「血糖値の測定器」を買ってきた。糖尿予備軍も、炭水化物抜きダイエットも自分で血糖値を計らないと全く意味がない。

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私もとうとう糖尿病に・・・・・な~んてのは嘘ですが、血糖値管理は非常に重要だと昔から考えていまして、医者に「予備軍」だと言われたこともないのに血糖値を計る習慣がついています。でも今まで使っていた測定器はもうすでに古く、マレーシアに持ってきたはずなんですがどこかに紛れ込んでしまっていて見つからず。この数年、計測もしていませんでしたので、この際、新しく買おうかと。

なんで今?

実はですねぇ、最近の自分の体調ってなんだか糖尿病の症状に似ていて、まさかとは思うけれどちょっと気になっているんですわ。

血液検査をすれば一発でわかるわけですが、朝の空腹時の血糖値だけ測っても多くのことはわからないし、かと言ってHbA1cを測ってもやっぱり同じで、自分で血糖値コントロールを出来る私としてはもっと細かいことを知りたいんです。

ダボは血糖値のコントロールが出来るのかって?

はい、血糖値コントロールは私の趣味と言ってはなんですが、最近はブログには一切書きませんが、「炭水化物抜きダイエット」を何度も経験してきた中で血糖値コントロールがキモなので何をどう食べたらどう自分の血糖値が変わるかはわかるようになりました。

じゃぁ糖尿病になることもないだろうよ、なんてのは全く別の話で、血糖値のコントロールが出来ても「コントロールすると食生活が面白くない」ですからマレーシアに来てからはほとんど血糖値を気にしない生活をしていました。でも炭水化物をたっぷり摂ることはほとんどしませんから大丈夫だろうぐらいに思っていたわけです。また血糖値を低く抑えていれば糖尿病にならないってわけでもないんでしょ?

そもそも私は基本的には大食いですから、どうしたって血糖値が上がりやすい食生活なのは間違いがないのね。

歳とともに身体は変化しますし、前と変わらない食生活でも血糖値には変化が出てきた可能性はなくはないんじゃないかと思っています。

もし血糖値が高くなっていれば、医者にかかるなり、食生活を変えないとなりませんが、まずは今の自分の体の血糖値がどうなっているのか知らないとどうにもならず。

買ってきた測定器ですが、「ACCU-CHEK」ブランドの「Optium Neo」というものです。これはゴールドコースト時代に持っていたものとは違う機種ですが、機能はこれの方が上だし使い慣れているからこれで良いんじゃないかと。

マレーシアってとんでもなく糖尿病患者が多いと聞いていますが、それもあるのか測定器がずいぶん安いと思いました。正確には覚えていませんが、オーストラリアでは同じものが2-3倍したような気がします。あれって国別に価格設定しているんですかね。ショッピングセンターの普通の薬局で買いましたが測定器と試薬ストリップが付いて120リンギぐらいでした。これってかなり安い。

測定器そのものはこんな。

血糖値を自分で測るのが趣味だなんて、やっぱり変人かもしれませんが、これって結構面白いんですよ。

何をどう食べたらどんな血糖値になるかがすぐわかるのね。

それとですね、大事なことは「血糖値の下がり方」だと私は思っていて、本来、食後に血糖値が上がっても時間とともにどんどん下がるじゃないですか。ところがこの下がり方に個人差があるようで、私の場合は「下がり方が遅い」のは間違いがなくて、時間を置いても食べれば食べるほどにどんどん血糖値が上がっちゃう。

だから血糖値の値自体はさほど高くならないようにコントロールしても、高い状態が続きやすい体質なのは間違いがないのね。

じゃぁ病院に行けよってことになるんですが、少なくとも過去には「空腹時の血糖値」は110mg/dl以下ですから糖尿病ではないし、境界型でもない。でもギリギリで予備軍間近なのは間違いがなかったんです。主治医と話しても「炭水化物を撮り過ぎないように」なんて言われる程度でした。

さて、今はどうなっているのか。それがわからない。

測ってみて空腹時が126mg/dlを超えているなら、糖尿病となるわけで医者に行こうとは思いますが、もしそこまで行っていないのなら自分でコントロールすれば良いと思うし、それは血糖値、その変化を見て決めようと思っています。

また糖尿病が確定でも予備軍でも血糖値は低く抑えていたほうが良いわけですから、自分で血糖値を測れないとどうにもならないと思うわけです。

それとですねぇ、また炭水化物抜きダイエットをしようかな、なんてことも考えています。(笑)

