(いただき物の)「オージー和牛」を食べた~

オーストラリア産の和牛のおすそ分けをもらいました。

バンサショッピングセンターのJason’sの肉売り場の肉。1キロ単価RM634ですと。高いですねぇ。それの1キロ弱の塊。

我が家ではまず肉的にも値段的にも買わない肉ですわ。これの薄切り肉ならシャブシャブとかすき焼きって手もありますが、ステーキだとサシが入りすぎていてオーストラリアで赤身ばかり食べていた私達には重すぎるのね。でも包丁で薄切りはまず我々には無理だし、適当に切って焼いて食べるってのもなんだかもったいないし。

ということでとりあえず低温調理してローストビーフみたいにして食べようかと。

こんな感じになりました。確かに美味しかった。

低温調理ですが、脂肪分が多いのでちょっと温度を高めの57,5度にしました。ミディアムレアの温度。なんせ塊も大きいのできっちり3時間。

出来上がったのはこれで、ただの茹で肉と同じ。全く美味しそうじゃない。

これだけ分厚いですから、メチャ熱くしたフライパンで焼いても中には火が通り過ぎないだろうと思ったのですが、ヨメさんが「私の分は別に切ってしっかり焼いてね~」なんて言い出しました。

ヨメさんはミディアムやウエルダンが好きってわけじゃないのだけれど、ミディアムレアもミディアムよりの方が好きな人。赤い肉は「生だ~~~~」と必ず騒ぐ。

ということで、「好きに切りな」とヨメさんが食べたい部分、量だけ切らせて、いつものとおりに自己責任で焼く。もともと我が家はステーキは各自が好きなように焼くのが決まりで、「絶対にクレーム無し」が徹底しています。(笑)

だからヨメさんの分はヨメさんが自分で焼くかと思ったら、「この厚さだとフライパンで焼くと火が入りすぎるから・・・(焼いてね)」ですと。赤い肉は嫌いなくせに焼き過ぎも嫌なのね。わかってるじゃん。つーか、もしかしたら私よりもヨメさんの方が焼き方にうるさいのかもしれない。(笑)

どうせ切るなら生の状態の時に切らないと駄目なんだよなぁ。火を入れてから切れない包丁で切るとバラバラに繊維が壊れちゃう。でもま、ヨメさんが自分で切りましたからそれも自己責任(笑)。ということで、ヨメさんの肉だけはバーナーでちょっくらしっかり目に焼くことにしました。

さて、私と息子の分ですが、これからしっかりバーナーで焼いて、外側のクラストもカリッとした歯ごたえが出るように焼きます。

実はバーナーで焼くのも難しいんですよ。温度が高すぎるのね。だから「良く焼く」のと「真っ黒に焦げる」のの狭間を上手く調整しないとなりません。でも今回は分厚いので時間を掛けても焼き過ぎになることはまずないので、いつもよりゆっくりじっくり焼いてみました。

いい感じ~~。

さてさて、一番緊張する包丁を入れる瞬間。

上手く出来ています。私はいつももうちょっとレア寄りにするんですが、57.5度のミディアムレアとしては完璧でしょう。

低温調理の良さってこれなんですね。大きかろうが小さかろうが形がいびつでも「狙ったとおりの火入れが出来る」わけで、何度作ってもブレがないし「偶然」「期待はずれ」は起こらない。これはフライパンやオーブンでは(素人には)不可能。

さてさて、食べる準備も完了。(食べたらこれの左端っこが一番美味しかった。やっぱり焦げって大事ですね~~)

我らはオーストラリアで「安い肉はソースで美味しく食べる」ことばかりやっていましたが、せっかくのオージー和牛ですので、本当に簡単に塩コショウだけで食べることに。バターも使わず。

一口目・・・・、う~~~む、やっぱりオージー和牛も美味しい~~~~。

二口目・・・・、ステーキ・ローストビーフでもオージー和牛は良いかもしれないぁ・・。

三口目・・・・、うん、確かに美味しい。

四口目・・・・、—————-。

五口目・・・・、やっぱり脂が・・・・。

六口目・・・・、なんでこんなにサシが入ってるんだよ~。バカヤロ~~~~~。

そんな感じでした。これってゴールドコースト時代にオージー和牛をこうやって食べたときと同じで、やっぱりシャブシャブかすき焼きじゃないと・・・。

シャブシャブやすき焼きですとこの程度の脂の乗りはちょうどよいと思うのですが、やっぱり和牛のステーキ・ローストビーフって難しいんだなぁと思いました。あるいは和牛のステーキ・ローストビーフなら一人前200グラム程度に抑えるべきで、今回の1キロ弱を少食のヨメさんがいるのに3人でペロって食べちゃう食べ方に問題があるのかも。この肉はリブロースですが、肉をしっかり食べたい時には違う部位が良い。でもサシがまるでない赤身は食べたくないし・・・。

そしてステーキにするなら、「脂身」はきっちり切り落としたほうが良いのがわかりました。身にサシが入っていてなおかつ脂身もついていたんじゃどうしたって脂が多すぎ。そういえば日本の鉄板焼き店では脂身は綺麗に落としてありますもんね。

ま、深く考えなくても当たり前って言えば当たり前ですが、オーストラリアの普通の肉だと「いかに脂身を使うか」ってのがポイントなんですよ。脂身が無いステーキだとパサパサしちゃって駄目なのね。

昔、ゴールドコーストに「銀座」という名の焼肉屋があったんですよ。川崎で有名な老舗焼肉屋の息子がゴールドコーストで開店した店だったのですが、彼がこの脂身を使うのが非常にうまかった。当時のオージービーフって本当に「全部赤身」みたいな肉しかなくて「サシ」なんて見たことがなかったんです。そこで彼はその赤身の肉に、脂身を別途足してうまい具合にごまかしていたのね。口に入ればカルビみたいな。(笑)

そんなゴールドコーストで生活していた私達は脂身は捨ててはいけないものという考えが染み付いています。でもそれで和牛を食べると恐ろしいことになるのがわかりました。

今度はもう少し、利口になろう。(笑)

でもなぁ、やっぱり我が家はこういう肉は不得手かもしれない。何度も書きますがシャブシャブ、すき焼きなら良いと思うんですよ。

あるいは牛丼なんてのは素晴らしいものが出来るのかもね。でもわざわざオージー産にしても和牛を買ってきて牛丼?って思いますよねぇ。

家で焼肉が出来るのなら、かな~~~~り美味しい焼肉になるのは間違いがないんだけれど・・・。

肉も難しい・・・・。