日本では自粛要請だからそれを守らなくても違反にはならない。でも「私的制裁」が起きる。マレーシアでは「犯罪」となるにしても、緩和されたMCOはどこまでが違反でどこまでOKなのかが良くわからない。

日本の緊急事態宣言ですが、これはあくまで「要請」じゃないですか。

法的拘束力はない。

これって「できるだけ守ってください」という【努力目標】であって、人それぞれいろいろ理由はあって「私は守りたくない、守れない」ってのも許されるはずなんだけれど、「雰囲気で締め付けていく」のね。

これって「出る杭は打たれる」のと同じ。「皆と同じことをするのが当たり前」ってのと同じ。【全員が同じ金太郎飴であること】を社会が要求する。

私はこういうのはどうにも我慢ができない性格。

他県からの車に傷をつける。他県から来た人を罵倒する。自分の田舎に帰ってもいろいろ言われる。自治体が自粛しない店舗名を公表する、人は営業を続けた店舗を脅す。潰れてしまえと悪態をつく。爆破すると脅迫もある。そして感染者の子供はいじめの対象となる。海外在住者が日本に帰るのも非難の的となる。コロナを持ち込むなと。ネットで「日本にこれから帰ります」なんて表明しただけで炎上しているユーチューブやツイッターのアカウントがある。

311の東北大震災の時には世界が日本人の規律正しさに驚愕したけれど、それって「そうしないとリンチにあう、村八分になるから」じゃないですよね。でもあの当時、規律を守らない人に、周りはどう反応したのだろうか。それを私は知らない。

昔から火事場泥棒ってとんでもない犯罪。これって被災地に行って誰もいなくなった町で盗みを働くのも同じで、「日本人はそういうことはしない」のが常識ということになってる。

でも思い出すのは、あの311の時にも「空き巣(泥棒)をした逮捕者」はいたんですね。それを私はあるSNSに「こういうこともやっぱりあるんですねぇ」と書いたところ、私が叩かれた。「そういうことは書くな!」と。そういう人って綺麗事を並べて酔うアホだと思ったけれど、私はあえて反論はせず。でもその書き込みを削除することもしなかった。(笑)

今回のコロナでも、当初、マレーシアでも「日本人が敬遠される動きがある」のは言われていたけれど、大きな騒ぎになることはなかった。他の国では暴力沙汰が起きていたけれど、マレーシアではそこまでは聞いていない。

もしかしたら、「自制心がないから法律で縛る」というのが【世界の常識】であって、日本は法律で縛らない代わりに「私的リンチ、村八分」という「裏の法律」があるだけかもしれない。表向きは優しそうな顔をしても「罪を償った前科者を受け入れる社会ではない」し。

でもま、「誰も見ていない場所で財布を拾った」としても、それを拾得物として届けるのは常識化しているし、やっぱり多くの人の言う「民度」ってあるんだろうし、それによって「法律も変わる」のかもね。日本の法律とか規則、規律って「どうも性善説の上に成り立っている」感じがあって、そこを最近増えた外国人が利用して儲けていることもある。「他人の健康保険証」を借りて診察を受けることができるのもその一つなんだと思う。

マレーシアって、法律は法律としてちゃんとあるけれど、「ルーズである」「コネが効く」とかの抜け道が日本以上にあるのは間違いがなさそう。

そしてマレーシアの活動制限令は「要請」ではなくて「命令」で、これを犯せば「間違いのない犯罪者」。でもこれも当初は「法律は法律でも甘いんじゃないかな?」と思ったのだけれどそうでもなさそうで、「違反者は有無を言わさず逮捕」という例が多い。家の周りのジョギングでも逮捕。家族の葬式で集まっても逮捕。VIPだろうが政治家だろうが容赦はしない。大したもんだと思いましたわ。

でも逆に、こういう厳しい法律を日本人は理解できない様なのも見えた。「自分の責任でやっているんだから良いだろう」と日本的な論理を持っているんでしょう。上に書いたリンチ、村八分、前科者は受け入れないのも含めて、逆の意味で「日本人はそもそも法律を重視しない」のかもしれないと思ったり。