ここから先はいつものウンチクです。血糖値コントロールに興味がない人はここで終り。

--------- おまけ -----------

今は炭水化物抜きダイエットをしていませんが、炭水化物は極力減らしていますし、やっぱり炭水化物の食べ過ぎ、血糖値の上昇は気になるものの、「何をどの程度なら食べて良いのか」「どの程度食べるとどれだけ血糖値が上がるのか」ってのは実際に測ってみないと全くわからないんですね。

今は積極的に炭水化物抜きをしているわけじゃありませんが、今の食生活で自分の血糖値がどうなっているのかは全くわからず。

これを知るのが第一歩ですが、不思議なもので世の中に「炭水化物抜き」をする人は多くいますが、ネットを見ても「血糖値をちゃんと測って確認している」という人はほとんどいない(病気の人は別)。

なんなんでしょうか。

食べ物にはGI値ってのがあって、血糖値が上がりやすいもの、上がりづらいものがあるのがわかりますが、このGI値ってのが適当なんですね。それだけで血糖値がどれだけ変化するかは測ってみないとわからない。

でもま、世の中の人って適当に「騙されている方が幸せ」という考え方の人も多いのでしょう。「日本蕎麦は大丈夫」とか「タマネギは血糖値を下げる」とかそんなことを信じている人は多い。でも信じているだけで、それを確かめる人ってほとんどいないのね。

これって情報発信している側も同じで、最近はブログの訪問数が増えるとお金になるアフェリエイトが盛んになったせいもあるんでしょう。どこかで見た、聞いたような内容を書いているサイトがごっそりある。「実際に血糖値を測って確認したことがあるのか?」と聞いてみたいと思うような情報ばっかりです。

私はそういう盲目的に信じることは一切しないタイプで自分で実際にやってみて納得しない限りやらない方針です。いや、そういう性格なんでしょうねぇ。世の中の常識って嘘ばかりだと思っていますし。

でも実際に、蕎麦はラーメンやうどんよりは血糖値が上がりません。これは事実なんですよ。

でもねぇ、「どれだけ違うのか」って話なのね。

「蕎麦は血糖値が上がらない」と信じている人が期待するほど上がらないわけじゃない。これはタマネギも同じで、タマネギに血糖値を下げる成分が入っているのは間違いがないんですよ。でも玉ねぎを食べたらちゃんと血糖値は上がります。だから血糖値を上げたくないのならタマネギは食べないほうが良いというのが正解。この辺はこのブログでも人体実験したリポートがありますから気になる人は検索してみてください。これは「玄米」も同じ。玄米の生食なんてのを勧める人たちがいますので、私はそれも実験したのですが、全く駄目だと思いました。

でも理屈から言うと「血糖値が上がりづらい」ってのは本当なのね。

ま、魚や肉類とかそもそも炭水化物を含有していないなら血糖値も上がりようがないわけですが、野菜とかお米や麺類でGI値が違うからこれはOK、これは駄目だとかいうのはナンセンスだと私は考えています。差がないっていうんじゃないですよ。差は間違いなくあるけれど、我々が期待する、想像するほどの大きな違いはないってのが事実だと思います。要は「炭水化物の含有量」が大事で、GI値が低ければOKってわけでもない。(基本的に熱を通すと甘くなるものは一切ダメ)

でも炭水化物とか脂肪とかタンパク質、そして食物繊維とかそういう大雑把な分け方で自分の食生活を見直すのは良いことだと思っていて、特に今の時代は飽食の時代ですから「摂り過ぎ」に注意するべきじゃないんですかね。

また炭水化物抜きダイエットも流行していますし、糖分を減らす、あるいは断つことに興味を持つ人は多いし、これは良いことだと思っています。

でも巷の情報を得てそれをそのまま鵜呑みにして、「これで大丈夫」なんて思う人が多いのね。あるいは「これじゃ駄目だ」と思ったり。

特にGI値信者って多くて、それを基準に血糖値管理なんてできないと私は思っています。これはいろいろな食材を実際に食べて、そして自分の血糖値を測定してみれば「こんなはずじゃ・・・」ってことばかりなのがわかるから。GI値が嘘だと言うんじゃないんですよ。でも期待するほどの違いなんかない、というのが私の結論です。蕎麦を食べたり玄米を食べたり、それで安心しているのは「神様に毎日祈っているから大丈夫」というのと同じレベルだと思います。

嘘だと思うなら、自分で血糖値を測ってみてください。

自分で血糖値を測ってみて、そしてその数値だけが「自分にとっての真実だ」ということじゃないんですか?

