通販オタクの私ですが、マレーシアに来てからはそれまで以上に通販を使うようになりました。近所では売っていない、マレーシアでは売っていない、品質が落ちる、等がその理由。
これってオーストラリアも程度の差こそあれ同じで、日本みたいに「なんでもある」国って異常なんでしょう。我が家の場合は「食料品、調味料関係」が通販で買うものの80%を占めています。
こんなことを書くと知らない人は「オーストラリアもマレーシアも日本食料品がないのか」なんて思うようですが、今時、日本人が多く住むような国、都市で「日本食料品がない」なんてことはありえないんですね。かなり品揃えも豊富で「無いものは無い」と言っても良いくらい。
「サバイバル」をするなら全く問題ない。
ところがですね、ちょっと変わったもの、良いものが欲しいとなるとどうにもならないんですね。これはその家庭で必要なものってまるで違うわけで、それこそ「郷土でいつも使っていた調味料」なんてことになると売っている方がおかしいわけで、また我が家では「海外で日本食のクオリティーを維持する」のに必要なものは「(良い)昆布と海苔、調味料」と思っていて、食材が思うようなものが手に入らなくても「出汁をちゃんと取る」「美味しい海苔を使う」「特殊な調味料を使う」ことによってかなり誤魔化せるんですね。
そんな生活を25年以上やっていますが、かつては定期的に日本に「買い出し」に行っていました。昔は醤油も美味しいのを売っていなくて「鎌田のだし醤油」を2リットルぐらい買ってきたり。
でもいつの頃からかインターネットの普及、「海外転送業者」も出てきて、「欲しいものは何でも買える時代」になったのは喜ばしいことだと思います(冷蔵・冷凍品は除く)。でも逆に言うと「通販がなければどうにもならない」のが現状で、数年の短期滞在なら「我慢」するとか、日本に頻繁に帰る人は日本で「ガス抜き(笑)」をするなりできますが、長期滞在、あるいは永住なんてなりますと、どうにか良いものを手に入れないと本当に「日本からどんどん遠い食生活」になってしまう。
ですから「通販」と「卸問屋から(小売店では売っていない物、高いものを安く)調達」をセットでやっていかないとやってられないというのが私の考え方です。
そして「通販で買うと送料が・・」という心配はない。安売り業者から安く買えるし、日本へ買い出しに行くよりかははるかに安い、便利。ただし、冷凍・冷蔵物は駄目ですし、「安価で重い物」は当然割高になる。
食材や調味料以外でも「特殊なもの」は通販で買うしか無く、これはどこに住んでいても同じで、「信頼のおける通販会社」と「(買ったものを)海外に転送してくれる業者」は非常に重要となる。あるいは「どこでも売っているモノ」でも通販で買うと安いのは世界の流れでどうしたって通販を使うようになるんですね。
マレーシアも同じで、国内に扱い業者がいて安く買えるなら問題がないのですが、これがなかなかうまくいかない。というか、この7ヶ月の間になんじゃかんじゃ30回以上マレーシア国内での通販を利用しましたが、「問題は起きたことがない」ものの「不安は払拭できない」状態です。
まず基本的な「郵便事情」ですが、これは私は「想像していた以上にちゃんとしている」と思っていて、オーストラリアのほうが遅れています。でも「何事においても完璧な日本」と比べたらいろいろ問題があるのでしょうが、私はマレーシアの郵便事情には100点満点をつけても良いと思うくらいです。日本からのEMSですが、最短3日なんて信じられないこともありました。(笑)
でも「いつ届くかわからない」とか「家で待っていたのにどういうわけか【不在通知】が入っていた」「飛行場(の近く)やPosの営業拠点に行かなくてはならない」なんてことがありますが、私は腹が立つものの「最終的にはちゃんと届く」ので許容範囲だと思っています。海外、しかも東南アジアにしてはレベルは高いと私は評価しています。もしも不安があるのならDHLなどを使うべきで、一番安くて補償もない送付手段を使って「ちゃんとしていない」と言うのは筋違い、日本の価値観を引きずっているだけでしょう。
そして通販会社ですが、私の場合の頻度はこんな順位です。
1 日本から(楽天、アマゾン、卸し問屋から直接、あるいは転送業者を使う。EMS)
2 マレーシア国内のLazada
