TTDIに行ってきました。
今日は二度目ですが、初めて行ったときには偶然「年に一度の大掃除の日」ということで殆どの店は閉まっていました。だから今回が初めてと同じ。
ところがですねぇ、TTDIって何時頃に行くべきかも知りませんので、お昼頃適当に行ったわけです。
豚肉売り場はもう水をまいて掃除しているし、上に登っても半数ぐらいの店は閉まっていました。特にナマ物の店は閉まるのが早いんですね。
失敗したと思いながら、開いている店は片っ端からまわったところ・・。
探しものがありました~~。花椒、五香粉も。\(^o^)/
いわゆる乾物屋なのですが、店のオバサンが結構英語が話せるのでいろいろ聞いてみたんです。
ダボ 「どうしてスーパーでは花椒は売っていない?」
店 「花椒を使うのは台湾人ぐらいでしょ」
ダボ 「・・(マジっすか)・・。じゃぁ、甜麺醤がないのは?」
店 「甜麺醤も台湾人が使うのよ」
ダボ 「・・(マジっすか 再び)・・」
店 「マレーの中国人は甜麺醤じゃなくて甜醤を使うのよ」
ダボ 「ほーほー、ではそれをください。ありゃりゃ真っ赤じゃないですか。辛い?」
店 「赤いだけで辛くはないわ」
ダボ 「五香粉も台湾人が使うんですか?」
店 「そうそう。マレーシアではあまり使わないわね」
なーんて話。どこまで本当だか知りませんが、使わないのが普通ならどの店もあるわけがない。
五香粉、花椒は粒と粉と両方買いました。その他、あとで必要になるであろうものもここには全てありました。
麺類も乾麺がいろいろ。
しかし、自分が考えている中国人、中華料理って、確かに中華全土がごちゃ混ぜになっているわけで、日本人で言えば、白味噌がないとか、ショッツルが売ってないとか言うのと似ているのかもしれませんね。普通の店に売っていなくて当たり前。
とにかく間違いがないのは、私が考えている中華料理をマレーシアの中国人は「普段、家では食べない」ってこと。って私だって甜麺醤じゃ、花椒じゃなんてのは「麻婆豆腐」に使うぐらいで他の料理にはまず使いません。日本人の山椒だって、うなぎを食べる時ぐらいですよねぇ。
そんなものを探して、無い、無い、なんていうほうがやっぱりおかしいんでしょう。
でも五香粉も一般的ではないというのはちょっと意外でした。街の中華料理屋では結構使っているのに。花椒も同じく。
ただ、その後にTesco、ワンウタマのイオンに行きましたが、五香粉は売っていました。でも多くのスパイスの中に埋もれていた、というか、五香粉も多くのスパイスの一つでしか無いのね。日本人が中華料理の話をすると五香粉が効きすぎだの、苦手だのと話題がでますが、マレーの食卓では殆ど使わないのかもしれない。日本の山椒みたいに、小瓶に入ってたくさん売っているという感じじゃない。家庭の常備スパイスの感じじゃない。
そういえば、TTDIのもう一軒の乾物屋のオバサンが「マレーの中国人はニンニク、ショウガ、チリ、それだけあればいいのよ」なんて笑っていました。ちなみにそのオバサンは混血。
しかしTTDIの人たちは皆、人懐っこかったです。すぐに話しかけてくるし、それに答えると結構、話し込むし、ある店では5分ぐらい立ち話をしていたら、帰りにお土産までくれちゃいました。鶏、魚、ニンニクとかの出汁の素やスパイスが混ざったもので、これを混ぜるだけで美味しい料理ができると言っていました。お金を払おうとしたら、お金はいらないわよ、なんて言われちゃって、「また必ず来るね」って言わざるを得ないじゃないか~~。(笑)
とにかくTTDIで「(私が探していたものの内)甜麺醤以外」は手に入るのは間違いがない。\(^o^)/
その後、TESCOに行ったんですよ。TESCOって評判を聞くと「たいしたことない。行かない」みたいなのがあるんだけれど、ま、とりあえず見学。(笑)
正直な所、微妙だ・・・と思いました。近くならまだしもわざわざ来る必要があるかどうか。
でも「五香粉」も売っていたし中華関係はそこそこある。中華の乾麺の品揃えはかなりありました。今まで見た中で一番多いかも。
TESCOは買いに行かないにしてもオンラインで注文し届けてくれるはずなので、そういう使い方をしようかと。
そしてその次にワンウタマのイオンに行きました。
ワンウタマは何故か好きなショッピングセンターなんですが、イオンスーパーって大したことがないとずーっと思っていたんですよ。メガモールのイオン、イオンビッグもそういう印象。
ところがですね、KLに上陸して2ヶ月以上経ちましたが、その間、いろいろなことがわかってきてそれぞれのスーパーの長所欠点も見えてきた。今までは天国だと思っていた「伊勢丹」もそれほどだとは思わなくなったし、それはB.I.G.も同じ。結局、今までは「雰囲気に飲まれていた」ってことだと思うんです。