あれを食べたら駄目、これなら大丈夫とかそういうふうに「信じるだけ」って意味がないんじゃないですかね。

GI値ですが、私に言わせると大きな問題があると思います。それは「食べ方」を考慮していないという点。

血糖値って「何を食べるか」も問題ですが、「どう食べるのか」って方がもっと大事なんですよ。これも実験してみるとすぐわかること。

炭水化物抜きって要は「血糖値を上げないようにする」ためですよね。それ以外の目的があるなら話は別ですが、目的が「血糖値を上げないこと」で(ダイエットの場合の本当の目的は【インスリンの分泌を抑えること】)それが達成されれば「何を食べても良い」「どんな食べ方でも良い」ってことじゃないですか?逆に、「これを食べても大丈夫」と信じていても、実際に血糖値が上がったら全く意味がないってことですよね。で、それが起きるのが普通だってことなんですよ。

たとえば血糖値を抑えるのに「スープは大敵」だってご存知でした?それの親戚の「煮込み」も駄目なんですね。

要は「消化の良い食べ方」をしたらGI値が低くてもすぐに消化吸収して血糖値は跳ね上がるってことなんです。

逆を言えばGI値が高いものでも、「消化しづらい食べ方」なら血糖値が急激に上がることはない。

この辺の話を昔ファッション業界にいたヨメさんから聞いたことがあります。太るのはご法度のモデル達がどういう食事をするかって話なんですが、彼女たちの常識として「食べる時には水分は摂らない」というのがあるらしい。嘘みたいでしょ?でも水分補給は大事ですが、それは食事の前とか、食後ある程度経ってから補給すると。つまり「消化を遅らせる」ってことなんですね。今の時代はどうか知りませんが、ヨメさんが若かった40年以上前にはそういう常識があったそうです。でもヨメさんはどうしてそういう食事をすると太らないかの理屈は知らない。

またネットを調べていたら「スープは駄目」という学者もいました。そのサイトは調べればわかりますが、「消化が良いものは血糖値が上がりやすい」のは誰が考えてもそうだろうな、とは思いますよね。

そしてその上がり方って食材の違いより大きいんですよ。これも自分で測ってみればすぐわかる。

だから赤ん坊や老人に食べさすような調理方法って最悪なのね。消化の良いほうが良いってのはここでは成り立たなくて、流動食みたいな消化が良いものは血糖値がすぐ上がってしまう。では上がらないようにするにはどうするのか?極論を言えば「火も通さず、生のまま、噛まないで飲み込む」ってことになるんですね。(笑)

消化が悪く、時間を掛けて消化吸収すれば良いってことですから。

ま、これは極端ですが、それを念頭において食べ方、料理の仕方を考えないと「血糖値コントロール」ってうまくいかない。炭水化物そのものを極端に減らせば大丈夫なんでしょうが、それって現実的じゃないですよね。

でもま、白米を玄米に変えただけで血糖値が下がった、痩せたという人もいますから、私が今、書いていることは極論だと思いますが、では「玄米で痩せた」と聞いてそれと同じことしても血糖値は下がらない、痩せることもないってことが頻繁に起きる。

これは他人の儲け話を聞いて、自分も・・と思ってもなかなかうまくいかないのと全く同じ。でもうまく行っちゃう人もいる。

じゃぁ、どうするか?

いろいろ食べて、その後の血糖値の推移を「自分で実際には測って」見れば、【自分は】どうするべきかってのはすぐにわかるはず。これで大丈夫かな?と疑心暗鬼にもならないし、大丈夫なはずと無理やり信じる必要もない。あるいは自分では「これでは駄目だろう」と思ったことでも大丈夫だったなんてこともあるわけですよ。

以前、テレビで見たニュースでなるほどと感心したことがあります。それは大分県の病院だったと思いますが、そこに来る「糖尿病患者(2型)」には「血糖値の測定器を貸し出すだけ」だそうです。そして毎日「食べたもの」「量」「定期的に測った血糖値」を表に書き込むこと。

