昨日今日と街は休みのところが多く、私の調理実験をするにも食材が足りない状態。
そんな時にヨメさんが「(私専用の)食材、あるやつ使っても良い?」と聞いてきたので「もちろんいいよ~~」と答えたわけです。でも何を作るほどいろいろあるわけでもないし、何を作るのか気になっていました。
で、昼食で出来たのはこれ。なんてことのないグリーンカレーとトムヤムクン。
でもこれを見ながら私は結構悩んじゃいましたよ。ヨメさんが使ったのは(私専用の)エビと鶏肉だけ。その他は冷蔵庫の中の余り物。
大した料理でもないんですが、あの限られた食材でどうしてこれが出来るのか、またこれを作ろうと思ったのか、その辺がわけわからず。女性にしてみれば「あるもので作る」のは当たり前なんでしょうが、私は「何を作る」かを決めてから「食材を買ってくる」のが普通で、「あるもので作る」という器用な事は全くできず。どうしたらそんなことが出来るのか考えてみても、何か根本的なところで私には理解不能なところがあるというのがわかるだけ。
ましてや我が家にグリーンカレーの素とかトムヤムクンの素は無かったはずで、どうやって作ったのかもわからず。
食べてみたらですね~、美味しいんですよ。グリーンカレーはグリーンカレーだし、トムヤムクンは飛び上がるほど辛く作ってあったけれどこれまたトムヤムクンで美味しい。
不思議だ・・・・・・
特にグリーンカレーが美味しくて、鶏肉の火の入り方なんて完璧で、これってどのタイミングで鶏肉を入れてどこで火を止めるかがわかっていないと出来ないはず。私の場合は温度計じゃ、タイマーじゃがないと茹で鳥でさえ作れないのに、ヨメさんは「勘」でわかるんでしょう。それもまた不思議で、何十年も作っていればそれが当たり前になるのかな?なんて思うだけ。
そこでヨメさんに聞いたんですよ。
「このグリーンカレーだけれど、どうしてこんなにうまい具合に作れるんだ?」と。
こんな質問は馬鹿げているのだろうし、聞かれても困るのだろうとは思ったものの、ヨメさんの答えは・・・
「ベロよ、ベロ」
ですと。
これって私としては一番言われたくないことで、「ベロが駄目なあんたには作れない」と言われているようなもの。 (笑)
そもそも、食べた時に美味しいとか何か足りないとかは感じても、ではどうすればちゃんとした物になるのか、美味しくなるのかって一番大事なところが私にはわからないわけで、それも試行錯誤で分かるものなのか、それとも「ベロ」のみが答えなのか、そんなことさえわからない。
来年からはもう料理なんかしたくないと思いましたよ、マジで。
科学の実験だと思えば良いのだけど・・・・、あーーあ、なんだかがっかり。