美味しかった~~~

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まぁ、日本は安くて美味しいと非常に良い感じですが、でも思い出してみれば安いと言ってもそれってたまに一時帰国する「観光客の目」で見るからそう思うだけであって、では毎日そこで過ごしていたら2日に一度は寿司だの、河豚がうまいから河豚を食おうだの、そういうことは考えませんね。いくら安くてもそしてそんなことをしたらすぐに財布は空になってしまう。

と同時に恐ろしく高くて手の届かないものもいくらでもあって、それが嫌でも目に入る。ここが日本とゴールドコーストの違いのような気がします。そりゃゴールドコーストにも金持ちはいくらでもいるし高価なものもたくさんあるわけですが、日本のように格差の大きさを感じないんです。貧乏人も金持ちも同じような格好をして同じようなものを食べている感じ。いわゆるセレブらしいセレブを普段目にすることは稀。これはきっとゴールドコーストがそうなんであって、大都市に行ったらまた違うのでしょう。って、日本も同じか。

でも感覚的にみんな同じようなもんだ、ってのは非常に大事で上も下もないみんな同じという安心感って大きいと思います。自分が取り残されたとか負けてるとかの不安や恐怖を感じることがないのね。また経済的に下の国に行くと優越感を感じられるわけで、そういうのってやらしいとは思うけれど、自分自身でも周りからも「もっと頑張れ」ってプレッシャーが掛からないから気持ち的には楽。

ゴールドコーストの問題点はたいしたことがないものでも高いってこと。昔はなんでもかんでも安くてびっくりしたんですがねぇ。1ドルが116円ぐらいのころでしたっけ。今じゃ税金は高いは物価は高いは、いくら社会保障が厚いと言っても生活は大変。あの当時は長期金利でも10%程度(短期では16%なんてこともあった)で、一生お金の心配はしないで生きていけるかもしれないなんて夢を見ていましたっけ。でも夢はやっぱり夢で終わった。(笑)

でもオーストラリアの国民一人当たりのGDPはとっくに日本を越えていてかなり高いし、そこそこの仕事をしている人たちの収入はかなりのもの。我が家の子供たちは就職戦線真っ最中ですが、初任給が5万~7万ドルだなんて話をしていますから、もう一般的な日本人の感覚とはかなりかけ離れてしまったようです。

つまり国が伸びていくのと同じように自分の収入も増えるようじゃないと生活は大変。マレーシアの場合はまだまだ日本との収入差があるから安い感じがするけれど、これもいつまで続くかってのはわかりませんね。伸びていくマレーシアはかなりのピッチで物価が上がるだろうし、伸びる国は為替も強くなる。これからの日本はその逆だとしたら、円建てで考えたマレーシアでの生活は結構厳しくなる可能性は大。我が家としては対オーストラリアでマレーシアがどう変わっていくのかが一番気になるポイント。

収入が外貨であるというのは良いこともあるけれど逆のケースだってあるわけで、衰退する国から収入を得て、発展し続ける国に住むのは悲惨な結果になるのは明白。そうなったときにまた違う国へ流れて行くのも人生でしょうが、私としてはそういう逃げの姿勢はあまり好きじゃないわけで、とは言いつつ我が家は経済難民としてマレーシアへ渡るのだから偉そうなことは言えないのだけれど、逃げの姿勢そのものをどうにかしないと駄目ですよね。

たとえ退職して一線から退いたにしても、経済的に世の中の波に翻弄されっぱなしじゃ困る。

ということで、ここまでは毎度の長い前書き。(笑)

日本には美味しいものがいっぱいあるけれど、オーストラリアには何もない、なんてこのブログだから本音を書いちゃうけれど、普段はそんなことは絶対に口には出さずまぁなんてことのない普通のものを普通に食べています。でも、先日久しぶりに感動する食事をしてきました。

ロビーナにある日本人経営のフランス料理なのですが、去年の11月ごろに出来た店らしくかなり評判がよろしいようで、我々も行ってきました。

ココットという店。場所はちょっと辺鄙なところ。でも決して主要な町から遠いわけじゃない。


より大きな地図で ココット  を表示

まず雰囲気の良さ。雨が降っていましたが、それはそれで良い感じ。店の内庭があって天気の良い日にはそこにもテーブルを出すとのこと。見た目は小さな店の感じがしますが、席数は結構あるのかも。予約を入れないと駄目だろうと聞いていましたが、我々は予約なにし開店時間を狙っていきました。オーストラリア人は食事を始める時間が遅いのが普通ですから、混む店も早めに行くと予約なしでも大丈夫なケースが多いから。