これだけで多くの患者の血糖値は下がったというんですよ。

多くの患者って、あるいは健康でも予備軍でもそうですが、「何を食べたら駄目」程度のことしかわからないんじゃないですかね。アイスクリームが好きでも、お汁粉が好きでも「食べないほうが良いな」程度のことしか普通はわからない。ましてや人参の煮込みスープは駄目だけれど、ニンジンスティックやお新香なら大丈夫なんてことは知らない人がほとんどで、これを聞いても冗談だと思うんじゃないですかね。

でもそれは「食べたものと量」「血糖値を計る」ことによって、「何をどう食べたらどうなるか」ってのが自分でもわかるようになるんですね。するとなぜか多くの患者は「いつのまにか血糖値が上がらない食生活になる」というのがその病院の医師が言っていたこと。

「どうやったら血糖値は上がらないか」なんてことを書籍やネットで調べたり、あるいは人づて、「医療従事者の言うこと」でさえ信じては駄目ってことじゃないですかね。理論が間違えているっていんじゃないですよ。理論的にはそのとおりでも、「自分の血糖値がどう変化するか」は調べてみなければわからない。

そして自分で調べた結果だけが「自分にとっての真実」じゃないんですかね。

もし血糖値管理をしようとしている方、あるいはその理由がダイエットだとしても、「血糖値の測定器で実際に測る」ことをしなければ自分が何をしているのかもわからないってことだと思うのです。

他人に聞いたこと、書籍やテレビ、ネットで調べたことを鵜呑みにして、ゲスワークで炭水化物抜きをやって実際自分には何が起きているのかの確認をしないっておかしなことじゃないですか?結果的に血糖値は下がった、痩せたとしてもなぜそうなったのか確かなことはわからないし、うまく行かなかった場合、なぜうまく行かないのか全くその理由もわからないってことになる。

つまり、今私がここに書いていることも信用しては駄目で、「自分にとっての【事実】」を探すしか無いんじゃないですかね。

マレーシアは糖尿病患者が極端に多い国みたいですが(その理由もわかるような気がしますが)、血糖値の測定器はかなり安く売られています。

これを手に入れて
◯ 朝の朝食前
◯ 食事後30分
◯ 食事後1時間
◯ 食事後2時間

これをちょっと続けるだけで、自分が今どういう状態なのかがすぐわかるし、「何をどのぐらいの量、どういう食べ方をしたらどう血糖値に違いがでるのか」すぐにわかるはず。

それがわかってくれば毎日毎日(病気じゃない限り)計る必要もないはずで、たまに確認のために計測するだけで十分じゃないかと思います。

でも今日、私が書いたことは「健常者」であって「医者からどうしろと何も言われていない」人向けの話しであって、治療を受けている人向けに書いているわけじゃありません。

自分が予備軍かどうかってのも、気になるけれど医者に言われたわけじゃないってのが私ですが、でも実際に測ってみると自分は予備軍だろうというのは検討が付くんですね。

一般的な血液検査をする時に計るのは「空腹時の血糖値」ぐらいなもんですよね。

そしてその結果に異常があれば詳しい検査をしましょうってことになるわけですが、私としてはそれじゃ遅いんじゃないの?と思うわけです。

そもそも朝一での血液検査ですが、血液を取る前にちょっと運動するとすぐに血糖値って下がるのね。これって病院で血圧を測る時に「低いほうが良い」という意識が自然に湧いてくるのと同じで、どうしても血液検査の前に早足で歩いてみたり、あちこちに力を入れてちょっとした運動をしちゃったり(笑)。これって駄目なわけですが、なぜかそういうふうにしたくなるのね。そして「低い血糖値の結果」を聞いて、安心したい。負荷試験のときも同じ。(笑)

ま、こういう心理があるのが普通で、私の友人に糖尿病の患者がいるんですが、彼は「自分の血糖値を知ると気分が悪くなる」と測定器を捨ててしまったのがいるくらい。これも心理としては同じことなんですね。

でもそういう気持ちを乗り越えて、とりあえず「自分の状態を知る」という意味で、糖尿病患者ではなくても、予備軍とは言われていなくても、自分に不安がある人、あるいは本格的に血糖値管理をして(炭水化物抜き)ダイエットをしようとしている人は、測定器を買って「自分で測ってみる」のは重要だと思います。

実は私が初めて測定器を買った時は15年ぐらい前だったでしょうか。動機は不純で「ダイエット目的」でした。(笑)

