コロナウィルス「その後」を考えないとならないのだけれど・・・

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世界がどう変化しようと誰が助けてくれるわけでもないし、年金などの不労所得に頼ることが出来ない我が家としては「その後」をどうするのか早め早めに考えて手当をしないと大変なことになる。

でも残念ながら将来を読むほどのスキルもなければ、未来を見る超能力もない。(笑)

そもそもこのコロナウィルスが本当に「いつかは収まるのか」ってことさえもわからない。

これはまさにインフルエンザと同じで、終息したとは言えないまま、あちこちで散発が続く可能性を言う専門家もいる。つまり、「常在化」するかもしれない。まさかぁとは思うけれど、ウィルスとはそういうもので我々人類と同じ様にこの地球で生き抜いて進化もしているわけで、人間の都合で危ないウィルスが消えてくれるわけでもない。

そういう意味でやっぱりワクチンは大事で、これが早く開発されるといいな、と。

また「耐性」というか「免疫」というか、一度感染するとそれが着くのかどうかもよくわかっていない。私が今、一番ヤバいと思っているのがそこで、耐性や免疫が着かなければ、同じことが何度も起きる。

一般的には免疫のある人が増えると、その人達がバリアとなって「感染は広がらない」ことが起きるんですね。「集団免疫」ってのがそれで、イギリスはその方向で行くと一度宣言した。でもすぐに変更。

人類の歴史ってそうやってウィルスや細菌と戦い、共存してきて今があるわけで、その過程では町や村が滅びたり、何千万人が死んだり、ある意味、「弱者が先に死ぬ」ことで生き延びてきたのかもしれない。これって話は飛ぶけれど、軍事の世界も同じで、「敵を殺してしまう」のが良いのではなくて、「地雷などで怪我をさせることの方が有効」という考え方がある。死んでしまえばそれでその人は終わりだけれど、「けが人を放置することは出来ない」わけで、一人のけが人が出れば、その弱者を助けるためにプラス二人は戦力から外れると。これを戦争では利用するのが常識。

つまりウィルスや細菌にしても、死なずに病人が増える状態こそが一番危なくて、それが起きただけで人類は滅亡する。弱者は死ぬってのは良いことで(歳よりも死なないと困る)、人間にそれを当てはめて言えばキチガイ扱いされるけれど、でも私達は動物でも植物でも「必ず間引きをしないとならない」のは知ってる。

北朝鮮で「感染者を処刑した」とか、武漢でも「まだ生きている人を焼いた」という噂があるけれど、こういうのは満更嘘じゃなくて、極限状態はどうなるかを知っている場合はそれも一つの手段として使うのだろうと思ったり。

実際にイタリアでも「トリアージ」が行われる段階になってきて、つまり「病状による選別」が行われて、「回復する見込みがない人は放置する」ようになった。老人に人工呼吸器を付け、ベッドが塞がるぐらいなら、その患者は「別の収容施設」に移動して、まだ若くて完治する可能性がある人を優先的に助ける段階に入ったとのこと。

これってダメそうな人はさっさと殺して埋めてしまえというのと全く変わりがないと私は思うわけです。

しかし医療崩壊するとそれも当たり前だと思うわけで、我が家だって「俺を助けなくてもいいから、息子を頼む」って思いますもの。

マレーシアはどうなるんですかね。

移動制限が言われても、平気で旅行に行ったり、遊んだりする人はいくらでもいて、結局は「もっとはっきり言わないとわからないのか」と政府による「戒厳令」に近いものが発せられた。それでさえもまだボーーっとしている人はいて、出歩いたりパーティーを開いたり、営業を隠れて続ける店があったり。

これにがっかりした政府はもっと強硬手段に出た。道路封鎖をしたり検問を増やし、「食料、必需品の買い物」以外には外出するなとはっきり言うようになった。また外出が許される、営業が許されるのは20いくつかの政府が認定した職業のみ。家族が他の家族に会いに行くことさえ禁止した。

なおかつ軍隊まで動員することに決定。

ここまでしないと「いかに大変な有事であるか」というのが理解できない人もいるのがマレーシア。

でも宗教というややこしい部分もある。本来、これを批判するのは簡単じゃなくて、批判する人たちは「自分が信じていることのほうが正しいと信じている」から批判ができるわけで、相手は相手で「違うことを信じている」ことに気がついていないのね。宗教を大事にする人は狂っているというように考えている様子。

