一応、15キロ減を達成したので「かなり厳しい糖質制限食」を「緩い糖質制限食」に移行したわけですが、それだけでメニューが広がりますね~~。
それこそ主食として米、小麦粉、芋は食べないだけで糖質はかなり減りますから、そういう意味では何を食べても良いということになります。
今日の昼食で食べたのはタコスみたいなもの。牛ひき肉と少量のジャガイモを炒めてタコスの素で味付けし、それを小麦粉のトルティージャの上にレタスと共に乗せ、チーズ、トマトで作ったソースを掛けて食べるだけ。それプラス、スープで完璧。
今までの糖質制限食では考えられない内容。幸せ~~~~~。
こういう普通のものを食べて思うのは、普通の食事ができるってなんて幸せなのかってこと。絶対に糖尿病にはなりたくないと思いました。
そういえば昨日買い物に行った時に、若い友人と出会いました。立ち話の中で「私が自分で食事を作っている」ことから「なんで?」って話になって「いや、糖質制限食はややこしいから自分で作るんだよ」てなことを言ったんですよ。
そうしたら、「実は私、糖尿病になっちゃったんですよ~」とのこと。聞いてみたら予備軍じゃなくて糖尿病。どうも予備軍だったこともないみたいで、予選免除で本戦出場みたいな話。(笑)
「糖質制限しないとダメなんですよね~」「うんうん」なんて話をしつつ、「どんな風に糖質制限しているの?」と聞いたんですが、「それが・・・、チョコレートも大好きで我慢できないし~、ご飯を減らして野菜を多く食べています」とのこと。
このやり方って、ふむふむなんて思う人が多いようですが、これって糖質制限になっていないんですよね。
「ちゃんと血糖値を測っているの?」と聞いたところ、「いや、まだ測定器は買っていないんですよ。」と。
やっぱりなぁと思いました。予備軍ならまだしも糖尿病確定なのに「想像」「思い込み」で糖質制限をしているんですね。
「マジに糖質制限したいの?」と聞いたら「ハイ、やらないとマズイと思ってます」というので、ちょっとウンチクを喋ってきました。
○ まず測定器をすぐに入手し、何をどう食べたら血糖値がどうなるかを把握すること。
○ それの食べた内容、数値をメモすること。(血糖値の変化はグラフにする)
ま、これだけなんですが、これってテレビで見たある病院が糖尿病患者にやっていることそのもの。(笑)
結局細かいことをグダグダ言ってもダメなんですよね。頭には入らないし、なぜそうするべきかも理解できないし、ま、いいかってなところに落ち着いちゃう。あるいは医者のサジェスチョン通りにするか。でも誰でもそうでしょうが、医者ってそもそも何でも大袈裟に言うものだと思っていて、ちゃんと言われたままやる人って少ないんじゃないでしょうか。またそうやっていても何ら自覚症状がない糖尿病だったら、何をどうやっても変わらないって思うのかもね。
で、どんどん数値が悪くなってびっくりするとか。
でも理屈は抜きにして、自分で食べる度に血糖値を測っている内に、何をどう食べたら血糖値がどう変化するかすぐに分かるんですよね。これって本当に大事だと思っていて、自分や世間が「これは大丈夫」って言っていたものがまるで駄目だったり、「これは食べるな」っていうのが全然平気だったり、自分で測ることによって、「何を」「どう調理して」「どのくらい食べた」らどうなるかとかなり細かいことまでわかるんですね。どうしてもアイスクリームやケーキ、羊羹が食べたいときには、いつどうやって食べたら良いのかもわかる。
で、毎回数値を測って記録をしていくと、やっぱり数値が上がらないような方向へ自然に向かっていくんだろうと思います。甘いケーキとジュースを飲んだ時の血糖値なんか見ようものなら、いくら大好きなものでも「こりゃ、やっぱりヤバイ」って思うようになるんでしょう。(笑)
結局、糖尿病の問題は血糖値の高い状態が続くってところだと私は思っていて、血糖値が上がらないようにしていれば糖尿病でも大丈夫ってことですよね。逆を言うと、そうやって気を使っている糖尿病患者より、俺はまだ大丈夫だと適当な事をやっている予備軍のほうが血糖の状態は悪くなっているかもしれない。
でも面白いのは大阪に住んでる友人ですが「血糖値を見ると腹が立つ」と測定器を捨てちゃう人もいる。(笑)