リンギットの為替交換をどうするべきか。リンギットは爆下げ中。

我が家の場合は多くの日本人の方々とは違って「米ドルからの両替」ですが、今から今後の方針を考えています。

基本的には「生活費のためのリンギット」ですから、「為替売買で利益を出す」のとは違う見方をしています。必要な額はリンギットが高かろうが安かろうが両替しないとなりませんから。

ただその中でも「時期をちょっとずらす」「交換する額に変化をつける」ことで、多少でも有利になれば良いなレベルのことを考えているのはいつも書いている通り。

チャートを見ながらどういうタイミングで両替するかの私の考え方も今まで何度も書いてきた通りで、お金の実際の管理をやっている長男にもそれは教えているし必ず二人でチェックしながら決めています。

でも今回は、長男は決めたことをせずに自分で勝手にタイミングを図って両替したんですよ。

ばかやろ~~ってなもんですが、あいつの方が私よりちゃんと値動きをみていたのはちょっとびっくり。

1のときに、リンギットは下げトレンドにあるけれど、「下げ止まり」に見えるしトレンド続行だとしても「1-2週間前に両替するより間違いなく良い」のだから、当面必要なリンギットを確保しようとしたのはブログに書いた通り。

ところが長男は両替しなかったんです。おい、何やってんだ。決めたことはやれと文句を言ったのが2の辺り。

両替を遅らせたことは結果的に値動きから見れば正解ですが、「決めたことをやらない」ってのは絶対に駄目なんですね。これを許してしまうと、その都度あーでもないこーでもないと怒涛のようにいろいろな考え方に襲われて、結局ですね、「自分の中にある欲望と恐怖」が主導権を取ってしまって、わけわからない事を始める。損切りできないとか、それどころかナンピンして平均値を良くしようと買増することまで起きてしまう。

そんな話を長男にコンコンとして、「うん、わかった」と言ったのに、あのバカ、また両替を遅らせたんですよ。

で、実際に両替をしたのは3の場所。

結果オーライですが、決めたことをしないのは本当に、絶対に駄目。

でも彼は、コロナウィルス関連での世界の動きから、「次の下げ止まり確認しよう」としていたんですね。私が「バカヤロー、早く両替しろ」と言った時には「下げは続行中」だったわけですから、彼流に「微妙にタイミングをずらしたほうが良い」と思ったんでしょう。そしてそんな時に「マハティール首相辞任のニュース」。確かにそのニュースが駆け巡って、KLSEも暴落に拍車がかかった。リンギットも同じ。

KLSE。マレーシアの株価指数。

そして長男は、一瞬、下げ止まって戻ったところで「目先の下げ止まり」と判断して両替した。それが3。でもこれも「下げ止まり」なだけで、今後どう動くかはわからない。下げトレンドは続行中と読みます。

私は「決めたことはやれ」とずーっと言い続けてきたわけですが、振り返ってみると長男のほうが冷静に情勢と値動きを見ていたのがわかる。

なんだか「うるさい頑固ジジー」VS「現代の冷静な若者」みたいな構図ですが、一体どうあるべきかが私には良くわからなくなってきました。

どちらも正しいと思うから。

ある意味、長男がトレーダーとして育っているのを垣間見れたという良さがあるものの、決めたことを守らないというのはトレーダーとしては致命傷になる一番の原因でもあるんですね。

ここで「有利に両替できたのだから良いじゃないか」ってのは駄目なんですね。それは結果論でしかないんですから。

今回の私と息子のズレってこのまま放置できないわけで、今後どうするべきか、はっきり決めないとなりません。

私としては「決めたことは守る」ことをまずトレードの根本にしないとならないのを長男にわかってもらいたいのと共に、自分の頑固さや読みの甘さもわかるわけで、「老兵は死なず。ただ消え去るのみ」みたいなことを感じるんですよ。

