スープステーキなるものが洋食のメニューにあるのかどうかも知りませんが、作ってみることにしました。シチューでもない、ステーキでもないそのあいのこみたいな。
基本スープは先日、牛の肋骨から取ったストックを冷凍しておいたものを使います。これは骨も野菜も入っていてかなり濃厚で美味しいストックなので、シチューの様にメインの肉を入れてしっかり煮込む必要はないと判断。
まずはニンジン、玉ねぎ、セロリ、トマト缶を入れてスロークッカーをスタート。この時点で入れるのはベイリーフと黒胡椒の粒だけ。今回はニンニクは一切入れず。他のハーブ類も入れず(ヨメさんが苦手)。
スロークッカーは温度が上がるのに時間がかかりますので、その間に肉を焼きます。
肉はオイスターブレードでステーキにはちょっとナニですが、煮こむにはばっちりの部位。価格も安い。
シチューにする場合はこの肉を大きめのぶつ切りにして入れるのが我が家のお約束ですが、今回はこれをこのまま入れます。
スロークッカーの時間は、シチューならLowで8時間以上ですが、今回はHighで4時間。放置プレイ。(笑)
出来上がる頃に、ブラウンソースを作ります。バターと小麦粉を炒めます。ここで焦げないようにでも茶色になるまでしっかり炒める。そこにマシュルームとトマトペーストを入れてまた炒める。程よい頃に赤ワインをドバドバとケチらないでいれる。そしてまた煮込む。
これをスープの方に足して、さらに1時間半ぐらい煮込みます。
味は最後に調整しますが、今回は私の好きな「ハヤシライスの素」も入れずに(笑)、自然のままで十分美味しいので\(^o^)/でした。
スープを先に皿に入れ、肉を乗せて黒胡椒、イタリアンパセリ、そして大好きなクリームをたっぷり掛けただけ。
食べた感想は、ストックもしっかりしたものを使いましたし、味は問題なく美味しいスープ。いや、シチューみたいにちょっとコッテリ。でもシチューとは違う感じ。
肉ですが、いつもはかなり柔らかくするのが好きなのですが、程よい硬さを残しました。決して硬くはないけれど、ナイフがないと切れない硬さ。ま、いわゆる中途半端な硬さですね。(笑)
肉そのものも結構美味しいのですが、やっぱりなんだか中途半端です。この半端な硬さって煮込みが足りないシチューみたいですし、ステーキにしてはフニャフニャだし、そしてソースはなくてスープですから、なんだか味に強弱がない感じがします。
中途半端に作ったら中途半端になった。それだけの料理。(笑)
量はたっぷりあるのですが、これってやっぱりもっとしっかり煮込んで肉はトロトロにして、スープもコッテリさせたほうが良いかなぁ。
でもそれじゃいつもと同じでなんだか面白みに欠けます。
ま、何がなんだかわからない料理になりましたが、今回はしっかりブラウンソースを作っていれましたし、市販のルーはつかっていませんから(トマト缶、ペーストは使ったけれど)「自然の味」なのはまちがいがなくて、化学調味料的な味はどこを探してもない。
市販のルーを使わずにこれだけの味が出せるのがわかっただけでも今回の実験は意味があったと思います。
残りはやっぱりもっと煮込んでお肉はトロトロのビーフシチューにしましょうかね。
今まで市販のルーを使わない美味しいビーフシチューって作ったことがないはず。使わないつもりでもやっぱりなんかおかしくて、最後に市販のルーのお世話になることがほとんどでした。
そういう意味では、これをもっと煮込んで美味しいビーフシチューになれば(なるはずなのはわかる)、初めての「オール自家製ビーフシチュー」ってことになりますね。
おーし、その線で行こう~~~。
ということで、とりあえずはご馳走様~~~~、美味しかった~~~~。スロックッカーばんざ~~い。放置プレイで楽勝だ~~~。