小洒落た内庭。

フランス料理はフランス料理でも和洋折衷と聞いていたので我々には食べやすいかも。

ああ、そうそう、まずびっくりしたのがグラスの美しさ。こういう綺麗なグラスってゴールドコースト21年の経験の中で初めてかも(ホテル内の高級店は別にして)。こういうのは嬉しいなぁ。

メニューにはTapasと最初に書いてありました。これってスペイン料理?と一瞬思ったのですがフレンチでも前菜の小皿料理をタパスというのでしょうか。知りませんでした。

どんなものをどんな風に料理して出してくるのか、また量もわかりませんが、所詮我々は酒飲みですから小皿料理が多いほうが嬉しいし、多すぎればメインを減らす、食べない、なんてのもアリですのでちょっと多めに取ってみました。

まずは定番のオイスター。3種類ありまして一個ずつ注文できるので、3種類を二個ずつ注文しました。

ナチュラル。

ブリーチーズ(カマンベールに似てる?)と西京味噌でグリル。

天麩羅とわさびマヨネーズ。

3種類の牡蠣を2個ずつって6個でしょ。これは多分一緒に同じ皿に乗せて出てくるだろうと思っていました。オーストラリアってそういう国。でもちゃんと時間差をつけて二個ずつ出してくれたのが嬉しかった。和食では当たり前のことですが、オーストラリア流に慣れてしまうと「気遣い」がかなり特別なものに見えてくるから面白いです。

牡蠣はタスマニア産の牡蠣だろうと思いますが、日本の牡蠣と比べると身が小さな感じがしますがオーストラリアではこれでも大きなほうです。有名なシドニーロックオイスターも美味しいと言われますが、小型で見た目が悪いので私はやっぱりタスマニア産がいいなぁ。

私は牡蠣が大好物なのですが、一般的な店で牡蠣を食べるのはいささか飽きました。だってどこも同じメニューなんですもの。まずはナチュラル、そしてベーコン、たまねぎで焼いたキルパトリック、そしてクリームソース味のモーネイ。どこへ行っても同じ。そういう意味でもこの店の牡蠣は嬉しかった~。

ナチュラルはまさにナチュラルでポン酢。これは今後あえて頼む必要はないと思いました。でも西京味噌で焼いたのは美味しかった。天麩羅のワサビマヨネーズもグッド。でも見てもわかるようにちょっと温度が低すぎない?って感じがしました。

あ、そうそう。大食いの私ですし、一番最初にパンを頼みました。オーガニック天然酵母のパンだそうです。私はパン好きではないのですが、これは美味しいと思いました。バルサミコとバージンオイルをつけただけで美味しいのだけれど、こういうのってどこにでもありそうで無いのね。基本的にオーストラリアはパンがヒジョーーーにまずい。

続々と続きますが、これはスパナクラブ(アサヒガニ)のクリームコロッケ。美味しかった。

そしてムール貝とチョリソのトマト酒蒸し。

洋食で海産物というとムール貝が切り離せないじゃないですか。どこにもでこいつが顔を出してくる。ところが私はこのムール貝ってやつが嫌いで、たいてい除けちゃいます。どうも冷凍のシーフードミックスに入っているうまくもなんともない貝のイメージが強すぎるし、いまだかつて美味しいと思ったことはないかもしれない。

でもこのムール貝は美味しかった。やっぱり素材の選び方、調理の仕方でまるで変わるんでしょう。ヨメさんもこんな美味しいムール貝は食べたことが無いと言ってました。また私はチョリソが好きなんですが、そういう意味でもこの料理はグッド。最後に残ったスープはパンに染み込ませて食べたら最高。次も頼むことになるかな。

これこれ、これも美味しかった~~。ブリーチーズを大葉でくるんで揚げたもの。それにクランベリージャムが乗ってる。私はこういうのが嬉しいなぁ。酒の肴には最高。

フランス料理だなんて言われても私にはフランス料理のなんたるかなんてのは全くわからないし、ってそれは和食でも同じかぁ。マグロはやっぱり大間だね、なんてことも思わないし、三崎に揚がる冷凍マグロで十分。ただマグロは大好物だけれどキハダマグロだけは食べたくないと思うだけ。(笑)

でも店のオーナー、シェフ、スタッフが客に「うまい!」と言わせる、「絶対に満足させる」気迫ってのは店や料理を見るだけで十分伝わってくるわけで、私にはそれが何よりのご馳走で、そういう意味でこの店はかなり良いと思うわけです。それってハーブの使い方を見てもそうで、小さくて柔らかいところだけ選んで使っているのか、それとも自家栽培で育てているのか、細かいところまで気を使っているのはすぐにわかりました。

