先日、って昨日か。初めて作った名古屋風「鳥手羽の唐揚げ」ですが、本当に美味しかった。
今日、再び作ってみました。ただし、肉は「骨を外したドラムスティック」。そして衣ですがパリッとした方が美味しいと思って、我が家では最近いつも使う「コーンスターチ」を使いました。
これがですねぇ、美味しくないんですよぉ~。
まずコーンスターチが駄目でした。なんて表現すれば良いんでしょうか、クランチーになるんじゃなくて、単にちょっと硬くて歯にはさまるような衣。不思議だ~~。
考えてみれば、いつもコーンスターチを使うときにはバター液を作るんです。大体、小麦粉とコーンスターチを半々でホンのちょっとベイキングパウダーを入れる。そしてそれを水で溶いて、天ぷらの衣みたいなバター液にします。ところが今回はバター液ではなくて、コーンスターチの粉をまぶしただけ。いわゆる片栗粉をまぶして揚げるのと同じやり方。
コーンスターチってこういう使い方をすると駄目みたいですね。名古屋風は揚げた唐揚げを醤油味の漬けダレにつけますが、これとコーンスターチの衣と合わない感じ。漬けダレを付ける前は固めの揚がり具合なんですが・・・。片栗粉とはまるで違う仕上がり。
それとですねぇ、油に粉が溶けちゃうのね。片栗粉も多すぎると塊が油の中にできますが、あれとは違う感じで「細かい粉が溶けた」感じ。だから油が濁っちゃう。でもそのまま放置しておくと底に沈んで油も透き通ってきますからまだ使えますが、基本的にコーンスターチは「粉のまま使わない」のが正解だと思う。
美味しくなかったのはその衣が理由か?というとそうでもなくて、あれほど美味しいと思った醤油味なんですが、「鼻につく」感じです。レシピ通りだと醤油が濃すぎるし、また砂糖もいれますがこれを3分の1に減らしてもまだ甘い。先日はそれでも美味しいと思ったんですが、今日は「もう勘弁」と思いました。なんででしょうねぇ。
それと肉が手羽ではなくて「骨を外したドラムスティック」もイマイチに感じました。あの脂が強い手羽だからこそ、あのレシピに意味があるのかもしれない。今日の唐揚げなら、いつもの通り普通に作ったほうが間違いなく美味しい。
ちょっとがっかりでした。
美味しいものって毎日食べても美味しいと思うものと、次の日も同じだと「またかぁ、もう食べたくない」と思うものがある。でも最初に食べた時には「美味しい」と思うのは一緒。思いが続くものと続かないものの違いってなんなんでしょうかね。なぜ?どこが違う?
あれほど美味しいと思った名古屋風の唐揚げですが、ちょっとお休みします。
名古屋風の「鶏手羽の唐揚げ」に興味があるかたは前の日記をご覧ください。