でも宗教を大事にする人は、中には現世よりあの世を大事にする人もいるわけで、また何よりも神を恐れる人も多く、「神がやれということ」と「政府がやれということ」を比べれば、答えは決まってる。

「迷惑を考えろよ」ってのも、「自分にとって迷惑だと思う」からでしかなくて、相手にはそういう人こそ迷惑であり、神をも恐れぬ「死に値する人たち」ってことになるんじゃないですかね。

私もそこのところは気が付かなくて、なんでさっさと「モスクに行くのは禁止」「宗教行事も禁止」にしないのかと思っていたんですよ。でも政府関係者や国王の発言を聞くと、あああ、この国は宗教が中心になっている国だというのがわかった。半端じゃない気の使いよう。

これに文句を言うなら、お前がこの国を出ろってことになるんじゃない?

でもマレーシア政府は一歩踏み込んで、その手のことも禁止したけれど、それに宗教関係者が従うのかは別問題。また14500人のマレーシア人が参加したと言われるあの宗教行事でも、「参加した」と自己申告しない人がまだ3分の1もいる。

正直、勘弁しくれよとは思うけれど、ここはマレーシア。

そういう国を批判する権利はMM2Hの私にはなくて、嫌ならさっさと国を出ろってことでしかない。

これと同じ問題をインドネシアも抱えているようで、そして韓国でも新たな宗教がらみの感染者集団が出てきたり。またそれはイスラム教に限らず、キリスト教も同じ。

ま、結局は、個人個人が「正しく恐れる」しか防御方法は無いと思うのだけれど、問題はこの先。

「いつか収まる」

と誰しもが思う。なぜ?理由は?

私達はいつか「共存する」ことを真剣に考えないとならないステージに入るかもしれない。

嘘だろ?って思うけれど、イギリスはその線で行くと、一度は決めたじゃないですか。

また他の国々も「抑え込みではなくて医療崩壊を防ぐ段階さえももう過ぎた」国々もある。

マレーシアのこの2週間の移動禁止令ってタイミングとしては良いと私は思っていて、感染に広がりを抑えるのと同時に「感染者のあぶり出し」が進めば良いなぁと。

政府の意気込みを見ていると、本当に真剣なのは見えてきて、2週間でも足りなければもっと増やすだろうし、また本当に戒厳令さえ発令する可能性すらある。

でもこれを「ウイルスの蔓延」ではなくて「有事」と捉えれば、それがあっても全く不思議ではないし、それが出来るマレーシアに今、住んでいることを幸運だと思うべきかもしれない。

でもま、抑え込みに失敗してイタリアみたいなことになれば、今日67歳になった私としては寿命が短いマレーシアにおいては間違いのない「高齢者」であり、感染して入院が必要な状態になっても、「放置される」のは間違いがないんでしょう。

それもまた人生。しょうがないですよね。

でもそこまで酷いことにはならないにしても、今の時点でマレーシアも世界もかなり傷ついた。経済的にも耐えられる限度を越えてしまった感もあって、そして今、ピタリと収まるわけではないことを考え合わすと、「嵐が過ぎた後には元に戻る」と簡単には考えられないんじゃないかと思うんですよ。

ニュースで「金持ちが優良株を買い漁っている」なんてのがあったけれど、過去の優良株は将来の優良株であるのかもわからなくなってきたと言っても良いと思うくらい。

ただ「絶対になくならない業界」「コロナの後に栄えるであろう業界」はあるはずで、その中で有望な企業を探せば、きっと仕込み時ではあるんでしょう。でもそんなことは投資家の99%は同じことを考えているはずで、そうそうチャンスなんて無いのが普通じゃない?

でもそうだとしても私としては、世界が「幼虫からサナギを経て成虫になる段階」みたいな気もするわけで、もとに戻るのではなくて「生まれ変わる可能性」も高いと思うんですよ。新しい時代が始まる。

でもそれは「良い意味」でいうのではなくて、今、発生源の中国が調子に乗って「これをチャンスに影響力を強めようと動き出した」のは間違いがなくて、それにアメリカがブチ切れている。

また「台湾有事」も前から囁かれているけれど、もし中国がちょっかいを出すとしたら、私は「今がチャンス」とさえ思うわけです。世界が疲弊続ける間に、中国は一足先に復活できる可能性があるんですから。今、私は中国は「そのチャンスを見ている」ぐらいに思っています。

