【生ハム】選びも難しい

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皆さんは「生ハム」を食べる機会って多いですか?

我が家は25年間のゴールドコースト時代に「生ハム」を結構食べるようになりました。それは好んで食べたと言うより、当時、外食で食べるチャンスが多かったって感じですかね。その前の日本時代は生ハムなんて「結婚式かなにかのパーティ」で食べる程度で、日常には存在しないものでしたし、常に「高価なメロン」と一緒に食べるかなり特殊な食べ物でした。

でもゴールドコーストでは「生ハムとチーズ」という組み合わせで食べることが多く、それから興味を持ちましたが、当時は生ハムだけじゃない無くてソーセージもハムもスーパーで美味しいものって「皆無」と言って良いくらいだったのね。

専門店なんてないに等しくて、SNSなんて発達していませんでしたから、人づての噂を頼りに見つけた「遠い場所にあるドイツ人やロシア人の小さな店」で買うのが常でした。でもこれぞと思うものはなくて、Charcuterie(シャクータリー=ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなど)の美味しいのを家で食べることはほぼ不可能。だから自作するようになったわけです。

美味しいハム、ソーセージもないのは本当に困っていて、そして私は若い頃から「ベーコン」が苦手だったんですよ。自分で「様々な燻製」も趣味で作っていましたが、市販のベーコンの「燻製臭」が好きじゃなかった。

これって本当に困るわけで、日本人でもハム、ソーセージ、ベーコンがない生活って考えられませんよね。

でもオーストラリアって移民の国で「イタリア、ギリシャ」から渡ってきた人たちは非常に多くて、イタリアのパンチェッタやモルタデッラ(ボローニャハム)、ポルケッタ系はオーストラリアでも生産されていて、それらが我が家のベーコン、ハム代わりみたいになりました。でもソーセージだけは最後までこれぞというのは見つけられず、自分で作るようなこともしていましたが、やっぱり続かないのね。

そんな中でやっぱり「コスパ」も大事ですから、スーパーで売っている普通のハムやソーセージ、ベーコンも使っていましたが、私は「パンチェッタ(ベーコン代わり)」となぜか「スペック」が気に入って、それを「生ハム代わり」に食べていました。

普通、パンチェッタもスペックも料理に使う事が多いのでしょうが、私は生で生ハムのように食べていた。プロシュートは高いし。(笑)

マレーシアに来てからは、オーストラリア以上にイタリア、スペイン系のシャクータリーは豊富で嬉しかったです。というか昔からイタリア料理、スペイン料理が好きで(フランス料理とは全く縁が無い)、マレーシアに来てからすぐにそういう店に通うようになったからかもしれない。そういうレストランって「素材の小売」もしているので\(^o^)/。

でもスーパーの肉売り場も良いと思っていて、私はオーストラリアよりマレーシアのスーパーのシャクータリーが充実していると思うくらい。でも私が求めるソーセージはどこにも売っていない。(私が好きなのはオレガノがしっかり効いているイタリアンソーセージ)

ただ、マレーシアでは「燻製していないベーコン」を売っていて、これは利用価値大で嬉しい。私はワンモントキアラのビレッジグローサーで買っていますが、価格的にもパンチェッタよりも安くてGood。

Solisegeという有名なメーカーだからどこでも売っているはず。

そんな中で気に入っているのが「Bottega=ボッテガ」というイタリアンレストランで、実は実店舗には行ったことがないのだけれど、デリバリで素材を頼むことが非常に多いです。料理もたまに頼みますが、Bottegaの料理を食べるなら、家の近くのワンモントキアラにあるスペイン料理の「Mercat Barcelona Gastrobar」で頼むほうが多い。我が家はMercatのイカスミパエリアの大ファンですし。(笑)

Mercatも素材を売っていて、スペインとイタリアの違いはあるものの、大体かぶさるのね。で、素材はBottegaという我が家。

今回、Bottegaからいつもの素材を買う時に、なぜか「生ハムを食べたいね~」という話になって、生ハムを買うことに。

でもこれで、家族内で一悶着あったんですよ。たまに食べるのだから「ハモンイベリコベジョータ(高価)」を食べたいというヨメさん+息子と、ケチな私の「ハモンセラーノ(廉価)」で良いだろうと分裂。どちらも生ハムですが、ハモンイベリコは世界でいちばん有名な生ハム。私が推すハモンセラーノは白豚の廉価版生ハム。

結果は、「価格の違いほど、美味しさに違いがあるのか確かめよう」ということに。

ハモンイベリコ(RM66)vsハモンセラーノ(RM25)の戦い。(笑)

デリバリされてから、すぐに食べ比べをしてみました。

ハモンイベリコ(RM66)

ハモンセラーノ(RM25)

う~~~む、やっぱりハモンイベリコ(RM66)の圧勝。私の負け。

でもこの時、一緒に頼んだパルマハム(RM27)よりハモンセラーノ(RM25)の方が美味しかったのが意外でした。どうしちゃったんだ。パルマハム。これも美味しくないはずはないのに。