つまりですね、私も長男も両方とも【トレーダーとしては中途半端である】ってことじゃないんですかね。

今回の教訓はそれであると決めて、今、波乱続行中のマーケットで次の手を二人で考えようと思います。今の時点では両替の必要はありませんが、このチャンスを逃すべきではなくて、半年、あるいは1年分程度の生活費の確保はしても良いかもしれません。

そのチャンスが来るのかどうか・・・。とりあえず、今は「リンギット安のトレンドに変化はなし。暴落は続行中」とチャートから読みます。これは単なる「私の決め事」であって、実際にどうなのか、今後どうなるのかはわからない。

ところで、日本円は?となりますが、我が家は日本円とは全く縁がないので真剣に見ることは少ないのですが、かなりややこしい状態だと考えています。

まずですね、世界が波乱含みになった時には「円高になる」のが今までのパターン。円高になるのは円が信頼されているからという人もいますが、私は「リスクオフ」になって世界から円が還流するから円高になると考えます。

ところがですね、今回の世界の騒ぎで、円高になるのではなくて円安になったんですね。円が売られたと言うより、ドルが買われた面もあると思うのですが、どちらにしても円安・ドル高に動いた。

これをどう考えるかが非常に大事で、これがわからないと大きな戦略も考えられないんじゃないですかね。

そしてマレーシアも問題を抱えていて売られている。「円安の中でのリンギット安」なんてどう動くかわかります?私にはさっぱりわからずです。

ただですね、今の時点では「円安から、急激に円高にふれている」んですね。

USD/JPY

これを世の中の評論家がどう読んでいるのか知りませんが、私は311の東日本大震災を思い出すんですよ。あの時は、まず一瞬円高に振れて「原発の状況が毎日わかるにつれて、もう日本は駄目になる」という不安が広がり、また各地の被害の大きさもわかってきたころ、円が売られたんですね。

ところが、その後、突然、円高に振れて、それが長く続いた。

つまり、「日本は大変なことになる」と考えた日本の企業、投資家も、「海外から資金を手元に戻す」という動きに出た。つまり「リスクオフ」が起きたのだと思っています。

さて、この急激な円高への戻しはなんなんでしょうか。

私は常日頃、2020年は大波乱の年になると考えているのをブログに書き続けてきました。その理由は、「米中貿易戦争」と言われているものは「貿易戦争」ではなくて「地球の地図の作り変え」「文明の衝突」だと思っているから。この考えは今も変わっていません。だからその時にはリスクオフが起きて「円高になる」と考えていたわけです。

でも伏兵が出てきた。コロナウィルス。

これがどうなるのかさっぱりわかりませんが、これの世界経済への影響が大きいとなれば、リスクオフは起きて円高になるんでしょう。日本の景気も悪くなれば円安に動くと考えがちですが、それだからこそ世界に投資している莫大なお金を戻して手元に置いていこうと考えるようになる。

今、それが始まったのかな?と思いつつ、値動きを見ています。

それを前提に考えますと、リンギットも安くなるはずですが、このリンギットの下げにはマハティールさんの件も絡んでいるはずで、動きを読むのはかなり難しいと思っています。

また日本のコロナウィルスの動向によっては「日本売り」も起きるはずで、それとリスクオフの円買いとぶつかって、結果的にどうなるかというのは私には想像さえできません。

それプラス、マレーシアの国内事情。

ですからチャートアナリストとしては、あまりファンダメンタルズにのめり込むこと無く、値動きを注視するべきだとは思うものの、こういう様々な事情がある場合は「乱高下するのが当たり前」なんですね。だからチャートを見ても判断はかなり難しくなると想像しています。

MYR/JPY。リンギット・円。

ということは?

