメさんの親友にこれまた変ったのがいます。

彼女はお見合いで結婚したのですが、相手がかなり惚れこんでいるのを逆手にとって、

「毎月ブランド物のハンドバックを買ってくれ」

というのを条件に出したのです。まさかと思ったけれどその要求はすんなりOK。今、思い出せば、当時はバブルの真っ最中。

実際にガンガン買わせていたようで、ある時、私に電話が掛かってきまして(彼女は日本在住)、オーストラリアでなんとかっていうブランドのなんとかっていう型版のハンドバックを売っているか調べてくれっていうんですよ。で、売っていたら買って送ってくれと。

まぁ半端じゃない贅沢をしていると思いましたが、旦那が買ってくれるならそれで構わないわけで、私も一生懸命調べましたっけ。でもアレもコレも遅れているオーストラリアにそんなブランド物は無し。

そうこうしているうちに、その友人の家でも別れる別れないの大喧嘩があったらしく、旦那の方から私に電話が掛かってきて愚痴を聞かされました。

な、なんと。BMWを黙って買ってしまったと。(爆)

世の中にはいろんな夫婦がいるもんですねぇ。うちのヨメさんはそこまでわがままじゃ無いし、その日は良い女に見えたっけ。(笑)

そうそう、そのヨメさんの親友ですが、一人でオーストラリアに遊びに来たことがあります。あちこち連れて歩きましたが、自動車で移動中、草を食んでいる牛を見たときのことです。

「おいしそ~~~~~~~~~」と一言。

おいしそ~~ってどうも間違いなく牛のことであると判明。

世の中っていろんな人がいるんですねぇ。

オマケついでにもう一つオマケ。

センスには五月蝿いヨメさんなのですが、どうしても私には理解できないものがあります。それは買い物に行くときに持っていくタイヤ付きのバッグ。これって昔から使うのが好きらしく、日本にいるときにもそれをガラガラ引いて買い物に行くのですが、それはこちらでも同じ。

でもああいうタイヤがついているバッグとかトロリー、カゴみたいなものって、使っているのは歩くのが不自由なお年寄りぐらいなもんじゃないですか。疲れたときには座れるようになっていたり。

でもうちのヨメさんはそれこそベビーカーを引くみたいに持って歩くんですよ。昨日、その姿を盗み撮りしました。これです。これはバッグじゃなくてカゴになっているわけですが、中身が見えるのでこのままスーパーやお店にに持って入ってもOKで怪しまれないし、便利なのだと威張ります。でもこういうのを持っている人って年寄り以外まず見たことない。

これって配達でもしているようだしなんだか変だと思うのですが、ヨメさんにそれを言っても、センスのセの字もわからないようなあんたに言われたくないという態度。でも絶対変だと思うんだよなぁ。

でもあまり余計なことを言うと、じゃぁ、荷物は全部あんたが持ってよ、って言われるのは100%間違いがないわけですから、黙ることに決めました。

ゴールドコーストでこういうガラガラを持って歩く女性を見たら、それがうちのヨメさんです。

あ、そうだ!誕生日か何かの記念日に座れるようになっているやつを買ってやろう。 щ( ̄∀ ̄)ш ヶヶヶ

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