私には日本の「私的制裁・リンチ」も理解できないのと同時に、海外での法律違反が平気な日本人も理解できない。

ジョギングで逮捕された日本人も裁判で「これが攻撃に当たるとは思わなかった」と供述していたと報道にあった。つまりこういう違反は「公共、コミュニティに対する攻撃だ」ということがわからないのだろうと思う。「法律を破ろうが捕まろうが、それは【自分の問題】」だと思ってる。でもマレーシアでは「本人の問題ではない」という点がわかっていない。

やっぱり日本人には「法律の上に自分の善悪基準、価値観があってそれを重視する」という傾向はあるんだろうと思う。

自粛要請ならそれは努力目標であって、絶対ではない。でも法律違反をしていなくても攻撃対象となる。イヤミを言われる程度じゃ収まらない。

逆にマレーシアのような命令の場合はそれを犯せば「犯罪」であって、その犯罪とは「公共に対する攻撃」。テロリスト同じなのに、自分の考え方のほうが上に立つ人もいる。この場合は犯罪を犯したのだから非難も社会的制裁を受けるのもしょうがない(メディアに名前も出る)。逆に許す、野放しにする方がおかしい。

マレーシアでは「野鳥の写真を撮りに出た」人も逮捕。まさか彼も「公共に対する攻撃」だなんて全く想像すらしなかったろうし、「誰に迷惑をかけた?」「納得がいかない」と思っているはず。それを聞いた我々も「違反」なのはわかっても「公共に対する攻撃」とされるのがマレーシアのMCOだとは考えない。つまり、MCOってのは戦時体制下の「戒厳令」「条件付き外出禁止令」だと思えば簡単で、そういう「有事」とか「安全保障」とかの意識が日本人は低いから、こういう命令を簡単に考えてしまうんじゃないですかね。

この2つのことって根っこは同じじゃない?法律より「自分の基準、価値観が上位にある」という考え方。

ダボは大げさなんだから~~と思う日本人も多いはず。私も20年以上前にオーストラリアで逮捕され(道交法違反)、裁判所で判決を聞くまで日本的な考え方をしていたんですよ。「悪いのはわかってる。だから謝るし罪を受け入れるし、罰金を払えば良いんだろ?」と思っていたのだけれど、それじゃ済まないのね。マレーシアと同じく、まさか「これは公共、コミュニティに対する攻撃である」と断定されるなんて想像していませんでした。テロリストと同じ扱いですよ。

これもまた「郷に入っては郷に従え」「日本の常識を持ち込むな」ってことだと私は思う。

ただマレーシアのこの活動制限令(MCO)に違反して逮捕されても「前科はつかない」とのこと。

これからマレーシアはMCOは続くものの「一部緩和」される。でも私はまだこの内容が良くわからないのだけれど、「違反なのか、OKなのか」の線引がはっきりしないような感じを受けています。

例えば、営業再開したレストランに行く場合、10キロ以上離れても良いのか(多分、駄目)。3人で車に乗っていって良いのかとか(多分、駄目)。そんなこともわからない。どこを調べれば詳細がわかるのか、それさえもわからない。

以下のような、「サービス提供側」がどうするべきかというアナウンスはあるのだけれど、我々住民が従うべきルールが良くわからないのです。

ただマレーシアとしては非常に大事な「ラマダン、ハリラヤ」をどう乗り越えるかが今の最重要課題のはずで、それが終わるのが5月25日。そしてこの間のコロナの動きが見えてくるのがそれから2-3週間後。この時点で「大丈夫だ」という確信がないかぎり小さなガス抜きは再び行われるにしても、大幅なMCO解除はないんじゃないですかね。今までMCOはフェイズ1,2と続き今はフェイズ4ですが、もっと大きな枠組みのビッグフェイズ1が今進行中で、6月の半ばからがビッグフェイズ2として終息に向けた大きな動きが出てくるのだろうと想像しています。