「わからない時には何もしない」のが私の絶対のお約束ですから、高みの見物となります。ただ生活費の両替という絶対にしなければならないことがあるのであれば、何度も書いているように、チャートのオシレータと呼ばれる種類のインジケータでタイミングを探るとか、そんな面倒なことはできないのならば、「両替の頻度を上げる」というドルコスト法の考え方で、「上がっても下がっても影響が少ないようにする」のも良いんじゃないですかね。

デイトレ、超短期売買に関しては、毎日の乱高下は「日中足の大きなトレンド」として出てくることも多く、「チャンス到来」と考えても良いと思っています。

ただそれは911、311の時、近年で言えばブレグジット、アメリカ大統領選挙も同じですが、世の中の人達は慌てふためいているわけですから、ひっそりと行動することも必要かと。でも絶対に注目するべき時で、デイトレ、超短期売買の真髄を学ぶ時であるのはお忘れなきよう・・・。

ああ、それと「金(ゴールド)」の値動きは気にしてみていたほうが良いんじゃないですかね。私は金ファンドをHSBCシンガポールに勧められて買ったままずーっと保有していますが、金、金関連の商品を持っていないにしても、金の動向は見ていたほうが、何か閃くものを感じることがあるはず。

それとビットコインもちょっとは気にしたほうが良いと私は思っていて、どの国も隠れて(?)暗号通貨、デジタル通貨を出すタイミングを虎視眈々と狙っているようですし、ビットコインを投資対象と考えるのでなく、暗号通貨、デジタル通貨の動きが(なぜか)ビットコインに出てくるようで、これの動きも無視できないと思っています。

こういう波乱が起きた時には、「どうしよう、どうしよう」ではなくて、やっぱり「決めておいた通りの行動をまずする」のが大事だと思っています。それで一旦「ケリをつける」のは重要で、「損失をどうやって減らそうか」なんて考えては駄目だと思います。それがまさに自分の中の「欲望」が暴れている証拠であるし、「撤退(損切り、利確)」は冗談ではなくて「かなりの勇気が必要」なんですね。ここでは「売るといつも上がるんだよね~」なんてことは考えないのが大事。

そして「チャンス到来」と思ったら、身軽に動けるような状態に保つのも大事ですね。「あの時、ああしておけば」なんてのは考えても考えても解決方法って出てこない。とにかく自分の手法、ルールの通りに動く。これのみだと思います。ただし「トレンドの転換点」を見つけるのはとんでもなく難しいことであって、それを追い求めると「逆張り」が主体となってリスクは増大する。私は(撤退ポイントとしての)「下げ止まり」は探しますが、(出撃ポイントとしての)「トレンドの転換点」は絶対に探しません。そんなものわかるわけがないと最初から諦めています。でも反転かもしれないと思った場所では、第二波をよく観察して、第三波が来ればそれに乗るようにします(意味がわからない方はエリオット波動を調べてください)。

自分のルール?そんなのない。とするならば、とりあえず全て精算して、そういういい加減な自分をしっかり反省するべきじゃないでしょうか。そして「相場になんかもう手を出さない」と決めるのも賢い選択だと思います。

あるいは、最初からコツコツ勉強するか。その場合も、今のポジションは精算するのは大事だと思います。でも後ろ髪が引かれますよね?その思いが自分をもっと酷い状況に追い込むのがこの世界の常。

逆を言えば、自分の中から何を排除するべきかってのもわかるはずで、それが理解できれば相場は簡単かもしれない。

私の93歳の父ですが、彼もトレーダー(相場師)だった時期があるのはブログにも書いたことがあります。でも彼は2度も大失敗をして結局は足を洗って普通の仕事を始めた。この仕事も波乱万丈だったのですが、彼は「わが一族は絶対に相場に手を出してはいけない」という家訓を残しました。

でも大事な一言も言うんですよ。「相場は簡単だ。ただし、自分をコントロール出来れば・・」です。

トレーダーの敵、競争相手ってたった一人しかいないんですよ。それは「自分の中にいる自分」。他人は全く関係ない。

だからルールはしっかり作って、必ず守る。それしか敵を抑え込む方法ってないと思っています。だから巷では「システムトレードをするべき」というんですね。ただ私は人間の「脳」の凄さってあると思っていて、「裁量トレード」を否定しません。でもそれは私の場合は「買いサインを見送る」「早めの撤退」で使うのがほとんど。裁量での出撃は「思いつき」と大差ないと思っていて、一切採用しません。

 
 
 

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