私のお知り合いはジーさんバーさんが多くて(笑)、PCはどうにか使っているけれどわからないことばかりだという声が良く聞こえてきます。
まぁ、私だってその業界で生きてきたわけでもないですからたいしたことはわからないのですが、最近ちょっと気になる声が多いような気がしますので、その件に関して。
写真、つまり画像をやりとりしたりSNSやブログにアップロードするために縮小しなければならないことは良くあるので、どうにか画像の場合はやり方がわかるのだけれど、映像となるとわけがわからん、どうしたら良い?と。
映像をやり取りすることなんてそうそうありませんが、これも時代の流れでこれからは変わってくると思います。また手軽にできるようになったら良いですよね。スカイプで話をしながら映像ファイルを送るなんてことも簡単にできますから。
ただ写真(画像)の場合もそうで、撮るときには最高の画質で撮るのが普通だと思うのですが、それをそのまま送ろうとすると恐ろしいことになるんですね。最近のカメラやスマホの性能は上がっていますから、きれいな写真が簡単に撮れる。で、綺麗ってことはサイズがとんでもなく大きいと思って間違いがない。
ましてや映像となると半端じゃ無い大きさで、1分の映像を送るだけでも気が遠くなるような時間が掛かるのが普通。
ですから、やっぱり写真(画像)を縮小するように映像も縮小したい。
ここで重要なことは「最初から小さなサイズになるように動画を撮るべきではない」ということでしょうか。どうでも良い動画ならまだしも、残しておきたいような動画、あるいはいつその動画に価値を見出すかわかりませんからどんな動画でも最高画質で残すべきだと思います。元が悪かったらどうにもなりませんから。これは動画にかぎらず写真(画像)も同じ。
画像を縮小するようなソフトはいろいろありますし、操作も簡単なのが普通。これは動画も同じで、ピンからキリまでいろいろありますが、編集することなくサイズを小さくするだけなら簡単。
ところで、まず最初に知っておかなければならない重要な事があります。これは画像も映像も同じなのですが
見た目の画像サイズ、映像サイズを小さくすれば良いと思ったら大間違い
だってことです。ここは非常に大事で、ブログやSNSに投稿する場合、ファイルサイズを小さくしたいがために画像サイズ、映像サイズを小さくしてしまう人が結構いるということ。
意味が良くわからない?
まずサイズに関してはっきり理解しておかないとこの辺がわからなくなるんですね。サイズにも2種類あると考えたらわかりやすいと思うのですが
画像・映像サイズ (見た目の大きさ)
ファイルサイズ (ファイルそのものの大きさ)
この2種類があるってことなんですね。これはお互いに関係はありますが決してイコールにはならないんです。
つまり、
画像・映像の見た目のサイズは小さいけれどファイルサイズは大きい
画像・映像の見た目のサイズは大きいけれどファイルサイズは小さい
なんてこともあるわけです。ここをしっかり理解して調節しないと、画像・映像の縮小はうまくいきません。
例えば画像の場合ですが、こういう写真があったとします(これはピンボケで例が悪いのですが)。これはカメラの最高画質で撮ったもの(JPG)(元はRAWで撮りましたが、アップロードするためにJGPに変換してあります)
なんとファイルサイズは9.7メガバイトもあります。
ところがそれをこのブログに載せるのは不可能で、ブログの許容サイズを超えちゃっているんですね。アップロードしようとしたらエラーが出ます。(こういうことは良くあるはず)
ということで、ちょっと小さくしてみました。それでも1.69メガバイトもあります。見た目のサイズは2560X1440でこれもかなり大きな画像です。
(今ここに表示されているのはこのブログにあった大きさに調節されているサムネイルで、元の大きさで見るには画像をクリックしてください。一度クリックすると大きな画像が出てきますが、それを再びクリックすると原寸大で表示されます。)
普通、ブログに載せたりやりとりする場合これだけの大きさや画質は必要ないはずで、これを縮小します。
まず見た目の大きさを小さくしてみましょう。見た目も小さいですがファイルのサイズも68キロバイトしかありません。このぐらいならやり取りも簡単ですし、SNSに載せるにも問題なし。
でもこんな大きさじゃ、写真によりますが「小さぎてわけがわからない」なんてことも起きますよね。集合写真だったらアウトです。
でも大きくするとファイルのサイズも大きくなってしまうというジレンマがある。
重要な点ですが、サイズの大きさには二種類あるというのがわかっていない人はここで止まってしまうんですね。しょうがないと諦める。
ところがですね、見た目のサイズは大きくてもファイルサイズを小さくする方法があるわけです。つまり、画像の大きさはそのままで画質を落とせば良い。これは画像縮小ソフトにはほとんど付いている機能です。逆を言えばそれが出来ないソフトは使うべきではないってことになりますね。
そこで、ファイルのサイズは上の小さな画像と同じ68キロバイト程度で、見た目の大きさは1200X675で縮小してみます。画像をクリックすると原寸大で表示します。上の小さなものに比べるとかなり大きな画像です。面積で言うと25倍ぐらいの大きさ。でもファイルサイズは大元の1%にも満たないサイズです。
まるで違いますでしょ?でもファイルサイズは同じ68キロバイトです。どうしてそんなことがあり得るのかというと、小さい画像は小さいながらも画質が良いんです。ところが大きい方は画質を落としているんですね。でも違いがわかりますか?
