マレーシアの行動制限令はほぼ解除となった。
一応RMCO(Recovery Movement Control Order)ってことでリカバリーの移行期としての若干の制限は残っているものの、我が家としては全面解除と同じ。
新規感染者も減ってきて、それでも毎日出てくるのは「海外からの流入・帰国」や「外国人労働者」、「特定されたクラスター」が大半で、私達日本人在住者がそういう人たちと接触することもほぼなさそう。
ラマダン、ハリラヤも心配したようなことは起きていない様子。
正直なところ「危険は去った」ような安心感もあるし、かつての日常に戻れるのは嬉しいことは嬉しい。
でもやっぱりそれって「健常者」「若者」の感覚じゃないのかなぁ。
年齢別の感染者数だけれど、日本のを見てみる。
やっぱり危ないのは年寄りと持病を持っている人なんでしょう。
そういう意味では「死亡したり重篤になることが稀な若者たち」も行動制限に協力したってのは皆さん偉いと思いますわ。「ただの風邪と同じ」なんて暴言を吐く人たちは極端だとしても、若者が我々年寄と同じ感覚でコロナの蔓延を捉えていないのはわかる。極論を言えば「若者が老衰を気にしない」のと同じ。やっぱり「自分の周りには【守るべき】弱者が居る」からなのか、国によってはそれを守らないと「罰則」があったり、法律的には問題がなくても「社会的制裁を受ける」からなのか。
どちらにしても「注意しないとならない人たち」だけではなくて「全体が協力した」のは間違いがなくて、そういう意味でまだまだ世界はまともなんだな、なんて思う。
でもこのマレーシアの「ほぼ解除」ってのは「感染したらヤバい人たち」にとっては「法的な保護がなくなった」のと同じで、そもそも「大した問題ではなかった若者」を含め多くの人達が自由に行動を始める中で、【感染する可能性は別】にしても【感染したらヤバいという事実】が変わったわけでもない。
【行動制限の解除】は【後は自己責任でやってください】というのと同じ意味でしか無いと思う。
我が家では、私は年寄り、ヨメさんは呼吸器系が弱い。そして行動制限が始まってから一度も会いに行っていない私の父は93歳。
ま、私はどうなっても覚悟は出来ているにしても、ヨメさんやオヤジが感染することを考えるとゾッとする。
ということで、我が家では「当初の行動制限令」をそのまま継続ってことになりますかね。
でもとりあえずは、オヤジの顔を見に行くのと、お線香をあげることも出来なかったオフクロの遺影に線香をあげに行こうと思う。
皆で揃っての「会食」はまだまだ先になりそう。
それと私とヨメさんとの「Social Distancing」は今後も長期で続く気配。(笑)
離婚話が出ていないだけでも良しとしますかね。DVも我が家では起きていないし。 (^_^)v