3 マレーシア国内のLelong
4 その他の通販業者から
ここで絶対に知っておかないとならないことがあります。楽天やアマゾンがそうですが、彼らは「多くの通販業者を束ねている」んですね。楽天は楽天の直売というのは聞いたことがありませんし、アマゾンもアマゾン以外の販売会社のものを多く扱っている。
これはマレーシアのLazadaもLelongも同じで、我々は彼らを通して「個々の販売会社から買う」わけです。
他の方のブログを読んでいますとここのところを理解していない方が結構いて、問題が起きた時にそれはLazadaなりLelongがダメだと書いてあるのを何度か読んだことがあります。
駄目なのは彼ら窓口ではなくて「実際に販売している個々の業者」なんですね。
これは楽天やアマゾンも同じで、買う業者によって対応はバラバラ。でも日本の場合は「ルールがそこそこ確立されている」んですね。
さてLazadaやLelongはどうか。
私はまだ問題が起きたことがありませんし、「通販で買わないほうが良いもの」「怪しいもの」は絶対に買わないようにしています。どういう商品、業者がそれに該当するかですが、これをここに書くのは(恐ろしく長文になるので 笑)不可能ですが、しっかり考えてみればわかるはずなんですね。
とにかく「相手を信用しないこと」が重要で、これは世界共通のはずですがなぜか日本人は「信用してしまう」のが得意な様子。ここは大事なところで、「信用できないから通販を使わない」という方向になったら自分の首を自分で締めることになるはず。
私はマレーシアから「世界最大の通販ポータル」であるeBayを使ったことがありませんが(ああ、買ったわ。でもまだ届かない 笑)、多くの業者や個人の売り主を抱えているeBayの対応は完璧と言っても良いくらいで、eBayで売っているものならどんな業者から買っても大丈夫だと思っています。そこにeBayは重点を置いているはずで、だからこそ見ず知らずの世界中の売り手から買うことが出来る。そして価格的には(多分)世界最強だと思います。メチャ安。
ここからeBayに関して書きますが、通販を使う以上大事な点を書きますからeBayに興味がなくても読んで下さい。
でもやっぱり販売業者に因る違いはあるんですね。だから「口コミ」が非常に大事で、多くの取引を行っていて、98%以上の客が「最高評価」を付けている業者じゃないと私は買いません。
だから業者も「評価」を非常に気にしていて、サービス満点なのが普通。安物には中国製が多いですが、中国の販売業者は「恐ろしく安い送付方法」を取るのが普通で、低価格のものですと「小包のトラッキングができない」なんてのは普通。そして発送後、着くのは30日以上掛かったり。その代わり「メチャ安」なんですね。
そういう送付方法を取ると「つかないこともある」わけで、殆どの業者が「XX日以内に届かない場合は【返金する】」所も多い。これを私は経験したことがありまして、買った商品がいつになっても届かないんですよ。おかしいなぁと思って連絡をしたら、すぐに違う送付方法で代替品を無料で送ってきたり。\(^o^)/
それとeBayの良い点は、「業者との連絡はeBayのシステムを使う」ことになっている点。やり取りのメールはeBayの中にあって、もし万が一問題があったばあい、仲裁するeBayは「何が起きたのか」を簡単に把握できるんですね。これって非常に大事なことで、言った言わないなんてことは絶対に起きない。
それと支払い方法ですがPaypalを使います。
これがまた重要な点で、業者たちはeBay以上にPaypalを怖がっているのが簡単にわかります。つまり何か問題が起きた時に、私たちは「eBayに連絡をする」のと同時に「Paypalにも連絡をする」のが良いと思っています。これは何度か経験があるのですが、Paypal経由だとそれこそ数時間のうちに業者が慌てて連絡をしてきて問題が解決された、なんてことがありました。業者からすれば、もしPaypalを使えなくされたり、たとえ「保留」だとしても商売が出来なくなるんですね。
eBay、Paypalの「購入者の保護」は徹底しているということです。だから安心して買える。
eBayの話が長くなりましたが、本来こういうシステムじゃないと通販なんて怖くて買えないんですね。
