我が家のお気に入りのスパニッシュレストラン「Mercat Barcelona Gastrobar @1 Mont Kiara」で生まれて初めて食べた「Pan con Tomate(パンとトマト)」が美味しかったのは前の日記に書きました。(ここ)
これって本当に単純な料理。トーストしたパンに「ニンニク」「トマト」をなすりつけ、「オリーブオイル」「塩」が掛かったもの。
これなら誰でも真似できると思いますよねぇ。
ということで作ってみました。家にあるものだけで作りました。
まずは冷凍庫に入っている食パン。スリアKLCC伊勢丹のレジの前にあるパン屋さんのパン。(ワンウタマの正直屋の前にあるのも同じ店)
これを普通にオーブンでトーストします。
トーストしている間に、ニンニクとトマトをすり下ろします。
これをパンに塗りたくって、オリーブオイルと塩を少々。
それに安いプロシュートを乗せてみました。
完成~~~~。
ワクワクしながら食べてみたんですが・・・・・。
ん?
全然違う。美味しくない。orz
まずニンニクなんですが、ニンニクの香りの前に「辛さ」が目立ちました。
そしてトマトは水っぽい味。トマトが水っぽいんじゃなくて「味」が水っぽいんですわ。トマトらしい香りも無し。
まぁ、プロシュートは値段なりのもので、それはそれで美味しいのですが、「トーストにプロシュートを乗せただけ」みたいな感じです。
オリーブオイルはいつも使っているものを使ったのですが、これも香りが少ない。
一体、何がどうなってるんだ~~~~~~~?
トマトとオリーブオイルの主張がまるでないので、これは若干量を増やせばどうにかなるのかもしれないけれど、「素材の良さ」は全く無し。
ニンニクが辛いだけってのは、一体どうすれば良いんでしょう。ニンニクはいつも「皮を剥いて売っているもの」を使っていますが、生のママ食べることはないので、まさか「辛いだけ」のニンニクだってのは気が付きませんでした。でも火を通す料理に使う場合には問題があるとは思えず。
ニンニクを替えれば良いんでしょうか。それとも辛味を抜くなにか方法がある?
トマトも決して青臭いわけじゃないのだけれど、完熟には程遠く、甘さも香りもないトマト。
美味しいトマトって売ってるんですかねぇ。
それとオリーブオイルですが、香りは「中」のバージンオイルを使っていますが、香りが「強」のを使うと随分違うのか、それともそもそもブランドも選ぶべきものを使っていないってことなのか。
プロシュートは安いものですが、なんだか今回の「Pan con Tomate(パンとトマト)」は「安物大集合」みたいな感じがします。
こういう単純な料理だからこそ、素材も調味料も良いものを使わないとそれが前面に出てくるってことなんですかね。
またパンも合っていないと思いました。
「Pan con Tomate(パンとトマト)」には硬めのパン、バゲットみたいなのが合うような気がします。そして普通のトーストみたいに焼くと言うより、まさにBBQで焼くみたいに強火で焼いて硬さが出るぐらいの方が良いのかもしれない。フワッと程よく焼けたトーストってハムアンドエッグとかサンドイッチには良いけれど、「Pan con Tomate(パンとトマト)」には合わないような気がします。
簡単にできると思った「Pan con Tomate(パンとトマト)」がこんな結果なのはどうにも受け入れづらいです。
どうにか「Mercat Barcelona Gastrobar @1 Mont Kiara」で食べたものに近いものを家で作ってみたい。
でも余りにも違いすぎて、遠い富士山の頂上を麓から仰ぎ見ている感じがしますわ。
ハードルが高過ぎ~~~~~~~~~~~~~。
どこにブレイクスルーがあるんだろうか・・・・。
じぐそ~~~~~~~~~~~。諦めきれません。
インチキをやってみましょうかね。
まずニンニクは火を通して使う。トマトは生トマトにマリナラソース、トマトペーストみたいなものを混ぜる。あるいは生のトマトを煮詰めて使ってみる。バージンオイルは香りが強いものを手に入れて多めに使ってみる。
これだけで化けそうな気はするんですが・・・・・。