新たに国内感染者がでたとのニュース。
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デング熱、新たに2人国内感染=同じ学校の20代男女―東京・代々木公園で感染か
時事通信 8月28日(木)14時10分配信
厚生労働省などは28日、東京都の20代男性と埼玉県の20代女性が、国内でデング熱に感染したことが新たに確認されと発表した。27日にも同県の別の女性が約70年ぶりに国内感染したことが確認されているが、新たに判明した2人はこの女性と同じ都内の学校に通っているという。
厚労省などによると、3人には海外渡航歴がない。いずれも東京・代々木公園(渋谷区)に行っており、同公園でウイルスを持つ蚊に刺されて感染したとみられる。
同省の担当者は「ウイルスを持った蚊の寿命は短く、既に死んでいるはず。代々木公園に行った人も、症状が出ていなければ心配する必要はない」と話している。都は念のため28日、同公園の一部で蚊の駆除を行う。
3人は18~24日に発症し、医療機関を受診。国立感染症研究所の検査で、同じ型のデングウイルスが検出された。
この元になるウィスルはどこからどういう経路で日本に入ってきたんですかね。日経新聞にはこのように書いてありました(クリック)。
「厚労省は海外で感染した人を刺してウイルスを保有したヒトスジシマカが、女性を刺したことによって感染した可能性があるとしている。
デング熱を巡っては、昨年8月に京都府や山梨県などを訪れたドイツ人女性が帰国後に発症。日本での感染が疑われ、厚労省は注意を呼びかけていた。」
あらためてデング熱に関して。
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大事なところを転載させていただきます。
デング熱、デング出血熱の感染経路
ネッタイシマカやヒトスジシマカなど、「デングウイルス」を持つ蚊に刺されることによって、感染します。
直接、人から人への感染はありません。また、感染しても、デング熱を発症する人は2割程度です。ただ、子供や高齢者、他の病気で抵抗力が弱まっている人は発症しやすい可能性が高いです。
デングウイルスに感染し、症状が現れた人のほとんどは、このデング熱のです。突然の高熱、頭痛、目の奥の痛み、筋肉痛や腰痛、骨痛などが主な症状になってきます。他には、全身の倦怠感(けんたいかん)、吐気、嘔吐や食欲不振、脱力感や腹痛なんかの症状がでることがあります。
あと、全身のリンパの腫れもみられます。さらに発熱してから、3~5日目には胸、背中、顔、腕、脚に発疹がでるこもあります。普通であれば、これらの症状がは一週間ほどで消え、後遺症などもなく完治します。
と、いうわけで、「デング熱」自体はさほど、怖い病気ではありません。
ただですね、これが「デング出血熱」になってくるとちょっとやっかいです。デング出血熱も最初は、デング熱と同じ症状が出てきます。熱が平熱に戻るころに、血液中の血漿(けっしょう)が、血管から漏れ出したり、出血症状が現れたりします。
血漿の漏れは、腹水や胸水として、現れることが多いです。出血は多くの場合、点状出血として現れます。他には、注射部から出血したり、鼻血や血便なんかもあります。症状が重いと、吐血や下血もあるようです。血漿の漏れが進行しすると、ショック症状をおこし、「デングショック症候群」と呼ばれることあります。
デング出血熱は症状の重さによってGrade 1~4の4段階に分けられて、デングショック症候群がみられると、Grade3以上となります。
かなり苦しい症状ですよね。。。
でも、集中治療により、その死亡率は1%以下に抑えることができます。
ただ、適切な治療がされなかった場合、その死亡率は15%もありますので、もし思い当った方は、早めに受診しましょう。
デング熱の予防ワクチンはありませんので、「とにかく蚊に刺されないようにする!」しかありません。
日本に広く分布するヒトスジシマカ
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