炭焼きタコ、トマトと小豆の煮たのをあえたもの。これって何料理かわからないしろものでしたが、酒のつまみには最高でした。

この辺でお腹もいっぱいになりかけていたのですが、メインを食べないわけにもいかず、二種類頼みました。

赤ワインと味噌で煮込んだオックステイルと頬肉。このオックステイルと頬肉って私の大好物ですが、両方とも一緒に食べたのは生まれて初めてで、また味噌がコクを出していて美味しいと思いました。このスープをパンにつけて食べたらいくらでも食べられそう。

ココット風(この店の名前)のブイヤベース。カツオの大きな切り身や海産物はかなりいっぱい入っていました。

この料理はメニューのメインの2番目に出ていますし、料理の名前にも「ココット風」としているぐらいですからかなりの自信作なんでしょう。ただ我々はこの時点でお腹がもういっぱいだったこともあって、また大きなカツオの切り身が主張しすぎている感じがしました。それでよい味はでているのかもしれませんが、カツオの身って・・・。まぁ、好き嫌いがあるのかもですね。

上に出したムール貝とチョリソ、トマトの酒蒸しの方が私は好きだなぁ。

また、オックステイルと頬肉も美味しいとは思うものの、結構量が多いんですよ。で、フランス料理に限らずそれこそラーメンにしてもスープは最後まで飲むべし!って決まりが自分の中にあって、もしかしたら料理の主役ってソースやスープかもしれないなんて思うこともあるくらい(だからパンは必ず頼む)。で、量の多いこれらのメインディッシュを最後まで食べていると、その味がかなりしつこく感じてくるんですね。オックステイルと頬肉も、ちょっと味噌が強くない?みたいな感じになってきた。

そもそもこの店の料理ってなんでもそうだけれど、量が多いと思います。オックステイル・頬肉にしてもブイヤベースにしてもこれだけでお腹いっぱいになっちゃう人は多いと思う。いや、うちのヨメさんは一人で一品食べきれないでしょう。最初に食べたタパスもそうで、かなり量が多い。美味しかったスパナクラブのクリームコロッケにしても4個って多いでしょ?

つまりこの店は、数人でシェアして食べるのが前提になっているってことなんでしょう。

これに気がつかないで、また、シェアして食べる間柄じゃない人と行くとか、あるいは、頬肉とオックステイルが美味しいからそれにするよ。へぇ、じゃぁ、あたしもそれにする~なんて、一緒に行って同じメニューを頼むのはどんなに好きな料理でもアウトでしょう。

逆に2人ないし4人ぐらいで行って、あれやこれや頼んでシェアしたらかなり楽しめるはず。

ま、どちらにしてもこの店を好きになりました。繊細さってのがキーワードのような気がします。これは料理がそうだということだけじゃなくて、客を満足させるにはどうするべきかという繊細な考え方が店全体に存在するのが見えるということ(一般的なオーストラリアの店にはこれがない。いや、壷が違うだけか?)。またプロとしての自負も見えてきて、私はそういうのが好きですわ。

またそのうち行って、メニューを制覇してみたいです。

ちなみに料金ですが、2人で150ドルでした。これって頼みすぎ。男女2人なら100ドル以下で抑えるのは難しくないと思います。

そしてこの店の良いところはBYOだということ。コーケイジが一人2ドルかな。これで自分の好きなお酒を持ち込んで飲めます。

我が家はワインにしてもほとんどこだわりがなくて、酒屋で20ドル以上のワインは買ったことがないくらい。だいたい12-18ドルのワインです。でもその安ワインの中でも好き嫌いはやっぱりあるし、好きなワインを+2ドルで持ち込めるってのは良いですよね。以前、フランス人の友人がいたのですが、彼と食事に行ったときに、なんと1本100ドルを超えるワインを持ってきたんです。これってちょっくらびっくりしたのですが、彼に言わせると、BYOだからそういう美味しいワインが飲めるのであって、レストランで頼むしかなければ絶対に飲まないと言ってましたっけ。

ワイン好きなら好きなワインを持ち寄って、こういう店で飲んだら楽しいでしょうね~。

(今日の写真ですが、いつも料理を撮るカメラと違うのがわかりますかね?いつもはフジのX10ですが、今日の写真はペンタックスのQです。レンズは01と呼ばれる単焦点レンズ。35ミリ換算で47ミリのf1.9。小指の爪ぐらいしかない小さなコンデジと同じセンサーのカメラですが、それでこれだけボケれば料理写真には十分。まぁ、とにかく小さくておもちゃみたいなカメラです。でも一応レンズ交換式。このカメラをお奨めすることはありませんが・・)

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