スーパーへ買物に行った所、スーパーでもオーガニックチキンを売っているのを発見。買ってみました。
キロ単価は11ドル89セントで1.93キロ。価格は22ドル95セント。うーーむ、高い。この大きさの普通のブロイラーだと10ドル以下で買えます。中には7ドルぐらいのもあるのでこのオーガニックの鶏は3倍近い。
それだけの価値があるんでしょうか。普通のブロイラーなら生まれてからたったの35日ぐらいで出荷ですが、オーガニックの場合は同じ大きさに育てるのに80日は掛かるとのこと。そしてオーガニックの農場って認可を取るのが結構大変そうで、かなり広くないと駄目。そして7年間だったかな、一切の農薬等を使っていない証明が必要。そして近隣で農薬をガンガン使われたら意味が無いわけで、オーガニックで育てるのはかなり経費が掛かるとのこと。
でも美味しくなければ意味がないですよね。それとも「安全」「安心」の為だけに2-3倍の料金を払うのか。
そんなことを考えながら解体作業に入ったのですが、ハタと気がついた。
鶏の解体なんかやったことないじゃんか~~~~。
丸のままでローストした鶏は結構食べますし、ローストしてあると肉は簡単に外れますから何の問題もなし。ただ、生の鶏の解体なんてしたことないですから、どうしたらいいのかわからず。
でもま、以前見た、鶏の解体説明動画を思い出しながら解体してみました。足や手羽とか関節があるものは関節を動く方と逆にひねるとどこで切り取るべきかはわかるのね。関節に包丁を入れればすぐにはずれるし。でもねぇ、胸というか本体の方は難しかったです。
結局、いじくり回してグチャグチャに。
身を見た感じでは普通のブロイラーと全く違いがわかりません。自由に動き回っている鶏なら身の赤味が強いだろうと思ったけれど、全くそんなことは無し。
この解体した鶏をどうしたかというと、まず鶏ガラや骨はスープ取りの為にすぐに圧力鍋へ。身はというと、半分に分けて真空パックし、毎度の低温調理です。
60度60分で出来上がったのがこれ。
真空パックの中では汁が全くと言っていいほど出ていませんでしたので、シットリ柔らかい、海南チキンみたいなのができたろうと思って食べた所、
胸肉とササミは完璧~~~~~。
モモ肉と足は・・・・・・・・、駄目だこれ。生みたい。 _| ̄|○
火が通っているのは間違いがないのですが、感触があまりにも柔らかすぎて生を食べているような感じ。難しいですねぇ。何よりも気になっていたのは胸肉で、これがパサパサになるとどうにもなりませんから、今までの経験則で60度で60分としましたが、モモ肉と足肉はこれじゃ駄目だわ。
考えてみると、胸肉とモモ肉と一緒に調理したことは今までに無かったので、この違いがよくわからなかったような気がします。
モモ肉は63度か65度だろうなぁ・・・。ということで腿と足だけ、加熱のやりなおし。
で、味のほうですが、感触的には海南チキンそのものなのですが、味は・・・・・。
普通の鶏と全く区別がつかない味。 (┰_┰)
もうオーガニックの鶏は買わないことにしました。
普通のブロイラーで小型のを売っていることがあるんですが、一匹全部調理するならその方が良いかも。でも私は基本的に胸肉、ササミは好きじゃありませんから、今後はメリーランド(腿と足がついた斧の形)の骨なし、皮付きが一番良さそうです。
あるいは、胸肉やササミが健康のためにかなり良いそうで、それは脂がないからヘルシーとかそういう意味でもないようで、今後は食べるようにしたほうが良いような気がするんですが、その時には、モモ肉とは全く違う調理方法を取ろうと思います。
とまぁ、ちょっとがっかりなオーガニックの鶏でした。
ところで、ガラと骨でスープを取り、それで野菜スープを作ったのですが、な、な、なんとまた圧力鍋の調子がおかしくなりました。またガスケットの位置がおかしいのだろうと思っていろいろいじってみたのですが、隙間から蒸気が出てきてまるで圧力が掛からず。ヨメサンに聞いてみると、昨日から調子が悪く圧力が掛からなかったとのこと。(昨日は2キロのオックステイルで作ったコムタンだったのですが、あっという間に売り切れ)
もう10年以上、部品交換もせずに使ってきましたからもう寿命ですかね。掛ける圧力を選ぶコマが昨日は取れちゃいましたし、もうそろそろ世代交代か。
でも新しいのを買うのはなんだか面白く無い・・・・・。