田丸屋だけでしか売っていない（と思う）「牛のすじ肉」ですが、それがかなり美味しくて使いみちがあるのは何度もここに書いています。
ブキビンタンに用事がありましたのでLot１０にも行ってきました。目的は田丸屋のすじ肉って訳でもないのですが（笑）、Lot10に行った時には買うことに決めています。
でも売ってな～～～い (T_T)
大外れです。ブキビンタンに行くってあの道路の混雑を考えるとゲンナリするんですが、すじ肉が売っていないと落ち込み様は半端じゃありません。また来ればよいかって、簡単には言えませんから。
困ったなぁと思っていた所、田丸屋のスタッフと目が合いました。彼はニコッと笑っている。
平日のLot10の地下って営業していないんじゃないかと思うくらいガラガラですが、スタッフも暇そうに見えたので話しかけてみました。
ダボ 「Soup Meat（すじ肉のこと）は無いんですか？」
ス 「売り切れました」
ダボ 「残念。何曜日に来れば良いですかね？」
ス 「毎日ありますが・・。どのくらい必要ですか？」
ダボ 「えーと・・・２キロほど」（と思わず言ってしまいました。そんなにいらないのに）
ス 「ちょっと待って下さい」（と倉庫に入っていく）
ス 「冷凍でも良いですか？」
ダボ 「冷凍のほうが良いです」
ス 「冷凍なら２キロありますが」
ダボ 「ではそれをください」
ということで買ってきました。２キロって小さなパックをいくつかじゃなくて、２キロパックでやんの。
値段はキロ単価１９リンギ。安い！！大体２キロで４９リンギ弱。１３００円。＼(^o^)／
オーストラリアビーフですが、田丸屋ではオーストラリア和牛を多く扱っているのでこれも和牛かもしれないですね。美味しいのはそれが理由かも。
このパックじゃ大きすぎるのであとで解凍して３００グラムぐらいずつに分けるつもり。
このスタッフの愛想も良かったので聞いてみたんですよ。
ダボ 「確実に買いたい時にはどうすれば良いですか？」
ス 「では、来る前に私に電話をしてください」
やったーー。これで行く前にあるのかないのかわかるし、４パック欲しいとか１キロ欲しいとか言えば取っておいてくれるそうです。＼(^o^)／
彼は色黒の青年で何人かは私にはわかりませんが、「Kumaさん」で通じます。本名はもっと長いのですが、「Kuma」でわかるとのこと。彼は「Tamaruya Malaysia SDN BHDの社員」。
電話番号は ゼロ イチ ナナ ３１０８６９６
このすじ肉って、もろすじ肉で美味しいし、使いみちはいろいろ。
先日、肉はこのすじ肉だけでカレーを作りましたが、トロンとしてメチャ美味しかったし、ゼラチンばっちりでスープ取りにも良いし、和食で「スジの煮込み」も絶品。多めに煮込んでおいて、あとでそれを素材としても使える。
私は江戸っ子ですので、子供の頃にはすじ肉の存在自体知りませんでした。すじ肉を食べたのは青年になってからですかね。居酒屋の「スジの煮込み」が初めての出会いだったはず。また関西の友人が「すじ肉って必需品」だと言っていたので、探したのですが東京の肉屋では売っているのを見たことがありませんでした。注文すればよかったのかも知りませんが、それをしたこともなし。
オーストラリアに渡る頃には私もすじ肉の美味しさがわかるようになりましたし、関西式のオデンにすじ肉が入っていたり好んで食べるようにはなっていました。でもオーストラリアでも売っているのを見たことがありません。
だからすじ肉を買ったのはマレーシアに来てからで、それが人生初の「すじ肉買い」。（笑）
最初の頃はビレッジグローサーで売っている「Soup Meat」を買っていたのはこのブログに書いていた通り。でもすじ肉らしいすじ肉じゃないんですね。スジも若干入っているという程度。
ところがある日、Lot１０の田丸屋で「すじ肉らしいすじ肉」を見つけたわけです。いわゆる「白くて幅のあるスジ」です。これを買って煮込んでみたら美味しいのなんの。ヨメさんは九州女ですじ肉はよく知っていて、和風で料理してくれたり。
私は洋風専門で、殆どがシチューやカレーの素材。あるいは頬肉やオックステイルを使った料理の時に「スープ取り」に使ったり。シチューやカレーはこのすじ肉だけでも十分美味しいですが、「他の良い肉」をミディアムレアに焼いて合わせようものなら、涙がチョチョ切れるほど美味しい。＼(^o^)／
使いみちがあると思いますよ～～。まして１キロ５００円ですから。１００グラム５０円。
このLot１０田丸屋のすじ肉のことを初めてこのブログに書いた時に、「私もそれをよく買って使っています」と読者からコメントを頂戴しました。やっぱりね～～。
そして先日行った和食店でも、そこの板さんが「あの田丸屋のすじ肉は使えますね」と言っていました。
騙されたと思って皆さんも是非買って使ってみてください。
大体、オープン時間にはあるそうですが、私の経験ですと昼食時に行くことが多いものの、今日みたいにすでに店頭には並んでいないとか、１パックだけしかなかったりということが最近は頻発しています。あれって「隠れた売れ筋」なのかもしれませんね。
でも確実に手に入れたい場合は、上に書いた「Kumaさん」に電話をかけておけば良いと思います。
１パックで１５０円かそこらのもので、あの高級店である伊勢丹なのに「取り置きをお願いします」なんてちょっくら恥ずかしいのですが、「Kumaさん」が快く受けてくれるはず。
Let’s enjoy すじ肉 life !!
