これからが楽しみですね~~。
しかし日本を見ているとマレーシアと随分、国民の意識に差があるのがわかります。
面白いと思うのは、「緊急事態宣言が出たのに【感染者が減らないじゃないか】という意見」があること。
我々マレーシア在住者は、「すぐに結果が出るわけがないじゃないか」というのはわかりますが、日本はまだそんなことさえわからない人が多いのね。
でもマレーシアでも同じようなことを言う人は一ヶ月前にはいたわけで、そして段々と皆のコロナに対する知識、防御策もどんどん進化したのはマレーシア在住者のブログを見てもわかるし、私も過去には随分頓珍漢なことを書いていたなと思うし、日本も時間的なズレがあるだろうけれど、段々意識も高まるんじゃないかと期待しています。
でも感染者数の推移を見ると、やっぱり日本は「不思議な国」に思えます。ただ「検査が十分に行われていない」から【感染者が増えていない】のは間違いがないにしても、「公表された数字」を見ると、【本来は2週間程度はどんどん増えるはず】なのにそれが起きていない。それどころか緊急事態宣言が出された数日後にピークを迎えて下がっている。
グラフのグレー色は「確認中」。
こういう動きはマレーシアも同じでしたよね。MCOが始まっても二週間ぐらいはどんどん増えるはずなのに横ばいだった。本来なら緑のラインみたいな数字の変化になるはずなのに。
そういう意味では、感染者数より「死亡者数」の方が確かで、「コロナで死亡した全ての人がカウントされていないかもしれない」にしても死亡者数の方が正確なんでしょう。グラフのグレー色は「確認中」。
これで見ると、死亡者数はどんどん増えている。感染者数のように「ピークを打った」ようには見えない。
ただし、感染してから死亡するまでに平均、何日ぐらいなのかはわからず、感染者の数字は【感染】-【発症】-【検査】という日にちで大体2-3週間のズレがあるのはわかるけれど、死亡の場合は、「この後」に起きることだから、緊急事態宣言の効果が死亡者数の数字に出るのにはかなり時間がかかるんでしょうね。
しかし「検査が十分に行われていない」のは「検査の精度が低いにしても問題がある」わけで、「検査を増やしても意味がない」と言い続けた人は【スクリーニングには使えない】と言っていたはずで、【感染の疑いがあっても必要ない】とは言っていなかったはず。私もPCR検査の精度の悪さを考えると、大量検査をしたらわけがわからなくなるんじゃないかとは思うものの、【感染の疑いがあっても検査しない】のは変だと思う。
でもそれが是正される動きはあるようで、そうなれば数字上の【感染者は増えてくる】のは間違いがないはずで、そのデータを元に考えればこれから感染者は増えるわけで、【緊急事態宣言を一ヶ月で止めても良いようには見えない】はず。
また楽天が検査キットを販売して、法人用とはいうものの「陽性と出た~~~」という人たちは大騒ぎになるはずで、でも医療機関に行って「私は陽性です」と言ったところで「楽天のキットの結果を重視するはずがない」んじゃないですかね。やっぱり医療の現場では「症状を重視」するのだろうし、「確認のための検査をする」という基本は変わらないような気がしますわ。
「軽症」というのも私達が考える軽症とは随分違うのもわかってきて、「熱が出て」「咳も止まらず」「下痢もして」「立てない」様な状態でも医療現場では「軽症」だなんて私達には理解できない。
だから楽天の検査キットで陽性と出て病院に行っても、「熱も出ていないし、自宅待機ですね。再検査?必要ないです」なんて言われるのがオチだろうと思ってます。でも本当に具合が悪くてどうにもならない、しかも高齢者だとしたら楽天の検査キットも重要で、とりあえず調べてみるのは良いと思いますわ。自分だって、調子がおかしくなったら「自費の検査を受けよう」と思いますもの。
日本は「自宅待機」をやめて「ホテルで待機」の方針に変わったのは良いと思います。でもマレーシアは「鼻水が止まらなくても連絡しろ」という状態。随分差がありますよね~。
ま、マレーシアは終盤に入っていて、「漏れなく感染者をあぶり出すステージ」に入っているからだと思いますが、この注意書きを日本の人が見たらびっくりするんじゃなかろうか。
「風邪の症状があったら連絡しろ」というのと同じ。
実はコロナの感染が広がりだした時に、「もしかしたら日本に帰ったほうが良いかもしれない」なんてことを私も一瞬だけにしろ考えたんですよ。
今になれば、マレーシアにいてよかったと思う。
な~~んて安心していると谷底に突き落とされるようなことが起きるんですよね~。
私は今でも「日本のあんな程度のやり方、自粛」でも「感染者が減りだすことが起きるだろう」と思っていて、「不思議な国、日本」の【奇跡】を信じています。
皆、頑張れよ~~~。
三密、Social distancingにこだわらずに「ウィルスがどこにいるか想像力を働かせる」だけで感染は広がらないはず。逆に三密、Social distancingばかりに気を取られているとやられる。「物にくっついている」のを忘れるな~~。靴とか床にも注意しろ~~~。【感染者が歩いた足跡から感染する】というイメージが大切かと。
東京の感染者数。やっぱりこの動きはよろしくない。これから減るんだろうか。
大阪。
ただし、これから「PCR検査が増える」としたら、このグラフも全く意味をなさないことになるんでしょうね。
21日の記者会見で「専門家会議」が「東京の感染者数の増え方は鈍化してる」と言ったそうだけれど、検査もまともにしないでよく言うよと思いますよねぇ。
今の日本の状況、コロナに関する相談・受診の国の方針などがわかる。