で、マレーシアのLazada、Lelongですが、残念ながら「顧客保護」に関してはeBayの足元にも及ばないのが現状だと思います。
そもそも口コミや評価もわからない。販売者への連絡方法もよくわからない、なんてのが普通です。
そうかと思うと購入ページに「販売者の社名、住所」そして「自分が運営している【通販サイト】」も買いてあったり。(笑)
ですから以前、ワット数の大きなLEDライトを買う時に、Lazadaで見つけた業者ですが、店舗情報、独自の通販サイトまで書いてあって、それなら直接店に行って現物を見ようと行ってきたことがあります。そしてその場で購入。Lazadaは通していません。(笑)
ま、Lazadaも適当ってことですね。
Lazadaで買う場合の注意点ですが、販売業者が海外にあるケースが結構あるという点。こういう業者を使ったことがありますが、そもそもLazadaのシステムもいい加減で、「購入」「それの確認」「入金」「送付」などの確認がスムーズじゃないんです。一体どうなっているんだかよくわからないうちに、商品が宅配されてきたなんてことが何度もありました。
これが国内業者ならまだ良いのですが、海外の場合は本当に困るんですね。一体どうなっているのかわけがわからないまま日にちだけがどんどん過ぎていく。
ですから私の場合、販売業者が海外の場合は「買わない」と決めています。それを見るのは簡単で、Lazadaのページに商品を並べて見ますと「国内のものはマークが付いている」んです。これは絶対に見逃しては駄目で、それがない場合は海外の業者ってこと。商品が届くのも時間がかかりますし、連絡のとりようがなかったり、結構怖いところがあります。
この「トラックのマーク」が「国内の業者」です。
ありゃりゃ、そのマークが無くなってる。(@_@)
今調べました所、海外のもの、国内のものの表示方法が変わった様子。
「マレーシア国内から送付される商品」は商品ページの左の欄から「Shipped from Malaysia]にチェックを入れるとわかります。
でも海外の業者しかいない商品もありますが、中には「保証無し」「電圧が110V用」なんて家電製品も普通にありますから要注意。
その反面、「国内から送付する商品」の場合、「キャッシュオンデリバリー」を選べる商品も多々ある。これって「商品を確認してから支払う」ことができますからVery goodじゃないでしょうか。
海外から送付される商品なら「悩むこと無くeBayで探すのが一番」だと思います。選択肢は広いし安くてeBayがしっかりしているから安心。もしかしたらLazadaやLelongを使う必要もないかもしれない。ま、その辺は「どういう物品」かによって違うと思いますが。
まとめますと
◯ 通販を上手く使えば「海外生活」はかなり快適になる。
◯ 「通販で買うと海外送料が高いので不利」という考えは間違い。激安ショップから買えば問題なし。
◯ EMSの料金は重くなるほど単価が安くなるので、「まとめ買い」が有利。(多店舗から買う場合は転送業者を使う)
◯ 大手の通販業者は「個々の通販業者を束ねているだけ」。だから信頼性や安心度は個々の業者による。
◯ マレーシアの大手通販会社は口コミや評価のシステムが駄目。だから個々の販売会社がどういう会社かわからない。
◯ マレーシアの大手通販会社は何か起きた場合の対応がしっかりしているとは思えない。
◯ マレーシアの大手通販会社は国内の業者と海外の業者が混在しているので注意。
◯ 海外から買うのならeBayの方が安く間違いがない。
番外編ですが、Tescoの通販は非常に助かっています。宅配料は3リンギー4リンギで、重さに関係なし。
ですから我が家では「水」「洗剤」「油」「トイレットペイパー」「ティッシュ」など買うのが決まっている商品はほとんどTescoです。
そしてTescoが大したものなのは「宅配日時」を2時間単位で指定できるのですが、10日に一度は利用していますが、今まで「たった一度も遅れたことがない」ってこと。
これはかなり凄いと思ってます。
ああ、日本で買い物したのを海外に転送してくれる業者ですが、私は「御用聞キ屋」を使っています。この手の業者は何社かあって、御用聞キ屋より安いところもあるのですが、いろいろ使ってみて御用聞キ屋が一番丁寧、安心だと思ったのでここを使っています。