現在のコロナウィルスの伝染状態。これプラス、アメリカ・シアトル。
マレーシアの「健康省」も今回の中国のコロナウィルスの拡散を座視することはないようで、KLIAで旅行者のチェックを初めた様子。
ニュースはここ(Health Ministry liaising with WHO on Wuhan virus)(英語)。
発生源は中国湖北省【武漢】ですが、マレーシアには「武漢からの直行便はない」様子。(コタキナバルにはある)
これは「FLIRT」というサイトで調べられます(ここをクリック)。飛行場の名前(空港コード)を入れればそこと直行便がある飛行場がわかります。ちなみに武漢は「WUH」で英語表記では「Wuhan」。どの国の飛行場もこれで調べられます。
ただ直行便がなければ乗り継ぎで旅行者は動くわけで
「中国の旅行客受け入れ停止」
を決めた国もある。北朝鮮ですが、SARS、エボラ出血熱の時にも同様な措置を取った。
しかしまぁ、今回のこれは世界的大流行、パンデミックとなるのかどうか。これは誰にもわからず。
ただSARSとの違いが言われていて、
「現在のところ、死亡率は2%。SARSは7%」
とのこと。
問題は「春節の休みに中国人の大移動が起きる」ってことですよね。この休暇時期に「30億人」が移動すると言われている。え?30億人?桁が違うんじゃない?と思いましたが、これは「延べ」であって、長い休暇を取る人の中には「旦那の実家」「嫁さんの実家」「子供の帰省」「子供に会いに行く」「観光旅行」をするようで、「片道を一回」と計算すると述べ30億人が移動するということになるらしい。
日本語のニュース、情報を探しますと「恐怖を煽らない」という考えが基本にあるのか、「正確な情報が少ない」ような感じがします。でも「油断するなよ」でまとめる、みたいな。
ま、それはそれで正解なんでしょうが、「事実だけをきっちり知りたい場合」は私は海外の情報の方が良いと思っています。
といいつつ、日本の報道。
ここで気になることは、アメリカシアトルの患者は「武漢からの旅行者」ではなくて、「武漢を旅行した人」であること。また医療従事者にも感染していることから、「感染力は弱い」とは言えないですよね。
そして中国の専門家が「ウイルスは感染者に適応し変異している」と明言したこと。
先進国はうまい具合に水際で止めることが出来ても、発展途上国でそれが蔓延するとかなりとんでもないことになるはずで、それを警告するアメリカの専門家もいる。
マレーシアはちゃんと止めることができるんですかね?この専門家は「東南アジアは大丈夫か?」と言っていて、その中に「マレーシア」という名も出している。