経済界からのプレッシャーも相当なものだと思いますが、今までのマレーシアの動きを見ているとその経済界からの声に妥協するようには思えない。また国民の中には「今まで頑張ったのだから、中途半端なことはしないで欲しい」というコンセンサスができているように感じます。

そういう意味で日本って、国民の命も大事にしない、経済界も助けない。中途半端な妥協に妥協を重ねるだけ。これがまさに現代の日本を象徴しているように感じます。コロナだけじゃなくてその他諸々も同じで、「根本的な解決ができない」ように見える。これって政府、自治体、各省庁だけじゃなくて企業も「同じ日本病」に掛かっているような気がします。

RETAIL SECTOR

Shopping malls, supermarkets, departmental stores, pharmacies, boutiques, convenience stores/mini marts:

> Shopping hours 10am to 10pm;

> Workers to wear face masks at all times;

> Hand sanitisers at entrances; and

> Limited entry and exit routes into premises.

Laundry, including self-service:

> Customers allowed from 9am to 10pm; and

> No in-store WiFi service.

Clothing and fashion accessories stores:

> Shopping hours 9am to 10pm; and

> Customers not allowed to try on clothes.

Restaurants:

> Diners allowed 7am to 10pm;

> Customers’ body temperature to be recorded; and

> Dining tables must be 2m apart.

Furniture, jewellery, electric and electronics, books and stationery, hardware, and pet food stores:

> Shopping hours 10am to 8pm; and

> Body temperature checks.

Vehicle workshops, auto repair and auto spare parts:

> Customers allowed 8am to 9pm; and

> Body temperature checks.

Eyeglasses and optical shops:

> Shopping hours 10am to 8pm; and

> Body temperature checks.

Petrol stations:

> Operating hours based on state governments and local authorities; and

> Frequent sanitisation of pump nozzles.

TRANSPORTATION SECTOR

Air travel (domestic and international flights):

> Compulsory use of face masks for all before entering airport terminals;

> One-metre social distancing between passengers at check-in counters;

> Compulsory use of sanitisers for all passengers;

> Must be an empty seats between passengers;

> Planes must be sanitised after operations;

> Plane lavatory cleaned at least once every five uses; and

> Close contact to be avoided during meal services.

Taxis/e-hailing:

> Passengers allowed from 6am to 11pm;

> Only two passengers at a time;

> Online transactions encouraged; and

> Face masks compulsory for passengers and drivers.

Rail (ETS, Intercity and Komuter, MRT, LRT, Monorail, KLIA Ekspres, KLIA Transit):

> Passengers allowed from 6am to 11pm;

> Trains and facilities sanitised after every trip;

> Online ticket purchase, monthly passes and Touch ‘n Go encouraged; and

> Thermal scanners at all stations.The list of dos and don’ts can be obtained at the National Security Council’s website, which is updated from time to time.

上に書かれていることは「緩和された項目」であって、【書かれていないことは従来どおり】ってことみたいですね。

買い物に行くには同居する家族で「二人」、タクシーなども二人までってことになっているから、レストランに車で行くにも二人までなんだろうとは思うけれど、レストランで親族や友人と会うのはどういう決まりがあるのか(3人まで?)、車で二人(同居家族でなければだめ?)でゴルフ場に行き、10人以内のコンペなら良いのか?そして半径10キロから出てはならないのもそのままなんだろうけれど、そういうことをはっきり書いて欲しいわけです。

だからやっぱりこれは「一部緩和」というより、「このままではマズい小売店舗、企業の救済、フラストレーションが溜まっている人たちに対する【ガス抜き】にしか見えない」のです。

“Beginning May 4, almost all in the economic sector and business activities will be allowed to operate.

However, several types of businesses and social activities that expose people to the risk of being infected with Covid-19 will still not be allowed.

これが答えか・・・・。

コントロールを効かせることができる「ビジネスセクター」を一部緩和して、コントロールするのが難しい住民サイドは、「ちょっとだけ緩和ね」みたいな。

でもま、それが正解なんだろうとは思うけれど、もうちょっと詳しく知りたい。

 
 
 

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