もっと意外だったのが、初めて頼んだパンチャッタはパンチェッタでも「SIMONINI PANCETTA ARROTOLATA」というパンチェッタ(RM15)。これはハムとして十分使える美味しさで、これは良いなぁ~。価格的にも文句なし。次回もこれを頼もう。

現物は写真ほど脂身が多くなくて、これ結構イケると思いました。これ好きだわ~~。

実はもう数種類、頼んだのですが、おつまみに食べたり、料理に使うものばかりですが、その中で、やっぱり我が家の定番である「グアンチャーレ(RM18)=頬肉の塩漬け」がダントツで我が家に合っているというのが結論。

グアンチャーレって日本では珍しい様ですが、基本的にイタリアでは料理に使うのはパンチェッタよりグアンチャーレの方が多いんじゃなかろうか。日本人も大好きなカルボナーラもあちらではグアンチャーレを使うのが一般的。部位はあの焼き肉でも美味しい「豚トロ」ね。脂身が多くて敬遠されるのかもしれないけれど、そもそも「美味しさは脂身にある」と思っている我が家は全く問題なし。

これを我が家では生でも食べちゃうし、ラーメンのトッピングにしたり、フランスパン(バゲット)に乗せてちょっと炙っただけで絶品料理になると思う。

私も息子もこれの大ファン。でもヨメさんは一切、食べない。(笑)

いつもこのグアンチャーレ(RM18)だけは他の3倍ぐらいの量を注文します。スライスと料理用の塊り(厚切り)と両方頼む。

今回頼んで驚いたことですが、生ハムも「塩っぱすぎる」ことがあるのに、今回は塩っぱいものは一つもなかったという点。これってびっくりで、いつもそうなら良いなと思いました。

ハモンイベリコにしても「いやに塩っぱいもの」もありますし、そうだといくら美味しくても台無しになると思うのですが、今回は塩っぱいものは一切なしでした。

実は、ヨメさんは豚肉で一番好き部位は「コッパ」なんですよ。これって首に近い部位で日本ではなんと呼ぶ部位なのか知りませんが、「断面が丸い肉」をスーパーでも売ってますよね。で、前にこれのハムを頼んだところ、塩っぱいなんてもんじゃなくて、それ以来、頼んでいなかったのですが、もしかしたら、塩っぱくないものもあるかもしれないと思いました。頼んでみるべきでした。

やっぱりこれらのシャクータリーは工場で生産される工業製品じゃありませんし、ロットによって、メーカーによって、美味しさや塩っぱさも随分違うんでしょうね。

だからXXXXが美味しかった(まずかった)としても、次に頼んだらどうなのかはわからない。

やっぱりお店に行って、まずはCold Platterを注文して、気に入ったものがあったらそれを指定してそれだけ買ってくるのが良いんでしょうね。

でもそういう買い方って「贅沢買い」なわけで、マレーシアのスーパーのシャクータリーって結構充実しているから、気になるものは「味見させてもらう」ことをして選ぶのが一番かもしれない。

でもそういう買い方って慣れないんだよね~。端から端まで味見なんて出来ないし、「気に入ったのがないからいらない」って言う勇気は私にはない。

ゴールドコースト時代に気に入っていたロシア人の経営する店は、「どれを買おうかなぁ」といろいろあるものを見ていると、「これを食べてみろ」と頼みもしないのにあれもこれもと次々に味見をさせてくれるので嬉しかった。でもそういう店って、我が人生でその店だけ。(笑)

良くデパ地下で「いかがですか~」なんて味見させてくれる店があるじゃないですが、私は「味見をしたら断れないタイプ」なので困るんだよね~。でも美味しそうだと思うと知らん顔して通り過ぎることも出来ないし~。(笑)

Bottegaというお店。本当にいつもお世話になっています。

Bottega Mediterranea

Italian Delishop in heart of Kuala Lumpur. What started as a…

素材をデリバリしてもらうなら下のところから。(料理も頼める)

Bottega Mediterranea

Fresh & TastyDine In & Delivery Beef, Pork & Foie Gras Bever…

美味しい(本物の)エクストラバージンオリーブオイルもここから買っています。ユーチューブでも有名なイタリア料理人のファビオ君がオススメのオイル。LORENZOの5番と3番が我が家の定番オイルとなりました。ちょっと高いけれど、これらは「調味料として使う」わけだからなかなか減らない。(笑)

オリーブオイル選びって大変ですよね。とんでもない種類があるし、買ってから気に入らないと思っても使い切らずに捨てるわけにもいかないから本当に困る。ましてや世界中で起きている「インチキエクストラバージンオイル」の話なんて聞いたら、益々、選ぶのに迷ってしまう。かと言って「高いものから選ぶ」なんて馬鹿なことはしたくないし、風味も特徴もいろいろだし。

オリーブオイルに興味がある人は必見の動画。

ちなみに我が家で普通に使う「油」は米油です。それと揚げ物を揚げる時にたまに使うのは5リットル缶の安いピュアオリーブオイル。

本当は揚げ物を「ラード」とか「太白ごま油」でやってみたいのだけれど、未だ、経験無し。(笑)

 

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