でもその時に血糖値を測りだしてびっくりしたことがあります。それは「食事の後の血糖値の下がり方が非常に遅い」ことがわかったから。

それまでは血液検査では朝の空腹時の血糖値だけでこれは100前後でちょっと高いかな、程度だったのですが、まさか「上がった血糖値が下がりづらい」ことまではわからないんですね(気になるので負荷試験もしました)。そして私は大食漢ですから、血糖値も上がる時にはかなり上がるわけですよ。これってうまくないわけですが、私の主治医も「空腹時の血糖値」しか見ていませんから、私に何が起きているのかはわからないのね。私が思うに「空腹時の血糖値が高い」のがわかってから慌てても意味がないと思うんですよ。そうなるまえに出来ることはいくらでもあるんですから。

自分で調べるようになって初めてわかった数値(スパイクが190程度になる)ってどういう意味なんだろうかと思って調べると「やべ~~~」なんて思うわけで、自分は医者には言われていないけれど予備軍、あるいは予備軍の予備軍だと思ったし、このままの生活習慣を続ければ間違いなく予備軍、そして正規軍になるだろうと思ったわけ。親族に糖尿病患者がいないわけじゃありませんから。

じゃぁ、血糖値を上げないようにするにはどうしたら良いのかって調べるし、そしてそれを実行し、「そして確認」して、そこそこ普通の血糖値を保てるようにしてきたわけです。またダイエット中はかなり極端な炭水化物抜きをしたのですが、そのときも「何をどう、どのくらい食べたらどうなるか」を徹底的に実際に測定していました。何をどうしたらどうなるのかを詳しいことは書きませんが、私が考えていた常識とはまるで違う結果でした。玄米の生食なら血糖値が上がらないとか、タマネギが血糖値を下げるなんてのは、大嘘ではないにしろ「期待するほどじゃない」のがわかりましたし、「自分はどうするべきか」がわかったのは収穫でした。

私がここに、なにをどうしたらどうなるかと細かいことを書かないのは「人それぞれ違う」からで、血糖値が気になる方は是非ご自分で測定することをオススメしたいです。

またダイエット目的の方も、「週刊誌レベルの知識」は大嘘だと思って間違いがありませんから、やっぱり血糖値を計るのが一番だと思います。

そしてダイエット目的なら、ダイエットが成功していれば必ず「ケトン体」が作られ、それが汗や尿に出てきますから、「ケトン体試薬」を入手するのも大事だと思います。もしケトン体が出ていなければダイエットはうまく行っていないという意味ですから。

「URINE KETONE TEST STRIPS」と言えばマレーシアのどこの薬局でも売っているはず。これはリトマス試験紙みたいなもので、小さくて細長い紙片を「尿」にちょっと付けて「色の変化」を見ます。

ケトン体を血液から調べる機能が血糖値の測定器についているものもありますが、ダイエット目的なら試薬の方が安くて便利。

ケトン体って汗にもでますから、「最近、体臭(&おしっこの匂い)が強くなった」と思ったらダイエット成功中かもしれません。ちょっと甘酸っぱい刺激臭がします。加齢臭とは別物。(笑)

この体臭は別名「飢餓臭」とも言われていて、飢餓に陥るとでてくる体臭。つまり食べるもの(糖分・炭水化物)がなくて身体に蓄えていたグリコーゲンが枯渇すると脂肪分を分解して身体に必要な養分を作ろうとするんですね。それが「ケトン体」。ケトン体は水溶性ですから、汗や尿にでてくるわけです。

実は私が若い頃はこの炭水化物ダイエットは簡単ですぐ結果が出たのですが(凄い時には毎日500グラムぐらい体重が減る)、なぜか60の声を聞くようになってからうまく行きません。ケトン体も出てこないのです。それもかなり厳しい炭水化物抜きをしてもです。不思議です。(ある種の病気の人達が食べる【ケトン食】を食べてもケトンが出てこない)

また体内のグリコーゲンが無くなると「飢餓状態だと勘違いした身体は脂肪を分解する」というのは普通の体の動きなんでしょうが、それと同時に「炭水化物以外」を分解して糖分を作り出す「糖新生」という働きもあるんですね(筋肉も分解される)。うまい具合に脂肪だけ分解するかと言うとそうでもないわけで、体重は減った減ったと喜んでいても、実は筋肉もかなり落ちていると考えるべきで、炭水化物ダイエットは「リバウンドするたびに脂肪だけが増えるダイエット」と考える必要もあるはず。それは私の実体験でわかります。(笑)

だからやっぱり「無酸素運動」で筋肉をつけることも同時にしないとうまくないってのは「間違いのない真実」だと思います。ここで重要なのは「筋肉をつける運動」であって、早足で歩いたり、自転車に乗ったりの「有酸素運動」ではないってこと。

私は60歳を過ぎてから「炭水化物抜きダイエット」が難しくなっていて、その理由がさっぱりわかりません。私がやる厳しい炭水化物抜きなんてそれこそご飯粒一粒も食べませんし、肉と魚だけで調味料にソースやケチャップも使いません。つまり糖分になるものは一切排除しても痩せないのです。不思議でしょ?

