私ほど食あたりに強い人って今までに会ったことがありません。
集団で食あたりに合ったときにも「私だけは大丈夫」だったり。(笑)
これって子供の頃から同じで、まずあたった覚えもないくらい。
でもそれが災いして、よせば良いのに「真夏の済州島で海辺の屋台で【生の海産物】を食べた」ときは酷かった。ホテルで3日間寝たきりで、医者を呼んでもらって点滴もしていました。上からは噴水、下からは激流みたいな。バカですよね。
でも食あたりらしい食あたりはそれぐらいしか記憶に無いのですが、今回、やられました。
食後、数時間経ってから、お腹が痛くなり、それが急激に強くなり下痢。それだけでは収まらず、吐き気も出てきて全身はサウナに入ったように汗だく。お手洗いも何回行きましたかね。大量の水がシャ~~~っと出てくるような下痢。
一体、何が悪かったのか考えてみてもよくわからず。
でもこれかもしれないというのが一つありました。それは
【塩蔵ワカメ】
です。日本産のものですが、スーパー(B.I.G.)で売っているもの。
塩がたっぷりまぶしてあって、それを洗って食べるわけですが、やっぱり「乾燥わかめ」より美味しい。
これは家の必需品ってわけでもないのですが、結構、食べる機会は多いです。
ただ今回はやっぱり油断しました。
水に浸けて塩を抜いてから、【そのまま一晩、常温で放置】していたこと。食べようと思った量より多くのワカメを塩抜きして、なんとなくそのままキッチンに放置してしまった。
そして次の日にそれを食べるときには【火を通さずにそのまま食べた】こと。
塩蔵ってわかめに限らず、ほとんどの細菌は生きていけない(浸透圧)わけですが、塩が好きな細菌もいて「腸炎ピブリオ菌」もそう。
そして真水の中では生きられないとのことですが、適度な塩分がある塩水に浸かっていたら元気に繁殖する。それも繁殖スピードはかなり早いとのこと。
つまり、私は一生懸命「培養」していたようなもんなんでしょう。^^;
それでも「味噌汁に入れる」とかして熱をかければ死滅しますが、私はそれを生で食べてしまった。
今になって考えてみると、なんて馬鹿なことをしたのかと思いますが、私は全く危険だとは思いませんでした。いや、常温で置きっぱなしにしていたのはちょっと気になったのですが、まさかこんなことになるとは・・・。
食あたりには強い私でさえかなり酷い症状でしたから、もし胃腸が弱いヨメさんや長男が食べていたら・・・・。怖い怖い。体が弱っている老人や小さな子供は命の危険さえあるんじゃないかなぁ。
今回の食あたりがきっかけで色々と調べてみましたが、やっぱり甘く考えては駄目ですね~~~。
特に「マレーシアは細菌の繁殖には最高の環境」なのを忘れてはならないと思いました。
そして更に気をつけないとと思ったのは、「ウェルシュ菌」や「セレウス菌」はどこにでもウヨウヨいる菌ですが「芽胞状態では高温でも死なない」とのこと。つまり、100度で30分熱しても生きている。そしてそのスープやカレーが「ゆっくり冷える時に爆発的に増える」。
だから煮物類もすぐに食べるとか、一晩置いたほうが美味しいにしても、「細菌類が活性化する30-50度」の間は素早く通り過ぎるように冷却して「冷蔵庫で保存」するべきってことですね。「常温で放置したら細菌類は運動会を始める」ってこと。
作り置きが一番危ないわけで、私はレストランで食事をする時に「生暖かいもの」は食べないか、「ちゃんと火を入れてくれ」と頼みます。私の姉もインディアンレストランで「生暖かいカレー」を食べて大あたりしたことがあると言っていましたっけ。
あるKLの和食店で「大量のおでん」を作り、小分けにするところを見たのですが、板前さんは「大量の氷を使って冷やしていた」のを思い出します。そしてそれを冷凍すれば、全く問題ないと言っていましたっけ。
常に注意は必要ですが、あまり恐怖に固まっても人生面白くないと思っています。
やっぱりまずは正確な情報を手に入れることから出発ですね。
ローカルの魚屋で買った魚の刺身も、生卵も私は食べ続けるつもりだし~~。 (笑)