糖質制限で一番良いのはライオンになること。イルカでも良いんですが・・・。(笑)
ということで今日は大好きなユッケを作りました。それも今までのユッケとは違って、味付けにも「糖質」を気をつけて、醤油とステビア(代替甘味料)、ごく少量のコチジャン(これって糖質が凄い)、ごく少量の焼肉のタレ、ゴマ油とニンニク、そして卵黄で作ってみました。そして残念ながら「梨」はありませんでしたのでリンゴを少々。
これで一人前。私の分だけ。(笑)
当然これだけではお腹いっぱいになりませんので、先日作った「鶏の胸肉のハム」を食べて今日の晩御飯は終わり。
食後1時間の血糖値は102mg/dl。完璧です。 \(^o^)/
しかしこんな食事を続けていたら病気になるような気がしますよね。私もそう思います。
ところがですね、近年「糖質制限」がどんどん広まっていまして、医療従事者でも凄いことをいう人が増えてきましたね。
「糖質は毒だ!」みたいなことをいうドクターまで出てきた。「糖質ゼロ生活のすすめ」なんて、私みたいなデブとか糖尿病の人とかではなくて、普通の人もそうするべきだと。凄いですねぇ。
「そんなの駄目に決まってる」と思うのですが、なぜ?と自問自答してみても答えは出ないんですね。わけのわからないことには「どちらにも付かずに折衷案を出す」という癖が私にもあります。「なんでも広く適当に食べるのが一番」などと、理由もわからずそう信じていますもの。
実は「糖質制限」が失敗するのもここに理由があるんだろうと最近思うようになりました。つまり「自分はやるべきではないことをやっている」という思いが心の何処かにあるんですね。ですから「食べてはいけない糖質」をたまに食べてしまうわけです。そして自分としては「これが本来あるべき食事なんだから」と言い訳をする。
真実はどこにあるのかわかりませんが、医者同士の討論を聞いていても「絶対にこうだ」というのが見えてこないんですね。それぞれが「宗教」の話をしているぐらいに感じます。その点、最近の「糖質制限」をいうドクターは海外の新しい論文とか研究成果をどんどん出してきますし、私も「もしかしたら糖質って摂らなくても良いのかもしれない」と思うようになってきました。
さすがに「摂ったら駄目」とまでは思いませんが、糖質とは元々「特別な食事」であったと思うんです。農耕民族以外にとっては糖質は無縁だったわけですし、農耕が始まる前に人類が何を食べていたのか考えますと、糖質は「特別」であったのだろうとは簡単に想像が付きます。たまに蜂蜜じゃ、果物じゃを食べて「糖質」を摂るぐらいだったはず。そして常食するものはもちろん糖質ではなくて「タンパク質」であり「脂質」であったのだろうと。で、そういう時代が人類の歴史の大部分であって、「糖質を主に摂る」のは農耕を覚えたせいぜい数千年ぐらいの話のはず。
ということはですね、人間のエネルギーの主役は「グルコース」では無かったんじゃないかと思うんですよ。ケトン体でしょう。
でもたまに摂る糖質はグルコースとなって「非常に効率的に燃える」し、それを人間は甘さとして喜びを感じた。もちろん身体の中では糖質を摂らずとも「糖新生」という回路によって糖質を作ってきたわけだけれど、これってエネルギー源としては「補佐」だった可能性すらある。
でもその「美味しくて」「パワーが出る糖質」を摂取することが出来る「農耕」を覚え、それを食べれば「脂肪」として簡単に蓄えることも出来、人類が爆発的に増えたような気がします。そしていつのまにやら「糖質」が主役になった。こんな美味しくてパワーがでるものなら、それを中心に食べたら良いに決まってますから。
でもそれって毎食ごとに摂り入れていると、中毒にはなるし、弊害も出てくるという考えも満更嘘じゃないように思えてきます。
頂いたコメントの中に「糖尿病とアルツハイマー」の関係に言及していた読者がいらっしゃいましたが、ちょうど私もそれに関してのドクターの考えを読んだところでした。また、何度かこのブログに書いている「ココナッツオイルがアルツハイマーに効く」というのも根本的な考え方は同じなんですね。つまり、かつては「脳」の栄養は「糖質だけである」と言われていたのが、近年では「ケトン体」もエネルギー源になるというのが証明された。それでも古いドクターの中には「糖質」だけが「脳のエネルギーだ」と書いている人がまだネットの中に存在しますが、その情報はもう古いはず。
つまりですね、本来は脳でさえ「ケトン体」で動いていたのではないかという推論が出てくるんですね。ところがいつの頃からか人類は糖質というスーパーフードを手に入れてそれが主流になるようになった。そして、スーパーフードであるからして、「糖質」から先にエネルギーとして使われるんですね。
ということは糖を過剰に摂取していた場合、ケトン体を産生する必要もなくなってしまうということ。だから肥満になり、糖質過剰となり、それを制御できない糖尿病も増え、アルツハイマーも増える。
だからケトン体が多くなる食生活をするとアルツハイマーが改善するなんてことも起きるのではないかと。ココナッツオイルがアルツに良いというのはココナッツオイルそのものが良いのではなくて、それに含まれている中鎖脂肪酸(MCT)はすぐにケトン体となるから良いという意味。
人間って本来はケトン体中心で活動してて、ここぞという時に糖質を取ってきたのかも知れない。現代人がここぞという時に「バイアグラ」を飲むように。(冗談ですよ~~)。
ま、そのへんの真偽は全くわかりませんが、私としては「糖質は毒かもしれない」という考え方を持つほうが「糖質制限」がうまくいくのは間違いがないと思っていて、「糖質は摂るべき」と思いながらの「糖質制限」ってどこかで甘える、妥協することが簡単に起きちゃうんですね。
ですからダイエットの糖質制限でしたら一生続けるわけではありませんから、ダイエットをする期間ぐらいは「糖質は毒」だと「信じてみる」のも面白いかと。
それと食べるものを「美味しい」と感じるのは「身体がそれを欲しているから」というのは間違いがないにしろ、その食べ物が「ベスト」であるかどうかはわからないと思うんですよ。麻薬と同じだという考え方があっても良いはずでしょ?酒も同じ。そして美味しいと感じるご飯もパンもラーメンもパスタも、麻薬と同じかもしれないという発想があっても良いと思うわけです。(アメリカでは「糖質依存症」という病気がある。日本ではまだ認定されていないらしい)
「美味い話には気をつけろ」と言うじゃないですか。 (笑)