今、習近平は「経済再建」に力を入れて「工業の復活」もかなり頑張っている。これに成功すれば、弱小国は中国の手助けを大歓迎するし、今まで以上のサプライチェーンのネットワークを獲得できるかもしれないし、アメリカとの貿易摩擦にも勝てる。

それすなわち、香港、台湾で煮え湯を飲まされた習近平の「復讐劇の始まり」かもしれない。中国内部ではかなり危ないと言われていたわけで、ここで一気に挽回できるチャンスが来るのかもしれない。

とにかくコロナウィルスを「自然災害」のように考えては駄目で、これが過ぎ去れば元に戻るような単純なことにはならないだろうというのが私の読みです。

何度も書いた「石油戦争」も同じで、この機に乗じて「自国のポジションを良くしよう」と企む国は多いハズ。

ここを読まないと今後の対策って出来ないと私は思うわけです。

皆さん、石油ですが、ちゃんと調べてますか~~~。私はこのブログを始めて10年ぐらいになりますが、今までは具体的な「投資」に関しては書いたことがないはず。そういう事をするためのブログではなくて、「投資に大事なのは何なのか、一緒に考えましょう」みたいなスタンスでした。

でも今回の「石油」に関しては、これほどわかりやすいものはないのではないかと思っています。より下げたら「ナンピン買い下がりもOK」と思っていて、いつも書いている「ナンピンなんて愚の骨頂」とは違う考え方。(笑)

コロナ騒ぎが終わって、世の中がどう変貌するかはわからない。だからかつての優良企業がその後も優良企業かどうかもわからない。今回のことでどれだけ傷ついているのかもわかりませんし。

でも石油はまだまだ今の世界には必要で、世界が再始動を始める時に、石油は要らない世界になっているとは思えず。

また今の安値は、「我慢比べをサウジが仕掛けたから」であって、単なる「需要減、供給増」で下がったわけじゃない。ここがポイント。

つまり、どこかでサウジなりロシアが手打ちをすれば、必ず石油価格は元に戻る。トランプ氏も動き出しましたし、シェール企業という採算性が悪い業界を抱えているアメリカが一番困っているはず。そしてもしシェール企業に破綻の波が押し寄せてきたら「債券市場の崩壊に繋がる」わけで、これは今の「経済クライシス」に「金融クライシス」が追加されるわけで、世界は未曾有の大混乱に陥る。当然、通貨もやられるわけで、これを放置したい国はどこにもないはず。

だからこそ、今の状態は「我慢比べ」であって、この状況を利用して「自国の要望をどこまで相手に飲ますか」を考えているはずで、また場合によっては「アメリカのシェール産業に打撃を与える」ことを目的としているのかもしれない。

これがどういう結果になるのかわかりませんが、一つだけ間違いがないのは、「その後は石油価格を安定させる」ことを皆が考えているはず。このままの価格が続いたら、石油産油国は消えていくしか無いんですから。

そしてこの世界が混乱しているのに乗じて変な行動を始める国があるとすれば、それは当然、石油価格の高騰に繋がるわけで、今、石油に投資しても私には危険が見えないんですよ。

ま、その他、「コロナが終わったら・・」ということで考えることはいろいろあるわけですが、何度も書いているように、「どうやったら損を取り戻せるか」とか「どうやったら儲けられるか」ではなくて【自分はどうあるべきか】を真剣に考える良いきっかけにになるはず。

ああ、もう一つ書いておこうと思うことがあります。

「株買いのチャンス到来」は間違いなくあるようで、これは日本のバブル崩壊の時もそうだったのですが、「なぜ優良株が安いママ放置されているのか」という私の疑問に、「買いたくても金が無い。それどころか金を回収するために売らざるを得ない」と答えたプロがいたのを思い出します。

今、金(ゴールド)が下がり始めています。

これの理由がわかりませんが、「保有している金(ゴールド)を手放さなければならないほど緊迫している」という読みもある。

世界には金がジャブジャブ余っているはずですが、それが決して必要なところに回っているわけではなく、世界的に見れば「資金ショートで困っている」状態に入ったんじゃないですかね。

世界の「国籍のない大量の資金」が一体、今、どういう風に動いているのかが私には全く見えず、「安全なアメリカに逃げている」。つまり「有事のドル買い」という原点に戻ったのかとも思うけれど、どこかに消えてしまったような感じさえするのです。

ま、その辺のリサーチは進めていますので、なにか情報があればまたそれを書きますが、何か興味ある解説をご存じの方は是非教えて下さい。よろしくおねがいします。

 
 
 

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