タイムラプスに関して

カメラの話でも一般的じゃないのにタイムラプスの話になったら、まぁ、そこまで興味を持つ読者っていらっしゃらないんでしょうね。

ところがカメラのことを書くせいもあって、カメラがきっかけでこのブログに来るようになったなんて方もあって、まぁ、人の出会いってわからないもんですね。

タイムラプスに関しては、どうして自分でもこんなことに興味を持ったのか不思議なのですが、そもそも動画は決して嫌いじゃなかったんです。でも詳しいことは何もわからず、単に普通のビデオカメラやカメラの動画機能を使って映す程度。

でも動画でいつも思っていたことは、記録や思い出として当事者は面白いけれど他人は全く面白くもなんともないのが普通なんですよね。育児記録もそうだし、結婚式のビデオもそう。当事者は何度でも見るし、長くても飽きませんが、赤の他人にしてみると苦痛以外の何ものでもないってのが普通。

でも記録や思い出って大切だし、私はそれをとっておくのが大好きで、これからもっと歳をとったらいっぱい溜めた写真やビデオを見ながら毎日ヘラヘラしようと思っているくらいです。^^

ま、そんな感じなのですが、タイムラプスを見たときにはびっくりしました。たとえば山の風景にしても普通の他人様の写真やビデオは「いいなぁ」って思っても所詮そう思う程度で、どれほど素晴らしくても、その写真やビデオに何度も何度も見入るなんてことはまずありません。自分のビデオや写真もそうで、撮ったあとに整理をしたらもうそれっきり見ないなんてのも山のようにあります。いつか見ようと思って撮って置くだけみたいな。でもタイムラプスには見入ってしまう自分がいます。

なんなんでしょうねぇ。

人間や車がちょこまか動くのも面白いけれど、普通の時間軸で見ていたら飽きる、つまらないことでもそれを数十秒で見れるってことは、あらすじだけは知っていたい物語があるのと同じで、興味がわくのかなぁ。

ま、よくわからないのですが、タイムラプスは本当に面白いと思います。自分でも撮りたいし、他人の作品でも面白いと思って何度も何度も見てしまうことが少なくありません。

で、今日は何を書こうと思っているかということですが、私のようにちょっとやってみようかと思ってはじめても、なかなか最初はうまくいかないんですね。それこそただの早送りになるだけ。そして一番最初に悩むのがフリッカーだと思うんです。いわゆるチカチカするやつ。で、その対処方法もわからないと、もういいやってそこで止まってしまうことも多々あるんじゃないでしょうか。

今日、タイムラプスを作っていたら偶然そんな動画がありましたので、それをサンプルにして解決方法を書こう思いました。

まず、フリッカーが起きないような撮影の仕方が大事なわけですが、マニュアル操作が出来ないカメラや、またろくでもないカメラもありますから思うようにならないこともあります。また今日私がそうであったように、元画像は問題なかったのにいろいろいじっているうちにどういうわけかフリッカーが乗ってしまったなんてこともあるようで、これははじめての体験なのですが、そういうときにでもフリッカーの除去、軽減の方法がわかっていれば助かると思います。

これに使うソフトはいろいろありますが、VirtualDubという無料のソフト、そしてこれまた無料のMSU Deflickerというプラグインを使えばかなり良くなります。どこで手に入れるか、どう使うかは検索すると親切なサイトがいくらでもありますから、そこを参照してください。

また、フリッカーが起きないようにする撮影法ですが、

○ ホワイトバランスをオートにしない。(これは絶対条件)
○ 露出をオートにしない。(ISO、シャッタースピード、絞りはマニュアルで)
○ 次が意外なところなのですが、絞りを絞り込まない。開けて使うってことですが、この理由は、今時のカメラは絞り込んでもそれはシャッターが切れる瞬間だけ絞り込まれるんですね。連続撮影でも一度開放になってから絞り込みます。ここで誤動作が起きるケースがある。つまり絞りの数値が変わってしまうってこと。当然それはフリッカーの原因になります。

ただこれの回避策として、古いレンズのような絞り環が付いていて絞りを固定できるレンズならOK。あるいは今時の絞り環の無いレンズは絞り込んだ状態で、レンズを取り外しするようにしてちょっとだけ回す。これによって電子接点がずれてカメラは絞りを操作できないようになるんですね。この状態をわざと作って絞りを固定するということです。

ただフルマニュアルですと、明るさの変化にどうしても対処できません。その解決策としては、夜明けを撮るとすれば、許容範囲内のアンダーの状態からスタートして、許容範囲のオーバーまで撮るという方法があります。撮れた写真は、最初は真っ暗、最後は真っ白みたいな感じになりますが、これは後処理でどうにかなります。このためにも、前に紹介したアドビのLightRoomがあれば完璧。LRTimelapseというアドオンがありますのでそれを使えば一枚一枚少しずつ変化を与えるということが自動で出来ます。それがなければ手作業。(笑)

でもそれはやっぱり面倒だとなれば、折衷案として絞り優先、あるいはシャッター優先で撮るしかないと思います。私が使っているGoProというカメラはフルオートだけしかないのですが、フルオートは出来ればやめたほうが良いと思います。

お金を掛ければそれなりのカメラなり、レンズなり、そしてソフトを使えば良い訳ですが、手持ちのカメラ、そして出来れば無料のソフトだけでやりたいとなるとそれなりに面倒なことをしないと駄目でしょう。でもやればやるだけの効果、それも高い機材、ソフトに負けないことができますから、ちょっとでも興味がある人はやってみたらいかがでしょうか。

VirtualDubというソフトですが、これはオープンソースで多くの方々が携わって日々進化しているソフトです。だから半端じゃない機能があります。そしてそれに付け足す形で多くの方がプラグインを作って公開しています。もし動画に興味があるならこれを手に入れて使ってみるのも良いと思います。ただし、市販のソフトのように使いやすく出来ていませんから、私の場合は多くの機能の中のいくつかの単機能だけ使うという使い方をしています。今回のフリッカー除去がそれです。

また動画を撮る方は、手振れが気になるはずです。これはカメラにある手振れ軽減機能だけでは足らずにスタビライザーなる器具まで買う人もいます。私もイギリスからスタビライザーを購入して使ってみたことがあります。でもそんな器具まで持ち歩くなんてやっぱりできないんですよね、よっぽどの好きものじゃないかぎり。

ということで、じゃぁ、ソフトでどうにかできないかと思うわけですが、このVirtualDubにもものすごいスタビライザー機能があります。これは使わないと絶対に損で、手振れが気にならないような動画でもこのスタビライザーを通すと、それこそ三脚を使ったようにピタリと揺れが止まりますので驚きです。(大げさかなぁ)

ではそのサンプルを。

これはDeshakerというプラグインですが、この効果って異常なくらいです。もちろん無料です。

そして、普通の動画から超スローモーションを作ることもできます。これは市販ソフトと比べてもかなり凄いと思います。

この動画は私が使っているのと同じGoProというカメラで撮った60fpsのものを240fpsにしたもの。存在しないフレームを前後の動きを計算して作り出しているわけです。大げさに言うと、これは実写ではなくてCGであると言ってもいいかもしれません。

ただし、これを使うのはちょっと大変で、VirtualDubとプラグインだけというわけにはいきません。その使い方も出ているビデオがこれ。

どうにかタイムラプスの面白さや動画編集に興味をもってもらいたくてこんなことを書いていますが、駄目かな~、無駄かな~~~。

ま、現代のソフトってこんなことまで出来るというのを知ってもらうだけでもいっか。

     
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