マレーシアに来てから嬉しかったことの一つとして「鶏の美味しさ」があります。
でもそれってオーストラリアの鶏に比べてという意味であって、「マレーシアの鶏って美味しいですよね」なんてプロの板前さんに言ったら「いやいや、全然駄目ですよ」なんて何度か言われてがっかりしています。きっと彼らは日本の美味しい地鶏のことが念頭にあるんじゃないかと思ったり。
ま、他人がどう思おうとプロがなんと言おうと、私はマレーシアの鶏は良いと思っています。
特に手羽中。(笑)
鶏好きの私ですが、一番好きなのは手羽中で次にドラムスティック(首のセセリは別格として)。そのかわり、胸肉は大の苦手で、この世の中に存在しなくても良いと思うくらい。(笑)
普通の肉はパブリカのB.I.G.で買いますが、たまに手羽も手羽中だけ売っているんですよ。もちろん注文すれば切り分けてくれるんですが、売り場に手羽中があると思わず買ってしまいます。
手羽中ってあの骨が二本入っている手羽の真ん中のやつね。あれが大好物で、手羽元は肉が硬いので無いほうが嬉しい。
4パック買ってきました。全部で1.2キロぐらいかな。値段は20リンギちょっと。600円ぐらい?
久し振りの唐揚げにしようと思ったのですが、いつもの日本的な唐揚げではなくて、韓国風に仕上げようかと。
私が知っている韓国人のレシピでは、日本みたいに片栗粉(ジャガイモ粉)をまぶして揚げるということはせずに、コーンスターチをよく使うのね。それも粉をまぶすのではなくて、バター液にして使う。
ということで小麦粉+コーンスターチ+ベーキングパウダーでバター液を作ります。鶏肉は醤油味にはせずに、塩コショウと玉ねぎをすりおろしたものに漬け込む。
これをちょっと長めに揚げると衣がパリっというより「叩くと音がするくらい固く仕上がる」のね。この歯ごたえがなんとも言えず、私は気に入っています。
二度揚げしたもの。
そして片栗粉じゃなくてコーンスターチを使うと放置してもベチョベチョにならない。これって良いと思います。
ソースはお好みでいろいろですが、韓国風はやっぱりコチジャン+醤油+お酢+蜂蜜なんてのが良いと思ったり。でも唐揚げそのものに薄っすら塩コショウをしてありますからそのままでも良いし、ソース+マヨネーズも良いと思う。私はケチャップ+唐辛子ソースとか、海鮮醤+唐辛子ソースが好み。
3人でこんなに食べるのか?って思うでしょ?
ま、手羽中って骨もあるし肉は少ないからこのくらいは食べようと思えばペロっと平らげてしまうのですが、今回はあえて多少残して冷凍してみようと思います。
わざわざ揚げて冷凍するなんてバカみたいでしょ?
ところがですねぇ、我が家にはノンフライヤー(エアフライヤー)という頼もしい味方がいるのだ。(笑)
ちょっと小腹が空いた時にパリッと揚がった唐揚げが食べられるなんて凄いことだと思いません?エアフライヤーを使えば揚げたて状態とほぼ同じになりますし、油が落ちるんですよ。
ところが~~~~~
やっぱり全部、食っちまった・・・・。^^;
しかし最近はノンフライヤーで油っこくない揚げ物を食べ慣れていますから、油で揚げたものってかなり重く感じます。油がしつこいと思うし。
それだけノンフライヤー(オーブンも同じ)で調理するって良いことなんですね~~。
最初は物足りないと感じましたが、今では油で揚げたものはしつこすぎる感じがします。
ただ今の所ノンフライヤーは冷凍食品や残り物を温めるのに使っていて、鶏のから揚げをノンフライヤーで調理するというのはやったことがありません。大量に作れないのがネックで、今回みたいな量だったら5,6回にわけないと駄目なはず。つまり最低でも1時間は掛かってしまう。(笑)
でも「油っこくない唐揚げを食べたい」という欲求が強くなってきました。
もしかしたら我が家は「唐揚げはいつもオーブンで焼きます」なんてことになるのかもしれない。でもそれも良いと思ったり・・・・。