オーストラリア在住者で「MM2H」を取る日本人が結構いるらしい&オーストラリア在住者から見たマレーシアの利点とは

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今日、とあるMM2Hのエージェントと話をしていたのですが、オーストラリアから来てMM2Hを取る人がそこそこいるとの話を聞きました。

そのエージェントだけでも8件ほど扱ったと。

「ということは20-30組はいるんですかね」、と聞きましたら「いや、もっとでしょ」ですと。

で、そういう人たちと話すと、必ず私の話題が出るらしい。(笑)

私がオーストラリア在住者向けにマレーシア情報を発信するということはないのですが、私がマレーシアに何を感じるかというとそれは「オーストラリアとの比較」ですから参考になるのかもしれない。

実は先月、「読者と会ってきた」と書きましたが、その人も実はオーストラリア在住者でMM2Hを取った。オーストラリアの永住権を持ってはいるのですが、マレーシアに住む、拠点を移すというより、マレーシアで数年滞在して「力を付ける」って感じかな。私も考え方は似ていて、正直な所、「マレーシアを最期の地とできるか?」と聞かれれば答えは(今のところ)「No」なわけで、マレーシアでは「無税で資産を増やせる」「生活費は安い」ということで、「将来の老後に備えることができる」と思っています。

その方の場合は永住権を持っていますのでオーストラリアの手厚い「社会保障」を受けることができ、年金、保険、その他諸々を考えると「将来的にはオーストラリアを最期の地としたほうが有利」になるはず。

でも多いと言われる「オーストラリア在住者のMM2H取得」ですが、その人達は永住権を持っているのか、それとも退職者用ビザ(社会保障は一切受けられない)のかはわからず。もし退職者用ビザだとすれば、全て「自費」で老後をやりくりしなくてはならず、オーストラリアは「老人天国」だと私は思うのだけれど、その恩恵は受けられない。

となれば、将来的に日本に帰るにしても、「マレーシアを間に挟む」だけで「資産増」を見込めるし、それすなわち「将来の収入増」、あるいは「使える生活費が増える」わけで、大きな意味がある。そういう点では「最後に帰る所は日本、オーストラリアと別れる」にしても、「マレーシアに一定期間、住む意味がある」という点では同じ。

私はいつも「移住、永住は簡単ではない」と書いていますし、多くの永住者が「オーストラリアから出ていった」と書いています。ま、永住権を持っているからと言って「永住する意志がある」わけでもなくて、たとえロングステイだとしても永住権を取ったほうが遥かに有利なわけです。オーストラリア人(市民権を持つ)とほとんど同様の権利が与えられ、社会保障がばっちり受けられますから。でも「退職者用ビザ」はMM2Hと同じく「長期観光ビザ」と言って良くて、「長く住める」以外は観光ビザと大きな違いはない。

私がゴールドコーストに住んでいる間に知り合った人たちですが、年齢的には「似たような家族連れ」が多かったものの、年齢的にはもっと上で「夫婦だけで住む日本人」も結構いました。多くは「退職者用ビザ」で私の両親もそれを持っていました。

この退職者用ビザを持っている人たちって、ある意味MM2Hホルダーと似ていて、その地に「長く住む」事はあっても日本と行ったり来たりする人たちが多かった。また永住権も退職者用ビザも持たずにロングステイを続ける(行ったり来たり)する人たちもかなりの数いました。

当然、仕事や子育てで「国や地域」に縛られることは無いし、自由な時間は有り余るほどあるし、毎日が日曜日状態。(笑)

こういう「行ったり来たり」ができるということは、当然、両国に「住む場所」もあるし、お金もある人達が多いのね。美味しいところだけ取れる。飽きたら帰るし、あるいは次は「カナダ」だ「ハワイ」だ、そして「マレーシア」だって簡単に決められる。

私としてはオーストラリア在住者でMM2Hを取る人が多いと聞いて思ったのは、その手の人達が多いのじゃないのかってこと。いわゆる「好きなように自分の思うがまま世界を移動して生きていける人たち」じゃなかろかと。

こういう優雅な人たちって昔からかなりの数、存在しているんですね。精神的にも金銭的にも恵まれている人たちで、実はこういう人たちこそ「長続き」するのね。

多くの「永住者は帰っていった」といつも書いていますが(私もそれと同じ)、上記のような「ロングステイヤー」こそ【生き延びていた】のは間違いがないのね。半年に一度遊びに来るなんてことを「何十年も続ける人たち」って結構いる。

でも年寄りが多いですから、その内、消えていくにしても、永住者よりかは「長くオーストラリアに住む(遊びに来る)」傾向があったような気さえします。

で、マレーシアのMM2Hも取ったってことじゃないかと。

これが進んだ一番の要因は「世界の金利低下」だろうと思っています。私もこれに大打撃を受けましたし、オーストラリアドルの場合、かつては年利10%、つい数年前まででも6-7%に回りました。米ドルは若干利回りは低かったけれど似たようなものだし、米ドル高の恩恵があった。ところが今では2%で回すのも難しいくらい。

こんな状態でもオーストラリアで「前と同じような生活」ができる人はかな~~~り額の金融資産(あるいは収入)がないと無理なんですね。脱税をすればどうにかなるかもしれませんが。(笑)

これは今日話したエージェントが言っていた「とりあえずMM2Hを取っておこうという感じの人が多い」ってことからもそれが言えるんじゃないかな。

マレーシアにとりあえず拠点を移し、半年以上マレーシアに住んでいれば「オーストラリアの非居住者」となりますから、オーストラリアの納税義務からも逃れられる(両国とも183日ルールがある)。ま、これは「金融資産の運用」の場合に限られますが、オーストラリアの物価高から逆算すると、どの程度の「税引き収入(生活費)が必要か」ってのは簡単に計算できますし、その税引き収入を得るにはどのくらいの「税込み収入が必要なのか」も当然分かる。

そこから計算するとですね、マレーシアに居を移すだけで「支払う必要がなくなった税金分だけで、マレーシアで生活できる」計算になるのが普通。つまり、「マレーシアにいる限り、今までの生活費は丸ごと残る」ということになる。

極論を言えば、「マレーシアに半年以上居住」し、後は今まで通り日本に行ったり、ハワイに行ったり、そして大好きなオーストラリアにも行くようにすれば良いということ。今までオーストラリアに居住していた日数を減らして、その分、マレーシアに振り分ければ良いってことですね。何も「オーストラリアから完全撤退する必要はない」ってことになる。

ここが「オーストラリアに住んでいて、マレーシアを考えたときの一番の利点」となるんじゃないでしょうか。

ちなみに我が家は退職者でも年金生活者でもない「(死ぬまで)現役」ですから(笑)、あちこち好きなところへ行って住んだり遊び三昧なんて出来ません。

これからは「オーストラリア在住者の目線」でいろいろ書いていこうと思ったり。いや、今でもそれは同じで、私たちは「日本のことはさっぱりわからない」状態。でもあえて「オーストラリアからの目線」を意識して書いていこうと思ってます。

どちらにしてもオーストラリアに限らず、ニュージーランドでもハワイでもアメリカ、カナダでも「金利生活者(金融資産のやりくりで生活する人たち)」ってのはそこそこいるわけですが、この世界の「低金利化」で彼らの「大移動が始まった」と言っても過言じゃないんじゃないですかね。

 
 
 

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