でも実際に必要なものを買いに何どもいくうちに色々わかってくる。するとB.I.G.じゃなくてもいいじゃないかとか、伊勢丹も本当にたまに行けば十分だというのもわかってきた。普段使いのものは一番近い「ビレッジグローサー」と「キアラマート」でかなり揃う。
そしてイマイチだと思っていたイオンも結構使えるのがわかってきた。
というか、「無いものは無い」のはどこも同じで、どうしても欲しいものなら通販で(日本から)取り寄せるしか無いんですね。例えば、昆布、海苔、お茶、その他、特殊なもので欲しいものがあれば通販で買えば良いだけの話。(そういえば、今は日本からマレーシアに冷凍・冷蔵物がEMSで送れるようになったんですね。凄いなぁ)
逆に、通販を今まで以上に多用しようと考えるようになってからは、血眼になってウロウロして探し回るのが馬鹿らしくなってきたんです。例えば伊勢丹に行くにしても、完全に半日は潰れちゃうわけですよ。
その時間や経費を考えたら、激安のアマゾンから「本当に欲しいもの」を買って転送してもらえばもしかしたらそのほうがコスパは良いのかもしれない。
今回、日本からの通販で買った「割り箸」や「レンゲ」も同じで、探せばどこかにあるのかもしれないけれど(今日、イオンでそこそこ良いレンゲを発見 笑)、探す手間、また探しても「ないかもしれない」わけだから、さっさと通販で買うのが良いと思うようになりました。
ま、毎日が面白いです。新しい発見があるし、自分(家族も)どんどん変わっていく。
それぞれがマレーシアという環境の中でどう生きたら良いのか、その方法を一生懸命探しているわけですが、ま、どうにかなりそう。
あ、そうそう。ワンウタマのイオン前で「台湾フード」イベントをやっていました。今月の27日までかな?
商品を見ていて笑っちゃいましたよ。どこを探してもない「甜麺醤」を売っていましたから。(笑)
やっぱりTTDIのオバチャンが言っていたのは本当なんでしょう。でもスパイス類は売っていませんでした。でも甜麺醤の他に、腐乳もいろいろあったし、豆鼓醤、XO醤、鶏スープの素(液体)もあったので買いました。
今回は中華調味料ですったもんだしましたが、一応、解決。皆様、いろいろとサジェスチョンを有難うございました。m(_ _)m
ただですね、「とりあえずあった」っていうだけなんですね。前に日記に書きましたが、一口で「甜麺醤」って言ってもいろいろあるわけですよ。(甘いけれど)塩っぱくて使えないのもあるし。腐乳もしかり。花椒は粒と粉を買ってきましたが、これも日本の山椒と同じで香りが飛んでいるなんてこともあるかもしれない。
だから、まずは「あるかないか」ですが、その次にやっぱり「良いものがほしい」と思うようになるんですね。海苔や昆布と同じで、外人に言わせれば「皆同じじゃないか」なんて思うようなものでも我々にとっては「全く違う」「良いもの、たいしたことがないもの」があるわけで、それは中華だろうが洋食だろうが同じはず。
細かいことを言いますと、例えばどこにでも売っている洋食で多用する「ローリエ」ですが、我が家はあまりスパイスは使わないもののローリエの消費量はかなり多いんです。で、これも安いものは「形が崩れている」のが多いのね。ちゃんと一枚の葉の形になっていない。
ローリエってスープやシチューの中に入れたままにしますから、葉の形がなくなって「クズばかり入れている状態」だと困るんですね。だからちゃんと綺麗な形のローリエを使いたい。でもまだそんなのを見たこと無い。というか、形の悪いものは捨てるしかない。
これは中華でも同じで、丁子とか八角ですが、安いのだと形が完全に壊れているものがごっそり入っていたりする。
形なんてどうでもいいじゃないかと思う人もいるだろうけれど、スープの中に浮いた八角が綺麗な形をしていると気持ちいいですが、八角の形も無いクズが入っていたら・・・。
またどこにでも売っている「シナモンスティック」ですが、まだ私は「セイロンシナモン」を見ていないし(欧米人が良く行く店ならありそう)、スパイス関係でも「良いもの」を追求しだすと結構たいへんそう。
ま、そんなことも考えますと、食材、調味料探しも終わりのない旅になりそうですが、これも私の趣味ですからしょうがない。
でも面白いのは我が家のシェフであるヨメさんはそういうことで文句を言ったことは一度もないし、良いものを買ってきてくれと言うこともありません。満足しているのかどうかわからないのですが、もし私に「もう少し良いものを探してきて」なんて言おうものなら、糸の切れたタコ状態でどこに行って何をしだすかわからないから言わないのかもしれない。(笑)