歳で代謝が悪くなっているところに来て、ダイエットすれば身体はもっと代謝を落としているはずで、炭水化物抜きだとしても量が多すぎるのと、運動を全くしませんから、こんなことになるんじゃないかと思ってはいるんですが、かつては恐ろしいと思うほどのスピードで体重が落ちて、あっという間に20キロ痩せたなんてことがありました。でも食生活が戻れば体重も戻るのね。そしてその時は、上に書いたように脂肪だけが増える。(笑)

筋肉をつけるのは「とりあえず痩せてから考えよう」なんて思うんですね。そもそも「炭水化物抜きでダイエットを考える」事自体、「楽をして痩せよう」という考えているわけですから、ここのところは真剣に考えないと、「楽をした分、あとで泣きを見る」ことがあると思って間違いがないと思います。

ま、どちらにしても「血糖値の測定器」は、炭水化物抜きでダイエット目的じゃないにしろ、現代人、それも年寄りには持っていても良いツールの一つだと思います。

「転ばぬ先の杖」

---------(おまけ その2)-----------

炭水化物抜きダイエットを始めると、3日目ぐらいにドカーンと体重が落ちるのが普通。私の例ですと2キロぐらいはストンと落ちた経験が何度もあります。これで喜んじゃうわけですが、これって「体内のグリコーゲンが無くなると起こる現象」の様で(確信はない)、身体の「水分量」が減っただけなのね。だからたまに炭水化物をしっかり食べると、なんと一日で2キロ戻ったりする。これって一体何なのかいろいろ悩み考えた結果、水分量の変化としか言えないと思ったし、それを書いているサイトって見つからないのですが多分間違いはないと思います。

だから炭水化物抜きダイエットをする場合、1週間のうち1日だけは好きなものを食べて良いとかそういうルールを作ることがありますが、これってうまくないわけですよ。炭水化物を抜いて、身体が溜め込んでいたグリコーゲンを使い切るのに3日掛かるとしますよね。ってことは一日好きなものを食べてしまうと、自分としては1日だけの「休み」が1日プラス3日の4日間は無駄になってしまうことになる。身体が「このままでは死ぬから脂肪を分解しよう」と動き出すのは1週間のうち、3日間しかないということになる。

ま、それはそれで良いと思えばそれでも良いわけですが、どうせやるなら(賛否両論はあるにしても)「アトキンス方式」で最初の2週間だけしっかりやって体重を落とし、その後は順次ゆるい炭水化物抜きにして「徐々に体重を落とす」ようにするってのが良いと思います。私が以前やった時には「痩せるなら痩せよう」ということで1-2ヶ月は極端な炭水化物抜きをして「俺の祖先はライオンか?それともイルカか?」みたいな食生活をしました。それで20キロぐらいは落ちちゃうので、無理や危険があっても「痩せるべき」という考え方でした。

炭水化物抜きダイエットに警鐘を鳴らす専門家も多いけれど、私にしてみれば「このままデブの方が危険」で「他の方法の方が安全なのはわかっていても怠慢な性格の自分にはこれしかできない」のだからしょうがないと思っていました。

でもダイエットとは「自分が生まれ変わること」だというのにやっぱりあとで気がつくわけで、食生活がいつか戻ればリバウンドするし、リバウンドした時には脂肪だけが増えるという恐ろしい体験をしました。(笑)

でもまたその恐ろしい体験をしようとジジーになっても思うわけですが、なぜか炭水化物抜きダイエットが全く効かない身体になっていたのは上に書いた通り。

やっぱりバランスよく食べて、でも炭水化物は少なめにして、「きっちり運動しろ」ってことだとわかったのが60歳を過ぎてから。(笑)

「体重を落としたい」のか「脂肪を落としたい」のか「筋肉が落ちても良い」のか、そういうところもちゃんと考えないと駄目ってことなんですね。

世の中、自分の都合の良いようには出来ていない。(笑)

 
 
 

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