ゴールドコーストには結構マレーシアンレストランがあります。またホテルのレストランでもマレーシア人のシェフが入っていてエスニック料理を出す所も増えてきました。
でも我が家が行く店は一軒だけ。気に入っている店があります。でもここが他より良いのか悪いのかは知らず。(笑)
マーメイドビーチにある「イポーサテハウス」で、我が家からは結構遠い場所なんですが、ヨメさんと二人で行ってきました。
久しぶりに行ったんですが、前回ショッピングセンターの改築をしていたのが綺麗になってて、フードコートみたいに店の外で食べる場所ができていました。でもそのスペースはきっとこのイポーサテハウスの客だけが使うんでしょう。他の店はガラガラだし。(笑)
今日は予約も入れず、店に着いたのが6時過ぎでしたので店は一杯。外のその席ならあるわけですが、もうゴールドコーストは寒いんですよ。昼ならまだしも夜に外で食べるのはつらい。でもストーブがあるのでどうにかなるかと。
今日も結構寒かったんですが、こんな左端にあるストーブでかなりポカポカしました。でも外で食べる客は我々ともう一組だけ。
近くに寄るとかなり熱いストーブ。
寒い時には熱燗・・・なんてことはなく、やっぱりビールで乾杯。BYOですので酒屋で買って行きました。まずは大好きなアサヒのスーパードライ。やっぱりこれは美味しいなぁ。
酒屋に行きました時に、日本では(まさかの)サントリーの売上が凄いというのを思い出して、初めてこのビールを買ってみました。マグナムドライ。
でも私はアサヒのスーパードライがやっぱり好きだわ。
空きっ腹にビールっていいですねぇ。これだけでちゃんと酔っ払いますから。(笑)
ロティチャナイを頼んだのですが、前菜になっていました。
肉骨茶もこの店では初めて頼みましたが、これはスープですぐに持ってきた。あの肉骨茶特有の味はあるんですが、やはりオーストラリア風なんでしょう。かなり軽い感じでした。
豚のアバラ肉ですがあっさりしています。ちょっと物足りない。でもスープだと考えればこんなもんなんでしょうね。
ヨメさんの大好きなインゲンと豚ひき肉の炒めもの。
これまたヨメさんの大、大、大好物のナスのクレイポット。これって塩漬けの魚が入っていて、結構クセがある。あのタラの干したのがありますよね、ああいうのを使った味でダメな人にはダメな味。残した分はテイクアウトにしてもらって、なおかつ別個に1つお持ち帰りを頼むほどヨメさんはこれが好き。
そしてお待ちかねの私の大好物の海南チキン。
じぐそーーー、やっぱり美味い!! (笑)
このネギ&ショウガに熱々の油を通したのが良いですねぇ。これって家では作ったことが無いです。炒めることはありますが。
ここの海南チキンは何度も食べていますが、今日はいつもと違う感じがしました。それは海南チキンが違うのではなくて私が変わったということ。
今までは美味しいと思うかどうかだけでしたが、今回は、「どうやって作るんだろう」と考えながら食べましたので、受けた感じがまるで違います。きっと世の中の奥さん連中って、こういうことを考えながら外食をするんでしょうね。内のヨメさんは間違いなくそういうタイプ。
じっくり鶏肉を食べてみてわかることは、これは70度以上の温度で調理した鶏じゃないってこと。でも65度以下でもないのは肉のテクスチャーでわかります。
でもねぇ、このしっとり感が不思議なんですね。これが私には出せません。
ひさしぶり~~~、なんてオーナーシェフのオヤジさんが挨拶に来てくれたので、いろいろ世間話をした時に、ちょっとこの海南チキンのコツを聞いてみました。
かなり大きな鍋で茹でるようですが、「新しいお湯では駄目」だと言っていました。つまりスープで茹でるってことですね。そして沸騰させては駄目だと。
まぁ、この辺は想像が付くわけですが、ああいうプロが温度を計っているわけもなく、でも鍋の大きさ、スープの量、鶏の大きさなどからどの辺でどう火加減を変えるか、そしてどこで取り出すのかは経験としてわかっているんでしょうね。この料理が出てきたのは、注文してから30分は経っていましたし、そして冷めて(常温)いましたから、茹でる時間はせいぜい20分でしょう。そしてそれをまた常温の鳥スープに入れるか、あるいはその前に氷水で一気に冷やすか。
これもまたユーチューブに多くの海南チキンのレシピが出ていて、まぁ似たり寄ったりではあるのですが、それの真似をしてもなかなか美味しい物はできませんし、「これだけは守れ」という大事なポイントがわからないんですね。
私がやったことがない調理法としては
◯ スープで茹でる
◯ 調理後一気に冷水で冷やす
◯ スープにつける
でしょうか。でも茹でる(低温調理)ときに鶏粉を一匙入れると随分違うのはわかっていますし、冷水で一気に冷やすと火が通りすぎないのと同時に「水分を出さない」ことがあるというのは紹興醉蝦の作り方で中国人シェフがそう言っていたのを思い出します。またその後、スープにつけるのは紹興醉雞がまさにそれですから、海南チキンも同じなんでしょう。
それとまるごと一羽の場合はかなり温度の高いところに投入しないと、皮にちゃんと火が通らないんですね。これは低温調理では出来ない芸当で、調度良い温度で調理すると皮が生状態のまま。(笑)
ま、言葉で表すのは難しいですが、ちょっとだけアイデアが浮かんできました。
最近、週に2,3度は「胸肉の紹興醉雞もどき」を作っていて、それはかなり様子がわかってきているので、海南チキンもそれに手を加えるという方法で出来るかもしれません。でもまるごと鶏一匹で作ったことはなく、その場合はやっぱりかなり難しそう。
どうにかあのオヤジさんと同じようなものが作れるようになりたいなぁ・・・・
たった一度でも良いから作っているところを見せてもらえれば・・・・・・・
明日から2週間、お店は休みだそうです。ご夫婦でイポーへ里帰りするとのこと。嬉しそうにニコニコしていました。
この店の料金ですが、大体どんなものでも16ドル50から20ドル以内って感じです。今日は5品食べて、1品テイクアウトして、お酒のコーケイジ(持ち込み料)含めて99ドル70でした。ま、一人50ドル。これがどこで食べてもゴールドコーストでは平均的な料金かな(酒は別)。