自動車には車検がなくて、毎年、税金と強制保険を払うだけで新しいステッカーがもらえて、それを車に貼り付けておくわけですが、先月にそれが切れまして、オンラインで払ったのにステッカーが待てど暮らせど来ないんですよ。
おかしいなぁ、明日、クイーンズランドトランスポートに行ってみようかと思いつつ、とりあえずネットで調べてみたんです。
ところが~~~。
You no longer received a registration label when you register your vehicle.
なんてことが書いてありました。嘘でしょ~~~~。
Changes to rego labels | Transport and motoring | Queensland Government
勘違いじゃないですよね?
でもこの何年間か、変わってきたなぁと思ったことがありました。それはステッカーを貼る位置なんですが、車の中から見てフロントガラスの左下に貼るようになっていて、その位置を勝手に変えては行けないというふうに昔はなっていました。この場所って出来るなら避けたい場所で、助手席の三角窓とか、後部座席のガラスのほうが嬉しい訳ですが、そんなことをしたら捕まった。
ところがですね、随分前から、皆さん適当なところに貼ってるのね。おかしいなぁとは思っていたんですよ。私はもちろんヒジョ~~~~に真面目ですから(笑)、決まった場所に貼っていたのですが、そのルールも変わったんでしょうね。前方からすぐに識別できる場所でなくても良いと。
で、結局、そのステッカーもなくて良いってことになったんでしょう。
このステッカーって我々でもパッと見ただけでそろそろ更新だとか、期限が過ぎてるじゃんなんてのがわかったのですが、でもそれがわかるから何だってわけでもないんですね。
警察はIT化されていて、パトカーなり白バイ、あるいは警官が端末を持っていて、それにナンバープレートを打ち込めば登録関係はすぐわかるし、去年の12月みたいに、その持ち主のどこかのバカたれが「免許が停止中」なんてのもわかる。(笑)
だからステッカーなんていらないのかもね。またステッカーって偽造も簡単なわけで、そんなものはなくても構わないってことになるのかも。
ただ、ステッカーもなければ書類もないって困るんじゃないですかね。中古車を買う場合に、その車が登録されているのか、登録が切れているのか、あるいは残存月がどのくらいあるのかがわからないってことですから。この残存って意味があって、中古車を買っても残存は引き継げるんですね。だから我々一般でも全く登録情報がわからなくて良いってわけじゃない。
でもネットで車のナンバーを入れれば登録状態はすぐわかるし、スマホでもわかる。でもステッカーが全くなくなったとか、その証明書もないってわけじゃなくて、次の場合には証明書が出されるとのこと。
- you buy a new vehicle
- transfer a vehicle’s registration
- a vehicles registration period is varied at renewal (due to over or under payment)
- common due date vehicles are renewed
- changes to registration are made.
ということで、待てど暮らせどステッカーが届かないのは当たり前。しかしですねぇ、そういうのってオンラインで更新をした時に、もうステッカーは不要ですぐらいのことは表示するべきですよねぇ。
あれれ?あったかな?気が付かなかったけど・・・。
これでオーストラリアの郵便局が悪いわけじゃないってのがわかりました。疑ってごめんね~~。
でも息子の重要書類が届かない。おかしい・・・・・・・
---------(後記)-----------
2014年の10月から「ステッカーは不要」になったとのこと。これで年間、3.5ミリオンドル節約できると。
Queensland car registration stickers no longer needed
こういう細かいところの経費節減は良いのですが、困ることもあるんですよね。私がうまくないと思うのは、我々オーストラリアの永住権保持者に取っては非常に大事なRRP(レジデントリターンビザ)つまり「再入国許可」なんですが、これがないと永住権を持っていても入国ができないのね。
これは5年間有効で今ではオンラインで簡単に(条件が合っていれば)更新できるのですが、前はパスポートにステッカーを貼ったわけですよ。でも今はそれがない。つまり、我々もちゃんと有効期限を覚えておかないとかなりうまくないことになります。
要はパスポートナンバーとそのビザをリンクさせているってことで、そりゃ関係当局はすぐに調べられますが、他国、あるいは航空会社は簡単にわからないってことですよね。これって個人情報ですからまさかだれでも簡単にわかるようになっているはずがないわけで、しかし、航空会社は旅客が行き先国のビザを持っているのか調べる義務があるはずなんですよ。
あるいは、日本のパスポートをこちらの領事館で更新する場合、「どういう滞在許可を持っているか」を書かなくてはなりませんが、日本領事館はそれを調べることが出来ないってことになる。でも彼らはそれを調べられるようになっているのかどうか。
そんなことを調べるのか?って思うかもしれませんが、もし何のビザもなければ不法滞在なわけで、そういう人のパスポートを無条件で更新してはまずいと思うんですよ。それともそんなのは関係ないってことなのかな?
ま、法律的には我々がどんなビザを持っていようが日本国にガタガタ言われる筋合いもないわけですが・・・・。
でもこの国の経費節減ってかなり徹底していると思います。有料道路の料金所を廃止するのはかなり早かったし、だから払わないで通っても大丈夫かな?なんて思うと、スピード違反を写真で送ってくるみたいにきっちり請求されるし。あれもよくわからないのですが、料金所はないにしてもゲートぐらいは普通置くじゃないですか。それもないんですよ。
じゃぁ、どうやってチェックしているかというと、車のナンバーを自動で読み取っているのね。普通に走っている車のナンバーですが。で、自動支払スキームに加入しているとそこから自動で引き落とされるし、後払いなら料金が高いとか。払わないで請求書が来るとこれまたもっと高いとかそんな感じ。
でもそのナンバー読み取り装置がどこに設置されているのかもわからない。不思議だ・・・