この辺りをうまく調節すれば、「見た目の大きさ」「ファイルの大きさ」は自由自在に操れるということ。
一つの実験ですが、見た目の大きさはそのままでファイルサイズをもっと小さくした場合にどうなるか。
見た目の大きさは同じですが、画質を落としましたのでファイルのサイズは15.1キロバイトしかありません。このファイルの大きさならあっという間に転送できますし、ブログやSNSに投稿するのも簡単。でもこれじゃ画質が悪すぎますよね。
ですから、ファイルサイズ変更する場合
見た目の大きさを変える
画質を変える(ファイルサイズの指定も同じ意味)
この二通りの方法があって、なおかつそれを組み合わせることによって自由自在に縮小できるわけです。
私が画像を縮小する時に時々使う気に入っているソフト(リサイズ超簡単!Pro)があるのですが、このソフトを立ち上げて、変換すべき画像をドラッグアンドドロップしたあとに右側にある設定で、見た目の大きさ、画質、ファイルサイズを決めるわけです。
私はこのソフト(リサイズ超簡単!Pro)に慣れていますが、このようなソフトはいろいろあります。
ちなみにこの(リサイズ超簡単!Pro)はここから入手。無料のソフトです。 ← クリック
まずここまで理解出来れば映像も全く同じなので難しいことはありません。ただ映像の場合は様々なフォーマットがあるんですね。ここがややこしいのですがそれの理解なくしてはうまく行きません。でも要点だけ抑えておけば大丈夫。
映像を撮る場合は、上に書いた画像と同じで、カメラやスマホで撮れる最高画質で撮ることが重要だと私は考えています。でもファイルサイズが大きくなりますから、すぐに容量がいっぱいになっちゃうこともあって、その辺は考え方一つでいかようにでも調節すれば良いと思います。
ただし、小さい映像で良いのだからとあまりにも小さく(あるいは画質を落として)撮るのは考えもので、あとで失敗したと後悔することも多いのではないでしょうか。ですから最高画質では撮らないにしても、1段階、2段階落とす程度だろうと思います。
映像ファイルを縮小する場合は上に書いた画像と基本は同じで
見た目の映像サイズを小さくする(画面を小さくする)
画質を落とす(ビットレートを落とす)
これが基本です。変換ソフトは色々ありますが、編集ソフトを使っているのであればいろいろ設定できますが、映像の編集はしないで「とにかくファイルサイズだけ小さくしたい」場合の簡単ソフトも多く存在します。(フォーマット変換も可能)
日本語のソフトで良いのがありますので、それを紹介させてもらいます。
Moo0 動画小さくなーれ!(これがソフトの名前) ← クリック
ファイルサイズを指定
見た目の映像サイズを指定
ビットレートの指定
これらの指定方法があり、結構使いやすいと思います。
試しに私のユーチューブにアップロードしてある映像を小さくしてみました。
この映像のサイズは22メガバイトぐらいあります。1080HDです。PCの画面いっぱいに大きくしてもかなり精細感があるはずです。
これほどサイズを縮小しますと画像が悪くなりますが、全く問題が無いケースも多いと思います。ファイルの大きさは2.2メガバイト。約9分の1です。
もし何かわからないことでもありましたら、ご連絡ください。